京都への修学旅行から戻り、麻帆良学園には日常が戻っていた。
登校中の通学路。
ネギの視線の先で、騒ぎが起きていた。
「アチョー! まだまだアルよ!」
元気な掛け声と共に、数人の男子生徒が空を舞う。
チャイナ服を身にまとった少女、古菲(クー・フェイ)だ。彼女は格闘技に自信のある男子生徒たちからの挑戦を、あくびが出るほどあっさりと一蹴していた。
(うーん、やっぱり強いなクーさんは)
ネギは遠巻きにその様子を眺めながら、溜息をついた。
原作の知識では、ネギはここでクーに弟子入りし、中国拳法を学ぶことで強くなる。それが彼女とのフラグにもなるのだが……。
(今の僕には、そのルートは無理だな)
ネギは冷静に自己分析する。
原作のネギは天才児だが、今のネギの中身は、神の気まぐれで転生させられたただの変態紳士だ。どう考えても、体を張った格闘センスがあるとは思えない。
それに、合気道や中国拳法を学んだところで、あの化け物じみた師匠(エヴァンジェリン)に勝てる未来がどうしても見えないのだ。
(まあ、クーさんとお近づきになるのは学園祭までお預けでもいいか。今は『魔法』と『写輪眼』、そして『調教』に専念しよう)
そう割り切り、歩き出そうとした時だった。
ネギのポケットで、携帯電話が短く振動した。
メールだ。差出人は『ちう』。
ネギは周囲に人がいないことを確認し、画面を開く。
「……ふふっ、これはまた」
添付されていたのは、可愛らしい魔法少女のコスプレをした長谷川千雨の写真だった。
フリルのついたピンクの衣装。しかし、そのポーズは異常だ。
彼女はカメラに向かって大きくM字に足を開き、スカートの中のパンツをずらし、秘部に指を這わせてオナニーをしているのだ。
恍惚とした表情で、レンズを見つめる瞳。
千雨は裏で『ちう』という名でネットアイドル活動(配信)をしている。
そして配信が終わった後、その衣装のままさらに過激な「ネギ専用」の写真を撮って送るのが、最近の彼女の日課──いや、ネギへの『奉仕』となっていた。
(教育者としてあるまじき画像ですが……興奮しますね)
ネギはニヤリと笑い、携帯を閉じた。
今日の放課後の予定は決まった。
放課後。
ネギは女子寮の千雨の部屋を訪れていた。
「いらっしゃい、ネギ先生」
部屋に入ると、そこにはすでに着替えを済ませた千雨が待っていた。
今日の衣装は、ファンタジーRPGに出てくるような、煌びやかなお姫様のドレスだ。ただし、剣を帯びており、スカートのスリットからは白い太ももが大胆に覗いている。
「このキャラはさ、『戦うお姫様』なんだ。気高くて、強くて格好良くて、ネットでもすげー人気なんだぜ」
千雨は少し得意げに、キャラの設定を語りながらポーズを取る。
「どうだい? 似合ってるだろ?」
褒めてほしそうに上目遣いをする千雨。
だが、ネギはただ褒めるだけでは終わらせない。
「ええ、とても似合っていますよ。でも……」
ネギは千雨の腰に手を回し、耳元で囁く。
「じゃあ、このキャラで、どんな風に犯してほしいんですか? 千雨さん」
「っ!?」
千雨の体がビクリと震える。
「な、なに言ってんだよ……ただ、コスプレの感想を……」
「違いますよね? ただ褒められたいだけなら、ネットのファン相手で十分でしょう。貴女が僕に写真を送ってくるのは……そのキャラになりきって、獣のように犯されたいからでしょう?」
ネギの指が、ドレスの上から千雨の胸の膨らみをなぞる。
「ほら、言ってごらんなさい。この気高いお姫様は、どうなりたいんですか?」
逃げ場のないプレッシャー。そして、ネギに与えられる快楽にすでに染まりきっている千雨は、抗うことができない。
彼女は潤んだ瞳でネギを見上げ、震える声で答えた。
「……ら、乱暴に……してくれ……」
「聞こえませんね」
「戦ったお姫様がっ! 力及ばず敵に組み伏せられて……それでメチャクチャにされる所を見たいってファンがいっぱいいて……あたしも、見てみたくなったんだよ!」
千雨が本音を叫ぶ。
被虐の願望。キャラになりきって辱められたいという、倒錯した欲求。
「素直でよろしい」
パアンッ!
ネギは千雨の頬を張った。
「あぅっ!?」
「なら、望み通りにしてあげましょう。敗北したお姫様」
ネギはそのまま千雨をベッドへと突き飛ばした。
「きゃあっ!」
うつ伏せに倒れ込む千雨。
ネギは彼女の背後に立つと、ドレスのスカートをまくり上げる。
そこに上品な下着など必要ない。ネギはレースのパンツを掴むと、躊躇なく引き裂いた。
ビリリッ!
「ああっ! 衣装が……っ!」
「負けた姫に衣装など不要です」
露わになった千雨の秘部は、すでに愛液でぐしょ濡れだった。
ネギは嗤いながら、その白い尻肉を思い切り平手で叩いた。
パアァァンッ!!
「ひグッ!?」
「いい音ですね。ほら、お尻を突き出しなさい」
ネギは千雨の腰を掴み、高く持ち上げさせる。
後背位の体勢。
ネギの怒張した剛直が、千雨の濡れた秘裂に押し当てられる。
「いきますよ」
ズチュッ……ヌプンッ!
「ぎぃッ……! は、入っ……たぁ……!」
一気に根元まで貫く。
千雨はシーツを握りしめ、お姫様の演技を続けようとするが、快楽がそれを許さない。
「くっ、殺せ……! こんな屈辱……ああっ♡」
「口ではそう言っていますが、中は正直ですね。こんなに締め付けて」
パアンッ! パアンッ!
ネギはピストンに合わせて、千雨の尻を叩き続ける。
「あひぃッ! お尻っ! 叩かないでぇッ!」
「敵に捕まった姫が、注文をつけるんじゃありません!」
グチュッ、パンッ! グチュッ、パンッ!
肉がぶつかる音と、乾いた破裂音が部屋に響く。
叩かれるたびに、千雨の膣壁が反射的に収縮し、ネギのペニスをぎゅうぎゅうと締め上げる。
「い、いいっ! ネギ先生の……乱暴なの、いいぃッ!」
「ほら、もっと無様に鳴きなさい! ファンの皆さんが見ていますよ!」
「見ないでぇ……でも、見てぇ……っ! ああっ、そこっ、深いぃッ!」
千雨は理性を吹き飛ばされ、ただの雌として喘ぐ。
気高い姫騎士が、敵の男に尻を叩かれながら犯される。そのシチュエーションが、彼女の脳髄を焼き尽くす。
「イくっ! 負けちゃう! お姫様、イっちゃうぅぅ!!」
「敗北感を刻み込んであげます!」
ネギは腰の動きを最速まで高め、千雨の最奥を打ち据える。
「アッ、アッ、アアアァァーーッ!!」
「出しますよ!」
ドピュルルルルッ!!
「んぐぅぅぅッ!!」
千雨がのけぞり、白目を剥いて絶頂する。
子宮の中に、熱い精液が大量に注ぎ込まれた。
しばらくして。
千雨は股間から精液を垂れ流しながらも、次の衣装に着替えていた。
今度は露出度の高い、ビキニアーマーのような衣装だ。
「……コイツは女戦士でさ。男勝りのキャラで、普段は生意気なんだ」
千雨は少し恥ずかしそうに、でも期待に満ちた目でネギを見る。
「だけど本当は……好きな男に優しくされて、とろけるように甘えちゃうキャラなんだ」
「なるほど。ツンデレというやつですね」
ネギは優しく微笑むと、千雨を再びベッドへと招いた。
今度は仰向け。正常位だ。
ネギは覆いかぶさると、千雨の唇に甘いキスを落とした。
「んっ……ちゅ……」
先ほどの乱暴な行為とは打って変わって、優しく、慈しむような口づけ。
ネギの手が千雨の全身を這う。ビキニアーマーの隙間から露出した肌を、指先で愛撫していく。
「可愛いですよ、千雨さん」
「う……バカ……調子狂うだろ……っ」
「強がっている顔も素敵です」
ネギはゆっくりと、時間をかけて千雨の中に挿入した。
「あっ……んぅ……」
「ゆっくり、愛してあげますからね」
ズ……ズズズ……ッ。
ミリ単位で粘膜を擦り上げるような、スローセックス。
「あ、はぁ……優し……い……」
千雨の強気な表情が、徐々に蕩けていく。
「ネギ先生……もっと……」
「いいですよ。千雨さんの全てを包んであげます」
ネギは何度もキスをしながら、腰を揺らす。
激しい快楽とは違う、脳が痺れるような甘い悦楽。
「戦士なのに……こんなに弱くて……んんっ♡」
「僕の前では、ただの女の子でいいんですよ」
千雨はネギの背中に腕を回し、しがみつく。
生意気な女戦士の仮面は完全に剥がれ落ち、ただ愛を乞う少女の顔になっていた。
「好き……ネギ先生……大好き……っ」
「僕もですよ」
お互いの視線を絡ませ合いながら、二人は同時に高みへと登っていく。
「ああっ、くる……溶けちゃう……ッ!」
「一緒にいきましょう」
二度目の絶頂。
優しく、深く、ネギは千雨の中に種を注いだ。
事後。
ベッドの上で、ネギの腕枕に抱かれながら、千雨は荒い息を整えていた。
その表情には、完全な充足感と、ネギへの依存が色濃く浮かんでいる。
「……また、新しい衣装用意するからさ」
千雨はネギの胸に顔を埋め、上目遣いで呟く。
「また、してくれよな。ネギ先生」
「ええ、楽しみにしていますよ。私の可愛いお姫様」
ネギが頭を撫でると、千雨は猫のように目を細めた。
ネットアイドルの虚像ではない、生身の快楽を知ってしまった彼女は、もうネギなしではいられない。
また一人、ハーレムの住人がその鎖を太くした夜だった。