※この作品はR-18です。

Adult end re;Quest   作:スロット767

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フーキを乱す者

 オレンジの、薄ぼんやりとした灯りの中。不気味なくらい真っ白なシーツが輝くダブルベッドの上で、二人の男女が向かい合っていた。

 

 「ふふっ、どうした。緊張しているのか?」

 

 挑発的な、しかし優しいヒイズミ・フーキの声。彼は強がってみせるが、彼女には微塵も信じてもらえていない。

 

 「別に緊張していても構わぬ、ここが元気でさえあればな」

 

 フーキはそう言って、彼の股間の辺りを人差し指でツーっとなぞる。誤魔化そうとしても、既に広々としたテントが張られた下半身の状態では無理があった。

 

 「はは、相変わらず、可愛いやつだな、お主は……まあしかし、まさかこうして女とまぐわうのが、初めてという訳ではないのだろう?」

 

 フーキの何気ない一言に、彼は水を打ったように静かになる。

 

 「…………え?あ……すまぬ。ちぇりーぼーいというやつであったか。我はそういうのも、なんだ、純粋で良いと思うぞ」

 

 口早に言っても、全くフォローになっていない。彼はガックリと肩を落とし、元気の良かった下半身も、空気を抜かれた風船のように萎んで行く。

 

 「わ、悪かった……しかし、楓ともしていなかったとはな……何?そういう関係では無いだと?ほーう……」

 

 フーキの女豹のような瞳の煌めきに、彼は思わず震える。

 

 「ならば、然るべき時に備えて、私で慣れておけ。ふふ、忘れようとしても忘れられぬ筆下ろしにしてやるからな……」

 

 妖艶そのものといった笑みと言葉に、彼の陰茎は否が応でも反応してしまう。

 彼女がこの世に誕生してからは、まだ二年と経っていない訳だが、その振る舞いには、彼女の元となった女性の、半世紀ほどに及ぶ人生経験が反映されていた。

 

 「どうする?我を脱がせるのが先か、我に流されるのが先か、好きな方を選ぶとよい。…………え?脱がされたいが、我には着たままして欲しい、だと?はぁ……お主も中々、まにあっくだな……まあよい、それが好みなら……」

 

 フーキの綺麗な手が彼の服に伸び、まずはシャツのボタンを一つ一つ外して行く。続いてその下のタンクトップシャツをスルスルと脱がし、確かに男の骨格をした、彼の上半身が露わになる。

 

 「こうしてみると、お主も流石に男の子なのだな」

 

 彼が照れくさそうに笑ったのを見計ったようなタイミングで、フーキが彼の乳首をツンと弄る。情け無い声が漏れてしまった彼を、フーキは笑う。

 

 「ははは……!本当に可愛いやつだな、お主は……こんなもので喘いでおったのでは、これから何度叫ぶのか分からんぞ」

 

 そう言って今度は、彼のズボンのベルトに手を掛ける。妙に慣れたような手つきで、下着ごと脱がしてしまった。

 

 「ふふ、さっきは萎えておったが、もう元気を取り戻したか。良いぞ、最終的にはこれが我の中に挿入るのだからな。しっかりと勃起していてもらわなくては困る」

 

 フーキの直接的な言葉に、彼は興奮が脳天へ突き上げてくるのを感じる。ずっと好きだった彼女と“それ”をするという実感が、今になって湧いてくる。

 

 「え?キスしたいだと?ああ、そのくらいお安いご用だ。あっ……こら、力が強いぞ……ちゅっ、んむ……」

 

 合図もなしに押し倒して、フーキのたっぷりとした唇目掛けて口づけを交わす。チェリーな彼の手前、当然のファーストキスだった訳だが、それを少し後悔してしまうほどに、フーキとの口づけは甘美で、濃密で、蠱惑的だった。

 彼女の口伝いに鼻へ抜けていく空気が、経路上の細胞全てを悦ばせている。絡まる唾液の味が、万病を治す薬のように感じられた。

 彼女の腰元に掛けた手も、服の結び目を一つ外しただけで止まり、彼女の肩に手をかけて抱いていた。もう彼女以外には満足出来ないという不幸せが、余りにも幸せだった。

 

 「びちゅ……れぅ……ふみゅ、じゅぞっ、ちゅるぅ……」

 

 互いに貪り貪られ、顔と首回りが唾液でぐちょぐちょにされて行く。フーキの口内は生暖かく、彼は既に我を忘れ、夢中でフーキの唇を食べる。続ければ続ける程、彼女に飲み込まれて行く気がした。

 

 「じゅむっ……ちゅぱ、ふぁぁ……積極的だな……このまま食べられてしまうのかと思ったぞ……」

 

 口を離すのが惜しい。濡れてより鮮やかになった彼女の唇が、再びの口づけを唆す。しかしフーキは、彼がその思考に呑まれる前に、耳元で囁く。

 

 「キスだけでは、満足できないであろう?挿入る前に、しっかりと濡らしてくれよ……?」

 

 あまりに扇情的な、その空気の揺らぎ。彼は起動スイッチを押されたかのように、フーキの胸元と股間へ、おもむろに手を伸ばす。

 

 「あっ、んんっ……ふふっ、胸も陰部も同時にとは……欲張り屋だな……」

 

 ドレスの上から両の胸を弄り、下着とタイツ越しに、女性器を撫でる。フーキの身体は柔らかく、気を抜けば吸い込まれてしまいそうだった。

 

 「下、破いてもよいぞ……?どうせ今日は、お主とずっと一緒なのだからな」

 

 付き合いたての恋人のような、初々しい言葉。しかもフーキの身体は柔らかく、瑞々しく、若さを感じるものであり、彼は自分と同じかそれより下の、可愛らしい少女と抱き合っているかのような感覚に陥る。しかし彼女の纏う雰囲気、放つ言葉は濃密な年月を経て、熟れた女性のそれであり……そのギャップが、彼の陰茎を鬱血しそうな程膨らませる。

 

 「あ、ん……そうだ、そこを優しく……いいぞ……下着をずらして、膣内に、入ってきてくれ……あんっ……!」

 

 ジュク……と湿ったフーキの膣内に侵入した途端、彼女が甲高い矯正を上げる。そんな声を出すのかと、彼は驚いて手の動きが止まる。

 

 「…………わ、私だって女なんだ、その……あえぎ声くらい出す。ああもういい!続けてくれ……この恥ずかしさ、気持ちよさでかき消してくれ……!」

 

 望み通りにと、彼は彼女に覆い被さるようにして、自身の陰茎を深く、奥へ、深く挿入して行く。

 まずはとろけるようなヒダに歓迎されて、敏感な性器を三百六十度くまなく刺激される。それだけで彼はびくんと震え、果てそうになるのを気合いで耐える。ここで出すことで、彼女に軽蔑されるのを恐れていたからだ。実際フーキがその程度で彼を嫌うはずも無いのだが、彼もまた、愛する女性の前では格好つけたい一人の男という話に過ぎない。

 彼は少しだけ動きを止めて体制を立て直し、改めて子宮の入口を目指して侵攻して行く。それまでの道のりは決して綺麗な円柱のような形状をしておらず、狭くなりながら彼の陰部を更に虐める。

 

 「んあっ……お、おくまでぇ……来てるっ……!」

 

 フーキの反応を確かめるように、彼は徐々にスピードを緩めながら、彼女の最奥に辿り着く。荒い息が止められない彼女を見て、彼はもっと困らせたいと思ってしまった。いつも冷静で凛とした彼女の、蹂躙される雌としての顔を。

 

 「はぁっ、んんっ……大きいな、お主のは……我の膣内が、全て埋められてしまったぞ…………あひぃっ?!ま、待ってくれ動かな……ああっ!!」

 

 彼女が彼の頬を撫でながら、優しい笑顔を見せた矢先。優しさのない激しいピストン運動が始まり、フーキの表情は苦痛混じりの蕩けたものに変わる。

 

 「だ、駄目だこんなのは……!はぐっ……こんな乱暴にして……我が……んぃぃぃっ!?」

 

 彼自身の快感も相当なものであったが、それ以上に彼女の快感に歪んだ表情と、絶え間なく発せられる余裕のない喘ぎが、彼を悦に至らせる。彼女への愛と性欲、そして尊敬の念を、破壊しつつ再構築して行く。大人の雰囲気と凛々しさを纏った彼女が、自分の腕の中で共に快楽を享受し合う女になって行くこの過程は、彼にとって極楽への片道切符であった。

 

 「くぁっ……す、少しでいいからそれを抜いてくれ……え?それじゃ分からない……?んんっ、名前で呼べだと……?はんっ!?わ、分かった呼ぶっ……!言うからあまり激しくしないで……んぅうぅぅっ!!?っぁ……おちんちん、抜いて下さ……ああぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

 普段は絶対に出来ない、彼女への脅迫するような命令。彼はこれが自分の本性なのかと少し怖くなりつつも、要求を追加する。

 

 「あっ、だめっ、んひぃ!やっぱり懇願しろ……だと……?っぁ……お、お主少し我を失って……あがっ!わ、わかった、わかったから、お願いだからそんなに強くしないで……んぃぃっ!!」

 

 挿入している陰茎への刺激で、彼女が絶頂を迎えたのが分かる。活きが良くぶりんとしたしなやかさも包み込むような柔らかさも両方持ち合わせた名器が、彼女の情け無い喘ぎと共に連続で収縮して絡みつくのだから、彼とて耐え続けられるものではなかった。

 

 「わ、我の……ヒイズミ・フーキのおまんこにぃ……んんっ!お主のぉ……あっ……立派なおちんちんを差し込んで……めちゃくちゃに……元の面影が残らないくらい、狂わせてくださ、んおっ……!!」

 

 フーキが言い終わる前に、彼は最後のスパートをかけんとして腰の動きを速める。哀れにも自分に懇願してくるフーキの姿が、彼の隠し持っていた、彼女への支配欲を満たして行く。

 

 「あがっ、んぐぉっ……!ぁ……だめ……おかしくなって……んんんっっ!!」

 

 人のものと思えぬ叫びが混じるフーキの声と共に、彼は彼女の中に射精した。見えないにも関わらず、自身の数億の分身が彼女の膣内を白く満たし、征服しているのがありありと分かる。性の快楽以上に、その精神的な心の快楽こそが、心地よかった。

 

 「うぅ……ぁ……んんっ……」

 

 彼女は口元から涎をだらしなく流し、意識があるのかすら怪しい。試しに落ち着いた陰茎をそっと引き抜くと、彼女は軽く痙攣し、「コポ……」といった生々しい音と共に、割れ目から滑らかな白色の液体が溢れ出す。

 彼はその光景を脳に焼き付けるように凝視した後、頬をつたう彼女の涎をなぞって舐めて、また口づけをする。

 

 「んっ、んぁ……す、すまない、少し意識が……うぁ……まだ、溢れて…………ばか、出し過ぎだ……」

 

 顔が赤いのは、単に興奮の余韻か、それとも。

 

 「全く……子どもができてしまったらどうする。お主は楓と……そういう関係ではない?それはさっき聞いた……え?本当に好きなのは……からかっているのか?」

 

 彼は真っ直ぐ、彼女を、ヒイズミ・フーキを一人の女性として愛していると伝えた。そしてそれ以上、何も言わなかった。

 

 「……よいのか、我はルーデンス、それも巷にいるような、普通のルーデンスではないのだぞ?それに……歳だって……」

 

 何を彼女に言われようが、関係がない。寧ろぐちぐちと自身を否定する彼女に対して、軽い苛立ちすら覚えるほどだった。

 

 「……そ、そうか、後悔、してくれるな。お主が……言ったのだからな……うむ」

 

 今度は、フーキの方から接吻を求める。彼は優しく包むようにそれを受け止め、彼女の確かな熱を、全身で感じる。

 

 「ちゅ……ふふふ、逃げるでないぞ……我が婿よ。……なぁ、もう一度……頼めるか…………んっ」

 

 そして、そのまま。彼とフーキは、これから続く深い交わりの一夜目に、身を投じて行くのだった。

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