非業夫人 売り飛ばされた母親は拷問ショーで肛門喪失・牝去勢・四肢切断で人生終了 作:高牧園
――闇組織の持つ施設の一室には、悪趣味なオブジェが飾られていた。
禁欲的なまでに真っ白なこの部屋に、そのオブジェが――琴香が埋め込まれてから、もう五年ほどになる。力なくうなだれる琴香は睫毛を震わせながら薄目を開け、自身の惨憺たるありさまを見下ろした。
琴香は身体をV字に折りたたまれる形で固定されていた。下半身は折りたたまれ、膝あたりは壁に埋め立てられている。壁に埋もれた爪先は頭の上にあり、脚は少しだって動かせない。
胴体も同じように壁に埋められ、顔と乳房、それに両手だけが壁から出ている。しかし可動域はごく狭く、あくまで琴香を使う男たちのためだけにそれらの部位は出ているに過ぎない。
「っぅ……あ……」
か細い声を漏らす少女の口から白濁が垂れる。
壁に埋め込まれた琴香は、男たちの欲望を満たす便器として使われ続けている。全裸で壁に埋められ、壁から出た部分は何もかもが性のはけ口として使われる。髪や手、乳房まで精液で汚された琴香の二つの穴は、見ていられないほど穢され尽くしていた。
「う、ぅ――」
息をするだけで股間から垂れた白濁汁が糸を引き、足元の精液溜まりを大きくする。
繰り返しほじられたアヌスには今はディルドで栓がされているが、菊座と繋がる場所からはジワジワと白と赤が滲み出る。アナル処女を失ってからもう何年も経つものの、琴香を手荒に扱う男たちのせいで、菊門は前後に裂けてひどい痛みを伝える。
「……ぅ、あ……」
睫毛に乗った精子が目に入る鋭い痛みに呻きながらも、琴香は正面を見る。
琴香の向かい側の壁にいるのは母親の理沙。しかし、理沙は琴香以上に悲惨な有様で、琴香の視線にも気付かずぼんやりと虚ろな表情を浮かべている。
「――」
乳房と腹を除き、胸元を壁に埋められているのは琴香と同じ。
しかし、壁に埋め立てるはずの四肢を持たない理沙は、痛々しい手足の切断面をあらわにしていた。
――五日間の拷問ショーを終えて、琴香は変わり果てた理沙と対面した。
今にも死にそうな理沙を前に琴香は取り乱し、理沙をここまで追い込んだ男に縋り付いた。おかあさんをたすけて、とだけ叫び続ける琴香に男は何か言ったが、琴香は何を言われたのかもう覚えていない。とにかく母を助けるためにと全てに頷き、差し出された書類の全てに自分の名前を書き――そして、母娘ともどもこんなことに成り果てたのだ。
「――」
四肢切断の傷の治療を受け、意識を取り戻した理沙が見たのは、壁に埋められた琴香が大勢の男の慰み者になる姿。
死ぬ気で五日間の自傷拷問をやり遂げた先に待っていたものを前に理沙の精神は壊れ、今は物言わぬ死体も同然。それでも琴香が犯され始めれば虚ろな瞳に涙を浮かべる理沙の顔には、何人もの精液がかけられる。
「――」
付け根から手足を失った理沙の断面は、手荒に縫い付けられている。
すでに断面は新しい皮膚に覆われているが、縫合痕は赤黒く痕を残す。見るからに痛そうな切断面をつまんだり引っ張ったりする男は大勢いて、彼らのせいで傷は何度も開いては半端に治るのを繰り返している。
豊かな乳房の先端を飾るピアス穴も化膿して赤らんでいるが、何より痛々しいのは肛門だ。
鉄パイプを飲み込まされて焼け爛れた菊座はいびつに変形し、排泄器官とは思えない形だ。ぐにゃりと歪んだ形で治癒してしまったせいで神経は傷つき、アナルセックスのたびに鉄パイプを挿れたあの日の痛苦が蘇る。
「――」
そして、琴香と同じく、膣穴からはスペルマが垂れ続ける。
子宮を失った胎の奥には何十人もの精子が詰め込まれ、腹は不格好に膨れている。細身なのに下腹部だけを奇妙に膨らませたせいで、素肌に刻まれた『人権放棄済み』の焼き印も歪んでしまっている。
「――ぉか、……ぁ、さ……」
唇から精子を垂らしながら琴香が名前を呼んでも、理沙は反応しない。
――こうして、理沙と琴香の人生は閉じる。
肉玩具として使い潰される日々がいつ終わるのかは、誰にも分からないことだった。
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