※この作品はR-18です。

俺の鑑定スキルがなんかおかしい ~女性のエロステータスが丸見えなんだが~   作:フレキシブルコーギー

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16.仲間……? 人間がオークと……? 正気なの……!?

 翌朝。

 

「いってきます」

 

「レンさん、気をつけてくださいね」

 

 俺はいつものようにミレーヌさんの朝食を食べ、宿を出た。

 

 5キロの肉を担ぎ、ギルドへ向かう。

 

「おはようございます、レンさん!」

 

 エマさんが今日も元気に迎えてくれた。

 

(レンさんだ!)

(今日も会えた……嬉しい……)

 

 心の声がウキウキしている。

 

「おはようございます。今日は薬草採取の依頼を受けたいんですけど」

 

「はい! お待ちくださいね」

 

 エマさんが手続きをしてくれる。

 

「レンさん、今日もその大きな袋……何が入ってるんですか?」

 

「あ、これは……友達へのお土産です」

 

「お友達? レンさん、優しいですね」

 

 エマさんがニコニコと笑った。

 

(レンさん、お友達思いなんだ……)

(優しい人……)

 

 心の声が漏れ聞こえる。

 

 俺は依頼を受け取り、ギルドを出た。

 

 さあ、ベルのところへ行こう。

 

 

────────────────────────────────────────

 

 

 森の入り口に着くと、案の定、ベルが待っていた。

 

「レン!」

 

 ベルが嬉しそうに駆け寄ってくる。

 地面が揺れる。いつもの光景だ。

 

「おはよう、ベル」

 

「オハヨウ! レン、今日モ来テクレタ!」

 

「ああ。約束しただろ」

 

 俺はベルの前で袋を下ろした。

 

「これ、お前にお土産だ」

 

「オミヤゲ……?」

 

 ベルが首を傾げる。

 

 俺は袋を開けて、中身を見せた。

 

 5キロの肉の塊。

 ボアピッグのモモ肉だ。

 

「肉、だ」

 

 ベルの目が大きく見開かれた。

 

「ニク……!? レン、ベルニ、ニク、クレルノ……!?」

 

「ああ。昨日、お前がちゃんと食べてないって言ってたから。これ食べて、元気出せ」

 

「……っ!」

 

 ベルの目がウルウルと潤んだ。

 

(レン……ベルノコト、考エテクレテタ……)

(ニク……クレタ……嬉シイ……スゴク嬉シイ……!)

(ベル、泣キソウ……)

 

 心の声が感動で震えている。

 

「レン……ベル……幸セ……」

 

 ベルが肉を抱きしめた。

 

 そして──

 

 ガブッ!

 

 いきなり生で齧り始めた。

 

「おい!? 生で食うのか!?」

 

「ウマイ! ウマイ! レン、アリガトウ!」

 

 ベルが夢中で肉を頬張っている。

 幸せそうな顔だ。

 

 まあ……オークだし、生でも平気なのか。

 人間の常識は通用しないな。

 

 5キロの肉は、ものの数分で消えてしまった。

 

「フゥ……オナカイッパイ……」

 

 ベルが満足げにお腹を撫でた。

 

「美味しかったか?」

 

「ウン! 最高! レン、ダイスキ!」

 

 ベルが俺に抱きついてきた。

 

 巨体に押しつぶされそうになる。

 

「お、おい、重い重い!」

 

「ゴメン!」

 

 ベルが慌てて離れた。

 

 だが、その顔は幸せいっぱいだった。

 

「レン……ベル、モット頑張ル。レンノ為ニ、何デモスル」

 

「ありがとう、ベル。頼りにしてるよ」

 

「ウン!」

 

 ベルが嬉しそうに尻尾を振った。

 

 よし、今日も一緒に仕事だ。

 

 

────────────────────────────────────────

 

 

 その後、俺たちは薬草採取の依頼をこなした。

 

 ベルの嗅覚のおかげで、今日も大量のヒーリングハーブと、ついでにマナハーブも採れた。

 

 作業が一段落したところで、俺は木陰で休憩していた。

 

 ベルが隣に座っている。

 

「レン、今日モ、タクサン取レタ」

 

「ああ。お前のおかげだよ」

 

「ベル、役ニ立テタ」

 

 ベルが嬉しそうに笑う。

 

 明日は何を持ってきてやろうか、と考えて休憩していた時だった。

 

「レン」

 

 ベルが急に立ち上がった。

 

「どうした?」

 

「……匂イ。変ナ匂イ、スル」

 

 ベルが鼻をフゴフゴと動かしている。

 

 警戒しているような、興味を持っているような、複雑な表情だ。

 

「敵か?」

 

「分カラナイ。デモ……気ニナル」

 

 ベルが森の奥を見つめている。

 

 俺には何も感じないが、ベルの嗅覚は本物だ。

 何かがあるのは間違いない。

 

「行ってみるか?」

 

「ウン。レン、一緒ニ来テ」

 

「ああ、もちろん」

 

 俺たちは薬草を袋にしまい、森の奥へと進んでいった。

 

 

────────────────────────────────────────

 

 

 しばらく歩くと、景色が変わってきた。

 

 木々が減り、代わりに岩肌が増えていく。

 どうやら、小さな山の麓に来たようだ。

 

「ココ……」

 

 ベルが足を止めた。

 

 目の前には、大きな岩壁があった。

 

 そして、その岩壁の中腹に──

 

「……洞窟?」

 

 ぽっかりと開いた穴があった。

 

 人が一人通れるくらいの大きさ。

 中は暗くて、奥がどうなっているか分からない。

 

「コノ匂イ……ココカラ」

 

 ベルが洞窟の入り口を指差した。

 

「何の匂いだ?」

 

「……女。ソレト……血ノ匂イ」

 

 女と、血?

 

 嫌な予感がする。

 

「中に誰かいるのか?」

 

「タブン。弱ッテル匂イ」

 

 弱っている女性が中にいる……?

 

 まさか、誰かが襲われて逃げ込んだとか?

 あるいは、魔物に捕まっているとか?

 

 俺は少し考えた。

 

 正直、危険そうだ。

 見知らぬ洞窟に入るなんて、冒険者としては無謀だろう。

 

 だが──

 

 中に助けを求めている人がいるなら、放っておけない。

 

「ベル、中に入れるか?」

 

「ベル、入レナイ。穴、小サイ」

 

 ベルが残念そうに言った。

 

 確かに、ベルの巨体では洞窟の入り口を通れない。

 俺一人で入るしかないか……。

 

「じゃあ、俺が入る。ベルは外で待っててくれ」

 

「デモ、危ナイ」

 

「大丈夫。何かあったらすぐに戻る」

 

 ベルが心配そうな顔をしている。

 

「レン、気ヲツケテ」

 

「ああ。ありがとう」

 

 俺は短剣を抜き、洞窟の中へと足を踏み入れた。

 

 

 

────────────────────────────────────────

 

 

 

 洞窟の中は思ったより広かった。

 

 入り口は狭かったが、少し進むと天井が高くなり通路も広がっている。

 

 壁には苔が生えていて微かに光っている。

 おかげで真っ暗というわけではない。

 

 俺は慎重に進んでいった。

 

「……っ」

 

 血の匂いがする。

 

 ベルが言っていた通りだ。

 

 そして──

 

「……誰か……いるの……?」

 

 か細い女性の声が聞こえた。

 

 奥からだ。

 

「大丈夫ですか!?」

 

 俺は声のする方へ走った。

 

 通路を曲がると、少し広い空間に出た。

 

 そこに──彼女はいた。

 

 岩壁に背をもたれ、座り込んでいる女性。

 

 銀色の髪。

 尖った耳。

 ……エルフか。

 

 彼女の身体は傷だらけだった。

 服は破れ、腕や足に血が滲んでいる。

 

 明らかに戦闘の後だ。

 

 俺がその女性を見た瞬間──

 

 鑑定結果が流れ込んできた。

 

 

 

【鑑定結果】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

【基本情報】

名前:リーシャ・シルヴァーウィンド

年齢:127歳(エルフなので見た目は20代前半)

種族:ハイエルフ

職業:Aランク冒険者

身長:168cm

体重:49kg

スリーサイズ:B86/W56/H84

処女:Yes

経験人数:0人

 

【バスト情報】

カップサイズ:Aカップ(ぺちゃぱいと言われると激怒)

乳房の形状:形が良い、弾力あり

乳首の形状:小さめ、薄ピンク

乳首感度:S(超敏感、未開発)

乳首開発度:未開発

 

【外性器情報】

陰毛:薄い、銀色

クリトリス:小さめ、感度SS(触れられたことがない)

処女膜:あり(完全な状態)

 

【膣情報】

膣深度:15cm(

Gスポット:入口から6cm(未開発)

ポルチオ:あり(感度不明、未経験)

締め付け力:9/10(処女なので非常にきつい)

現在の濡れ具合:乾燥

 

【現在の状態】

HP:危険域(重傷)

精神状態:疲労困憊、警戒心MAX、プライドが高い

最後の食事:2日前

最後の睡眠:1日前

 

【心の声】

(誰……? 人間……?)

(助けが来た……? でも、こんな弱っている姿を見られたくない……)

(私がこんな……屈辱だわ……)

(認めたくないけど……助けが必要なのは事実……くっ……)

 

【性的嗜好・弱点】

性癖:不明(経験なし)

隠している性癖:支配されたい願望(本人無自覚)

性感帯ランキング:

 1位:耳(感度SS)←エルフの最大弱点

 2位:クリトリス(感度SS)

 3位:乳首(感度S)

弱点部位:耳を舐められると完全に力が抜ける

イキやすさ:未経験だが素質は超高い

 

【経験・履歴】

初体験:なし(127年間処女を守り続けている)

恋愛経験:片想いが1回(100年前に失恋、相手に振られてトラウマ)

トラウマ:男性に対して強い警戒心と不信感がある

性格:プライドが高く、素直になれない。典型的ツンデレ

 

【現在の状況】

・ソロでダンジョン探索中に魔物の群れに襲われた

・辛うじて逃げ延びたが、重傷を負っている

・この洞窟に隠れて3日間

・助けが来なければ死んでいた

・Aランクとしてのプライドがあり、助けを求めることに抵抗がある

 

【特殊ステータス】

好感度:15/100(低い、警戒中)

信頼度:5/100(ほぼ皆無)

恋愛対象として意識:No(まだ敵か味方かも分からない)

 

【攻略ヒント】

・Aランク冒険者としてのプライドが非常に高い

・助けられることを「屈辱」と感じるタイプ

・男性不信があるので、信頼を得るには時間がかかる

・最初はツンツンだが、根気よく接すれば少しずつデレる

・恩を押し付けず、対等に接することが重要

・焦って攻めると逆効果。長期戦を覚悟すること

・でもデレた後は一途に甘えてくる

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 127歳で処女!?

 

 いや、驚くべきはそこじゃなかったか。俺も鑑定に毒されてるな……。

 

 まずは助けないと。。こんな状態の人を放っておけない。

 

 ……しかし、好感度15って。

 めちゃくちゃ低いな。警戒されてるのか。

 

「大丈夫ですか? 俺は冒険者です」

 

「……冒険者?」

 

 リーシャさんが俺を睨むように見上げた。

 弱っているはずなのに、目つきだけは鋭い。

 

 明らかに警戒している。

 

「……ふん。私を助けて何か企んでるんじゃないでしょうね」

 

「はぁ? こんな状態で何言ってんですか。早く外に出ましょう」

 

「待ちなさい! 勝手に決めないで……っ」

 

 リーシャさんが立ち上がろうとして、すぐに崩れ落ちた。

 

「無理よ……足が……」

 

 見ると、彼女の右足に大きな傷があった。

 歩ける状態ではない。

 

「分かりました。失礼しますね」

 

 俺はリーシャさんを抱き上げた。

 

 お姫様抱っこだ。

 

「きゃっ……!」

 

 リーシャさんが小さく声を上げた。

 

(男に……抱かれるなんて……!屈辱だわ!)

(でも……温かい……)

 

 心の声が聞こえる。

 

 127年間、男に触れられたことがないのか。

 確かに鑑定結果にも経験なしとあった。

 

「しっかり掴まっててください。外に連れ出しますから」

 

「……分かった」

 

 リーシャさんが俺の首に手を回した。

 

 軽い。

 

 俺は彼女を抱えたまま、来た道を戻った。

 

 

────────────────────────────────────────

 

 

「レン!」

 

 洞窟を出ると、ベルが心配そうに待っていた。

 

「彼女は中で倒れてた人だ。怪我してるから、街に連れて行かないと」

 

「分カッタ。ベル、手伝ウ」

 

 ベルが俺たちに近づこうとした、その時だった。

 

「っ……!?」

 

 腕の中のリーシャさんが、ビクッと身体を震わせた。

 

「オーク!?」

 

 微かに開いたその目には、明らかな嫌悪と恐怖が浮かんでいた。

 

「は、離して……! なんでオークがいるの……!?」

 

「落ち着いてください。ベルは俺の仲間で──」

 

「仲間……? 人間がオークと……? 正気なの……!?」

 

 リーシャさんが俺の腕の中でもがこうとする。

 だが、身体に力が入らないようで、すぐに動きが止まった。

 

「こいつを近づけないで……! お願い……!」

 

 声が震えている。

 本気で怖がっている。

 

「リーシャさん……」

 

「エルフの里は何度もオークに襲撃された……! あいつらは野蛮で残忍な存在よ……!」

 

 俺は言葉に詰まった。

 

 確かに一般的にオークは魔物だ。

 

 でも……。

 

 ベルは違う。

 俺の大切な仲間だ。

 

 でもリーシャさんにはそれが分からない。

 彼女のオークに対するイメージは固定されている。

 

「……分かりました。……ごめんよ、ベル。手伝わなくて大丈夫だ」

 

「?」

 

 ベルが首を傾げた。

 

「すまない。彼女、オークが苦手みたいなんだ」

 

「ソウカ」

 

 ベルは特に傷ついた様子もなく、素直に数歩後ろへ下がった。

 

「ベル、すまない。お前は何も悪くない」

 

「ベル、ワカッテル。 種族ガチガウ。 アタリマエ」

 

 ベルが健気にそう言って、さらに距離を取った。

 

「……っ」

 

 リーシャさんがベルを睨みつけながら、俺の胸に顔を押し付けた。

 

(まだ見える……汚らしいオークが!)

(でも……こいつの胸、温かい……)

(……べ、別に、こいつに助けられたから動揺してるわけじゃないんだから……)

 

 心の声が複雑だ。

 怯えと少しの安心と、そして──ツンデレ特有の照れ隠し。

 

 でも……。

 

 ……やはり、種族の垣根は大きいのか。

 

 俺は内心でがっかりした。

 

 ベルは何も悪くないのに。

 俺の大切な仲間なのに。

 

 でも、それは俺の主観だ。

 エルフにとって……いや、人間にとってもオークは敵でしかない。

 

 いつか、リーシャさんにもベルの良さを分かってもらえるだろうか。

 

「リーシャさん、街まで運びますから。もう少し頑張ってください」

 

「……分かったわ。でも、あのオークをこっちに来させないで」

 

「約束します」

 

「あなた、変な人間ね。オークなんかと行動を共にするなんて」

 

 リーシャさんがツンとした口調で言った。

 

 だが、その頬はほんのり赤い。

 お姫様抱っこが恥ずかしいのだろう。

 

(こ、こんなに近くで男の人に抱かれるなんて……っ)

(心臓の音、聞こえてないわよね……?)

(……べ、別に、ドキドキなんてしてないんだから……!)

 

 心の声が完全にツンデレだ。

 

「あなたの名前は……」

 

「レンです。黒崎蓮」

 

「レン……覚えたわ。……別に感謝してるわけじゃないけど。命を助けてもらったから、仕方なく覚えてあげるだけよ」

 

 そう言いながら、リーシャさんは俺の首にしがみついている。

 

 だが……やがて眠そうに瞼を降ろす。

 

 「……私は……本当は……一人でも……へいき……」

 

 そして、そのまま意識を失った。

 体力の限界だったのだろう。

 

「ベル、行こう。ゆっくりでいいから、ついてきてくれ」

 

「ウン」

 

 ベルが静かに頷いた。

 

 俺たちは街へと歩き始めた。

 ベルは言われた通り、少し距離を取って後ろからついてくる。

 

 ……すまないな、ベル。

 

 いつか色んな人にも分かってもらえるように、俺が頑張るから。

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