まほら武道会、決勝戦。
闘技場の地下に設けられた薄暗い控え室には、地鳴りのような数千人の大歓声が、分厚い石の壁を震わせて絶え間なく響き渡っていた。
長椅子に深く腰掛けた俺は、薄暗がりの中で静かに腕を組み、これから始まる最後の戦いに向けてひたすらに思考を巡らせていた。
(……どうせここまで来たのなら、やはり優勝はしておきたいところですが)
立ちはだかる最後の壁。対戦相手は、常にフードを深く被っている得体の知れない青年、クウネル・サンダース。長瀬楓との準決勝で、彼はついに切り札であるアーティファクトを使用し、その厄介な能力の一端を俺に見せつけた。
特定の人物に変身し、その変身相手の能力を再現する力。
楓の渾身の大魔術を打ち破るために彼が選んだ姿は、俺の父親であり、この世界における伝説の魔法使い――ナギ・スプリングフィールドだった。あの圧倒的で暴力的な魔力。それを不完全ながらも再現できるのだとすれば、それはもはや一個人がまともにやり合える次元の相手ではない。
そして、俺という『ナギの息子』を相手に決勝を戦う以上、クウネルは間違いなく、再びあのサウザンド・マスターの姿へと変身してくるだろう。
(あの力……神鳴流の剣士である刹那さんにすら、純粋な武術では手も足も出なかった僕の素の戦闘力で、どうにかできる相手ではありませんね)
勝つためには、どうすればいいか。
手っ取り早い答えは一つある。神からサイコロを振るうように適当に決められ、無理やり押し付けられた俺のチート能力――『エヴァンジェリンの十倍』という規格外の魔力容量。その底なしのバケモノじみた魔力を、一切の制限なく全開にすることだ。
チート魔力を全て身体強化と大魔術の行使に回せば、いかにクウネルがナギに変身しようと、力と力の真っ向勝負で強引にねじ伏せることは可能かもしれない。
(……しかし、それは絶対に選んではならない最悪の愚策だ)
俺は暗がりの中で、ギリッと奥歯を強く噛み締めた。
外界から完全に隔離された『ダイオラマ魔法球』の外で、そんな出鱈目な魔力を解放すればどうなるか。
まず間違いなく、学園都市の結界を管理する学園長・近衛近右衛門のセンサーに即座に捕捉される。平和な英語教師『ネギ・スプリングフィールド』という仮面は完全に剥がれ落ち、学園中から危険なイレギュラーとしてマークされることになるだろう。
いや、学園側だけならまだマシだ。俺が何よりも恐れているのは、この世界の『ラスボス』――続編において本来のネギの肉体を乗っ取ることになる、造物主(ライフメーカー)の連中に、俺の存在と圧倒的な魔力を特定されてしまうことだ。
強大な魔力など振り撒けば、極上の『器』として間違いなくラスボスに目をつけられ、狙われる。俺が転生時にチートを頑なに拒否した最大の理由はそこにあるのだから。
(ここでチート魔力を晒せば、これまでの慎重な隠蔽工作が全て水の泡になる。僕が今まで、ダイオラマ魔法球という密室の中だけでヒロインたちを淫靡に洗脳し、己の力ではなくアーティファクトという『外部の手駒の力』を増やす陰湿な手段を好んできたのは、全てラスボスの目を欺くためだったんですから)
それに……何より、俺は自分の純粋な戦闘力を、これっぽっちも信用していなかった。
俺がこの世界に転生してから、チート魔力を制限なく全開にしたのは、後にも先にもたった一度きり。エヴァンジェリンを俺の専属の肉便器として屈服させる前に繰り広げられた、あの初めての死闘の時だけだ。
あの時、俺はエヴァの十倍という圧倒的な魔力量を誇示し、力任せに彼女をねじ伏せようとした。
結果はどうだったか。
数百年の長きにわたり血みどろの闘争を生き抜いてきた真祖の吸血鬼の『圧倒的な戦闘経験』と『技術』の前に、俺は文字通り手も足も出ず、ボコボコに叩き伏せられたのだ。
圧倒的な魔力の差など、達人の技術の前には無意味だった。最後に俺が勝てたのは、ただ単に学園の『魔力封印の呪い』のせいで、エヴァが勝手に魔力切れを起こして自滅してくれたからに過ぎない。
あの凄惨な敗北体験のフラッシュバックが、俺の脳裏に「自分は根本的に弱い」という強烈なコンプレックスを確固たるものとして植え付けている。
(チート魔力を全開にしたところで、武術の素人である僕が、ナギに変身したクウネルに勝てる保証はどこにもない……。むしろ、ボロを出して反撃されるのがオチでしょう)
強大な魔力は、絶対に隠し通さなければならない。
しかし、目の前のクウネルには何としても勝ちたい。明日菜やエヴァの脳内に念話で干渉してきたあの目障りな男を、この手で完全に叩き潰してやりたい。
どうすればいい。このチート能力を学園側やラスボスに一ミリも勘付かれることなく、あの厄介な変身能力を打ち倒す方法はないものか。
『――いよいよ、まほら武道会もクライマックス! 決勝戦の時間がやってまいりました!!』
俺の葛藤を切り裂くように、朝倉和美の威勢の良い実況アナウンスが控え室のスピーカーから鳴り響いた。
思考のタイムリミットだ。
俺は深く息を吐き出すと、ゆっくりと立ち上がり、重い足取りで決勝戦の舞台――眩い光が差し込む闘技場へと続く通路を歩き始めた。
****
「さあ遂に……!! 遂に伝説の格闘大会『まほら武道会』決勝戦です!!!」
朝倉和美の熱狂的な実況アナウンスが、スピーカーを通して闘技場全体に響き渡る。
観客席を埋め尽くす数千人の観衆からは、鼓膜を劈くような凄まじい大歓声と足踏みが巻き起こり、闘技場の巨大な石造りの壁をビリビリと震わせていた。
空中に浮かぶ巨大なモニターには、これまでの試合のハイライト映像と、トーナメント表が映し出されている。村上小太郎選手、そして長瀬楓選手という並み居る強豪を規格外の力で打ち倒してきた『クウネル選手』。対するは、タカミチ・T・高畑選手、桜咲刹那選手を撃破し、決勝に辿り着いた俺、『ネギ選手』だ。
リングの中央。
怒号のような歓声に包まれる中、俺は対戦相手であるフードを被った青年と、数メートルの距離を置いて静かに向かい合った。
「……」
俺が警戒を解かずに構えていると、試合開始の合図が鳴るのとほぼ同時、クウネルがゆっくりと口を開いた。
「私の名はアルビレオ・イマ」
静かだが、闘技場の喧騒を抜けて真っ直ぐに届く声。彼は被っていたフードの奥で、微かに口元を歪めた。
「サウザンドマスター……千の呪文の男、ナギ・スプリングフィールドの友人です。……が、しかし。私のことはこれまでどおり、クウネル・サンダースとお呼びください」
(……アルビレオ・イマ? クウネルという名すら偽名だったというわけですか)
俺が内心で毒づいていると、アルビレオは懐から古びた羊皮紙のようなアーティファクトを取り出し、丁寧にその能力の解説を始めた。
「このアーティファクトの力は、特定の人物の姿と能力……そして『人格』までも完全に再現する能力。ただし、制限時間は10分間のみです。……これから、君のお父上の遺言を……」
(親父の遺言? だから何だと言うんですか)
俺の心の中に湧き上がったのは、感慨でも感動でもなく、冷え切った絶対的な『無関心』だった。
死んだ父親の遺言? 魔法界を救った英雄からの感動的なメッセージ?
マジでどーでも良い。この俺が求めているのは、原作の健全なストーリーを徹底的に破壊し、ヒロインたちを淫靡な肉便器として屈服させるという暗い支配欲の達成だけだ。お涙頂戴の茶番劇に付き合って、感動の再会で涙を流すつもりなど毛頭ない。目の前のこいつは、俺の野望を邪魔するただの目障りな敵でしかないのだ。
「はじめッ!!」
審判の開始のコールが鳴り響く。
アルビレオの持つアーティファクトが眩い光を放ち、そのひょろりとした青年の姿が、屈強で圧倒的な魔力を纏った男――英雄ナギ・スプリングフィールドへと変貌を遂げようとした、まさにその瞬間だった。
「遅いですよ」
光が完全に収まるよりも早く。俺は『瞬動』によって爆発的な脚力で石板を蹴り飛ばし、瞬きする間もなくナギの死角となる懐へと飛び込んだ。
感動の再会の余韻など一切与えない。俺はチート魔力こそ抑えつつも、純粋な魔力強化による渾身の右ストレートを、変身したばかりの無防備な顔面へと容赦なく叩き込んだ。
ドォンッ!!
重い衝突音が響き渡る。
だが、俺の顔は驚愕に歪んでいた。
(なっ……!?)
俺の放った必殺の奇襲攻撃。それを、ナギは少しも体勢を崩すことなく、分厚い掌でいともあっさりと受け止めていたのだ。
「おっと。いきなり殴りかかって来るとは、良い性格に育ってるじゃねーか」
俺の拳を完全にホールドしたまま、ナギはニヤリと不敵な笑みを浮かべた。
(あっさり受け止めやがって……! ふざけた身体能力ですね!)
俺はすぐさま拘束された右腕を強引に引き抜き、左のフック、続けて下段への回し蹴りへと攻撃を繋ぐ。だが、ナギはそれすらも涼しい顔で、まるで子供の悪戯をあしらうかのようにパシッ、パシッと的確に捌いていく。
息もつかせぬ猛攻を仕掛ける俺の顔をまじまじと見つめながら、ナギは攻撃を軽々と避けつつ口を開いた。
「お前がネギで間違いないよな?」
「……ッ、ハァッ!」
「まほら武道会か。わざわざこんな舞台用意しやがって、相変わらずマメなヤツだな」
闘技場の熱気と観客席を見回し、どこか感心したようにつぶやくナギ。
その言葉を聞いた瞬間、俺の脳裏に電流のような閃きが走った。
(……相変わらずマメなヤツ? 僕に対して言っているんじゃない。アルビレオ・イマという友人に向けての言葉だ)
俺は連続攻撃の最中、鋭く思考を回転させる。
この男の反応。先程から俺の攻撃を難なく捌いてはいるが、そこには「相手の手の内を知っている」という前提が見受けられない。準決勝でクウネルは、俺と刹那の試合を、そしてタカミチとの試合を確実に見ているはずだ。にもかかわらず、今のナギの対応は、まるで『初めて俺と戦う』かのような純粋な反応だった。
(……なるほど。そういうことですか)
俺の唇の端が、微かに吊り上がった。
クウネル……いや、アルビレオのアーティファクトは、対象の能力と『人格』を再現するもの。それは裏を返せば、変身したこの『ナギ・スプリングフィールド』の脳内には、アルビレオ・イマとしての直近の記憶が一切引き継がれていないという証明だ。
(つまり、僕がタカミチ戦で見せた『闇の魔法』の力も、刹那戦で使った『分身の術』も、こいつは全く知らない……!)
相手は絶対的な英雄であり、圧倒的な格上。しかし、情報のアドバンテージはこちらに完全に傾いている。チート魔力を温存したままこのバケモノを出し抜くための、最大の勝機を見出した瞬間だった。
俺の邪悪な企みなど露知らず、ナギは俺の鋭い前蹴りを腕で弾き飛ばすと、楽しそうに笑いながら拳を握り込んだ。
「10分しかないからな。お前もやる気みたいだし、稽古をつけてやるぜ」
****
闘技場の中央で、凄まじい衝撃波が幾度も弾け飛ぶ。
ドゴォォォォンッ!!
俺の放った拳と、ナギの振るった剛腕が真正面から激突し、足元の分厚い石板がクレーターのように粉々に砕け散った。
「ハハッ! いいぞ!」
ナギは楽しげに笑いながら、丸太のような蹴りを放ってくる。俺は『写輪眼』で古菲からコピーした中国拳法の柔の動きでその威力を外へと受け流し、同時に高畑や刹那からラーニングした合気道と柔術の合わせ技で、彼の巨体のバランスを崩しにかかった。
だが、ナギは空中で強引に体勢を立て直すと、全くの無予備動作から規格外のスピードで裏拳を叩き込んできた。
「くっ……!」
俺は腕をクロスさせてガードするが、重戦車に轢かれたような衝撃に後方へと数メートル押し込まれる。
「へえ……中国拳法に合気道と、随分と器用なやつだな。色んなモンをきっちり自分のモンにしてやがる」
ナギは感心したように口笛を吹きながら、余裕の笑みを浮かべて距離を詰めてくる。
対する俺は、チート魔力による身体強化をフル稼働させながらも、内心ではウンザリとした苛立ちを募らせていた。
「……貴方は、全くの我流のようですね」
「おう! 難しい理屈はよくわかんねぇからな。来たモンを避けて、殴る! それだけだ!」
カラカラと笑いながら放たれる、洗練の欠片もない大振りの拳。
だが、それが腹立たしいほどに速く、そして重いのだ。
(……全く、不愉快極まりない)
俺は殴り合いながら、心底嫌気が差していた。
目の前の男の強さの根源は、天性の反射神経と、生まれ持った圧倒的な魔力によるデタラメな身体強化のみ。技術など何一つなく、ただ『才能』という暴力だけで全てをねじ伏せ、世界を救ってしまった正真正銘の『天才』なのだ。
努力も、狡猾な策も必要としない、圧倒的な光の主人公。
俺のような、ヒロインを陰湿に洗脳して手駒を増やし、暗闇の中で支配欲を満たす邪悪な転生者からすれば、これほど気に食わない存在はない。
(少し、痛い目を見てもらいましょうか)
俺は敵意を冷徹な思考に切り替え、激しい乱打戦の中で、拳を交差させる一瞬の死角を突いた。俺は懐から取り出した数枚の符(おふだ)を、ナギの背中や関節へと気付かれぬように貼り付けていった。
バシィッ! と最後の一撃を交え、互いに距離を取った瞬間。
「動くな」
俺が強力な魔力を込めた言霊を放つと同時、ナギの身体に貼り付けられた『東洋呪術』の御札が一斉に呪力を発し、彼の四肢を強固に縛り上げた。
「おわっ!? なんだこりゃ……東洋呪術まで使えるのか!」
突然身体の自由を奪われ、ナギが驚愕の声を上げる。
「東洋呪術だけじゃありませんよ」
俺はその決定的な隙に、右手に莫大な魔力を収束させた。
「『雷の暴風』」
風と雷の精霊が融合し、俺の周囲に恐るべき稲妻の竜巻が巻き起こった。だが、俺はそれを放たず、闇の魔法の術式を展開する。
「『術式固定(スタグネット)』……『掌握(コンプレクシオー)』」
暴れ狂う雷と風のエネルギーを、俺は己の肉体の中へと無理やり吸収していく。
「『術式兵装』」
直後、俺の身体を禍々しい黒い稲妻が覆い尽くした。大魔術の威力をそのまま自身の身体能力へと上乗せする、極限の強化形態だ。
「なっ……お前、今何を……っ」
御札の拘束を引きちぎったナギが、俺の姿を見て息を呑む。彼自身は『闇の魔法』という名称そのものを知らなくとも、魔法の深淵に触れた英雄の直感が、俺が今どれほど危険な術を行使したのかを感じ取り、呆れ返っていた。
「驚くのは早いですよ。……いきます!」
ドゥンッ!!
黒い稲妻を纏った俺の姿が消失する。次の一瞬、俺の拳はナギの顔面の数ミリの位置にまで到達していた。闇の魔法で極限まで底上げされた身体能力とスピード。
「チィッ!!」
ナギが咄嗟に腕を交差させて防御するが、俺の蹴りがその横腹を抉り、黒い雷が彼の巨体を吹き飛ばす。
そこからは、完全なる互角の死闘だった。
英雄の圧倒的な才能による剛腕と、俺の闇の魔法による超高速の打撃が、闘技場の空中で凄まじい衝撃波を生み出しながら幾度も激突する。
チート魔力を完全に解放せずとも、これならば勝てる――俺がそう確信してとどめの一撃を放とうとした、その時だった。
「いや、参った! オレの負けだ!」
不意にナギが大きくバックステップを踏み、降参のポーズをとった。
「……は?」
「悪い悪い。これ以上殴り合ってると、本当に何も話す時間がなくなっちまうよ。お前の強さはよくわかった。立派に育ったな」
変身のタイムリミットである十分間が、すでに限界に近づいているらしい。
ナギは闘気を完全に収めると、静かな瞳で俺を見つめた。
「ネギ。……恐らく、オレはもう死んでる。生きてはお前を迎えに行けねぇ」
(……死んでる? そんなこと、続編の知識がある僕からすれば百も承知です)
俺は内心で冷たく吐き捨てながらも、表面上は黙って彼の言葉を聞き流した。
そこへ、準々決勝で敗れたはずのエヴァンジェリンが、リングへと飛び降りてきた。
「……ナギ……っ」
彼女はナギの前に立ち止まると、頬を赤らめながら告げた。
「ああ、もう何秒もねーな。では抱き締めろ、ナギ」
「やだ」
「殺るぞ貴様? ……まあいい、頭を撫でろ。それでいい」
傲慢に、しかしどこか必死に命令するエヴァ。
(……チッ。他の男に抱き締めろとか、頭を撫でろとは、駄目な雌犬ですね。後でたっぷりと、泣いて許しを乞うまでお仕置きしてあげないといけません)
俺はドス黒い支配欲を滾らせてその光景を睨みつけた。
ナギは優しく微笑むと、大きな掌でエヴァンジェリンの頭をゆっくりと撫でた。
「……」
だが、ナギの掌に撫でられても、エヴァの表情はピクリとも動かなかった。当然だ。今の彼女の肉体も精神も、全ては『僕の与える快楽と苦痛』でしか満たされないように、俺が完璧に調教し尽くしてしまったのだから。
エヴァンジェリンは戸惑うようにナギの手から離れると、何かにすがるように、チラッと俺の方へ視線を向けた。
その様子を見たナギが、ニヤリとからかうように笑った。
「何だ、俺からネギに乗り換えか?」
「違うわ!」
頬を真っ赤に染め、全力で否定するエヴァ。その狼狽えっぷりは、完全に俺の調教に堕ちた雌の反応そのものだ。
(……フッ、ハハハハッ! ざまあみろ、ナギ!)
俺は内心で、狂喜の笑い声を上げた。
直後、ナギの身体が光に包まれ、その姿が元のアルビレオ・イマへと戻った。
『しょ、勝負ありィィィィッ!! クウネル選手の降参により……! まほら武道会、優勝はネギ選手だァァァァァァァァァッ!!!』
割れんばかりの大歓声が闘技場を包み込む。俺は沸き立つ熱狂の中、勝利の美酒に酔いしれていた。