今回は第11夜の裏話的な感じです。保健室で京也への愛しさと性欲を抑えきれなくなったアルフが彼に襲い掛かってフェードアウトしてからの出来事になります。
学校で授業を受けている最中にノスフェクトが出現し、態々学校まで来たアルフにそれを知らされ急ぎ倒して学校に戻った京也。当然周囲の人間には自分が仮面ライダーである事は伏せている為、教師や学友達には体調が悪くなったと偽って教室を抜け出した。なので形だけでも保健室に向かい、一度は養護教諭に診てもらったと言う事実を作らねばならないとノスフェクトを倒し学校に戻った。そして飛び込む形で保健室に入った京也だったが、何とアルフが学校までついて来てしまっていた。
アルフが学校までついてきたのにはちゃんと理由がある。それはアリバイ作りの為に飛び込んだ保健室の養護教諭を催眠光で多少強引だが協力者とする為であった。これで今後授業中にノスフェクトが何処かで出現するような事になっても、養護教諭に口裏を合わせてもらえる。
そこまでは良かったのだが、授業が終わると揚羽と実里が京也の事を心配して見舞いにやって来たのだ。それ自体は純粋に嬉しいのだが、この時はマズかった。何しろアルフは学校に通っていない。そんな彼女がここに居るのを見られては騒ぎになる。慌てた京也は勢いでアルフと一緒にベッドに入り布団を被る事で彼女を隠す事にした。
これで一時は凌ぐ事が出来ると思ったのだが、揚羽達の相手をしながら京也は己のミスに内心で顔を青褪めさせながら表情は赤くなっていた。
アルフは基本的に衣服に頓着しない。と言うより裸体で居る事にあまり抵抗が無い。今でこそ一応最低限局部を隠せる程度には衣服を身に着けるようになってくれてはいるが、それも裸体の上に直接サイズの大きなパーカーを身に着けてくれていると言った程度であった。当然下着など身に着けてはいないので、下から見上げるような事があれば茂みの薄い股間が丸見えになるし、押さえる物の無い豊満な乳房は少し動いただけで大きく揺れ動く。ましてや体を密着させたりしようものなら、巨乳の感触がかなりダイレクトに伝わるくらいだ。
揚羽と実里の2人の相手をしている間、京也は衣服越しに感じるアルフの乳房の感触に内心でかなりドギマギしていた。それを2人に悟られないよう、アルフに大人しくすることを願う意味で強く抱きしめるとその際に彼女の乳房を掴んでしまった。ただでさえ布団の中と言う閉鎖空間で京也の匂いに包まれて興奮してきていると言うのに、この上更に胸を揉まれてアルフは堪らず声を上げてしまう。
「んぁ……!」
(ちょ、アルフ……!?)
アルフが咄嗟に上げてしまった嬌声に、直ぐ傍に居る揚羽が気付き周囲を見渡した。だがまさか京也が寝ている布団の中にアルフが隠れているとは思っていないからか、肝心のベッドの方には視線を向けない。さらにアルフの声が聞こえたのは揚羽だけだったことも幸いし、聞こえなかった実里が声の存在を否定した事で揚羽も引き下がった。養護教諭が京也の偽りの容態を理由に2人を教室に戻らせたことも関係している。
お陰で揚羽と実里の2人は教室に戻ってくれて、アルフを隠れさせていた事が露見して騒ぎになる事は防がれた。それは良かったのだが、本当に大変だったのはここからであった。
「はぁ~……あ、危なかった。あ、ごめんねアルフ、大丈……!?」
「はぁっ♡ はぁっ♡……き、京也♡」
布団の下で京也と密着していたアルフは完全に発情してしまっていた。京也の匂いに包まれ、京也の体温を間近に感じて、京也に触れられて興奮した彼女の京也を求める心はメーターを振り切ってしまっており、もう本人は勿論京也ですら止めようのない程の状態になってしまっていた。
頬を上気させ潤んだ目で京也を見上げながら布団の中から這い出てきたアルフは、更に彼を求めて首筋に顔を近付け荒く熱い吐息を吐きかけながら赤い舌を這わせた。
「ん、京也……♡ はぁ、はぁ♡……ペロ、レロ♡……京也ぁ……♡」
「ぅあ……! ま、アルフ待って……!」
興奮しながら甘えてくるアルフに京也は慌てた。アルフは恐らく誰もが認める美少女だ。そんな彼女がこんな風に興奮しながら甘えてきたら、とてもではないが理性が持たない。家でならこの際幾らでも盛っても構わないが、流石に学校の保健室で行為に及ぶのは色々とリスクが大きい。
それに養護教諭の先生も居るからと京也が渋れば、アルフは今の彼女が催眠状態で何をしても気にしないと言う事を告げた。
「大丈夫……今、あの人、私達に協力的……私達のやる事、何でも見逃す。だから大丈夫」
「いや、そう言う問題じゃ……」
幾ら黙認してくれるからとは言っても、だからと言って人がすぐ傍に居る状態で愛し合えるかと言われれば話が別だ。流石に気まずいにも程がある。
だが頭では渋る京也も、心ではアルフの事を受け入れてしまっていた。当然だ。彼だってアルフの事は好きだし、彼女が求めてくるなら受け入れてしまう。
何より少なくとも今から数十分の間はほぼ確実に人は来ない。今はちょうど授業中だ。途中で気分が悪くなった生徒が出ない限りは邪魔が入る事は無い。
そんな誘惑にも等しい、或いは免罪符とも言い訳とも言える事を考え出すと気持ちがどんどん傾いてきた。このままアルフの誘いに乗り、欲望と快楽に身を委ねても良いのではないかと思えてしまう。
「…………うふっ♡」
そしてそんな京也の心境の変化を、彼の徐々に欲望を滾らせ始めた視線と熱を帯びてきた吐息からアルフは察した。あと一押しで彼をその気にさせられると理解したアルフは、彼の理性を崩壊させるべく着ていたパーカーのファスナーを開きその下に隠されていた乳房を露出させる。アルフはそのまま彼の上に覆い被さる様に四つん這いになり、京也は目の前で揺れ動く豊満な乳房に視線を釘付けにさせられてしまっていた。
「う、あ……!」
「いいよ、京也。好きにして、いいよ♡」
そう言って態と胸を揺らし、ピンク色の綺麗な乳首が京也の目前でユラユラと揺れる。
そんな光景を前にして、何時までも理性を保ち続けていられるほど…………京也の精神は我慢強くは無かった。
「あぁっ♡ あっ、あっ、あっ、あっ♡ んんっ♡ んぁっ♡ あ、あぁ、あはぁぁっ♡」
本来であれば体調を崩した生徒が体を休める為に存在するベッドの上で、淫らな宴が行われていた。
下着をズボンごと乱暴に脱ぎ捨て、制服の前もはだけさせた京也の上に跨ったアルフが淫らに腰を振って嬌声を上げている。来ていたパーカーは肩の下で引っ掛けた半脱ぎの状態で、押さえる物が無くなった乳房は彼女が上下に動く度に派手に跳ねて乳房同士でぶつかり合い時折拍手するような音が響いていた。
「あふっ、あっ、あぁっ♡ 京也ッ♡ んんぅっ♡ 京也ぁッ♡ あっ、あんっ♡」
「うぅ、くぁっ! あ、アルフ……!」
京也が下から突き上げ、アルフが上から腰を落とす。その度に彼の肉棒が彼女の膣奥を激しく突き上げ、下腹部を突き破って来るのではと言う程の衝撃に膣肉は快楽のあまり収縮し、締め付けられた肉棒はその中を押し広げかき分けて膣内を掻き回す。その快楽にアルフは更に顔を蕩けさせ、脱力と緊張を繰り返して振り回されるように体を前後左右に揺らしていた。
「あぅ、あぁぁっ♡ イイッ♡ 京也ッ♡ そこ、もっと♡ あっ、あっ、あっ、あっ♡ あぁっ、あっ♡ んんんっ♡ ふぁ、あぁぁぁぁっ♡」
何度も下から力強く突き上げられながらも、アルフは腰を自ら上下だけでなく前後左右に円を描くように動かし自ら京也の肉棒で己の膣内を掻き回した。京也は彼女の腰の動きに肉棒がそのまま持っていかれてしまいそうな快楽を感じつつ、まるで彼女を振り落とさん勢いで激しく突き上げた。あまりの激しい突き上げに、アルフも全身をガクンガクンと大きく揺らし振り落とされそうになりながらも指を絡める様に彼と手を繋ぐ事で堪えた。
「ん゛ぉ゛ぉ゛ッ♡ お゛っ、お゛っ、お゛っ、お゛っ♡ お゛ほっ、お゛ぉ゛っ♡ んぐ、んぁぁぁぁっ♡」
「はっ、はっ、はっ♡ あはっ♡ あぁ、んんんっ♡ 京也、しゅき♡ もっと、もっとぉ♡ あっ♡ そこ、イイッ♡ イイの、気持ちイイ♡」
「あっ、あっ、あっ、あっ♡ あ、あ、あ、あ、イクイクイクッ♡ イクイクイクイクッ、イクゥゥゥゥゥゥッ♡」
少しでも長く京也の肉棒を堪能しようと絶頂を堪えていたアルフだったが、理性を手放し彼女の膣内を抉る事に夢中になっている彼の激しい突き上げに何時までも耐える事は出来なかった。寧ろ耐えようと膣内を締め付けた事で逆に膣内を掻き回す肉棒の感触を鮮明に感じてしまい、快楽が脳を殴りつけ一気に絶頂してしまった。
そして絶頂のあまり膣内が激しく収縮し痙攣すると、それに刺激されて京也もまた欲望を解放し彼女の膣内に射精する。アルフが絶頂を堪えていたように彼もまた射精を堪えた結果、熱く煮え滾った精液が噴水の様に子宮の中に解き放たれ子宮壁を焼きながら満たしていく。その感触が快楽を畳み掛け、絶頂したばかりだと言うのにすぐに二度目の絶頂が襲ってきた。
「お゛ほぉっ♡ な、中に、出てるぅ♡ 京也の、せーえき♡ 私の、お腹の中、一杯にぃ……♡ イ、イク……♡ また、またイクゥッ♡」
体を弓なりに反らせて絶頂の余韻に浸っていたアルフは、大きな波が過ぎ去ると脱力し前のめりに倒れてそのまま彼に抱き着いた。乳房が彼の胸板に潰される甘い快楽に身を震わせながら、聞こえてくる彼の心臓の鼓動音に心地良さを感じて身を委ねたくなる。
「はぁ……はぁ……はぁ……♡」
しかし同時に密着した事でまた間近に感じる彼の匂いに、アルフは精液で満たされた子宮が疼き出すのを感じた。同時に喉の渇きを感じた彼女は、同じく射精に体力を使って動きを止めて休んでいる京也の首筋に再び牙を突き立て血を啜り始める。
「あふ、あ……♡ 京也……♡ ん、カプッ……」
「んぐぅっ! う、あ……! ま、待って、アルフ……! 少し、休ませ……ぐっ!」
考えてみれば京也は先程戦いを終えたばかりなので、普段に比べれば体力を消耗した状態であった。そんな状態での激しい性交の連続は体力的に少し厳しい。体は休息を欲していたのだが、それもアルフに吸血されてしまえばどうでもよくなってしまう。疲労を性欲で塗り潰し、只管に快楽を求めて目の前の魅力的な女体を貪る事しか考えられなくなる。
とは言え、流石にアルフも京也を酷使する事には罪悪感の一つも感じるのか、一方的に彼をその気にさせるだけでなく彼も少しでも楽に楽しめる様にとする策は講じていた。
アルフは吸い上げた血の幾分かを口の中に残すと、自身の唾液とエネルギーを混ぜて彼に口移しで分け与えた。即席で体力を少しだが回復させようと言うのだ。全快とまではいかないが、もう暫くはセックスを楽しめるようにと言う彼女なりの配慮であった。
「んむっ♡ んちゅ、レロッ♡」
「もご、むぐぅっ! んく、んく……んむぅっ!!」
が、ここでアルフはある意味で判断を見誤った。アルフとしては少し体力を回復させる程度のつもりでエネルギーを分け与えたのだが、上級ノスフェクトは人間に比べて遥かに強靭でエネルギーにも満ち溢れている。アルフは完全な状態ではないとは言え、上級ノスフェクトである事に変わりはなく京也と比べると体力・エネルギー共に有り余っていた。
そんな彼女が京也にエネルギーを分け与えればどうなるか? 答えは簡単、一気に満タン以上のエネルギーを補充した事で彼の体力は溢れんばかりに満たされてしまっていた。
それこそ、発散しなければ収まりが利かなくなるほどにである。そして今、彼はアルフの唾液に含まれる媚薬成分により理性を吹き飛ばされていた。この二つが合わさった結果、京也は正真正銘の獣となってアルフに襲い掛かる。
「うぐ、あぁぁぁぁっ!!」
「うあっ!? きょ、京也?」
突然起き上がった京也は、そのままアルフを押さえ付けるように俯せに寝かせると、突き上げられた尻を掴んで肉棒を捩じ込むとそのまま何度も激しく腰を叩きつけた。あまりの激しさにアルフも思わず目を白黒させ、見開いた眼からは涙が零れ落ちるほどである。
「おごぉっ♡ あ、はぁぁっ♡ ま、待って京也ッ! こ、これ、激しすぎ、んほぉぉぉぉっ♡」
流石にこれ程の激しさは彼女も意識していなかったのか、堪らず制止の言葉を投げ掛けようとするが膣奥を抉り下腹部を突き破る勢いで突き込まれる肉棒の衝撃と快楽にまともな言葉を紡ぐ事も出来ない。すぐに口からは嬌声が飛び出し、意味の無い声を吐き出す以外に出来なくなってしまった。
「あがっ♡ ひぎっ♡ い、ひぃぃっ♡ と、止まって♡ 止まってぇぇッ♡ イグッ♡ こんな、またイグッ♡ イっちゃ、いひぁぁぁぁぁぁぁぁっ♡♡」
アルフの制止の声も届く事無く、京也は二度目の射精で彼女を絶頂させてしまった。だが必要以上に体力を回復させてしまった彼の精力は衰える事を知らず、寧ろこんな物ではまだ物足りないと言わんばかりに絶頂の余韻が冷めていないアルフの膣内を掻き回した。
「ひぎぃぃっ♡ 待、待って♡ い、今、イったばかり♡ イったばかりだからぁッ♡ らめ、らめぇぇっ♡ またイグッ♡ イッちゃう♡ あひぃぃぃぃぃぃっ♡」
先程の絶頂に重ねる様に絶頂するアルフ。二つの絶頂が重なる事で、まるで共振するように快楽が増強し更なる快楽を呼び寄せた。結果体の中で荒れ狂う快楽が更なる絶頂を呼び込み、そこに更に京也の突き上げが加わって地獄の様な連続絶頂にアルフは視界が明滅し何度も意識が途切れそうになった。いや、途切れそうになった処ではない。実際に何度も意識は途切れている。ただ意識が途切れた端から快楽に叩き起こされているだけであり、結果として気を失う事も出来ず快楽に翻弄されていた。
「あへっ♡ はへぇっ♡ へぁぁぁぁっ♡ も、もうらめ♡ らめ、らめぇぇぇっ♡ イ、イきすぎて、も、もう、分かんない♡ 気持ちいい以外、何も、分かんないぃぃぃッ♡」
「いひぃっ♡ おほぉぉぉっ♡ また、中、出てるぅぅッ♡ 京也のせーえき、いっぱい出てるぅぅ♡」
「ぜぃ、ぜぃ、ぜぃ♡ あ゛、ん゛ぉ゛ぉ゛♡ お、おね、がい……きょ、京也、止まって、止まってぇ……♡ す、少し、休ませへぇ……♡」
汗と涎と涙でアルフの顔も全身もぐしゃぐしゃになってしまっていたが、京也の動きは止まることが無かった。彼は兎に角アルフの肢体を余すことなく堪能すべく、気付けば彼女が身に着けていたパーカーを完全に取り払うと、彼女の両腕を後ろに引っ張り激しく突き上げながらベッドから降り立ちバックの姿勢で何度も腰を打ち付けた。先程とは違う所を肉棒が抉り擦る感触にアルフは全身を震わせ、無意識の内に前に足を踏み出し周囲との仕切りとなるカーテンへと近付いて行っていた。
「あ゛っ、あ゛っ、あ゛っ、あ゛っ、あ゛っ、あ゛っ、あ゛っ、あ゛っ、あ゛っ♡ お゛、お゛、ん゛ぉ゛ぉ゛っ♡ ひぐっ、ひぎっ、いひぃぃぃっ♡」
床に汗と精液、愛液をこぼしながら、アルフがカーテンへと近付いていく。前に歩く彼女の動きに、肉棒が抜けないようにと京也は腕を放すと彼女の腰を掴んで美尻に腰を打ち付ける事に集中した。腰を打ち付けながら肉棒を円を描く様に動かし、膣内の精液と愛液を掻き混ぜる。その動きに思わずアルフは足腰から力が抜けてしまい、崩れ落ちないようにと咄嗟にカーテンを掴んで体を支えた。外から見ればカーテンに乱れるアルフのシルエットが浮かび上がった事だろう。幸いなのは、その光景を見る者が居ない事だ。
誰も見ていないと言う事が分かっているからか、京也はアルフを限界まで乱れさせようとするかのように肉棒を抉り込む様に突き上げ、激しいストロークにガクガクと体を揺らして乳房が躍る光景に手を腰から彼女の両乳房に持っていき、指が沈むほど強く揉みしだきながら乳首を摘まんで引っ張り弄ぶ。そうすると膣内が閉まり快楽が増す事を理解しているからだ。
「へぁぁぁぁぁぁぁっ♡ そ、それ、それらめぇぇぇぇ♡ 胸、弄らないれぇぇっ♡ 感じ過ぎて、あひっ♡ あひぃぃぃぃぃっ♡」
乳房を弄ばれ、胸から迸る快楽にアルフの膣肉は反射的に強く収縮してしまう。ぎゅっと肉棒を締め付けられ、その中を強引に前後に動くと膣内のヒダが京也の肉棒を激しく撫で回し絞り上げ射精を促した。その快楽に抗う今の京也ではなく、彼女が促してくるのならと言う感じで遠慮なく射精した。膣内で膨らむ京也の肉棒に射精が迫っている事を感じたアルフは、流石にこれ以上射精されたら受け止めきれないと首を振り制止の声を上げた。
「ひぃ、ひぃ、ひぃっ♡ ま、待って♡ 今、今はもうダメ♡ こ、これ以上、出されたらぁぁ♡」
必死に制止しようとするアルフであったが、元はと言えば彼女が蒔いた種であり自業自得とも言える。そもそも最初制止していたのは京也の方なのだ。それを振り切って彼をその気にさせた挙句、塩梅を間違えたとはいえ彼に続行させようと体力を回復させたのも彼女が原因だった。結局アルフは自分の行いのツケを払う形でお腹の中がタプタプになるくらい射精され、子宮が精液で押し広げられる感覚にカーテンを引き千切る勢いで握りしめながら絶頂しそのまま意識を手放してしまった。
「ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ♡♡ イ、イグ……♡ イグイグイグ、イグゥゥゥゥッ♡ イクの、止まらにゃい♡ も、もう、もうらめぇぇぇ…………」
如何にタフなノスフェクトも、まるでリミッターが外れたかのような京也の激しい責めには耐えきれなかったらしい。意識を失いズルズルと崩れ落ちる彼女を、漸く落ち着いた京也が我に返って慌てて支えた。
「ぁ、ぅぅ…………」
「はぁ、はぁ……ん? あっ! あ、アルフ、しっかりしてッ!?」
性欲が落ち着き正気に戻った京也は、今更ながら自分がアルフに対してとんでもない事をしてしまった事に気付き慌てて彼女の名を呼ぶが、度重なる絶頂で思考回路が軽くショートしてしまったアルフは彼の声に反応を示さない。揺すっても小さく呻くだけで意味のある言葉を口にしてくれない。
それだけでも京也から冷静さを奪うには十分なのに、この上更に畳み掛ける様に授業終わりのチャイムが鳴り響いた。他の生徒達が自由に動き回る、保健室に誰かが訪れる危険が一気に上がる時間帯。だが部屋の惨状は最早このベッドだけに留まるものではなく、性欲を暴走させた京也がアルフを限界まで貪った事で保健室の中は精臭に満ちてしまっていた。今更換気をしても確実に違和感を感じさせる。恐らく揚羽達はまた見舞いにやってくるだろう。京也の脳裏に最悪の展開が過り、胃が縮んで焦りに顔を青褪めさせる。
「全くもう~、あなた達何をやってるのかしら~?」
「うわぁっ!?」
どうしようどうすればいいと京也がパニックになりながら悩んでいると、出し抜けに投げ掛けられた言葉に心臓が飛び出るほど驚いた。慌てて声のする方を見れば、そこには何時から居たのかジェーンが佇み京也とアルフに向け呆れた視線を向けていた。普段はいつも(種類は違えど)ニコニコ笑みを浮かべている彼女がそんな顔を向けるくらい、今回の事はちょっと馬鹿らしいことだったようだ。
「ジェ、ジェーンさんッ!」
「仕方がないから~、今回は私が何とかしてあげるわ~。ほ~ら、先ずはこれに着替えて~」
そう言ってジェーンは京也に新しい制服を渡した。もちろん制服だけだと体に染みついた精臭は残るので、着替える前に濡れタオルなどで体を拭いてから着替え、アルフの事や後片付けをジェーンに任せて教室へと戻っていきそのまま授業を終え帰宅する事となる。
帰宅すると既にアルフとジェーンが京也の事を待っており、彼が帰って来るのを待ってジェーンからの2人への説教が始まった。
「全く~、仲良くするのは咎めないけれども~、時と場所は選ばなきゃダメよ~」
「ん……」
「えっと、その……ごめんなさい」
今回の事は京也はどちらかと言うと被害者に近いのだが、下手に反論すると倍返しされる未来しか見えなかったので今回は大人しく謝った。
その後、アルフには金輪際外出先で京也を誘惑するような事はしない事等を約束させるとジェーンは2人をその場に残して台所の方へと引っ込んでいった。夕飯の支度だろう。
残された京也は、学校での事を改めてアルフに謝った。
「アルフ……学校じゃ、本当にゴメンね。幾ら何でも、あんな乱暴に……嫌だったでしょ?」
正直あの時の事は鮮明に覚えているとは言い難い。京也自身あの時は途中から意識が朦朧としており、ただ只管に快楽を貪る獣と化していた。その原因を辿って行けば、結局幾つくのはアルフの迂闊な行動にあるのだが、自制心を維持できなかった事も原因だと彼自身は自分を恥じていた。あの時もっと強い心があれば、彼女をあそこまで追い詰める事は無かったのにと。
アルフは純粋だ。自分を苦しめるような事をする者に対して、距離を取る様になってもおかしくは無い。今回の件で彼女に嫌われはしないだろうかと内心でびくびくしながらも謝る京也だったが、彼の不安に反して彼女からの返答は穏やかなものであった。
「嫌じゃ、なかったよ」
「えっ?」
「京也なら、私……嫌じゃ、なかった」
まさかの言葉に京也が彼女の事を見れば、彼女は頬を赤らめ熱を帯びた視線で見つめ返してくる。その表情に学校での記憶がまざまざと思い出され、知らず知らずのうちに喉を鳴らしてしまう。
彼の内心を知ってか知らずか、アルフは殊更媚びる様にすり寄り上目遣いに見つめてきた。
「京也が望むなら……ああいうのも……」
「あ、アルフ……!」
誘惑してくるようなアルフの物言いに、京也はそのまま彼女を押し倒したくなる衝動に駆られた。だが今度はギリギリのところで理性を保ち、すり寄ってきた彼女を気合で押し返した。
「だ、駄目だよアルフ。そう言うのは、ホント、駄目……」
拒絶の意思を示す京也に、アルフがほんのり寂しそうな顔をする。彼女のそんな表情に京也の心がチクリと痛んだので、せめて彼女を安心させようと頭を優しく撫でた。
「ぁ……」
「もっと自分を大切に、ね? 僕だってアルフの事が好きだし、大事なんだからさ」
「うん……」
アルフからの誘惑に今度は打ち勝った京也。その様子を、席を外したと見せかけてこっそり隠れて観察していたジェーンは、本能を理性で抑えた彼の心の強さに満足そうに笑みを浮かべて今度こそその場を離れていく。
この時京也が見せた強い自制心が、後に活かされる事になるのを……この時の彼らはまだ知る由も無かった。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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