※この作品はR-18です。

欲望のネギ   作:おっさん

63 / 106
第61話:暴走する高貴なる義務——白濁のストックと化す令嬢

 麻帆良祭の1日目。

 俺は最初から、懐に潜ませたアーティファクト『カシオペア』のタイムトラベル機能を限界まで使い倒し、学園都市の各所で同時多発的に行動を起こしていた。

 時間を遡り、自らの存在を複数に分岐させることで、ある俺は裏の工作を進め、ある俺は麻帆良祭のイベントをこなし、そしてまたある俺は従者たちに『魔力(精液)』を補充する。チート級の魔力量がなければとっくに倒れているような強行軍だが、この狂ったスケジュールのすべては、俺にとって都合の良い極上の盤面を作り上げるためだ。

 その多重並行行動の一つが、我が3年A組のクラスの出し物である『お化け屋敷』の呼び込みの手伝いだった。

 

「さぁさぁ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい! 3-A特製、恐怖のお化け屋敷だよー!」

「にゃはは! 怖くて可愛いお化けがいっぱい待ってるよー!」

 

 お化け屋敷の入り口前では、クラスの生徒たちが客引きの声を張り上げていた。

 ……ところで、俺は少し離れた場所からその光景を眺めながら、純粋な疑問を抱いていた。

 

(なぜうちのクラスの生徒たちは、俺が手を出してアーティファクトで強制したわけでもないのに、あんなに色っぽい格好で呼び込みをしているんだ?)

 視線の先には、チアリーディング部所属のノーテンキ娘、椎名桜子がいた。彼女は悪魔の羽としっぽをつけた『サキュバス』のコスプレをしているのだが、肩を完全に丸出しにし、胸の谷間を惜しげもなく強調した極小のビスチェを纏っている。

 その隣では、バスケ部で活発な明石裕奈が『猫ルック』で客引きをしていた。彼女の豊かなEカップの胸はタイトなレオタード風の衣装に押し上げられ、はち切れんばかりに主張している。おまけに下半身は動くたびに中が見えそうになるほど丈の短いミニスカートだ。

 二人とも、もちろん18歳以上の立派な大人の女性である。そんな健康的な肉体が、惜しげもなく肌を晒して客引きをしているのだ。

 俺の中の変態的な本能が、激しく警鐘を鳴らす。あんな無防備で扇情的な格好を見せつけられれば、当然のように食欲——もとい、性欲がそそり立ってくるというものだ。今すぐ彼女たちを路地裏に連れ込み、その身に纏う薄っぺらい布を剥ぎ取ってやりたい衝動に駆られる。

 

(いかんいかん。今は教師としての仕事のノルマを果たす時間だ。ここはぐっと堪えろ、俺)

 湧き上がる欲望をエヴァの10倍の魔力で無理やり押さえ込み、俺はいつもの「紳士的で心優しいネギ先生」の仮面を被って彼女たちの元へ歩み寄った。

 

「桜子さん、裕奈さん。呼び込みお疲れ様です。僕も手伝いますよ」

「あ、ネギ先生! にゃはは、助かるー!」

「先生も手伝ってくれるの!? にゃ〜、嬉しいけど、先生はそのままじゃ地味だから……これ着て!」

 

 裕奈がニヤリと笑いながら差し出してきたのは、狐の耳としっぽ、そして……あろうことか、フリフリのレースがあしらわれた、丈の短いミニスカートの『狐娘コスプレ』衣装だった。

 

「えっ……あの、裕奈さん? 僕は男なのですが……」

「いいのいいの! 先生可愛いから絶対似合うって! ほら、早く着替えて!」

「にゃはは! 先生のキツネさん、絶対お客さん呼べるよー!」

 

 半ば強引に押し切られ、俺は物陰で狐娘のコスプレに着替える羽目になった。

 頭にはピンと立ったキツネ耳、腰にはふさふさのしっぽ。そして、スースーと風通しの良すぎるミニスカート。

 

(……中身はすっかり出来上がった変態のおっさんだというのに、こんな女物のミニスカコスプレを着せられるとは。精神的なダメージがキツイ……)

 ため息をつきながら客引きの列に戻ると、周囲の生徒や客から「可愛い!」と黄色い歓声が上がった。複雑な気分でビラを配っていると、そこへクラス委員長である雪広あやかが、見回りの途中で通りかかった。

 彼女は雪広財閥の令嬢であり、容姿端麗なプロポーションを誇るお嬢様だが、「純真無垢な少年」をこよなく愛するという業の深い性癖を持っている。

 

「皆さま、ごきげんよ……えっ?」

 

 俺の狐娘コスプレ姿を目にした瞬間、あやかの動きがピタリと止まった。

 彼女の大きな瞳が、俺のキツネ耳、ミニスカートから伸びる脚、そして恥ずかしそうに(演技で)モジモジとしている姿を舐め回すように観察する。

 

「まぁ……! まぁぁぁぁっ! ネギ先生、なんて、なんて可愛らしい……ッ!!」

 

 ツゥー……。

 あやかの整った鼻筋から、一筋の赤い液体がツーっと流れ落ちた。彼女は鼻血を流していることすら気づいていない様子で、荒い息を吐きながら俺ににじり寄ってくる。

 

「その恥じらいを含んだ表情、そしてあえての異性装……! わたくしの心にクリーンヒットですわ! 素晴らしい、素晴らしすぎますネギ先生……っ!」

「あ、あやかさん、鼻血が出ていますよ……?」

 

 極度の興奮状態に陥り、ハァハァと熱い吐息を漏らすあやか。

 俺はその様子を見て、脳内のスイッチを即座に切り替えた。

 彼女はこの後、委員長の仕事が一段落し、少し自由時間になるはずだ。そして今、彼女は俺の姿を見て極限まで性的に興奮している。

 ……ならば、この興奮しきった極上の肉体を、今ここで頂くのが「正しい」選択だろう。

 

「あやかさん。少しお時間、よろしいですか?」

「へっ? あ、はい! ネギ先生のお誘いとあらば、わたくし、火の中水の中……っ!」

「そんな物騒なところには行きませんよ。ただ、二人きりで……大切なお話をしたいのです」

 

 俺はあやかの手を取り、誰にも邪魔されない絶対のプライベート空間である『ダイオラマ魔法球』の中へと彼女をエスコートした。

 魔法球の内部は、外の喧騒が嘘のように静まり返っていた。

 あやかはハンカチで鼻血を拭いながらも、二人きりの密室という状況に、頬を真っ赤に染めてモジモジとしている。

 

「あやかさん。単刀直入に言います」

 

 俺は「純真無垢な少年」の仮面を脱ぎ捨て、本来の、欲望に忠実な男の目を彼女に向けた。

 

「これから麻帆良祭の裏で巻き起こる困難に立ち向かうため……私には、膨大な魔力が必要なのです」

「膨大な、魔力……ですか?」

「ええ。和美さんのゴーレムによる監視網や、夕映さんの未来視の時間を稼ぐため……私はこれから、何十回、何百回という『中出し』のエネルギーを供給し続けなければなりません。ですが、彼女たちだけの身体では、到底その負担には耐えきれない」

 

 俺の言葉の意味を理解し、あやかの瞳が大きく見開かれた。

 

「ですから、あやかさん。あなたにお願いしたいのです」

 

 俺はあやかの腰を抱き寄せ、その耳元で低く甘く囁いた。

 

「あなたのアーティファクトによる、『高貴なる義務(ノーブレス・オブリージュ)』の協力が……私には必要不可欠なのです。他のクラスメイトの負担を、あなたのその素晴らしい身体で肩代わりしてはくれませんか?」

 

 雪広あやかのアーティファクト、『高貴なる義務と魔刻の淫紋(ノブレス・オブリージュ・エト・スティグマ・マギクム)』。

 それは、他の従者たちが必要とする「ネギに中出しされた回数」というコストを彼女が引き受け、体内に魔法エネルギーとして蓄積・変換する能力。彼女の胎内に注がれた精液は物理的な体液ではなく純粋な魔力ストックとなり、その残量は彼女の美しい肌に浮かび上がる『淫紋』として可視化される。

 クラスメイトたちを救うため、自らがその淫らな責め苦(コスト)をすべて引き受ける。それは、彼女の誇り高い精神をくすぐる、極めて歪んだ自己犠牲の提案だった。

 

「わたくしが……皆さんの代わりに、先生の……その、すべてを受け止める……」

「そうです。あなたにしか頼めない。……どうか、私を受け入れてください」

 

 純真な少年(を装った俺)からの懇願と、クラスメイトを守るという大義名分。

 歪んだノーブレス・オブリージュの精神に火をつけられたあやかは、抗うことなどできるはずもなかった。

 彼女の呼吸は熱を帯び、純白のドレスの下で、ネギの熱い猛りを大量に受け入れるための準備を整えるように……自身の股間をとろとろに、熱く濡らしはじめていた。

 

 

※※※※

 

 

 ダイオラマ魔法球の静寂の中、雪広あやかの純白のイブニングドレスが床に乱れ咲いていた。

 クラスメイトたちを救うため、彼女たちが負うべき魔力供給の代償をすべて自分が肩代わりする。その『高貴なる義務(ノーブレス・オブリージュ)』という大義名分を与えられたあやかは、もはや恥じらいというストッパーを完全に破壊されていた。

 

「さあ、ネギ先生……! わたくしに、皆の分の重荷を……! 先生の熱い魔力を、どうかこの身に刻み込んでくださいませ!」

 

 あやかは自ら率先して俺の首に腕を回し、その豊かなGカップの双丘を俺の胸に押し付けながら、懇願するように精を求めてきた。彼女にとって、これから行われる行為は決して単なる淫らな交わりではない。大切なクラスメイトたちを裏の脅威から守るための、極めて崇高な使命なのだ。

 

「あなたのその気高い覚悟、しっかりと受け止めましたよ。あやかさん」

 

 俺は紳士的な微笑みを浮かべながら、彼女のシースルーになったドレスの隙間から、すでに愛液でとろとろに濡れそぼっている秘所へと、容赦なく剛直を突き入れた。

 

「ひぐぅっ!? あ、あぁぁっ……! はいりました、先生の、おっきな覚悟が……わたくしの中に……っ!」

 

 侵入の衝撃と、内壁を擦り上げる極上の快感に、あやかは甘い悲鳴を上げて大きくのけぞった。俺は彼女の細いウエストを掴み、その最奥にある子宮の口を的確に打ち据えるように、重く、鋭いピストンを開始する。

 

「あああっ! 先生っ、凄い、ですわ……っ! もっと、もっと激しく……わたくしを、皆のために使ってくださいませっ!」

「素晴らしい締め付けですよ、あやかさん! クラスメイトを想うあなたの心が、これほどの快楽を生み出すとは!」

「ひゃああっ! そ、そんな……わたくしはただ、義務を……あぁっ、だめ、頭が、真っ白に……っ! い、いきますわっ! 皆のために、わたくし、絶頂(いき)ますわぁっ!!」

 

 崇高な使命感は、彼女の脳内で最上級の媚薬へと変換されていた。俺の精を受け止めることが正義であると信じて疑わないあやかは、行為への罪悪感を完全に免除され、与えられる快楽に心からイキ狂っていた。

 ガクガクと全身を痙攣させ、白目を剥きかけながら絶頂に達するあやか。俺はその限界まで収縮する極上の肉壺の奥底へ、一回目の白濁を勢いよく解き放った。

 

「あぁぁっ……あつ、熱いですわ……っ! 先生の、命の力が……っ」

 

 俺が放った熱い精液は、あやかの胎内に注がれた瞬間、物理的な液体として内臓に留まることなく、瞬時に純粋な魔法エネルギーへと変換されて吸収されていく。そして、ドレスのシースルー部分から露出した彼女の美しい下腹部に、禍々しくも妖艶な『魔刻の淫紋』となって魔法的に浮かび上がった。

 一回分のストックを得て、淫紋が微かに発光する。だが、これでは到底足りない。

 

「あやかさん。夕映さんが未来を視るためには、これの数十倍の魔力が必要です」

「はぁっ、はぁっ……存じて、おりますわ……! わたくしは雪広の女、この程度の責め苦で音を上げたりは……っ! さあ、次を……もっと、わたくしに注いでくださいませ!!」

 

 絶頂の余韻で身体をビクビクと震わせながらも、あやかは自ら腰を浮かせ、俺の剛直をさらに奥へと招き入れようと貪欲に求めてくる。

 俺は再び腰を打ち付け、激しいピストンを再開した。

 

「ああっ! あぁっ! 先生っ、奥、奥を抉らないで……っ! ひぎぃっ!」

「どうしました、あやかさん! 皆の負担はこんなものではありませんよ!」

「あぁぁっ! そうですわ、夕映さんや、ハルナさんたちが……こんな思いを……! わたくしが、わたくしが全部、受け止めますわっ!! だから、もっと……もっと気持ちよくして……あぁっ! また、またいきますわぁっ!!」

 

 二度、三度、四度。

 俺が絶頂を迎え、彼女の胎内に精を放つたびに、それは瞬時に魔力へと変換され、下腹部の淫紋をより複雑に、より広範囲へと成長させていく。

 あやかの美しい純白のドレスは乱れ、シースルーの面積は淫紋の広がりに合わせて徐々に拡大し、彼女の扇情的な裸体を露わにしていく。気高きお嬢様の象徴であるイブニングドレスと、下腹部で妖しく明滅する淫乱な紋様。そして、魔力変換される直前に溢れ出た僅かな白濁の体液が彼女の白い太ももを伝い落ちる様は、あやかの美しい『ノブレス・オブリージュ』を、言葉にできないほど退廃的で背徳的な色に染め上げていた。

 

「ああ……っ、あぁぁ……っ、先生……もっと、もっと精液を……っ。わたくしの淫紋を、先生の白濁で、いっぱいにして……っ!」

 

 何度も何度も絶頂を繰り返し、もはや自分が何を言っているのかもわからなくなっているのだろう。あやかは涎を垂らし、完全に快楽に蕩けた表情で俺の精を求め続けていた。

 だが——。

 

「……はぁ、はぁ。さすがに、そろそろ限界ですね」

 

 俺は荒い息を吐きながら、ピストンを止めた。

 チート級の魔力で身体強化をしているとはいえ、いくらあやかが崇高な使命感と快楽で精を求めてこようとも、物理的な時間と体力には限界がある。一晩で注ぎ込める回数など、数十回が関の山だ。

 これでは、これから待ち受けるチャオの陰謀や、その他の従者たちのアーティファクトをフル稼働させるためのストックとしては、まだ心許ない。

 

「せ、先生……? どうして、止めてしまわれるのですか……? わたくしはまだ、皆のために……イケますわ……っ」

 

 物足りなさに涙を浮かべ、虚ろな目で俺を見上げるあやか。

 俺は彼女の汗ばんだ前髪を優しく撫でると、懐から銀色の魔導具——『カシオペア』を取り出した。

 

「あやかさん。あなたの献身には心から感謝します。ですが、一晩の時間では、クラスメイト全員を救うための魔力を貯め切ることはできないのです」

「そんな……では、どうすれば……」

「これを使います」

 

 俺はカシオペアの文字盤をあやかに見せ、静かに、しかし有無を言わさぬ声で尋ねた。

 

「クラスメイトのため……私と共に時間をループしながら、限界が来るまで、僕の精を受け止めてくれますか?」

 

 時間を遡り、同じ夜を何度も繰り返す。それは、終わりのない快楽と種付けの牢獄に自ら足を踏み入れることを意味する。

 だが、歪んだノブレス・オブリージュと、俺の与える快楽に完全に狂わされた雪広あやかに、躊躇いの色など微塵もなかった。

 彼女は下腹部の禍々しい淫紋を誇らしげに輝かせながら、蕩けた極上の笑みを浮かべた。

 

「悦んで……。わたくしのすべてを、皆のために捧げますわ」

 

 その狂気に満ちた愛と使命の誓いを聞き届け、俺は『カシオペア』のスイッチを起動した。

 光が弾け、時間が巻き戻る。

 永遠にも似た白濁のループが、今、幕を開けた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。