今の仕事が繁忙期に入っていまして、投稿が相当遅くなってしまいました。ご心配をおかけしたかもしれませんが、この通り、元気です。
今回はモミジです。モミジは〇リ体型ですが、それでいて手を出してたらと妄想がどうしても止まらない生徒でもあります。任務や指名手配、大決戦ではいつも助けられてばかりですので、こんな形でも恩返しができたらなぁ、と願って書きました。他にも、アイリとメグに関してはテコ入れをしてみました。今後の展開では2人に重要な役割を担ってもらおうと思っています。
最期に以前の報告にて述べたように、これから進められていなかった過去のシリーズをこれから完結させていこうと思います。お粗末ながらも愛読くださる皆様には頭が上がりません。今後ともよろしくお願いします。
pixivでのURL。
《 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=28469032 》
……見てしまいました。
お恥ずかしながら、本官は俗に言う「ポルノ動画」を今まで見たことがありません。見たことがない、というのは語弊があるかもしれません。最近ではネット広告でもそういったものが悪目立ちしやすくなったこともあって、誰しもが嫌という程は見てしまうはずです、多分。……はい、本官もその一人です。ちょっとした動画そのものは見たことがありますが、ポルノサイトにて無料で見られる動画そのものは初めてなのです。思えば、中学生のとき、クラスの男子たちが「俺○○ってサイトでエロ動画見たぜ~~」とよく自慢していたのを思い出します。本官はそんなものに負けるつもりはありませんでしたが、実際にサイトを覗くと、それはそれはあられもない姿を晒した動画が地図を作るように表示されていました。しかも、「女性向け」のボタンを押すと、細身で品の良さそうなイケメンがサムネイルに出てくるのです。見るまいと決心した本官でも、心のうずき、さらには陰部のうずきに耐えられず、両親が寝静まったのを見計らって自慰に耽りました。もちろん、動画ではあのイケメンが凡庸な格好の美女たちを犯しています。あの引き締まった身体に対して、彫像、怪物、はたまた銃剣のようにそそり立つ男のシンボルには目を奪われてしまいます。何て美しいんでしょう……。そんな美男美女がまぐわう姿を見てオナニーをすると、日頃の疲れも怒りも何もかもがスッキリして晴れやかになるのです。
……そうして、スッキリした後の余韻に浸っているときです。自動再生で出てきた次の動画がえらく印象に残りました。何せ、他の動画では女は躊躇うことなくパンツを脱いですっぽんぽんになったにも関わらず、この動画の女は最後までパンツを履いていたままでした。しかも、嬉しそうにしておらず、終始やり場のない怒りを見せていたのです。多分、キキョウさんやカノエさんならあーだーこーだと熱い議論を交わしているに違いありません。
それに、どうも既視感を感じました。この既視感、この既視感……。
……あ!あれです!
初めてカノエさんたちと会ったあの日、あの中にいた少女たちの中にずっとあの格好のままの子!月夜に照らされた緑色の瞳、茶色がかった髪、それに、丸っこくて優しい声。思えば、男の子に手を出すよりも彼氏を作ったり、キヴォトスでは数少ない男性向けのお店で働いたりしている方がしっくり来ます。あれだけ態度では夢中になっていたように見えても、パンツをずっと履いているのはどうも引っかかります。
気づくと、動画は既に終わっていて、また新たな動画に変わっていました。ぐったりと椅子に身を任せた本官だけの部屋で、その動画の喘ぎ声と体液の音はよく響いていました。
「おーーーっす!キリノぉ、浮かない顔してェ、何かあったかぁ?」
局長から頼まれた書類仕事をしていたとき、誰かから声を掛けられました。この声、少なくともフブキでも同級生たちでもありません。誰なのでしょうか。
「あ、あの、どちら様で?」
「えぇ⁈あたしンこと知らない⁈悲しいわぁ……。って、あたしだよあたし!志摩コノカ!姉御と同じ部署の!」
……姉御?ど、どちら様で?
「あ、えと、その……、姉御は」
「あ、ごめんごめん。つい口癖が出ちゃった。あれだよ、姉御は尾刃カンナ局長!って、あたしを知らなくても局長は知ってるでしょ?」
あ、こ、このアロハシャツの人……、局長と同じ公安局の志摩コノカさん!
頼まれた仕事の作業内容を忘れてしまいました。そして、空いてしまった口がいくらやっても塞がらなくなりました。
「た、たたた、大変失礼しました!コノカ副局長だとは存じ上げず」
「あぁいいからいいから!そういうの慣れっこだし」
「な、慣れっこですか?これが」
「うん。この前なんて班別対抗戦の後のピキった1年たちに連行されそうになったからね」
……副局長は大変ですね。
ただ、そう思われてしまうくらいには、副局長のオーラのなさは納得がいきます。公務には望ましくないアロハシャツ、考えもなく伸ばした髪、そして、チンピ、いや、少々ヤンチャな人を思い起こさせるような格好なのです。これで警察学校の人です、と紹介しても果たして納得する人はいるのでしょうか。
「ま、こんな立場だし、色んな噂話を嫌でも聴いちゃうんだよねぇ~~」
指先が震えました。本官が一応入っている、カノエさんたちのサークルのことが局長にばれてしまったら、本官は矯正局行きが確実です。そして、家族及び親戚はバッシングを受けてしまうに違いありません。バレませんように、そう願うことしかできません。
「あ、例えば、レッドウィンター自治区の種子倉庫で独りでに動くロボットとか、トリニティに根を張ってたゲヘナの淑女、それに、テロリストたちの黒い噂とかね」
安心しました。どうやら、本官たちのことはあの人には感づかれていないみたいです。
「ゲヘナの淑女、気になりますね……。来月にはエデン条約の締結が近いですし」
「やっぱ気になる?だーと思った!何せ、トリニティとゲヘナってすげー仲悪いじゃん。そんな中で死んだ後も素性を隠して生活してたんだよ?余程隠すのが上手かったか、本人が口が堅かったとか、とにかく色々言われてるんだよねぇ。しかも、その淑女、男の子を連れてたらしいってさ。今、あの男の子はどうしてるのやら」
男の子、ですか……。不覚にも、キキョウさんの姿が浮かびました。あの人たちのように、彼が誰かに屠られてしまってはいないか、心配です。
「ところで、テロリストの黒い噂、とは何でしょうか?」
「あぁ、それねぇ。かなり言いにくいんだよなぁ……。今が今だし」
よりにもよって今、ですか。もしかして、双方に関わる大事なのでしょうか。……もしかして。
「ほら、ゲヘナの温泉開発部の元部長の下倉メグがねいなくなったんだよ、部活からね。噂では、身籠った子どもがどこかに引き取られてしまったから、それで実の子どもを探しに出奔したんじゃないか、と言われてるってさ。しっかし信じらんないよ。あたしと近い年でエッチできるなんてさ、アビドス怪文書のアイツもそうだし、……あ――ッ!あたしもエッチに乗ってくれる男いないかなぁ⁈」
「お、落ち着いてください!ここは休憩室ですよ⁈」
「あ、ごめんごめん。まぁでも、別にいいっしょ。姉御もヘルス使ってるし。あ、そうそう。姉御のヘルスでの趣味は」
背後に人影が見えました。その人影から突き出る耳には傷があります。
「コノカ……。丁度頼みたかった仕事があるんだ。行けるか?」
「あ、姉御……。……。ハイハイ、行きます行きますよっと」
副局長はバツが悪そうに椅子から立ち上がると、険しい顔をした局長の後をついていきました。あの後、副局長を待ち構える末路はわざわざ説明しなくてもいいのかもしれません。
副局長のお話に加えて、後日、自分で調べたことで、いくつかの疑問が解決しそうな気がしました。
1つはメグさんの謎。温泉開発部でありながらそこでの仕事をほっぽりだしてあの仲間になっている理由としてはかなりしっくりきます。ですが、内容が内容です。生き別れた子どもを見つけるために探しているなんて迂闊に訊けません。普段から底抜けに明るい彼女だからこそ、怒髪衝天したらどうなるか分かったものではありません。……もしかして、その子どもたちがいる場所はトリニティ自治区なのでしょうか。それなら副局長が口ごもったのも納得がいきます。結局、本官の憶測でしかありませんが。
2つはパンツのことについて。自分で調べるのも気が引けましたが、悲惨な暴行事件を調べた際、被害者がせめてもの抵抗として陰部を隠すためにパンツを履いて乗り切ったケースがいくつもありました。尤も、その抵抗でさらに酷い扱いをされてしまったケースも同じくらいありましたが……。ともあれ、あのときの緑の瞳の少女は何かしらのワケがあってパンツを履いたままエッチしていたのかもしれません。副局長が話されていた「トリニティ自治区に住むゲヘナにルーツを持つ少年」とも関係があるのでしょうか?これもこれで訊けそうにありません。
ともかく、本官は新たな悩みの種をまたしても持ってしまったわけです。一体、どうしたらいいのでしょう……。
そんなとき、スマホの通知音が鳴りました。
そのボイスメッセージの送り主は誰でもありません。……「トリスメギトス」。
よりにもよってあの人からでした。
「やっほ~~、キリノちゃん。元気してる?アイリちゃんがしばらく集まりに出られなそうだから来週の夜に集まろうと思ってるんだ。あ、今回はエッチするわけじゃないよ。この前のキリノちゃんを見たときに、たまには箸休めでそういうことをしてもいい気がしてね。まぁ、キリノちゃんも怖がることはないよ。見てくれはボランティアっぽくなるから、多少は誤魔化せるでしょ。イヒヒッ、来週、楽しみに待ってるね。そ、れ、じゃ♡」
硬い塊となったスマホを片手に、本官はずっと突っ立っていました。肚の内に危ういものを抱えたまま、あの集団に入るのです。スパイ映画みたいだと思う人もいるかもしれません。そう思えたらどれだけよかったことか……。
本官は明日のスケジュールを確認しました。
来週の夜、そこは空欄でした。
「……皆さんに、お伝えしたいことがあります」
あの緑の瞳の少女、アイリさんはそうやって話題を切り出しました。
本官たちは今、夕日がもう少しで西に沈もうとしている中で夕ご飯となるカップのスープを仲良く食べていました。外に出る勤務でよく食べているものですが、今日はいつもと違って味を堪能する余裕なんてありません。何せ、一緒に食べている相手がキヴォトスを揺るがしかねない集団の人たちなのです。自分の一挙手一投足全てが彼女たちに見られていると思うと、怖くなってしまいます。
そのスープを皆で輪になって食べていたときです。メグさんの隣にいたアイリさんが突然、話を切り出しました。……先週のカノエさんのボイスメッセージによると、アイリさんは「しばらく集まりに出られなく」なるそうです。最近、ネットニュースでは「連邦生徒会長の悲願」であるエデン条約の締結に向けて自治区周辺では緊張が走っています。アイリさんはその関係者と見て間違いはないのかもしれません。
「プロフェッサー、言ってもいいですよね?」
「……分かった。思いの丈を言っちゃって」
プロフェッサーと呼ばれたカノエさんは落ち着いた声色で返しました。いつもの怪しさに満ちた雰囲気はなく、どこか暗そうです。
「わ、私は、その……、元々、付き合っていた男の子がいたんです。ただ、彼といる内に変にちょっと近寄りがたくなって……。背伸びした振る舞いとか、何かを隠そうとして嘘を吐くとか……。それである日、近所に住んでいた、ショウマ君によく似た男の子をちょっと誘惑してエッチしてみようと誘いました。チューもごっくんも躊躇うことなくできて、最後に挿入をしようとしたら急に怖くなったんです。どうしてもショウマ君の顔が浮かんで……。それで、どうしようかと悩んでいた所に、たまたま皆さんと出会ったわけです。いっそのこと、いつでも男の子とエッチできる場所にいれば少しはましになるんじゃないか、って……。エッチな動画に出てくる女優さんの物真似を何度も何度もしたなぁ。でも、その人たちのようにはなれませんでした。皆さんのように迷わず挿入や素股、ゴムハメ、生ハメをやれる力がやっぱり、私にはなかったみたいです。ですので、エデン条約のこの機会に、少し地元に帰ってショウマ君と仲直りしてみようと思います。短い間でしたが、ありがとうございました」
……アイリさんはどうやら純粋なショタコンではなかったみたいです。半端な温さのある風の音がひどく喧しく感じられます。
「あ、その、……メグさんもゲヘナに帰りませんか?ご出身がそちらで」
「……ヤダ」
即答でした。あまりにもできすぎていて、そういうドッキリか何かかと思いました。
「ちょっと、メグ先輩?どういうつもりなの?アンタ、温泉開発部のことはどうでもいいってわけ?」
キキョウさんが問いかけました。どうやら、本官が思っているよりも彼女たちは重いものを抱えていたみたいです。
「どう思うも何も、……全部部長が悪いんだよ。マクスとランルがいなくなったのに、部長はしらばっくれて……。戻りたくないよ、あそこには。どうせ部長は私にあれもダメ、これもダメって言うんだよ。そんなの、耐えらんない」
……どうしましょう。本官は場違いな場所にいたような気分です。逃げられるなら逃げてしまいたいものです。
「皆、落ち着いて」
カノエさんが声を上げました。シンと静まった夜にその声は小さくともはっきりと聴こえます。
「まぁ、元々、アイリちゃんはちょっと諸事情あってここにいたんだよ。ここはアイリちゃんの意志を尊重してあげようね」
「……ありがとう、ございます。プロ、あ、いえ、カノエさん」
アイリさんは静かに荷物をまとめています。他の皆さんと比べてどうも荷物が少ないわけです。電気ランプに照らされたその顔は、ほんのりと目の周りが赤らんでいます。
「……それでは、しばらくお別れですね。皆さん、お元気で。あ、キリノちゃん。……私のような悪い子にはならないでね」
丸まった背中を見せながら、アイリさんは本官たちから離れていきました。彼女の姿が見えなくなってから、先程までの静寂が戻ってきました。
「へぇ、今日は珍しいね。アンタから進んで見回りをするなんて」
「そ、そうでしょうか?ほ、本官は、そ、その、し、ショタコンになったつもりではありませんから!」
「私たちは同じ穴のムジナでしょ?現に、アンタはあのときの少年とエッチしたわけだし」
「そ、そうですけれど……。何も、こ、心まで堕ちたわけではありません」
「身勝手ったらありゃないわね」
「キキョウさんは猫ではありませんか。ムジナだなんて」
「諺も分からないワケ?……反吐すら出ない」
……外ではお二人のお話の声が聴こえますね。先日、あれだけ見事な絡みを見せてくれたこともあってか、キリノちゃんはすっかり仲良くなってます。
で、私はというと、「今日はご褒美タイムで」という決まりの下、路地裏で一人寂しく寝ようとしていた子をお迎えしました。彼、アラン君は家出をし、学校のいじめっ子から逃げるようにして彷徨っていたとのことです。そんなわけで、アラン君は算数の計算はおろか、読める漢字がそんなに多くありません。ここは創作で培ってきた私の知識を役立たなくては。
音読の方はカノエさん、トラウマを思い出してパニックになったときにはメグさんに宥めてもらって細やかな勉強会は進んでいきます。幸い、飲み込みはもちろん、活用も早いおかげで、あっさりと目標レベルを超えてしまいました。こんな賢い子を苦しませたいじめっ子にこのロケットランチャーをぶつけてしまおうかと考えてしまいます。
「流石です、アラン君……。おかげでお勉強もよくできました~~」
「あ、ありがとう。モミジお姉ちゃん」
さてと、ここからが本番ですね。
目配せをすると、お二人はそそくさと部屋を出ていきました。
「あれ?カノエお姉さんは?メグちゃんは?」
「アハハ……、そ、その、ここからお勉強を頑張ったご褒美をあげますね。その、このご褒美は誰かといる中ではお見せできないんです」
「誰かに見せちゃダメなの?」
「は、ハイ。それだけ特別なものです。ま、まず、お洋服を脱いでくれますか?」
アハハ、今日も私はいけない子になってしまいましょうか。
「……脱いだよ。でも、流石にパンツまでは恥ずかしいかな」
「いいですねぇ、まずはこの姿から始めましょうかね」
私も彼に倣って薄手の服を脱ぎました。そうして、お互い、パンツだけの姿になりました。
「さてと、ここからが本番です。その、アラン君はパンツの中にあるおちんちんから白くて温かいおしっこが出たことって、ありますか?」
アラン君はというと、首をかしげています。実感が湧いていないのでしょうか。私はバッグから何冊か本を出しました。
「実はですね、男の子は成長するとここのページの男の子のようにおちんちんから白いおしっこを出せるんです。そして、その白いおしっこが苦手な人や好きな人と色々いますから、気をつけましょう」
自作の同人誌を読ませました。彼の身体は素直に反応しています。
「そ、そうなの?って、あ、あぁ!な、何これ?大きくなってる!」
アラン君のパンツがテントのように尖っていました。この布越しに、私の憧れがあると思うと、興奮せずにいられません。私は欲望のままに彼のパンツのゴムバンドに手をかけました。
「見てよモミジ!今日のコレクション、随分といいものが揃ったね」
「ホントだ……。綺麗……」
昔、といっても小学生の頃です。私のクラスには「そういう仕事」をする父親を持つ男の子がいました。彼は小学校卒業と共に他の自治区へ引っ越しをしてしまい、今ではどこで何をしているのか分かりません。ただ、彼の描く絵はどれも上手で、時間を忘れてうっとりしてしまいそうになります。
仕事が仕事なので、密かにその手の本を持って来て、彼はよく私に見せてくれました。その本は子どもが読むには刺激の強いもの、そう、エッチなお話や写真がいっぱい載っていたのをよく覚えています。知識解放前線に所属しているメル先輩の同人誌よりも、エッチへの導入、エッチの様子が子供心ながら美しかったです。まぁ、メル先輩は「描きたい」を優先させるあまり、混沌としたお話になるのも無理はありませんが。
「ねぇ、テツヤ君。いつかさ、私たちもこうして誰かとエッチするのかな?」
「そうかもね。でも、僕は近い内に引っ越すことになってるし、僕たち二人でそれをするのはまだまだ先かもね」
「……どうして?」
「どうして、というか、その、僕たちの身体は未熟だそうだからこの本のように全力でエッチすると身体がダメになってしまうかもしれないんだって。だから、……僕はモミジとそういうことをシたいのは本当なんだ。でも、ヤるとしたらお互いそういうのができるようになったときに、かな」
……愛の告白、なのでしょうか。実現するにはちょっと時間がかかるかもしれませんが、あのときの私にとってはとても嬉しいものでした。
「うん!約束、いつか果たすね」
「ありがとう、モミジ。それじゃ、またいつか」
「……またいつか」
あの日から、もう私は我慢ができなくなりました。
私はテツヤ君の約束を守るために身体の成長のお手伝いを始めました。まずは、テツヤ君の面影を感じる男の子から、次は近所の男の子たち、次は同級生の弟たちを、少しずつ、1人ずつ、彼らを「男」にしてあげました。人生で初めての精通をして、自分の身体の変化と耐え難い快感にやられた男の子の姿は、たまらなく愛らしいものです。ましてや、無知な男の子よりもおませな子や我の強い男の子であればその快楽に負ける様は見応えがあります。もちろん、本人たちからもしっかりと合意した上で手解きしてあげました。尤も、年頃の男の子はお勉強が必要です。そのご褒美にそういうことができるなんて滅多にありません。そんな中で私はカノエさんたちと出会いました。彼女たちといれば私もテツヤ君に誇れる女になれるかもしれない、そう思いました。
「な、何してるの?汚いって!」
「ほんらほほあひあへんお?ふおふほひひいへふお」
いつものように私は舌や上顎でおちんちんを愛でてあげました。舐める度にビクンと動くおちんちんがおもちゃか何かのようです。テツヤ君はというと、小さいながらも腰を振り始めています。本能がようやく目覚めつつありますね。
「ま、待って!お姉ちゃん!で、出そう!何か、出そう!」
ついに、ついに来ましたね!
私は口からおちんちんを出し、掌で優しく、慎重に、煽るように扱いてあげました。手で擦る度に出っ張った血管や皮、先走り汁が手の隙間に絡まっていきます。身体はますます準備が整ってきているみたいです。力が籠りそうになる手を必死に抑えるだけで精一杯です。
「さぁ、私のここにたっぷりと出してください!まっさらなので見やすいですよ」
「ちょ、ちょっと、お、おおぉッ!」
胸板に生温かいものが伝わってきます。しかも、いつも嗅ぎ慣れたこの匂い。テツヤ君、ついに「男」になれましたね……。喜ばしい限りです。
「見てください、テツヤ君。これが精液、です。……これからテツヤ君はクラスの子たちよりも先に大人、ですよ」
恍惚とした顔を見せて、テツヤ君は答えます。
「……ほ、本当に?」
あぁ、なんて美しいんでしょう。やはり見惚れてしまいそうです。
「モミジ、今日は随分と盛り合ってたみたいね」
「そ、そうみたいですね」
本官は外でモミジさんの行為の一部始終を聞いていました。目の前で犯罪まがい、いや、学園都市であるキヴォトスにおいて重大な犯罪を目の当たりにして止められないことを悔やむ自分自身、それとは反対にこうでもしないと傷を埋められない人を追いつめていいのかと迷う自分自身が渦巻いていました。先程のアイリさんのようになりきれない人もいる一方で、キキョウさんのようになれてしまう人もいるわけです。……本官はどちらの味方になればいいのでしょうか。
「うっわ、最悪……。キリノ、私、ちょっと厠に行ってくる」
酸っぱい臭いを漂わせながらキキョウさんはその場を離れました。先日、むしゃくしゃになって自慰をしたときの臭いと同じです。やっぱりキキョウさんは筋金入りのようですね。
このサークルのメンバーになっても、本官はそういう気質が目覚めていません。ですが、それがいつ目覚めるのか、まだ分かりません。何とかして踏みとどまらなくては。