「遅い! 魔力回路の接続がコンマ1秒遅れているぞ!」
「はい、マスター!」
ダイオラマ魔法球の中、エヴァンジェリンの厳しい、しかし的確な指導が飛ぶ。
ネギはもう、自身のチート能力を隠していない。
『写輪眼』で術式を解析し、常人の十倍以上の魔力で強引に、かつ繊細に魔法を編み上げる。
かつては敵対し、今は(一応)師弟関係にある二人。
エヴァの手取り足取りの指導のおかげで、ネギの魔法技術はメキメキと上達していた。
休憩時間。
エヴァは、新たに契約した二人の少女──宮崎のどかと綾瀬夕映のパクティオーカードをまじまじと見つめ、呆れたように言った。
「……なぁ、ボーヤ。貴様はいったい何を考えて、こんな破廉恥なアーティファクトを与えたのだ?」
エヴァが指差すカードには、自慰に耽るのどかと、精液時計に縛られた夕映が描かれている。
「冤罪ですよ、マスター」
ネギは涼しい顔で紅茶を啜る。
「アーティファクトは、契約者の深層心理や資質に合わせて自動的に選択されるものです。僕が選んだわけじゃありません」
「嘘をつけ。契約者の資質だけではない。主人の『魔力の影響(欲望)』も色濃く反映されるはずだぞ」
「おや、そうでしたか? まあ、アーティファクトを作る造物主にも変態は居るということでしょう。そして僕と契約する娘は、運悪くそんな変態アイテムに選ばれてしまう……不可抗力ですね」
「……よくもまあ、ぬけぬけと」
エヴァは溜息をつくが、それ以上は追求しない。彼女自身、すでにネギの「共犯者」であり「所有物」だからだ。
(まあ、実際には違和感を持たないように洗脳済みですがね)
ネギは内心で舌を出す。
本来なら時間をかけてじっくりと常識を書き換えたかったが、今回は緊急事態だったため、契約と同時に強力な暗示を埋め込んだ。
「ネギの役に立つなら、どんな恥ずかしい力でも受け入れる」という思考回路が出来上がっている。
特にのどかは、元々ネギに惚れていた。愛の力と洗脳の相乗効果で、抵抗は皆無だ。
「という訳で、彼女たちにもアーティファクトを使いこなせるよう、訓練(調教)をしなくてはなりません」
ネギは邪悪な笑みを浮かべた。
翌日。
ネギは自身の所有する別荘──『ダイオラマ魔法球(高級ホテル型)』に、のどかと夕映を招待した。
ラグジュアリーなスイートルーム。窓の外には南国の海が広がっている。
「す、すごい……こんな場所が……」
「ネギ先生、ここで訓練をするのですか?」
二人は緊張した面持ちで立っている。
ネギは優しく微笑み、まずは宮崎のどかの手を取った。
「ええ。まずはのどかさんからです。夕映さんは、少し隣の部屋で待っていてください」
「は、はい……」
夕映を隣室へ促し、ネギはのどかと二人きりになる。
広いキングサイズのベッド。
「のどかさん、怖くないですよ」
「ネギ……先生……」
ネギはのどかを抱き寄せ、優しくキスをした。
触れるだけの口づけから、徐々に深く、舌を絡ませる濃厚なものへ。
のどかの体から力が抜け、ネギに身を委ねる。
「好きです……ネギ先生……」
「僕もですよ」
ネギはのどかの服を脱がせ、自身も衣服を捨てる。
露わになったのどかの白い肌。小ぶりだが形の良い胸。
ネギは彼女をベッドに押し倒し、愛おしむように全身を愛撫した。
「んぅ……あっ……」
「可愛い声ですね」
十分な前戯の後、ネギはのどかの足を開かせ、自身の剛直をゆっくりと挿入した。
「入りますよ」
「はい……っ!」
ズプリ。
処女喪失の痛みにのどかが顔をしかめるが、すぐに愛する人と繋がった幸福感が勝る。
正常位での、優しいセックス。
ネギはのどかの目を見つめながら、愛を囁き、腰を動かす。
「あ、ぁ……ネギ先生、動いて……」
「ええ、気持ちいいですか?」
しばらくして、のどかが絶頂を迎える。
「いく! いっちゃうぅ!」
「中に出しますよ」
ドピュッ!
一回目の中出し。
これは、ただの愛の確認。ここからが本番だ。
「さて、のどかさん。ここからはアーティファクトの訓練です」
ネギが指を鳴らすと、空中に分厚い魔導書と、インク壺、羽ペンが出現した。
『淫悦の絵日記・共感地獄(ディアリウム・ヴォルプタス・インフェルヌス)』。
「この道具は、貴女が感じている快感を敵に伝達する強力な兵器です。そのためには……」
「わ、わかっています。私が……言葉にしないと、いけないんですよね」
のどかは頬を朱に染め、震える手で自身の秘部へと指を伸ばした。
ネギはその様子を、ベッドの横で腕を組んで見下ろす。
「さあ、初めてください。実況(ライブ・コメンタリー)を」
のどかは意を決し、自身のクリトリスに指を這わせる。
「あ……クリトリス、硬くなってる……ここを、指で擦ります……」
羽ペンが自動で動き、その言葉を魔導書に記述していく。
「くぅ……指の腹で、コリコリって……すると、電気が走ったみたいに……」
のどかの言葉が詳細になればなるほど、魔導書の輝きが増す。
羞恥心で顔を真っ赤にしながら、大好きな先生の前で自慰を見せつけ、あまつさえその感覚を実況する。
その背徳感が、のどかの感度を爆発的に高めていく。
「あ、あぁっ! きもちい、です……! 指が、ぬるぬるしてて……!」
「いいですよ、のどかさん。もっと詳しく。どんな風に気持ちいいんですか?」
「お、奥が……きゅんきゅんして……! イく! 自分で、イっちゃいますぅ!!」
ビクンッ!
のどかが自慰で絶頂に達する。
「よく出来ました」
ネギはすかさず、自身のペニスを、痙攣するのどかの秘裂に突き入れた。
「あひぃッ!?」
「ご褒美です。種付けしてあげましょう」
ズチュッ、ズチュッ、パンッ!
敏感になった肉体を、容赦なくピストンで攻め立てる。
「んあぁぁ! ネギ先生の、おちんちん、すごいぃぃ!」
「そうです、その感覚も実況しなさい!」
「あ、熱いのが! 子宮を、突いて……! お腹の奥が、熱いぃぃッ!」
ドピュルルルルッ!!
二回目の中出し。
のどかは白目を剥いてガクガクと震える。
「はぁ、はぁ……」
「まだですよ。実戦ではもっと持続力が必要です」
ネギは鬼教官の顔で告げる。
「もう一度、自分でイキなさい。イく度に、僕が精液を注いであげますから」
「は、はいぃ……♡」
完全に目がトロトロになったのどかは、再び自身の秘部に指を這わせる。
「次は……二本の指で、広げて……中を、掻き回します……っ」
羞恥と快楽の無限ループ。
図書委員の少女は、この日、立派な「公開オナニー実況者」としての才能を開花させていった。
そして、その声は隣の部屋にいる夕映にも筒抜けだった。
(のどか……すごい……)
夕映はドキドキしながら、自分の番を待っていた。
次は、彼女が「未来予知のための燃料補給」を受ける番だ。