「……やはり、最初の従者(パートナー)は神楽坂明日菜で決まりだな」
放課後の教室で、ネギは一人ごちた。
すでに築きつつある好感度や信頼関係、そして彼女の持つ潜在能力。どれをとっても、彼女こそが『仮契約(パクティオー)』の第一号に相応しい。
カモミールにも指示を出し、準備は進めている。
だが、確実を期すなら満月の夜――エヴァンジェリンとの決着をつける時がベストだ。それまでは少し時間がある。
(さて、今日はどうするか……)
ネギはふと、原作のイベントを思い出した。
確かこの時期、山の中でクラスメイトの忍者娘と遭遇するイベントがあったはずだ。
出席番号20番、長瀬楓。
魔法の存在こそ知らないが、甲賀忍群のエリートであり、あの龍宮真名すら一目置く実力者だ。
彼女の身体能力と忍術は、是非とも手に入れておきたい。
(魔法を使わなければ、怪しまれることもないか)
ネギはジャージに着替え、散歩を装って学園の裏山へと足を踏み入れた。
「おや? こんなところで何をしているでござるか、ネギ殿?」
鬱蒼とした森の中で迷ったフリをしていると、頭上から声が降ってきた。
木の上に、忍び装束のような私服を着た長身の少女、長瀬楓が腰掛けている。
「あ、長瀬さん。いやぁ、散歩をしていたら道に迷ってしまいまして」
「ニンニン。ここは迷いやすいでござるからな。……せっかくだ、拙者と一緒に修行でもしていくか?」
「修行、ですか? 面白そうですね」
こうして、ネギは楓と共に山菜採りや岩魚獲りをすることになった。
楓の動きは常人の域を超えている。
垂直の崖を駆け上がり、素手で川魚を捕まえる。
(……忘れてたぜ。そうだ、『写輪眼』は忍術や体術もコピーできるんだった)
ネギは眼鏡の奥で瞳を赤く輝かせ、楓の身体操作を逐一解析する。
今まで魔法ばかりコピーしてきたから失念していたが、筋肉の収縮、重心移動、チャクラ(気)の練り方。それら全てが手に取るように分かる。
魔力で肉体を強化して再現すれば、今の俺は楓と同等の体術使いだ。
「ネギ殿、中々筋が良いでござるな!」
「ははは、運動は好きなもので」
一通りの「修行」を終えた頃、日は傾きかけていた。
「楽しかったでござるな。……どうだネギ殿、ひとっ風呂浴びていかぬか?」
「お風呂ですか?」
「うむ。拙者のお手製、ドラム缶風呂でござる!」
(……来たな。このイベントも原作通りか)
楓が案内したのは、沢の近くに設置されたドラム缶風呂だった。
下から薪で焚き上げられ、湯気が上がっている。
別に弱音を吐いたわけではないが、歴史の修正力とやらだろうか。あるいは単に楓が風呂好きで、気に入った相手を誘う癖があるだけか。
「では、お言葉に甘えて」
「うむ。遠慮はいらぬでござるよ」
ネギは脱衣し、先に湯船へと浸かった。
ドラム缶風呂は狭いが、身体の芯まで温まる。
すると背後で衣擦れの音がして、楓が裸で入ってきた。
「失礼するでござるよ~」
ザバン、と湯が溢れる。
楓はネギの背後に密着するようにして、ドラム缶に入り込んできた。
狭い空間に二人きり。
当然、ネギの背中には楓の肌が押し付けられることになる。
身長180cmを超える長身。クラスで2番目の大きさを誇るバストが、ネギの背中でむにゅりと潰れた。
(……でかい。そして、柔らかい)
忍術で鍛え上げられた身体だが、脂肪の付き方は女性そのものだ。
その感触に、ネギの男としての本能が反応しないわけがない。
股間のモノが、ぐんぐんと鎌首をもたげる。
ネギの肉体は9歳児設定だが、中身は別だ。
それに、かつてメルディアナ魔法学校で『精神と時の部屋』的なアーティファクト『ダイオラマ魔法球』を使用し、時間の流れが違う場所で修行していた経験がある。
その影響と変身魔法の応用で、肝心な部分はとっくに成人のサイズを超えていた。
「む? ……ネギ殿、それはまさか……」
楓がネギの脇から前を覗き込む。
そして、湯の中で屹立するネギのイチモツを目撃してしまった。
「……こ、これは予想外でござるな」
楓が目を丸くして絶句する。
子供だと思って油断していたのだろう。目の前にあるのは、凶悪なほどに成長した大人の象徴だ。
(……まあ、誘ったのはそっちだしな。監視の目もここには届かない)
ネギは冷静だった。
先ほどの山菜採りのどさくさに確保し、手の中に握り込んでいた特定の薬草。
それを湯の中で揉み砕き、魔力で成分を抽出する。
即席の強力な『精力増強剤』兼『媚薬』の完成だ。
さらに認識阻害の魔法で、楓の意識に干渉する。
楓は魔法を知らない。
気配や殺気には敏感だが、精神に直接作用する魔法への防壁は無いに等しい。
認識を歪める。「これは異常な事態ではない」と。
ネギは魔力で水流を操作し、溶け出した媚薬成分を楓の秘部と乳首へと集中させた。
(本当なら、ここで楓の手を操って、チンポに触らせたいところだが、達人の身体を操作すれば違和感を持たれる)
だから、物理的な接触を利用する。
ネギはわざと背中を反らし、敏感になり始めた楓の乳首を背中で擦り上げた。
「んっ!?」
楓の身体がビクリと跳ねる。
予想以上の感度に、彼女自身が驚いているようだ。
だが、狭いドラム缶の中では逃げ場がない。
ネギが動くたび、硬く尖り始めた乳首が背中を刺激する。
「……か、楓さん?」
「あ、いや、その……ネギ坊主は、その……」
楓が口籠る。
彼女の言動や身体つきからして、実戦経験は豊富だろうが、性的な経験はどうやら皆無のようだ。
裸の付き合いには慣れていても、こういう雰囲気には耐性がない。
初心な反応だ。
「楓さん、困りました……。こんなにくっつかれると、僕……」
ネギは困ったような声を出しながら、水面から出ているイチモツをアピールした。
それは脈打ち、限界まで張り詰めている。
楓の視線が釘付けになる。
(……どうする? 責任を感じてるんだろ?)
一瞬の静寂。
楓の中で、認識阻害と媚薬の効果が理性を上回る音がした。
「ネギ坊主……これからする事は、誰にも言ってはならんでござるよ」
「え?」
「拙者が……不用意だったでござるからな。責任をとって、鎮めてやるでござる」
楓の手が、ネギの背後から股間へと伸びてきた。
武術で鍛えられた指先が、恐る恐るネギのモノに触れる。
優しく、しかしぎこちなく擦り上げる。
「んっ……楓さん……」
「じっとしているでござるよ……」
楓の手の動きに合わせ、ネギも背中を楓の胸に押し付ける。
擦れる乳首の快感に、楓の吐息が熱くなる。
次第に、楓の手の動きに力が籠もり、腰が浮き始めた。
媚薬が効いてきた証拠だ。
ネギはくるりと振り返り、楓と向き合った。
「か、楓さん……手だけじゃ、我慢できません」
「む……っ!?」
ネギは楓の豊満な胸を両手で鷲掴みにした。
弾力のある肉を捏ね回し、尖りきった乳首を甘噛みする。
「ああっ! ネギ殿、そこは……っ!」
反応が良い。
手で扱くだけでは達しないネギの欲望を、楓自身も肌で感じているはずだ。
ネギは濡れた瞳で楓を見つめ、決断を迫った。
「楓さん……どうしましょう?」
「うぅ……仕方ない、でござるな……」
二人は風呂から上がり、焚き火のそばへと移動した。
草の上にタオルを敷き、互い違いに身体を重ねる。
シックスナインの体勢。
「ん……むぐ……ッ」
楓が意を決して、ネギのモノを口に含んだ。
熱く、湿った口腔の感触。
ネギも同時に、楓の秘部に顔を埋める。
「んんっ! ふぐっ、じゅる……ッ!」
媚薬で充血し、蜜を溢れさせている楓のアソコ。
ネギが舌を這わせると、楓の身体が大きく震え、口の中での吸引が強くなる。
認識阻害の力もあり、彼女は一心不乱にネギの奉仕をしていた。
技術は拙いが、肺活量と舌の筋肉は流石は忍者だ。
ジュボ、ジュボ、と激しい音を立てて吸い上げてくる。
楓も頭ではおかしいと思っているはずだが、行為を止めるまでには至らない。
快楽と義務感、そして魔法による誘導。
楓はネギのモノを根元まで飲み込み、喉奥で締め付ける。
「ふっ、んんーっ!」
ネギは楓のクリトリスを吸い上げながら、魔力を練り上げた。
絶頂の瞬間、魔力を精液に乗せて送り込む。
「っ、く……出るっ!」
「んぐぅっ!?」
ネギが腰を跳ね上げ、楓の口内に白濁液を放出する。
同時に、楓もネギの舌使いによって達し、身体を弓なりに反らせた。
意識が空白になったその瞬間。
ネギは楓に強力な催眠魔法と暗示を重ね掛けした。
「……いいですか、楓さん。これはおかしなことではありません」
ネギの声が、楓の脳髄に染み渡る。
「拙者にとって……おかしなことでは……ない」
「ネギの昂りを鎮めるのは、普通の事です。友達としての助け合いです」
「鎮めるのは……普通の事……」
「ただ、人に言ってはいけません。なぜなら、挑発したのは楓さんだからです」
「拙者が……挑発したから……」
「今後もネギに求められたら、鎮めなくてはいけません。なぜなら、それが普通のことなのだから」
「……御意」
楓の瞳からハイライトが消え、すぐに戻る。
そこには、少しの背徳感と、奇妙な納得の感情が宿っていた。
「……ふぅ。スッキリしたでござるか、ネギ殿?」
「ええ、おかげさまで。ありがとうございます、楓さん」
ネギはにっこりと笑い、楓の口元に残る汚れを指で拭った。
楓は顔を赤らめながらも、それを拒絶しない。
ネギの魔の手が、着々と楓にも伸びていく。