※この作品はR-18です。

スキル《人畜 無害》で無双する!誰も敵意を向けないので、乳も尻も触り放題のハーレムを堪能します   作:kokoko146666

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第十話:翌朝

 うっすらとした光が、カーテンの隙間から差し込んでいた。

 

 その光がまぶたをなぞり、目を覚ます。

 ──いや、厳密には、目覚めたのは先に肌だった。

 

 ぬくもりがある。

 

 腕の中に、しっとりとやわらかい感触。

 シーツの下、肌と肌が重なっていた。

 

 ──エルナ。

 

 すぐ目の前、眠っているその顔があった。

 

 銀色がかった栗色の髪が、枕に広がっている。

 呼吸は穏やかで、頬にはうっすらと赤みが残っていた。

 

 昨夜の余韻が、身体にも脳にもじんわりと残っていた。

 

 (……夢じゃなかったんだよな)

 

 彼女は、俺の腕にしがみつくようにして眠っていた。

 胸が、やわらかく押し当てられている。

 太ももが、絡まっている。

 

 全裸のまま。

 

 だけど──

 

 エルナ「ん……んん……ふぁ……」

 

 彼女がかすかに目を開けた。

 

 けれど、驚いたり、飛び起きたりはしなかった。

 

 むしろ、目が合った瞬間、ほんのり笑った。

 

 エルナ「おはよ、ユウ……なんか、ぬくいね……」

 

 その言葉は、あまりにも自然だった。

 

 裸のまま抱きついたままで、見つめ合っていても、

 彼女の中には、まるで警戒心というものが存在しなかった。

 

 (《無害》……やっぱ、これすげぇな……)

 

 それを自分で言うのもおかしいが──

 抱き合ったまま、昨夜のことを何も気にしないでいてくれる相手がいる、というのは、

 それだけでちょっと、安心する。

 

 悠「……エルナ、怒ってないの?」

 

 エルナ「え? なんで?」

 

 不思議そうに首をかしげる。

 

 その動作で、シーツがずれて、胸の谷間が一瞬だけ覗いた。

 彼女はまったく気にする素振りもない。

 

 エルナ「昨日……気持ちよかったし。優しくしてくれたでしょ、ユウ」

 

 目を細めて、嬉しそうに笑う。

 

 (好感度……ちょっとだけ、上がってる?)

 

 でも、甘えたり、特別な表情を見せたりはしない。

 あくまで“仲間”としての信頼が、少し増した──そんな印象。

 

 彼女の身体をそっと離すと、肌と肌がぺたりと剥がれるように分かれた。

 シーツの中に残る熱が、名残惜しい。

 

 身支度を整える間も、彼女はまるで“女の子としての警戒”を持っていなかった。

 

 脱いだままの服を拾って、肩からかけるだけ。

 

 下着もすぐには着けず、俺の目の前でさりげなく肌を拭っていた。

 

 (……何も感じてないってことはないんだよな)

 

 彼女のほっそりした背中に、少しだけ赤みが残っているのが見える。

 

 たぶん、それは“快楽の名残”。

 

 でも、本人はそれに気づいていないかのように──

 むしろ、穏やかで普通の朝を過ごすような振る舞いだった。

 

 エルナ「ねぇ、ユウ。今日なんだけどさ、私ちょっと用事あるんだ」

 

 朝食のパンをかじりながら、エルナが言った。

 

 エルナ「ギルド経由の討伐依頼でね。時間はそんなかからないけど、日中は別行動でもいい?」

 

 悠「うん、全然。俺もギルドで何か仕事探してみるつもり」

 

 エルナ「そっか。……あ、でもさ、また今日の宿、一緒に泊まろ?」

 

 悠「え?」

 

 エルナ「だって、昨日も同じ部屋だったでしょ? それにユウ、あんまりお金ないんじゃない?」

 

 確かに、今の所持金では個室なんてとても無理だった。

 

 悠「……助かる。ありがとう」

 

 エルナ「うん。気にしないで。私は気にしてないし」

 

 その言葉に、またちょっとだけ胸が苦しくなった。

 

 気にしてない。

 

 警戒も、嫌悪もない。

 

 でも──“好意”があるかどうかは、また別の話なんだ。

 

 エルナは軽装のまま、ギルドの方角へと歩いていった。

 

 遠ざかっていく背中を見送りながら、俺は深く息を吐いた。

 

 (……昨夜のこと、あのままで本当に良かったのか)

 

 体は満たされた。でも、心はまだ曖昧だった。

 

 彼女の笑顔が、すぐに思い出せる。

 

 ──また今夜、あの隣で寝るのか。

 

 そのことが、妙に楽しみで、ちょっとだけ怖かった。

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