TS娘が支配欲の強い先輩に無理やり孕まされる話 作:世界一位
鼓膜をぶち破るような重低音と、床から這い上がってくる激しい振動。
照明が落とされた体育館は、全校生徒の熱狂的な歓声と熱気でむせ返るようだった。
「響也せんぱーいっ!!」「こっち向いてー!!」
女子生徒たちの耳を
僕はステージ袖の暗がりに立ち、裏方の仕事も忘れて、食い入るようにその光景を見つめていた。
ステージの中央、色とりどりの眩しいスポットライトを一身に浴びているのは、ギターをかき鳴らす響也さんだ。
ギュイィィィンッ……!!
空気を切り裂くようなギターのチョーキング音が響き渡り、僕の世界から、周囲の喧騒がふっと消え去った。
視界の中にはただ一人、光の渦の中心でギターを掻き鳴らす響也さんの姿だけが強烈に焼き付いている。
(……すっごく、かっこいい……)
息をするのすら忘れて、僕はただステージの上の彼に釘付けになっていた。
彼が紡ぎ出すのは、息を呑むほど自由で、圧倒的な音の奔流だった。学校で見せている涼やかな『優等生の王子様』という仮面をかなぐり捨てて、むき出しの情熱と魂がそのまま解放されたかのような、荒々しくも美しいメロディ。
全身でリズムを刻み、音楽そのものと一体化しているようなパフォーマンス。ひたすらに音の世界へ没入しているその姿は、いつもの彼からは想像もつかないほど自由で、ひどく楽しそうで、近寄りがたいほどの純粋な輝きを放っていた。
テレビの中のヒーローに無邪気に憧れるのとは違う。
今の僕は、すべての枷を外して誰よりも眩しく輝く彼を、ただひたすらに『一人の人間として、男性として』尊敬し、強烈な憧れを抱いてしまっていた。
ドンッ、ドンッ、と、バンドの重低音が胸の奥にまで真っ直ぐに響く。
彼が奏でる熱い音の波を浴びているだけで、圧倒されて、涙が出そうになるくらい心が震えた。
――その時だった。
激しいギターソロの最中。響也さんがふと、顔を上げた。
そして、何百人という観客の波を軽々と飛び越えて、ステージ袖の暗がりにいる僕の目だけを、一直線に射抜いたのだ。
「っ……!」
距離など関係なく、はっきりと視線が交差する。
汗に濡れた前髪の隙間から、響也さんは僕に向けて、少年のように無邪気で、ひどく楽しそうな笑みを向けた。
それは、周囲の誰にも気づかれない、僕たち二人だけの秘密の共有。
心臓を、直接鷲掴みにされたような衝撃だった。
ドクンッ、と大きく脈打った胸の奥で、決定的な音が鳴ったのがわかった。
うっすらと頬が熱を帯びていくのを感じながら、僕はそっと自分の胸元を握りしめた。
(……どうしよう、僕、響也さんが……好き……)
もう、ごまかしきれない。
理屈でも、快楽で絆されているからでもない。一人の人間として、僕は彼にどうしようもなく惹かれている――。
すっかり日の落ちたグラウンドの中央で、巨大なキャンプファイヤーが赤々と燃え盛っていた。
「響也先輩! 今日のライブ、マジで最高でした!」
「ほんとほんと! わたし感動して泣いちゃった!」
炎を囲む大きな人の輪。軽音部のメンバーやクラスメイトが集まる一角は、先ほどのライブの興奮が冷めやらず、ひときわ熱を帯びた喧騒に包まれていた。
大樹たち一年生はもちろん、女子の先輩たちも熱気にあてられたように響也さんを囲み、口々に称賛を浴びせている。
僕はその輪の少し後ろから、火照る頬を冷ますように彼を見つめていた。
「……き、響也さん」
歓声の隙間を縫って、勇気を出して声をかける。
「今日のライブ……すっごく、かっこよかったです。圧倒されました」
騒音にかき消されてしまうかと思ったけれど。響也さんはすぐにこちらを向き、少しだけ目を丸くして、ふっと柔らかく微笑んだ。
「ありがとう。ゆきにそう言ってもらえるのが、一番嬉しいよ」
「先輩、大学行っても絶対バンド続けてくださいよ! 絶対プロになれますって!」
興奮冷めやらぬ大樹が、無邪気に声を張り上げる。他の部員たちも「いける!」「私ずっとファンやります!」と同調した。
けれど、響也さんは静かに首を横に振る。
「いや、俺がバンドをやれるのは、高校生の間だけなんだ」
「え……?」
思いがけない言葉に、その場にいた全員が水を打ったように静まり返った。
「卒業したらすぐに実家の会社に入って、跡を継ぐための勉強を一から叩き込まれる。俺の人生で好きに生きられる時間は、もうここしかないんだよ」
ざわ、とどよめきが広がる。
炎に照らされた彼の横顔は、いつもの完璧な王子様でも、ステージで輝いていた自由なアーティストでもなく。逃れられない運命という重い檻に囚われた、孤独な青年のように見えた。
(そんな……)
僕は思わず胸を痛めた。
「でも……あんなに楽しそうだったのに。音楽、好きだったんじゃないですか……?」
「ああ、好きだったよ。とてもね」
響也さんが、ゆっくりと僕の方へ向き直る。
その瞳の奥には、他の誰にも――今の僕にすら到底理解できないほどの、切羽詰まった暗く熱い炎が揺らめいていた。
「でも、俺の人生にはもう時間がない。……だからこそ、絶対に手放したくないものは、今のうちに完全に『俺のモノ』にしておく必要がある」
部員たちが「え、どういうこと?」「手放したくないもの?」と顔を見合わせる中。
響也さんは大勢の視線など気にも留めず、僕の目の前へと真っ直ぐに一歩踏み出した。
喧騒が、急に遠ざかったような気がした。炎を囲んでいたクラスメイトや、遠巻きに見ていた女子生徒たちの視線までが、次々と僕たち――いや、学校一の王子様である彼の一挙手一投足に集まっていくのがわかる。
響也さんは、ざわめく何十人ものギャラリーのど真ん中で。
まるで物語の騎士のように恭しく、僕に向かって右手を差し出した。
「俺と、踊ってくれるかい? ゆき」
ひゅっ、と一斉に息を呑む音が聞こえた。
――一緒に踊った男女は、永遠に結ばれる。身も心も、一生ずっと一緒に。
麻衣たちが嬉しそうに話していた伝説。それを、他でもない響也さんが、大勢が見守る公衆の面前で僕に突きつけてきたのだ。
これはもう、ただのダンスの誘いじゃない。僕が『彼の特別な女の子』であるという、逃げ場のない決定的な宣言だ。
(ここで手を取ったら、もう……ただの後輩だとか、そんな言い訳は一切通用しなくなる)
大勢の視線に晒され、頭の中が真っ白になる。
けれど。不自由な未来を受け入れながら、それでも他人の目など一切気にせず、ただ僕だけを真っ直ぐに見つめてくれる熱を帯びた瞳。
今、僕の胸を満たしているのは退路を断たれる恐怖ではなく、彼に選ばれたことへの純粋な『喜び』だった。
「……きゃぁぁぁぁぁっ」「うそ、雪兎ちゃんと……!?」
悲鳴にも似たどよめきと羨望の溜め息が、波のように広がっていく。
ふと視界の端に、以前から僕たちの関係を知っていた軽音部の女子の先輩たちや、女性顧問の先生の姿が映った。彼女たちは周囲のように驚く様子もなく、嬉しそうに微笑んだり、優しく頷きながら温かい拍手を送ってくれている。
(あ……)
その温かな祝福を全身に浴びながら――気づけば、僕は無言でこくりと小さく頷き、そっと彼の手を握り返していた。
考えるよりも先に、身体が勝手に彼を求めて動いていた。
男としての意地も、葛藤も、もうどこにも残っていない。ただ、彼を支えたい。彼の隣にいたい。
(そっか。僕はもう、この人と一緒に生きていくんだ)
わあっ、と弾けるような歓声が上がる中。自然に笑顔を浮かべられた僕は、そのどうしようもない事実を、圧倒的な多幸感とともに受け入れていた。
響也さんに引かれるまま、僕は炎を囲む大きな人の輪の中へと足を踏み入れる。
スピーカーから、フォークダンスの軽快な、けれどどこか郷愁を誘うメロディが流れ始める。
生徒たちが手を取り合って回り始める中、僕たちも向かい合ってステップを踏み出した。
「……ステップ、わかるかい?」
「あ、はい……見よう見まねですけど」
「大丈夫、俺に身を任せていればいいよ」
響也さんの大きな手が、僕の腰にそっと添えられる。もう片方の手は、僕の小さな手をしっかりと、けれど大切に包み込んでいた。
(……あったかい)
男だった頃は、女子と手を繋ぐだけのフォークダンスなんて、ただ照れくさくて面倒なだけの行事だった。
けれど今。自分よりずっと背が高くて、肩幅の広い『好きな人』にリードされながらステップを踏むのが、こんなにも心地よくて、胸が甘く締め付けられるなんて知らなかった。
パチパチとはぜる薪の音と、夜空へ舞い上がる無数の火の粉。
冷やかしたり、歓声を上げたりしている同級生たちの声は、もうすっかり遠のいていた。世界には僕と響也さんの二人だけしかいないような、不思議な錯覚に陥る。
炎の赤い明かりに照らされた響也さんの顔は、いつにも増して大人びて見えた。
その熱を帯びた瞳に真っ直ぐに見つめられるたびに、心臓がトクンと甘く跳ねる。
――一緒に踊った男女は、永遠に結ばれる。身も心も、一生ずっと一緒に。
ついこの間までオカルトだと笑っていたその伝説が、今の僕には、何よりも尊い真実のように思えた。
この温かい手は、もう二度と離れない。
僕はずっと、この人の隣で生きていく。
そんな圧倒的な幸福感に包まれたまま、僕は響也さんのリードに身を委ねて、夢見心地で踊り続けた。
やがて、曲がゆっくりと終わりを告げる。
一斉に沸き起こる拍手と歓声の中、響也さんは僕の腰をぐっと引き寄せた。
「……ゆき」
耳元に落ちた、ひどく甘くて、低い声。
「もう、誰にも渡さない。……行こうか」
そう囁くと、響也さんは僕の手を強く握り直し、祭りの喧騒と眩しい炎の光から逃れるように、暗い校舎の裏手へと歩き出した。
引かれるがままについていきながら、僕はもう、一度も振り返らなかった。
祭りの喧騒が遠く微かに響く、校舎の最奥。
分厚い扉に鍵を下ろした生徒会室のソファで、僕は響也さんの腕の中にいた。
「……ゆき」
「んっ……ぁっ、きょうや、さん……っ♡」
甘い声と共に降ってきた唇を、僕はなんの抵抗もなく受け入れた。
今までの響也さんとのキスは、僕の口内を蹂躙し、息を奪うような一方的で少し強引なものだった。けれど、今のキスは違う。僕を慈しむように、ゆっくりと熱を分け与えるような優しい口づけ。
それに甘えるように、僕は自分から少しだけ背伸びをして、すがるように彼の胸元のシャツをぎゅっと握りしめた。
しかし、その両手はすぐに響也さんの大きな手に上からすっぽりと包み込まれ、指の隙間まで深く絡め取られてしまう。
響也さんの舌が侵入してくる。同時に、僕も自分の舌をすり寄せた。逃げずに、精一杯背伸びをして、少しでも彼に喜んでもらえるように。
――けれど、キスのテクニックなんて、響也さんに敵うはずがなかった。
ちゅ、ちゅぷっ……んちゅぅっ……♡
僕のつたない舌は、あっという間に彼の巧みな舌に捕らえられ、絡め取られてしまう。上顎の敏感な粘膜をなぞられ、舌の裏側をちゅぅっと強く吸い上げられると、あまりの快感に腰の髄から甘い痺れが走った。
「んんっ……ぁあっ……きょう、や、さっ……♡」
なすすべもなく翻弄され、骨の髄までとろけるように弄ばれながら。ぬるりとした熱い舌同士が、まるでそれ自体が交尾をしているかのように、ねっとりと深く絡み合っていく。
ちゅむっ、れろぉっ……じゅぷっ……♡
息継ぎのタイミングすら完全に奪われ、肺の中の酸素がどんどん甘い熱に溶かされていく。
軽い酸欠で頭の芯がじわじわと痺れ、真っ白に霞んでいく思考の中で、論理的な言葉はもう形を保てなくなっていた。
(あぁ……きす、きもち、いい……きょうやさん、の、きす……しゅき……っ)
男としての理性も、複雑な感情も、すべてがぐちゃぐちゃに崩れ落ちていく。ただ彼に可愛がられることだけを求める、お花畑のようなぼんやりとした思考回路。
(しゅき……きょうやさん、すきぃ……もっと、きす、してぇ……♡)
こんなにも彼に弄ばれるキスが好きになってしまっている自分。その事実に、(僕の心も身体も、すっかりこの人の『メス』になっちゃってるんだ)と、圧倒的な幸福感とともに自覚してしまう。
長い、長い口づけのあと。響也さんの唇が、名残惜しそうにゆっくりと離れていく。
「んぁっ……はぁっ、はぁっ、はぁっ……♡」
酸欠で頭がぽーっとして、だらしなく口を半開きにしたまま彼を見つめる。
すると、熱を持った僕の唇と響也さんの唇の間に、きらきらと光る唾液の糸が、まるで細い『吊り橋』のように繋がっているのが見えた。
ぷつり、と切れることなく、僕と彼を繋ぐ妖しい銀糸。
それはまるで、これから先ずっと逃れられない、二人の絶対的な『繋がり』を暗示しているようで。切れてしまうのがもったいなくて、僕はとろけた頭のまま、その糸をうっとりと見つめてしまった。
荒くなっていた息が少しだけ整うと。僕は潤んだ瞳で彼を見上げ、おずおずと口を開いた。
「あの……ど、どうでしょうか……っ?」
「……ん?」
「僕、ちゃんと……きす、できてましたか……? 響也さん、きもちよかった、ですか……?」
精一杯、僕なりに背伸びをして応えようとした口づけ。彼に幻滅されたくなくて、少しでも喜んでほしくて、無意識のうちに上目遣いで評価を求めてしまっていた。
すると、響也さんはひどく愛おしそうな、蕩けるような甘い微笑みを浮かべ、僕の頭を優しく撫でた。
「ああ、最高だったよ。一生懸命応えてくれて……ゆきは本当に可愛くて、いい子だね」
「あっ……えへへ……っ♡」
彼に褒められた。たったそれだけのことで、胸の奥がじんわりと温かくなり、どうしようもないほどの喜びに満たされて、自然と顔が綻んでしまう。
男の人とのキスが上手くなって喜ぶなんて、絶対におかしいのに。今はもう、彼と一緒に生きていくと決めた僕のすべてが肯定されたようで、ただ純粋に、心の底から嬉しかった。
キスだけでここまで骨抜きにされてしまう。さらに、僕の身体にはもっと決定的な変化が起きていた。
(……あっ、お腹の奥……きゅんきゅんしてる……っ)
響也さんに深くキスをされ、舌を絡められ、褒められる。ただそれだけの行為なのに、下腹部が勝手に熱を持ち、生々しく疼き始めているのだ。
これまで何度も、この甘い時間の後に、強烈な快楽とともに彼の精液を奥深くまで注ぎ込まれてきた。その記憶が身体の芯にまで染み付いているせいで、キスをされるだけで条件反射のように、僕の身体は「これから交尾をされる」「あの熱い子種が注がれる」と期待して、勝手に奥から濡れて、受け入れる準備を始めてしまうのだ。
「ゆき……すごく熱いよ。もうこんなに準備できてる」
「あぁっ、んんっ……♡ きょうやさんが、いっぱいキス、するからぁ……っ♡」
衣服を解かれ、秘所に直接触れられるたびに、甘い吐息がこぼれる。
キャンプファイヤーの熱気と幸福感に包まれたままの僕は、彼に抱かれることをなんの躊躇いもなく受け入れていた。
「あ……っ♡」
響也さんの手が、僕の脚をゆっくりと大きく開かせる。
無防備に晒された僕の視線は、彼の下腹部で猛々しく天を突いている、凶悪な熱い肉棒に釘付けになっていた。
初めて彼に無理やり抱かれた夜は、そのエラが張った凶暴な外見と、ありえないほどの大きさに「こんなの絶対に入らないっ」と本能的な恐怖で泣き叫んだのに。
今はどうだろう。あれがこれから僕の奥深くまで入り込み、熱く満たしてくれることを想像しただけで、期待と猛烈な興奮で呼吸が浅くなってしまう。
(あぁっ……きょうやさんの、おちんちん……びくびくして、すごく、くるしそう……っ♡)
完全にメスに成り下がってしまったとろとろの頭で、ただひたすらに彼を受け入れることだけを渇望している自分。
響也さんが、期待で濡れそぼった僕の秘所に、その凶悪な先端をそっとあてがった。
「ゆき、入れるよ……力、抜いて」
「……はいっ……きょうやさんの、だいじな……おちんちん……くださいっ……♡」
ゆっくりと、本当にゆっくりと。僕の秘所が、響也さんの灼熱の太い楔を、ひだの奥の奥まで飲み込むように受け入れていく。
ヌチュゥゥゥッ……♡
優しく、けれど確実に僕の内側を押し広げる熱い楔。
彼に触れられ、愛されることが、今は何よりも嬉しかった。隙間なくぴったりと繋がっている実感が、お腹の奥を痺れるほど甘く満たしてくれる。この人と一緒に生きていく。その想いが、快楽を何倍にも増幅させて、僕を『女の子』にしてくれていた。
「ゆき……すごく、いいよ。一番奥……柔らかくて、熱い……」
「はぁぁぁぁぁっ……♡ あっ……♡ あっ、ぁっ……♡」
圧倒的な質量と快感に、自然と呼吸が浅くなる。
頭の芯が真っ白に痺れて、もう言葉すら形にならない。ただ、自分の身体が凶暴な熱で埋め尽くされていく喜びに、蕩けるような嬌声を上げ続けることしかできなかった。
ズン、ズンッ……♡
やがて、深く突き入れられた響也さんの先端が、ついに僕の最奥にある、固く閉ざされた小さな入り口――子宮口へと到達した。
コツン、と下腹部のずっと奥の方が、重く押し上げられるような感覚。
「あ、ぁっ……きょうやさんの……っ、おく、まで……っ、とどいて、ますぅ……っ♡」
決定的な場所を突かれたことで、とろけた脳がその事実を甘く自覚し、初めて状況を説明するような、たどたどしい言葉が口からこぼれ落ちた。
響也さんの脈打つおちんちんと、僕の子宮の入り口が、ぴたりと密着する。
それはまるで、僕たちの唇がそうしたように、性器同士が直接、べっとりと深い口づけを交わしているかのようだった。
ちゅ、ぐちゅっ……♡ ちゅぽっ……♡
響也さんが僅かに腰をすり鉢のように動かすたびに、粘膜同士が吸い付き合い、ひだを巻き込んで擦れ合う。僕の子宮口は、その凶暴な先端を怖がって拒絶するどころか、まるで雄の口づけに自ら応えるように、きゅぅっ、きゅぅっと細かく収縮して彼を歓迎してしまっていた。
「ひぐっ、んんっ……♡♡ あぁっ、そこっ……すっごく、あついですぅ……っ♡」
一番奥の女の子の大切な場所を直接抉られ、性器同士が口づけを交わされるたびに、目の前が白く飛ぶほどのすさまじい快楽が押し寄せてくる。
快感はとめどなく上昇し、僕の身体は彼のリズムに合わせて、もうすぐ訪れる絶頂へと一気に上り詰めようとしていた。
響也さんは腰の動きを細かく変え、最奥の柔らかい入り口に、おちんちんの先端を円を描くようにぐりぐりと執拗に擦り付ける。
「あ、あっ♡ イぐっ……♡ きょうや、さん……っ、それ、だめっ……♡」
ずりゅっ、にゅちゅっ……♡
彼自身の熱から溢れ出した、とろみのある濃い先走り汁。それを僕の子宮口のひだにマーキングするように、じっとりと擦り付けてくる。
彼のおちんちんに調教されつくした僕の子宮は、その濃密な雄の匂いと熱を持った雫を感知した瞬間――ちゅむっ、ちゅぅぅうっ♡ と、子宮口が自ら嬉しそうに吸い付き、もっと欲しいとねだるように彼の先端を咥え込んでしまったのだ。
――その時。
ふと、下腹部のずっと奥底で、これまで感じたことのないような、ビリッ、とした何かが弾けた。
(あ……わかる。僕の身体、今……)
理屈など完全に吹き飛んでいた。
自分の内側がカッと熱を帯び、彼を、彼の『遺伝子』を受け入れるための、赤ちゃんの卵を準備してしまったことを悟ってしまったのだ。
(響也さんのあかちゃんをつくる準備が、できちゃってる……♡)
自分から彼の種を欲しがるような、卑しくて愛おしいメスの反応。それを最奥で直接感じ取った響也さんの声が、一段と低く、濁った雄のものに変わる。
「――ゆきッ、もう……限界だ。奥に、出すよ……っ」
その言葉と、僕の最奥でビクビクと脈打ち始めた凶悪な熱の膨らみを感じ取った、その瞬間だった。
(……あ)
直前まで、あんなにも彼を受け入れることに甘く蕩けていたのに。
いざ、決定的な『その瞬間』が目前に迫った途端、僕の身体はブルッと小さく震え、サァッと血の気が引いた。
(あ、だめ……っ、これ、ほんとに……っ)
頭の中がぐちゃぐちゃだった。
きょうやさんのことは、もう、好きだ。一緒に生きていきたい。でも、今、この精液を一番奥に注ぎ込まれたら……僕の全部が、本当にもう、取り返しがつかないくらい『別のなにか』に変わっちゃう。
理屈じゃない、生物としての直感だった。
僕の身体はすでに、彼を受け入れ、命を育むための器として仕上がってしまっている。今ここで、響也さんの精液を直接子宮に注入されてしまえば、絶対に、確実に、受精してしまう。
もう、男に戻りたいわけじゃない。彼を拒絶したいわけでもない。
ただ、自分の輪郭が完全にドロドロに溶けて、別の生き物に作り変えられてしまうような先の見えない変化が、ただただ不安だった。
「ま、待って……っ」
本当に嫌なら、突き飛ばして逃げればいいのに。僕の両手は、すがるように響也さんの肩口をきつく握りしめているだけだった。
身体はすっかり女の子になって彼を欲しがっているのに、心だけが迷子のようにパニックを起こして、ちぐはぐな命乞いを始める。
「きょうや、さん……っ」
「ゆき……?」
「やっぱり、こわいです……っ。どうしよう、僕……っ、これ以上されたら、おかしくなっちゃう……っ」
ポロポロと涙をこぼしながら、震える声で懇願する。
自分でも何を言っているのかわからなかった。欲しいのに、怖い。怖いのに、離れたくない。完全にメスになりきった身体の疼きと、なけなしの理性がぶつかり合って、ただどうしていいか分からず子供のように泣きじゃくることしかできない。
「もうちょっとだけ……っ、待って、ください……っ」
そんな、矛盾だらけの哀れで優柔不断な懇願。
けれど、僕の必死の涙を見て。響也さんはただひどく愛おしそうに、そして残酷なほど優しく、蕩けるような微笑みを浮かべた。
「……大丈夫だよ、ゆき。怖いのは今だけだ」
チュッ、と。怯える僕の額に、宥めるような甘いキスが落とされる。
「お前はこれから完全に俺のモノになる。……怖がったままでいいから、全部受け入れて」
ひどく優しく、蕩けるような甘い声だった。
響也さんは逃げようとする僕の腰を両手でしっかりと、けれど優しく包み込むと。安心させるように、僕の額に柔らかなキスを落とした。
「いやっ、やだっ……! だめっ! きょうやさん、ほんとにっ、こわいっ、こわいです……っ!!」
今まで積み上げてきた記憶も、人格も、すべてが『メス』という機能に塗りつぶされて消滅してしまう。それが、たまらなく恐ろしかった。
ガタガタと震え出し、逃げるように身をよじろうとする僕。
けれど、絶頂へと達しようとしている僕の身体は、意志とは裏腹に、このチャンスを逃がすまいと子宮口が「くぱぁ」と口を開く感覚があった。
「出るよ、ゆきッ、でるッ、でるでるでるッ……!!」
「だめだめだめだめっ、だめぇぇぇぇっ……!♡♡」
僕の制止も虚しく、響也さんは子宮口に先端をぴたりと押し当てたまま、最も深くおちんちんを沈み込ませた。
ズンッ、と重たい衝撃が走り、限界を迎えた響也さんの身体が大きく跳ねる。
――ドプンッ!!!
「ひぎゃ゛っ……!!♡♡」
びゅるるるるるっ♡ びゅくっ、びゅくびゅくびゅくっ! どぴゅんっ、どぴゅどぴゅどぴゅんっ♡♡
「せーしっ、でてるうぅぅぅっ……!!♡♡」
脈動と共に、大量の熱湯のような精液が注ぎ込まれる。
熱い。焼けるように熱い。響也さんの命の塊が、僕の子宮を暴力的な量で満たしていく。
溢れた精液が逆流する隙間もないほどに、おちんちんが栓となって全てを閉じ込める。逃げ場のない子宮の中で、何億という精子が一斉に泳ぎだし、僕の内側を埋め尽くしていく。
「……感じるかい、ゆき……全部、ゆきの
「あぁっ、きょうやしゃっ、こわいっ、こわ、あっ、あぁぁあっ……イくっ♡♡ こわいのにイくっ、あついの、いっぱいでてるぅっ……♡♡」
(響也さんのせーしがきてる……っ♡ 僕を孕ませようとあばれてるぅっ!♡♡)
怖いなんて、もう、理性の最後の悪あがきでしかなかった。
自分の奥底が雄の種で満たされていく感覚が、狂いそうなほど、気が触れそうなほど――圧倒的に、気持ちいい。
背骨を駆け上がる強烈な絶頂と、脳をドロドロに溶かすような多幸感。『僕じゃなくなってしまう恐怖』は、響也さんの優しさと圧倒的な快楽によって、瞬く間に白く塗り替えられていく。
びゅぐんっ!
びゅぐんっ!
びゅぐんっ!
いつまでも続くような響也さんの射精。
そのたび、条件付けされた僕の子宮が、即座に反応し、電撃のような快感が脳まで駆け抜ける。
びゅぐんっ! と射精が子宮を叩くたび、反射で身体が弓なりに仰け反る。
子宮が深く痙攣し、静かな絶頂の波が全身を飲み込む。
僕はただ震えながら、熱い脈動を奥深く受け止め続けた。
そして、感じてしまった。暗い子宮の奥底で待ち構えていた僕の中の「卵子」に、響也さんの精子が到達する瞬間を。
「あ゛ッ!♡ きたっ……! せーし、つくッ……! あっ、あっ、たまごにっ……!♡ きょうやさんのがっ、つくッ……!!♡♡」
おちんちんから放たれた何億もの精鋭たちが、熱く脈打つ奔流となって僕の卵子に群がり、子宮の奥を叩きながら、突入を開始する。
僕の言葉に興奮した響也さんが確実に孕ませようと、射精している鈴口を子宮口にぐりぐりと押し込んで、ダメ押しのように密着させる。
「孕め、孕め、孕めっ……! 受精しろ、ゆきっ……!」
「あ゛ッ!♡ あ゛ッイぐ……っ!♡ きょうやさんのせーしっ!♡ たまご、つっついてるっ!♡ おなか、熱いっ……! イッぐっ!♡ せーし、くっついて……ッ♡♡」
卵子は、何億という精子の群れに完全に包囲されていた。
膜の表面を無数の先端が突き刺し、抉り、震わせ、容赦なく侵食していく。
僕の奥で……卵子が、びくびくっと震えながら、必死に抵抗しようとしているのが、はっきりと感じられた。
(だめ……入ってこないで……っ♡)
でも、無数の精子の奔流に飲み込まれ、透明な膜がぷちぷちと悲鳴を上げるように裂けていく。
卵子はもう、逃げられない。
力尽きて、ゆっくりと侵略者を迎え入れ、貫かれるのを待つしかなくなっていた。
(あ……だめ、受け入れちゃってる……僕の卵子が、もう……っ♡)
その瞬間、一匹の精子が、卵子の中に潜り込み、深く根を張るように混じり合った――。
――ちゅるんっ……!
「あっ……♡♡」
卵子と精子が、互いを求め合うようにぴたりと結びつく。
その微かな結合の瞬間、僕の全身が「びくんッ♡」と電撃を受けたように跳ね、背骨が反り返って天井を仰いだ。
「お゛お゛、おぉぉぉぉっ!?♡♡ イっグゥぅぅぅっ!!♡♡ あかちゃんできるぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!♡♡♡」
受精の絶頂が脳の回路をバチバチと焼き切り、メスとしての回路に完全に書き換えられていく。
二度と元には戻らない――その確信とともに、僕の身体は新しい命を宿す「母親」としての機能に切り替わった。
(ぜったいじゅせーしたぁっ♡ ぼく、ママになったぁっっ♡♡)
子宮の奥で優しく脈打つ熱が、じんわりと全身に広がり、絶対的な多幸感が駆け巡る。
中学の保健体育の時間に習った生命の神秘。えっちな場所をこすりっこして、女の子の秘密の最奥に男女の遺伝子を混ぜ合わせる禁断の悦び。許しちゃいけない本気の種付け子作りセックス。
「ひぃっ♡ ひぃいっ♡ じゅせーっ、イくっ、イっぐッ♡♡ あかひゃ、あっ、あっ、またっ、イくううぅっっ♡♡」
「うっ、おッ……!! ゆきっ、ゆきっ、ゆきぃ……っ!!」
響也さんは僕の背中を万力のようにぎゅっと抱きすくめ、愛欲に濁った熱い眼差しで僕をじっと見つめる。硬い肉棒を何度も震わせるように脈打たせ、彼自身の歪んだ愛を僕の奥底で成就させるように、ゼリーのようにどろりとした、半固形の子種汁を送り込み続けた。
もう、まんぱいなのに、とっくに、じゅせーしちゃってるのに。――とろとろの頭でそう思っても、僕の身体はどこまでも彼に甘く下っていた。
白濁の侵略者に最奥まで完全に制圧され、卵を奪われた子宮口が降伏するようにぴっちりと竿先に吸い付き、送り込まれる精液だけでなく、滲み出る先走りすらもちゅうちゅうと貪欲に啜り上げる。そんないやらしい吸い付きに煽られたかのように、僕の中を貫くおちんちんは、さらに熱を持ってぶっくりと大きく膨れ上がった。
大好きな人の精子を身体の奥深くに迎え入れて、自分の卵とひとつに結びつけてもらえる、圧倒的なしあわせ。
じゅせー、きもちいい、すき、はらむ、しあわせ、きょうやさん、すき、だいすき……――まるで呪文のように繰り返す頭の中は、もう彼への愛しさで飽和し、お腹の奥からこみ上げる甘ったるい熱が、僕の思考をとろっとろの液状にふやけさせてしまっていた。
「きょうやさん、きょうやさん、きょうやさんっ……♡」
「ゆき……っ、愛してる……一生、俺のモノだ……っ」
「あぅっ、はひっ、はひぃっ……♡ ぼくも、しゅき……しゅきぃ……♡♡」
受精の衝撃で蕩けきった頭で無我夢中に、愛の告白を繰り返す。もはや自分が何を恐れていたのかすら、思い出せなかった。
恐怖の代わりに僕の心を満たしたのは、彼と完全に一つになれたという、深く揺るぎない安心感。
僕は涙をこぼしながら、無意識に自分から彼にすがりつき、もっと奥まで注いでほしいと腰を擦り寄せると、幼い膣がびくびくっと震えながら蠕動運動を始め、おちんちんから射精される熱い精子を、奥へ奥へと補助するように、優しく、しかし貪欲に吸い上げていく。
びゅくっ……びゅくっ……びゅくっ……。
受精が完了した後も、響也さんは僕の腰を強く抱き寄せ、僕も無意識に腰を押し返しながら、互いの股間を強く密着させたまま、動かなかった。
まるで確実に着床させようとするかのように、最後の脈動が子宮の奥に染み渡るまで、互いの性器をぴたりと押し付け合い、硬直したように固まり、離れられない。
おちんちんの先端が子宮口に密着したまま、熱い精液がゆっくりと、どくどくと流れ込んでくる。
響也さんの脈打つ肉棒と、僕の幼い膣肉が、微かに震え合いながら精液を受け渡し続けているのが、はっきりと感じられた。
子宮がきゅうっと締め付けるたび、響也さんのおちんちんがびくんと跳ね、
最後の滴まで奥に注ぎ込まれる甘い感覚が、じんわりと全身に広がっていく……♡
やがて精通のような長い射精がようやく落ち着き始めると、響也さんがゆっくりと密着していた身体を起こした。
結合部から、白濁した液体がとろりと垂れ落ち、ソファーのカバーを汚した。けれど、大半は僕の子宮にこびりつき、ぽっこりと膨らんだお腹の中にしっかりと納まっている。
「ぁ……ぅ……きょうやしゃ……できまひた……ぼくたちのあかちゃん、ぜったいできたぁ……♡」
妊娠なんて、ほんとは絶対にしちゃいけないのに。
そう思っているのに、僕の両手は勝手にお腹へと伸びていた。
無意識にたっぷりと中出しされた下腹部を、愛おしそうに、壊れ物を扱うように優しく撫で回している。
まるで、ようやく空っぽだった場所に大切な宝物が収まったような、不思議なほどの安心感。精液の熱さが、子宮壁を通して全身に染み渡り、僕の思考を溶かしていく。理性が、「母親」としての本能に食い荒らされていくのがわかる。
(ああ……すっごく、しあわせ……♡)
「おめでとう、ゆき」
響也さんが、愛おしそうに僕の汗ばんだ額にキスをした。そして、僕が自分で撫でている下腹部に、自分の手を重ねてきた。
「ほら、ゆき……舌、出して♡」
「ふぁい……♡」
まだ息が上がったままの僕は、ぼんやりと目を開ける。
響也さんの顔がすぐ近くにあって、汗と熱で濡れた唇が微笑んでいる。
素直に……いや、むしろ自分から舌を差し出した。
ぺろりと、震える舌先を出すと、響也さんの舌が優しく、でも貪るように絡みついてくる。
「ん……むっ……♡」
互いの愛を確かめ合うようなキス。舌と舌がヘビのように絡み合い、唾液が混じり合って、互いの熱を分け合う。
響也さんの舌が僕の口内を優しく探り、歯茎をなぞり、舌の裏を撫で回す。
僕はただ受け入れるしかなくて、蕩ける吐息を漏らしながら、舌を差し出して応える。
子宮の奥では、まだ響也さんのおちんちんが熱く脈打っていて、精液を注ぎ込んだ子宮口を優しく押し広げたまま、繋がっている。
離れたくない……離れたくない……という想いが、口でも、下でも、同じように疼く。
「んっ……ちゅ……♡ んむ……♡」
キスは長く、深く続く。響也さんが僕の舌を吸い上げ、唾液を飲み込むたび、子宮がきゅうっと締まって、徐々に硬さを取り戻したおちんちんをさらに深く迎え入れてしまう。
子宮口が、まるでもう一つの口のように、響也さんのおちんちんの先端にチュッとキスをするみたいに、ぴったりと吸い付くと、僕達は口の中でも、性器同士でも、深く深く繋がり合うツガイになっていた。
「ん……はぁ……♡」
ようやく唇が離れ、響也さんが、僕の額に優しくキスを落とす。
「もう一度しようか。……確実に孕ませてあげる」
「はぃ……♡ 僕をもっと、愛してください……♡」
僕は小さく頷くだけで精一杯だった。
頬が熱く染まり、子宮の奥で響く微かな脈動に、ただ静かに身を預ける。
まだ離れたくない……このあたたかい繋がりが、永遠に続けばいいのに……♡
あと一話の後日談を書いて完結となります(・ω・)