※この作品はR-18です。

欲望のネギ   作:おっさん

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第89話:狗神の孕み袋の発現と、産む機械への転落

一行がようやく腰を落ち着けたのは、魔法世界の遺跡発掘者たちが集う街『ヘカテス』だった。

地図を広げて確認したネギは、内心で密かに舌打ちをした。

 

(……メガロメセンブリアから、かなり遠いですね)

先ほど、フェイトの結界から逃れる際、行き先もまともに考えずに広域転移(テレポート)を発動してしまった結果だ。魔法世界では地球に張り巡らせた『全世界認識阻害魔法』が機能していないという致命的な事実に焦り、いささか冷静さを欠いていたとネギは反省した。

 

(この後の魔法世界での原作の流れは……細部まであまり憶えていませんが、『紅き翼』のチート野郎、ジャック・ラカンと戦う事になるのだけは確かです)

あの規格外の戦闘狂に、自分が従者たちと築き上げている異常で『爛れた関係』を知られたら非常に面倒なことになる。しかし、極限露出の痴女や洗脳された肉奴隷のハレムを引き連れている現状、知られないはずがない。

 

(まあ、隠蔽工作や認識阻害システムの再構築については、科学と魔法の天才である葉加瀬や超に頑張ってもらいましょう)

ネギは面倒事を他力本願で丸投げすることにした。

 

(魔法世界で今後の拠点を作るなら、自由交易都市『グラニクス』が良いでしょうね。さっそく移動する準備を……)

今後の予定を思案していると、不意に騒々しい足音と声が響いてきた。

 

「大変だよ、ネギ先生!」

 

血相を変えて飛び込んできたのは、朝倉和美だった。そして彼女の横をすり抜け、

 

「先に行くぜッ!」

 

と、犬上小太郎が猛スピードで路地の奥へと駆けていく。

 

「どうしたんですか?」

「私のアーティファクトのゴーレムで周辺を探索してたら……何故か、夏美が魔法世界に居たのよ!」

「……は?」

 

ネギは本気で呆気にとられた。村上夏美。演劇部に所属する、自称『目立たない普通の女の子』だ。

 

(マジで何故ですか? 彼女は僕の従者でもなければ、あの場にいた椎名桜子の異常な『運』によって導かれたわけでもないのに……)

不可解に思いつつも、ネギは和美、使い魔のオコジョであるカモ、そして常に傍らに浮遊している幽霊の相坂さよを伴い、小太郎が向かった先へと急いだ。

路地の物陰で、夏美と小太郎が何やら言い合っているのが見えた。

 

「おかしいよ、コタロー君っ! なんで……なんでネギ君が、みんなにあんな酷いことするのっ!?」

 

涙目で小太郎に縋り付く夏美。

どうやら夏美も当然ながら認識阻害が解けており、荒野でネギが行った裕奈たちへの『終わらない淫夢地獄と拘束プレイ』の狂宴を、偶然にも目撃してしまっていたらしい。

 

(……気配無いな、おい。僕としたことが全く気づきませんでしたよ)

ネギは夏美の持ち前の影の薄さに内心で呆れ果てた。

対する小太郎は、すっかりネギの催眠によって洗脳されているため、平然とした顔で答えた。

 

「何言ってるんや、夏美姉ちゃん。アレは『従者』なんやから、普通のことやろ。ちょっと激しい特訓みたいなもんや」

「普通じゃないよっ! ね、ねえ……コタロー君も、私に、あんな事……するの?」

 

怯えきった夏美が、胸の前で両手を組み、懇願するように小太郎を見上げる。

 

「何言ってるんや、夏美姉ちゃん。俺と姉ちゃんは、あいつらみたいな『主従関係』じゃないやろ。そんなことするわけないやん」

 

小太郎が呆れたように笑い飛ばすと、夏美は「そ、そうだよね……」とホッと胸を撫で下ろした。

 

(ふむ……どうやら夏美さんは、すでに小太郎のことが好きみたいですね)

物陰から観察していたネギは、冷酷な目で二人の関係性を値踏みした。

ネギ自身は、幼児体型でそばかすのある夏美に対して、さほど強い性的執着を持っていなかった。

 

(ならば……さっさと小太郎と契約させて、彼らも僕の従者たちと同じような『爛れた関係』に沈めてしまいましょうか。中途半端に倫理観を保たれるより、その方がずっと都合が良いですからね)

 

「夏美さん」

 

ネギが物陰から姿を現し、優しく声をかけた。

 

「ヒッ……!? ネ、ネギ君っ!」

 

夏美は悲鳴を上げ、極度の警戒心を露わにして小太郎の背後へと隠れた。まるで化け物でも見るような目だ。

 

「そんなに怯えないでください。……僕とみんなの『関係』について、色々と誤解があるようですから。それを確認するためにも、夏美さんと小太郎も、ここで仮契約(パクティオー)をしましょう」

 

ネギは夏美の意思や恐怖など一切無視し、強引に勝手に話を進めた。

 

「えっ……? か、かりけいやく……?」

「カモ君、頼みますよ」

「へへっ、任せな兄貴!」

 

足元のカモがニヤニヤと笑いながら手早く魔法陣を展開し、仮契約の呪文を唱え始める。

 

「良しっ! 夏美姉ちゃん、やるで!」

 

ネギの洗脳によって性的・倫理的な忌避感が完全に書き換えられている小太郎は、ノリノリで夏美の両肩をガッチリと掴んだ。

 

「えっ? ちょ、ちょっとコタロー君!? んんっ!?」

 

抵抗する間もなく、小太郎は戸惑う夏美の唇を、情熱的に、そして強引に塞いだのだった。

 

 

*******

 

 

「よしっ。夏美姉ちゃん、そのカードを持って『アデアット』って唱えてみてくれ」

 

熱烈な仮契約の口づけを終え、唇を離した小太郎が、発現したばかりのパクティオーカードを夏美に握らせて促した。

顔を真っ赤にして放心状態だった夏美は、言われるがままに小さく頷く。

 

「う、うん……っ。ア、アデアット……」

 

呪文を唱えた瞬間、夏美の身体を包んでいた演劇部のジャージと制服が、光の粒子となって弾け飛んだ。

 

「ひゃあっ!?」

 

強制的な全解除(全裸)。

あらわになった小柄で幼児体型な夏美の頭部には、ピコピコと動く本物の『犬耳』が生え、そして彼女の尻の穴(アナル)には、ぶっとい『犬の尻尾型バイブ』がズブゥッ! と容赦なく装着されていた。

 

「ンヒィィィィッ!? な、なにこれ、お尻に、お尻になんか入って、震えてるぅっ!!」

 

強烈な振動に襲われ、夏美は両手で自身の平坦な胸と秘所を隠しながら、その場にヘナヘナと座り込んだ。

 

「おっ、ええやん! 可愛いぜ、夏美姉ちゃん!」

 

全裸でアナルバイブに悶える少女を見て、洗脳された小太郎は素直な称賛の声を上げる。

 

(……何故、あの健全な二人の組み合わせで、あんなエロいアーティファクトが発現するんですか?)

物陰から観察していたネギは、心の底から首を傾げた。

 

(アーティファクトは本人の素質や深層心理を反映するはず。……よほど小太郎の『狗族』としての本能と、夏美さんの『役に立ちたい』という願望が、歪な形で合致してしまったとしか思えませんね)

 

「わぁ……エロエロだね、夏美ちゃん」

「ひゃあぁっ……は、恥ずかしいですぅっ……」

 

和美がニヤニヤと笑いながらカメラを向け、傍らの幽霊のさよは、顔を両手で真っ赤に覆いながらも、指のすき間から興味津々にその光景をのぞき見ていた。

 

「コ、コタロー君っ、見ないでっ! 私、こんな……っ」

「ええやんか、姉ちゃん。俺ら、主従になったんやし。……それに、そのお尻の尻尾、俺の子(狗神)を産むための準備らしいで」

「えっ……産む……? 私が、コタロー君の……子を……?」

 

夏美の瞳孔が、快感と背徳感で大きく開いた。

ネギはこれ以上路地裏で騒がれては目立つと判断し、魔法で二人をすっぽりと包み込むと、すぐ近くにあった安宿の一室へと強引に押し込んだ。

 

「さて、彼らの初夜(種付け)は邪魔しないでおきましょう。僕たちはグラニクスへ向けての準備を進めますよ」

 ****

夜。

ヘカテスを出発し、荒野に野営のテントを張ったネギ一行の元へ、宿に置いてきた小太郎と夏美が合流してきた。

 

「コタロー君っ♥ コタロー君っ♥」

「おーよしよし、ええ子やな」

 

戻ってきた二人の姿を見て、一行は絶句した。

夏美は当然のように全裸のままであり、首には小太郎に繋がれた犬用のリードがつけられていた。彼女は秘所からドロドロの精液と愛液を垂れ流しながら四つん這いになり、犬のように小太郎の足元に擦り寄って嬉しそうに尻尾(バイブ)を振っている。

そして何より異常なのは、夏美の腹部が、まるで臨月の妊婦のように大きくポンポコリンに膨れ上がっていたことだ。

 

「夏美っ!? あなた、そのお腹……っ!」

 

那波千鶴が、信じられないものを見るような目で立ち上がり、怒りで肩を震わせた。

 

「小太郎君っ! あなた、夏美に一体何をしたのっ!」

 

千鶴の怒声が響くが、小太郎も、そして当の夏美も全く気にした様子はない。

 

「千鶴姉ちゃん、怒らんといてや。夏美姉ちゃんのお腹には、俺の『狗神』がいっぱい詰まってるんや」

「うふふっ♥ 私のお腹に、コタロー君の赤ちゃん(狗神)がいっぱいいるの……♥ 私、コタロー君の役に立つ、産む機械になるんだからっ♥」

 

アナルバイブの快感と、「小太郎の役に立てる」という歪んだ自己肯定感に完全に精神を汚染され、恥じらいを捨て去った発情牝犬の姿。

それはどう見ても、お互いを愛し合い、求め合う、幸せそうな二匹の狗のツガイの姿であった。

 

「……っ」

 

そのあまりにも幸せそうで、狂気に満ちた二人の様子に、千鶴はもはや手遅れであることを理解した。自分の知る大人しく目立たない演劇部の少女は、もうどこにもいないのだ。

千鶴はギリッと唇を噛み締め、ネギを鋭く睨みつけた。

 

「ネギ先生……。一体、みんなをどうする気なんですか? 私たちをこんな風にして……何を企んでいるのっ!」

 

怒りと悲しみに満ちた千鶴の問いに、ネギは肩をすくめて優雅に微笑んだ。

 

「小太郎と夏美さんの件は、こちらとしても予想外でしたよ。彼らのアーティファクトがあそこまでエキセントリックだとは、僕も思っていませんでしたからね」

 

ネギはテントの中で蠢く、洗脳された従者たちや、数珠繋ぎにされて絶頂し続ける一般生徒たちを見渡した。

 

「企みなど、何もありませんよ。……その上で、あえて言うならば」

 

ネギは千鶴の豊満な胸――魔法生命体の培養器へと改造されたその膨らみを見つめながら、邪悪に目を細めた。

 

「僕としては、ただ単に……可愛い女の子たちと一緒に、僕が幸せになりたいだけですよ。」

 




ちょっと雑だが、他に思いつかなかった
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