※この作品はR-18です。

ハズレスキル『発情』が最強種にだけクリティカルヒット!? 人間には効かないゴミスキルを使ったら、赤龍がドMな爆乳美女になって「種付け」を懇願してきた件   作:kokoko146666

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最終話:そして世界が発情する

 霊峰の頂上で迎えた、世界が生まれ変わった朝。

 

 俺の膝の上では、昨日の破壊神としての威厳など微塵もない、甘えん坊な少女と化したカオスが、俺の服に顔を擦り付けていた。

 

「ゆうくぅん……。おちんぽ……ちゅっちゅ……」

 

「こら、今は食事中だぞ。……ほら、シルヴィがあげた干し肉、ちゃんと噛めよ」

 

「んー……。肉より、ゆうくんのミルクがいいのぉ……」

 

 カオスは不満げに頬を膨らませながらも、俺の手から水を受け取って飲み干した。

 褐色の肌、豊満すぎる肢体は変わらないが、その中身は完全に「バブみ」全開の幼児退行……いや、これが本来の無垢な姿なのかもしれない。

 

 そんな賑やかな朝食の場に、下界から数つの影が飛来した。

 

「ユウ様ぁぁぁーーーッ!!♡」

 

 先頭を切って飛び込んできたのは、元聖女セレスだ。

 彼女は俺の姿を見つけるなり、感極まった表情で地面に滑り込み、俺の足にすがりついた。

 

「ああ、ご無事で……! 空が光り輝き、邪悪な気配が消え去ったのを見て、確信しておりましたわ! ユウ様が、神をも快楽で屈服させたのだと!」

 

「人聞きが悪いな。……世界を救ったと言え」

 

「ええ、ええ! 貴方こそが真の救世主! そして新しい世界の種馬神ですわ!」

 

「その肩書き……めちゃくちゃ嫌だな……」

 

 セレスの後ろには、カスティアとエレリアも続いている。

 カスティアは顔を赤らめながら敬礼し、エレリアは妖艶な微笑みで手を振った。

 

「報告します。教皇グレゴリウスの消滅により、洗脳されていた信徒たちの精神呪縛は解けました。街は一時混乱しましたが、私たちが『新しい神』の降臨を告げたことで、今は歓喜に包まれています」

 

 カスティアが真面目な顔で報告する。

 

「新しい神って……まさか」

 

「はい。聖教国エリュシオンは今日より、教義を一新いたします」

 

 セレスが立ち上がり、高らかに宣言した。

 

「禁欲を捨て、本能を解放し、愛し合うことこそが正義! そして、その頂点に立つユウ様を崇め、ユウ様の子種を授かることこそが至上の誉れであると!」

 

「……おい、なんて国にするつもりだ」

 

 俺がツッコミを入れると、エルフの長であるエレリアがくすくすと笑った。

 

「いいではありませんか。堅苦しい教えよりも、よほど生物として健全ですわ。エルフの里も、これからはもっと開放的になりますしね」

 

 どうやら、俺の与えた「快楽の種」は、この世界そのものの価値観を大きく変えてしまったらしい。

 まあ、陰湿な教皇が支配するよりは、欲望に忠実な世界の方が、俺たちにとっても居心地がいいか。

 

「……ふっ。とんだエロ国家の誕生だな」

 

 ルシフェラが呆れつつも、満足げにコーヒーを啜る。

 

「だが、悪くない。魔界との国交も、これならスムーズにいくだろう。『夜の交流会』などを主催すれば、争いなど起きる暇もなくなる」

 

「そうですね! 美味しいお肉とお酒、そして素敵な殿方がいれば、戦争なんて馬鹿らしくてやってられません!」

 

 ヴァミが大きく頷く。

 平和への道筋は、意外と単純なところにあったのかもしれない。

 

「よし。じゃあ、ここの後始末はセレスたちに任せる。俺たちは……少し早めのバカンスといくか」

 

 俺は立ち上がり、全員を見渡した。

 

「行こうぜ。俺たちの、新しい楽園へ」

 

 

 数ヶ月後。

 

 蒼海公国ヴェネーラの沖合。

 かつては何もなかった海域に、巨大な新しい島が浮かんでいた。

 

 レヴィアタン姉弟が海底の土砂を隆起させ、邪神カオスの創造の力で緑を芽吹かせ、ヴァミとシルヴィアが気候を調整した、人工のリゾートアイランド。

 

 白い砂浜、透き通る青い海。

 そして、浜辺には世界中から集められた美女たちが、水着姿で寛いでいた。

 

「ほらほら、ジャンジャン焼きますよぉ! アイゼン仕込みのバーベキューだ、食ってくれ!」

 

 浜辺の一角で、ガーネットが鉄板を操り、豪快に肉を焼いている。

 その横では、人間形態のベヒーモス――ベヒーが、山盛りの肉を幸せそうに頬張っていた。

 

「んむぐ……おいひぃ……♡ お肉食べて、お兄ちゃんに愛されて……私、最強の幸せ者なのぉ……」

 

「こら、つまみ食いはダメですわよ! ちゃんと皆様に行き渡るように配膳なさい!」

 

 給仕をしているのは、魔界から呼び寄せたマルファスとベルゼだ。

 二人は露出度の高いメイド風の水着を着て、忙しくも楽しそうに走り回っている。

 

「きゃははっ! お兄ちゃん、こっちこっち!」

 

 空中を飛び回っているのは、妖精のティアラだ。彼女は俺の専属ガイドとしての地位を確立し、島中の「穴場スポット(意味深)」を熟知している。

 

「あらあら、元気ですわねぇ。……ユウ様、冷たいお飲み物はいかが?」

 

 パラソルの下では、ネレイドとセレス、エレリアたちが優雅にトロピカルジュースを楽しんでいた。各国のトップたちが水着で女子会をしている光景は、壮観の一言だ。

 

 そして、波打ち際。

 

「お兄ちゃーん! 一緒に泳ごうよぉ! ボクの水着、見て見て!」

 

 レヴィアタン弟――レヴィが、際どいビキニパンツ一丁で手を振っている。

 

 可愛い顔をしているが、その股間には相変わらず凶悪なマグナムが鎮座しており、俺の貞操を虎視眈々と狙っているのが分かる。

 

「あら、レヴィ。抜け駆けはダメよ。ユウ様は私と一緒に、オイルマッサージをする約束なんだから」

 

 レヴィアタン姉が、豊満なボディを揺らして俺の腕に絡みつく。

 

 まさに、酒池肉林。

 世界中の「最高」を集めた、俺だけの王国。

 

「……ふふ。退屈しませんわね、旦那様といると」

 

 俺の隣に座ったヴァミが、焼き立ての肉をあーんしてくる。

 

「……ん。幸せ。……ずっと、この時間が続けばいい」

 

 反対側では、シルヴィアが俺の肩に頭を預け、穏やかな波音に耳を傾けている。

 

「続くさ。……いや、俺たちが続けさせるんだ」

 

 俺は二人の肩を抱き寄せた。

 そこへ、統治の仕事を終えたルシフェラと、遊び疲れたカオスも戻ってくる。

 

「まったく。世界の半分どころか、世界そのものを手に入れてしまったな、貴様は」

 

 ルシフェラが呆れたように、しかし愛おしげに笑う。

 

「ユウくんの種のおかげだねぇ~♡ 世界中、みーんなハッピー!」

 

 カオスが俺の膝の上に飛び乗り、無邪気に笑う。

 

 俺は空を見上げた。

 どこまでも青く、広い空。

 

 固有スキル『発情』。

 かつては「ゴミ」だと言われ、追放された理由となったハズレスキル。

 だが、この力があったからこそ、俺は最強種たちと出会い、絆を結び、世界を救うことができた。

 

 性欲。

 それは卑しいものではなく、生命の根源であり、世界を回す最強のエネルギーだ。

 俺は胸を張ってそう言える。

 

「……さて」

 

 日が傾き始め、空が茜色に染まる頃。

 宴の雰囲気が、少しずつ熱を帯びたものへと変わっていく。

 

 ヴァミが、シルヴィアが、ルシフェラが、カオスが。

 そして、この場にいる全てのヒロインたちが、一斉に俺を見た。

 その瞳に宿るのは、信頼と愛情。そして――隠しきれない、濃密な情欲。

 

「そろそろ、夜の部のお時間ですわね?」

 

 ヴァミが妖艶に唇を舐める。

 

「……ん。今日のメインディッシュは、ご主人様」

 

 シルヴィアが俺の手を引き、立ち上がらせる。

 

「逃がさんぞ、ユウ。……今日は全員で、朝まで付き合ってもらうからな」

 

 ルシフェラが宣言すると、全員から歓声が上がった。

 

「勘弁してくれ……なんて言うと思ったか?」

 

 俺はニヤリと笑い、最強種たちを抱き寄せた。

 レベル380の体力と、『無限の体液』。

 俺の戦いは、まだまだ終わらない。

 

「望むところだ! 全員まとめてかかってこい! 第2ラウンド、スタートだッ!!」

 

 俺たちの笑い声が、南の空に響き渡る。

 最強の嫁たちに囲まれた、ハズレスキル使いの英雄譚。

 その物語は、これからも永遠に、熱く、激しく、幸せに続いていくのだった。

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