俺の鑑定スキルがなんかおかしい ~女性のエロステータスが丸見えなんだが~ 作:フレキシブルコーギー
窓の外が少しずつ暗くなっていく。
夕暮れから夜へ。
オレンジ色の空が徐々に藍色に染まっていく。
そして──
完全に暗くなった瞬間。
「っ……!」
急に恐怖が襲ってきた。
ただ、暗闇が怖い。
暗闇の向こうに、あの化け物がいるような気がする。
「ど、どうして……」
体が震え始めた。
止まらない。
あの瞳。
リリアの姿をした、魔族の瞳。
大きな瞳。
あどけない表情。
だが、その奥に──深淵のような闇があった。
心の声が頭の中でリフレインする。
──ゼンイン……クッテヤル……
「っ……!!」
俺は頭を抱えた。
怖い。
怖い怖い怖い。
あの化け物がこの街にいる!
あと少しで傷が癒えて、そうしたら──
全員──殺される。
全員──食われる。
震えが止まらない。
歯がガチガチと鳴っている。
冷や汗が背中を伝う。
「うっ……うぅ……」
俺は布団を頭から被った。
だが暗闘の中でもあの瞳が浮かぶ。
「……っ」
俺は布団を剥いで壁際に背中をつけた。
膝を抱えて蹲る。
情けない。
こんなことで震えるなんて、情けない。
だが──
相手は化け物だ。
40万人以上、人を殺してる化け物だ。
俺なんかが太刀打ちできるわけがない。
……分かっている。
俺には何もできない。
だったら──
「……」
ふと、ある考えが頭をよぎった。
……逃げればいいんじゃないか?
この街を出れば俺だけは助かる。
明日にでも、急用ができたと言って街を出る。
そうすれば──
俺は……俺だけはあの化け物に殺されずに済む。
「……」
──俺は自分の考えに、吐き気がした。
逃げる?
全員が殺されるのを分かっていて自分だけ逃げる?
それは──
それはあまりにも──
「……」
だけど俺に何ができる?
Fランクの俺が化け物に勝てるわけがない。
戦っても秒殺されるだけだ。
傷を癒していると言っても、俺みたいな一般人なら瞬殺できるだろう。
だったら……逃げた方が合理的じゃないか?
俺一人が死んでも何も変わらない。
「俺は……」
葛藤が頭の中でぐるぐると渦を巻く。
逃げるか。
残るか。
どちらを選んでも俺には何もできない。
その時だった。
コンコン。
「っ!?」
急にドアがノックされて、俺は飛び上がった。
心臓が飛び出そうになった。
ま、まさか──
化け物が俺を食べに……!
「レンさん? お夕食をお持ちしました」
ミレーヌさんの声だった。
「……っ」
俺は胸を撫でおろした。
「どうぞ……」
「失礼しますね」
ドアが開いて、ミレーヌさんがお盆を持って入ってきた。
湯気の立つスープ。
肉と野菜炒め。
チーズとサラダ。
美味しそうな夕食だ。
だが──
「あら?」
ミレーヌさんが、俺を見て動きを止めた。
「レンさん……どうされたんですか?」
「え……」
「お顔が真っ青ですよ……? それに震えて……」
ミレーヌさんがお盆をテーブルに置いて、俺に近づいてきた。
「もしかして冒険中に怖い思いをされたんですか……?」
「……」
俺は答えられなかった。
怖い思いをした。
それは間違いない。
だが、その内容は話せない。
「魔物に襲われたとか……? お怪我はありませんか?」
ミレーヌさんが、心配そうに俺の顔を覗き込んだ。
胸が目の前で揺れる。
いつもならドキドキするはずなのに今は何も感じない。
それくらい俺は追い詰められていた。
(レンくん、こんなに震えて……)
(何があったのかしら……可哀想に……)
(私に何かできることはないかしら……)
心の声が聞こえる。
ミレーヌさんは純粋に俺のことを心配してくれている。
その優しさが今は苦しかった。
この人も何も知らない。
この街に化け物がいることを。
いつか全員が殺されるかもしれないことを。
「大丈夫です。ちょっと、疲れただけで……」
俺は震える手でミレーヌさんが置いてくれたスープに手を伸ばした。
温かいものを飲めば、落ち着くかもしれない。
カチャ、カチャッ。
だけど。
食器とスプーンがぶつかる音が鳴り止まない。
──手の震えが止まらない。
「……っ」
スープがこぼれてしまった。
「す……すみません……」
「レンさん!」
ミレーヌさんが慌てて俺の手を握った。
「冷たい……! こんなに冷え切って……」
「……」
「これじゃ、ご飯も喉を通らないわ。……お風呂に入りましょう
「え……?」
「体を温めれば少しは楽になりますよ。それに綺麗になったら、さっぱりしますから」
ミレーヌさんが立ち上がった。
「私、お風呂の準備をしてきますね。少し待っててください」
「いえ、あの……」
「遠慮しないでください。レンさん、本当に辛そうですから……」
ミレーヌさんが微笑んだ。
(レンくんを、少しでも楽にしてあげたい……)
(こんな時、私にできることは……)
心の声が聞こえる。
ミレーヌさん……。
「お湯が沸いたら、呼びに来ますね」
「……ありがとうございます」
俺は、小さく頭を下げた。
ミレーヌさんが部屋を出ていく。
俺はまだ震える手を見つめた。
しばらくして、ミレーヌさんが戻ってきた。
「お風呂、沸きましたよ。こちらへどうぞ」
「ありがとうございます」
俺は立ち上がってミレーヌさんについていった。
宿の奥にある浴室。
木製の浴槽から湯気が立ち上っている。
ランプの灯りが柔らかく揺れていた。
「タオルはこちらにありますからね。ゆっくり温まってください」
「はい……」
「あ、お夕食は冷めちゃうので、お風呂から出たら温め直しますね」
「すみません、手を煩わせて……」
「いいえ、気にしないでください」
ミレーヌさんが微笑んで浴室を出ていった。
俺は一人になった。
服を脱いで、まずは体を洗う。
そして──
ザブン。
湯船に浸かった。
「……っ」
温かい。
体の芯までじんわりと熱が広がっていく。
冷え切っていた手足が徐々に温まっていく。
「……はぁ……」
思わず、ため息が漏れた。
なんだか気が休まってきた気がする。
さっきまで震えていたのが嘘みたいだ。
俺は湯船の縁に頭を預けて天井を見上げた。
……魔子爵オルベリア。
見習いシスターに化けた人食いの化け物。
あの化け物のことを考えると、まだ恐怖がよぎる。
だが──
このお湯の温かさが、少しだけ心を落ち着かせてくれた。
……考えよう。
冷静に考えよう。
俺に何ができるか。
どうすれば、この街を救えるか。
まずは情報収集だ。
魔族について、もっと調べる必要がある。
弱点があるかもしれない。
対策があるかもしれない。
明日、ギルドの資料室にでも行ってみるか。
それから──
ガラッ。
「っ!?」
突然、浴室の扉が開いた。
俺は思わず飛び上がった。
「失礼しますね……」
ミレーヌさんだった。
「ミ、ミレーヌさん!?」
「お背中、お流ししますね」
「え、えええっ!?」
なんでミレーヌさんが浴室に!?
いや、なんか服っぽいのは着てるけど……。
「あ、あの、大丈夫です! 自分で洗えますから!」
「あら、遠慮しないでください」
ミレーヌさんが、涼しい顔で言った。
「お客様の体をお洗いするのは、宿屋のサービスの一つですよ。たまにやっています」
「そ、そうなんですか……?」
「はい。疲れているお客様には背中をお流ししたり……。特にレンさん、今日は疲れてるみたいだし……」
ミレーヌさんがタオルと石鹸を持って近づいてきた。
これって、普通のサービス……だよな?
エロいサービスじゃ……ないよな……?
実はお風呂の中で……とか?
心臓がドキドキしている。
だが、ミレーヌさんの表情は至って普通だ。
本当にただのサービスとして言っているらしい。
「さぁ、こちらを向いてください」
「は、はい……」
俺は言われるがまま背中をミレーヌさんに向ける。
「失礼しますね」
タオルが、俺の背中に当たった。
ゴシゴシゴシ……
石鹸の泡が広がる。
「……っ」
ミレーヌさんの手が、俺の背中を滑る。
柔らかい手だ。
力加減が絶妙で、気持ちいい。
「力加減は大丈夫ですか?」
「はい……気持ちいいです……」
「よかった」
ミレーヌさんが微笑んだ気配がした。
(レンくんの体、思ったより筋肉質……)
(冒険者さんだから、鍛えてるのかしら……)
(若い男の子の肌……久しぶりに触った……)
心の声が聞こえる。
ミレーヌさん、ちょっとドキドキしてる……?
いや、俺の方がドキドキしてる。
だって、ミレーヌさんに体を洗ってもらってるんだぞ。
38歳の未亡人。
巨乳の熟女。
その人が、俺の背中を──
「肩も凝ってますね」
ミレーヌさんの手が俺の肩に移動した。
グリグリと肩を揉んでくれる。
「あっ……」
思わず、声が漏れた。
気持ちいい……。
「ふふ、気持ちいいですか?」
「は、はい……すごく……」
「疲れが溜まってたんですね。ゆっくり休んでくださいね」
ミレーヌさんの声が、優しく響く。
(レンくん、本当に疲れてたのね……)
(可哀想に……まだ若いのに。私が癒してあげなきゃ……)
(この子の力になりたい……)
心の声が聞こえる。
ミレーヌさんは純粋に俺を心配してくれている。
その優しさが胸に染みる。
だが──
問題が発生した。
ミレーヌさんの手が俺の背中を滑る度に。
俺の下半身が──
……反応し始めた。
やばい。
やばいやばいやばい。
ミレーヌさんに背中を洗ってもらってるだけなのに。
俺の股間がむくむくと大きくなっていく。
「……っ」
俺は必死に抑えようとした。
だが体は正直だ。
ミレーヌさんの柔らかい手。
石鹸の滑らかな感触。
背中越しに感じる体温。
全てが俺の本能を刺激している。
気づけば俺のおちんちんは完全に勃起していた。
ビンビンに硬くなっている。
まずい。
これはまずい!
「はい、背中は終わりです。前も洗いましょうか?」
「っ!?」
ミレーヌさんが、そう言って俺の横に回ってきた。
そして──
視線が、俺の股間に向いた。
「……あ」
ミレーヌさんの動きが、止まった。
「……」
俺も固まった。
ビンビンに勃起した俺のおちんちんが堂々とそびえ立っている。
隠しようがない。
完全に見られた。
「……っ」
ミレーヌさんの顔が、真っ赤に染まった。
(レ、レンくん……勃起してる……?)
(どうして……? まさか、こんなおばさんで興奮したの……?)
(ひ、久しぶりの勃起おちんぽ……♡)
心の声が聞こえる。
ミレーヌさんの視線が俺の勃起したおちんちんに釘付けになっている。
熟れた身体を持て余す未亡人。
その人の目の前にビンビンに勃起した若い男のおちんちんが。
「あっ、あの、すみません! これは……その……」
俺は慌てて弁解しようとした。
だが、言葉が出てこない。
どう説明すればいいんだ、これ。
「い、いえ……」
ミレーヌさんも動揺しているようだった。
顔を真っ赤にして視線を逸らそうとしている。
だが──
チラッ、チラッと俺の股間を見てしまっている。
(大きい……あの人より……大きい……)
(こんなに硬そうで……元気で……)
(私を見て、こうなったの……?)
(私なんかに……興奮してくれたの……?)
心の声が聞こえる。
ミレーヌさんの呼吸が少し荒くなっている。
頬が紅潮して目が潤んでいる。
……これは、まずい展開になってきた。
「ほ、本当にすみません……!」
俺は必死に謝った。
手で股間を隠そうとするが、大きくなりすぎて隠しきれない。
「こういうつもりじゃなくて……体が勝手に……」
「い、いえ……大丈夫ですよ……」
ミレーヌさんが、顔を赤くしたまま言った。
「わ、若い男の子は……仕方ないですよね……!」
「すみません、本当に……」
「いえ、謝らないでください。私が急にお風呂に入ってきたから……」
ミレーヌさんが視線を逸らそうとしている。
だけどやっぱりチラチラと俺の股間を見てしまっている。
(若い男の子はそうよね……)
(でも……こんなに大きくて……元気で……)
(でも私なんかで興奮してるってことよね……?)
心の声が聞こえる。
ミレーヌさんの呼吸がさらに荒くなっている。
頬だけじゃなく耳まで赤くなっている。
「あ、あの、俺、もう出ますね……」
その時だった。
「あっ……」
だが、立ち上がると勃起したおちんちんがさらに目立ってしまった。そりゃそうだ……。
ビンビンに硬くなって、上を向いている。
先端からは、透明な液体がじわりと滲んでいる。
「……っ」
ミレーヌさんが、息を呑んだ。
視線が、俺のおちんちんに釘付けになっている。
(元気……すごく元気……)
(先っぽから、透明のが出てる……)
(苦しそう……辛そう……このまま放っておいていいの……?)
心の声が聞こえる。
「す、すみません……本当に……」
俺は顔を真っ赤にして、タオルに手を伸ばそうとした。
だが──
「レンさん」
ミレーヌさんが、俺を呼び止めた。
「はい……?」
俺は振り返った。
ミレーヌさんは、顔を真っ赤にしながら、俺を見つめていた。
「あの……苦しそうですね……」
「え……」
「とても辛そうに見えます……」
ミレーヌさんが恥ずかしそうに言った。
視線は俺の勃起したおちんちんに向いている。
「お、お手伝いしましょうか……?」
「え……っ!?」
俺は耳を疑った。
今、なんて言った?
「私で良ければ……その……楽にして差し上げられるかもしれません……」
ミレーヌさんが、俺の目を見た。
顔は真っ赤。
声は震えている。
だが、瞳は──
どこか熱を帯びていた。
(私、何を言ってるの……?)
(で、でも……レンくんが辛そうで……)
(レンくんになら……触れてもいいかな……)
(むしろ……レンくんのおちんぽ……触りたい……♡)
(駄目……♡毎日レンくんでオナニーしてたのバレちゃう……♡)
心の声が聞こえる。
ミレーヌさんは半分は俺を心配して。
そして半分は──2年半の禁欲生活で溜まったものが溢れ出そうとしていた。
「あ、あの……ミレーヌさん……」
俺は戸惑った。
これはどういう状況だ?
ミレーヌさんが俺のおちんちんを……?
その時、ミレーヌさんは正気に戻った。
「わ、私……変なこと言っちゃった。ごめんなさい、こんなおばさん嫌ですよね……」
ミレーヌさんが慌てて付け加えた。
「い、嫌じゃないです……!」
俺は思わず、そう言ってしまった。
「……え?」
ミレーヌさんが、目を丸くした。
「あ、いや、その……」
俺は焦った。
だが、もう遅い。
俺は「嫌じゃない」と言ってしまった。
「本当に……?」
ミレーヌさんが確認するように聞いた。
その声はどこか期待を含んでいた。
「は、はい……ミレーヌさんになら……」
俺は正直に答えた。
だって嫌なわけがない。
38歳の美熟女。
豊満な体。
優しくて包容力があって。
そんな人におちんちんを触ってもらえるなんて。
俺の本能が「YES」と叫んでいる。
「……はぁっ……はぁっ……♡」
ミレーヌさんが、ゆっくりと近づいてきた。
そして──
俺の目の前に跪いた。
「失礼しますね……」
ミレーヌさんの手が俺のおちんちんに伸びてきた。
白くて柔らかそうな手。
その手が──
「……っ」
俺のおちんちんに触れた。