修学旅行二日目の夜。
宿泊先の旅館では、昼間の奈良公園での出来事が噂となって広まっていた。
「宮崎のどかがネギ先生に告白したらしい」
そんな甘酸っぱい話題で生徒たちは持ちきりだ。まさに修学旅行らしい一幕と言える。
だが、ネギの関心はそこにはない。
隣を歩く神楽坂明日菜の様子だ。
彼女はまだ『偽装の指輪』と『肛虐の連玉』を着けたままだ。
指輪の効果で周囲には普通に見えているが、ネギの『写輪眼』には、スカートの下で小刻みに震えるバイブと、それに耐えながら内股で歩く明日菜の姿がはっきりと見えていた。
どうやら明日菜のアナルは、昨日の今日で随分と開発され、熟れてきているらしい。
時折、ビクリと身体を震わせては、恨めしそうに、けれどどこか熱っぽい目でネギを見てくるのがたまらない。
(さて、明日菜の調教も順調だが……今夜はもう一つ、イベントを消化しないとな)
ネギはニヤリと嗤(わら)った。
原作知識によれば、この後、猫を助けるところを朝倉和美に見られ、魔法の秘密がバレる。
そして朝倉は、風呂に入っているネギの元へ、巨乳の源しずな先生に変装してカマをかけに来るはずだ。
(朝倉和美……Fカップのナイスバディだが、しずな先生のバストトップ99cmには及ばない。騙そうとするからには、相応の覚悟をしてもらわないとな)
ネギはカモミールを連れ、旅館の裏手へと回った。
気配察知。朝倉がカメラを構えて隠れているのが分かる。
そこへ、タイミングよく子猫が道路へ飛び出した。
トラックが迫る。
「危ない!」
ネギは指を弾いた。
風の魔法で子猫をふわりと浮かせ、安全な路肩へと移動させる。
「兄貴、見事なコントロールで!」
「カモ、静かに」
ネギは猫を抱き上げ、優しく撫でる。
物陰でシャッターを切る音が聞こえた。
「撮った! 魔法使い、決定的瞬間!」と興奮する朝倉の気配を感じながら、ネギはその場を去った。
深夜の大浴場。
生徒や他の客がいない時間帯を見計らい、ネギは湯船に浸かっていた。
もちろん、ただ入っているわけではない。
脱衣所と風呂場全体に、何重もの結界を張り巡らせていた。
『人払い』、『認識阻害』、そして侵入者の『不安を煽る結界』。
外から邪魔が入らないようにしつつ、これから来る獲物の精神を追い詰めるための舞台装置だ。
ガラリ、と引き戸が開いた。
湯気が立ち込める中、バスタオルを巻いた豊満な女性が入ってくる。
長い黒髪、眼鏡、そして豊かな胸。
源しずな先生だ。……いや、変装した朝倉和美だ。
(……詰めが甘いな)
ネギは一瞥しただけで看破した。
魔法薬か何かで変身しているようだが、やはり胸のボリュームが本物とは違う。
だが、ネギは騙されたフリをして、無邪気な笑顔を向けた。
「あれ? しずな先生ですか? 奇遇ですね」
「あ、あらネギ先生。……一人?」
「ええ。いいお湯ですよ」
しずな(和美)は、少し緊張した面持ちで近づいてくる。
不安を煽る結界が効いているのか、それとも正体がバレる恐怖か、動きが硬い。
「……ネギ先生、お背中、お流ししましょうか?」
「えっ? 悪いですよ」
「いいのよ、同僚じゃない。……それに、ちょっとお話もあって」
しずな(和美)が背後に回り、手ぬぐいでお湯をかける。
ここまでは原作通り。だが、ここからがネギの脚本だ。
「……ありがとうございます。では、背中だけと言わず、いつも通り(・・・・・)前もお願いします」
「えっ!?」
しずな(和美)の手が止まる。
「いつも通り」? そんな関係だったのか?
戸惑う彼女に、ネギは平然と重ねた。
「どうしました? もう一度お願いしますと言ったんですよ」
ネギは『認識阻害』と『暗示』の魔力を込めた声で告げる。
(断れば怪しまれる。いつも通りに振る舞わなければバレる)
そんな強迫観念が、和美の思考を支配する。
「あ、あぁ……そう、ね。いつも通り、ね……」
しずな(和美)は震える手でネギの身体を前に回らせた。
ネギの股間のモノは、すでにカチカチに勃起し、雄々しく自己主張していた。
「あっ、あの……」
「あれ? しずな先生、どうかしましたか? 何かおかしいですか?」
「い、いいえ! なんでもないわ!」
バレたらマズい。スクープのためだ。
和美は混乱する頭で必死に自分を正当化し、ネギのモノを見ないように、しかし強烈に意識しながら身体を洗い始めた。
泡立てた手で胸板を撫で、腹筋をなぞる。
そして、股間以外を洗い終え、お湯で流したタイミングで、ネギは爆弾を投下した。
「ふぅ、スッキリしました。……じゃあしずな先生、いつも通り、これも、その胸で鎮めてください」
ネギは自分のイチモツを指差した。
「む、胸でぇっ!?」
和美が素っ頓狂な声を上げる。
「……おや? しずな先生、なんだかいつもと胸が違いますね?」
ネギが訝しげに和美の胸を見つめる。
(ヤバい! 胸のサイズの違いでバレる!)
和美はパニックになった。
考えるよりも先に、身体が動く。疑われないためには、やるしかない。
「ち、違うことないわよ! ほら、いつも通りでしょ!」
和美はネギに密着し、豊かな胸でネギのモノを挟み込んだ。
パイズリだ。
だが、当然ながら経験などない彼女のテクニックは皆無に近い。
ただ柔らかい肉で挟んで擦り上げるだけだ。
「……んっ、上下にお願いします」
「こ、こう……?」
何がなんだか分からないまま、和美は必死に腰を動かし、胸で扱く。
ネギの硬い感触が、谷間の肌を擦る。
恥ずかしさと背徳感で、和美の顔は真っ赤だ。
しかし、しばらくするとネギは「フッ」と鼻で笑った。
「……今日は胸じゃダメですね」
「えっ?」
ネギは振り返り、和美の頭を鷲掴みにした。
「くちゅっ……!?」
強引に引き寄せ、和美の唇を奪う……のではなく、開いた口に自身のモノを突き刺した。
イラマチオ。
「んぐっ……!? おごっ……!」
「しずな先生、気持ち良いですよ。喉の奥までください」
ネギは容赦なく腰を打ち付ける。
和美の喉奥を亀頭が抉る。
彼女はどうしたら良いか分からず、涙目になりながらも、ネギの腰使いに合わせて頭を振らされるしかなかった。
取材に来たはずが、なぜか裸で担任に喉を犯されている。
訳が分からない。でも、熱い。
「んっ、んんーっ!」
「出しますよ!」
ドピュッ! ドププッ!
ネギは和美の喉の奥深くに、大量の精液を解き放った。
「んぐぅっ……! ごふっ……!」
喉を焼くような熱さと、独特の生臭さ。
ネギがモノを抜くと、和美は四つん這いになり、激しくむせ返った。
「げほっ、ごほっ……うぅ……」
「良かったですよ、和美(・・)」
ネギが優しく背中をさする。
和美は涙目で睨み上げた。
「酷いよ……ネギ先生……」
「何言ってるんですか。和美さんが始めたんでしょう?」
「えっ……?」
和美の動きが止まる。
今、なんて呼んだ?
しずな先生ではなく、和美と呼んだ?
「あっ、あれ!? いつ……いつ気づいたの!?」
和美が驚愕の表情で後ずさる。
ネギは邪悪な笑みを浮かべ、彼女の瞳を覗き込んだ。
『催眠魔法』
「……朝倉和美さん。君はスクープのためにここに来た。そして、取材の対価として、僕に身体で奉仕した」
「……取材の、対価……」
「これは普通のギブ・アンド・テイクです。お互いに利益のある取引でしたね?」
「……うん。普通の、取引……」
「僕の正体を知った君は、これからは僕の相棒であるカモと協力して、特ダネを狙うべきです。そうですね?」
「……そうね。カモちゃんと、協力する……」
本来の朝倉和美は、目的のためなら手段を選ばない面はあるものの、枕営業まがいのことをする娘ではない。
だが、ネギの強力な魔力と、事後の放心状態が、彼女の倫理観を書き換えていく。
「よし、いい子だ」
ネギは変装が解けかかっている和美の肩を抱いた。
そして、魔法使いであること、この世界には裏の顔があることを簡単に説明すると、風呂場の隅に隠れていたカモミールを呼び出した。
「あとは頼んだぞ、カモ」
「へっへっへ、任せてくだせぇ兄貴! 姐さん、これからはビジネスパートナーとして仲良くやりやしょうぜ!」
カモが和美の胸に飛び込む。
こうして、学園のパパラッチ・朝倉和美もまた、ネギの共犯者として取り込まれていった。
ネギは満足げに湯船に浸かり直し、次の獲物について思考を巡らせた。