※この作品はR-18です。

俺の鑑定スキルがなんかおかしい ~女性のエロステータスが丸見えなんだが~   作:フレキシブルコーギー

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34.……素敵です。私もいつかそんな風に……広い世界を見てみたいです

 屋敷の正門に到着すると、昨日の門番の男性が俺に気づいて親しげに手を上げた。

 

「来てくれたのか 待ってたぞ」

 

「こんにちは。昨日はどうも」

 

「ソフィアお嬢様が首を長くして待ってる。頼むよ」

 

 門番さんは笑ってすぐに門を開けてくれた。

 昨日の帰りに少し雑談をしたおかげか、態度が柔らかい。

 ありがたい。

 

 俺は庭を抜けて、屋敷の玄関へ。

 中に入ると広いホールには誰の姿もなかった。

 使用人たちは忙しいのだろうか、それともお嬢様の客ということで気を利かせているのか。

 伯爵様も用事なのかな?見当たらないが……部屋の場所はわかっている。

 俺はそのまま二階へ続く階段へと足を向けた。

 

 その時だ。

 ふわりと、鼻をくすぐる濃厚な甘い香り。

 強烈な薔薇の香水。

 

 この匂いは……

 

「あら、また来たの?冒険者さん」

 

 階段の上から冷ややかな声が降ってきた。

 見上げると豪奢なドレスを身に纏った女性が、扇子で口元を隠しながらこちらを見下ろしている。

 

 イザベラ・ヴァン・クロイツェル

 ソフィア嬢の継母。

 

 胸元が大きく開いたドレスは彼女の肢体をこれでもかと強調していた。

 ムワッとするような色気が、香水の匂いと共に押し寄せてくる。

 

「……お邪魔しております、イザベラ夫人」

 

 俺は努めて礼儀正しく頭を下げた。

 

「ふぅ、ソフィアも物好きね。作り話に夢中になるなんて」

 

 イザベラは不機嫌そうに鼻を鳴らした。

 今日は昨日より機嫌が悪いようだ。

 目元が少し吊り上がっているし、扇子を持つ手にも力がこもっている。

 

 ……何かあったのか?

 俺は意識せずとも彼女の方を凝視してしまっていた。

 

 鑑定スキルが自動的に反応する──。

 

 

【鑑定結果】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

【基本情報】

名前:イザベラ・ヴァン・クロイツェル

年齢:47歳

種族:人間

職業:伯爵夫人(クロイツェル家の後妻)

身長:164cm

体重:58kg

スリーサイズ:B95/W68/H92

処女:No

経験人数:27人(伯爵を含む)

最後のセックスからの経過日数:3日(愛人と)

 

【外見特徴】

・派手な宝飾品を好む

・豪華なドレスで身を包むが、下品さが滲む

・年齢のわりに肌は手入れされている(美容に金をかけている)

 

【バスト情報】

カップサイズ:Eカップ

乳房の形状:やや垂れ気味だが、まだ豊満でボリュームあり

乳首の形状:大きめ、突起型(多数の男に揉まれた痕跡)

乳首の色:茶色がかったピンク(経験豊富な色)

乳輪:直径4.2cm

乳首感度:B(鈍感気味、強い刺激を好む)

乳首開発度:開発済み(複数の男に弄られた)

授乳経験:なし(子供は産んでいない)

 

【外性器情報】

陰毛:金色、手入れされた逆三角形

小陰唇:大きめ、使い込まれて黒ずんでいる

クリトリス:大きめ、包皮から露出気味

クリトリス感度:A(敏感)

 

【膣情報】

膣深度:14cm

Gスポット:入口から5cm(開発済み)

ポルチオ:あり(感度高い、ここを突かれると理性が飛ぶ)

締め付け力:6/10(年齢相応、だが愛人相手には無意識に締め付ける)

現在の濡れ具合:乾燥

愛液粘度:粘度高め

 

【発情・ホルモン状態】

現在の発情度:なし

性欲レベル:75/100

オナニー頻度:週2回(愛人が来ない時)

最後のオナニーからの経過時間:昨夜(おちんぽが欲しくて)

興奮時の身体反応:頬が紅潮、声が甘くなる、腰が自然と動く

 

【心の声】

(……それにしても、イライラするわね)

(マルコの奴、私の誘いを断るなんて……「忙しい」ですって?)

(私が金を払ってやってるのに……誰でもいいから、この火照りを鎮めなさいよ……ッ!)

 

【性的嗜好・弱点】

性癖:年下の男に貢ぐこと、金と権力への執着

隠している性癖:罵倒されながら犯されたい願望(本人無自覚)

性感帯ランキング:

 1位:ポルチオ(感度SS)←今までいろんな男に開発された最大の弱点

 2位:アナル(感度S)←アナル未経験だが、実はとんでもない弱点

 3位:臀部(感度A)←ここを撫でられると腰が砕ける

弱点部位:ポルチオやアナルを激しく突かれると、プライドが崩壊して雌の顔になる

イキやすさ:イキやすい

 

【経験・履歴】

初体験の年齢:19歳(貴族の息子に騙されて)

歴代パートナー:27人(金目当て、権力目当ての関係ばかり)

経験プレイ:正常位/後背位/騎乗位/フェラチオ/パイズリ/野外プレイ/ぶっかけ

未経験プレイ:アナル、複数プレイ、本気の恋愛

結婚歴:

 ・1度目:21歳で商人と結婚→夫の財産を奪って離婚

 ・2度目:35歳で小貴族と結婚→夫が事故死(毒殺の噂あり)

 ・3度目:43歳でクロイツェル伯爵と結婚(現在)

 

【愛人情報】

名前:マルコ(26歳、商人)

関係:2年前から愛人関係

イザベラの執着度:おちんぽ目当て。

愛人の本心:金目当て(イザベラが金を貢がなくなれば即捨てる)

貢いだ総額:金貨300枚以上

 

【特殊ステータス】

孕みやすさ:低い(年齢的に妊娠しにくい)

中出し願望:あり(本人は子供なんていらないと思っているが、子宮が欲しがっている)

調教適性:高(プライドを砕けば完全に堕ちる素質あり)

堕ち属性:羞恥堕ち、屈辱堕ち、快楽堕ち、肉便器堕ち

 

【攻略ヒント】

・極度の欲求不満状態(若い愛人に拒絶されたため)。

・美貌を褒めちぎり、承認欲求を満たすことで取り入ることができる。

・プライドが高いが性欲と支配欲の奴隷。

・ポルチオやアナルを激しく突かれると理性崩壊。快楽で支配できる可能性あり。

・罪悪感はゼロ。説得や改心は不可能。力で屈服させるしかない。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 昨日より情報量が多いような気がする……。どうしてだろう。

 なにか法則性があるのだろうか。

 

 いや、それは今考えることじゃない。

 

「はぁ……で?何をぼーっとしているのかしら?早くおままごとしに行ったらどうなの?」

 

 怒りが腹の底から湧き上がってくる。

 だが、ここで感情を露わにするわけにはいかない。

 相手は伯爵夫人で俺はただのFランク冒険者だ。

 下手に何かを言えばソフィア嬢に会うことすらできなくなる。

 

 俺は大きく深呼吸をして、心の平静を取り戻すよう努めた。

 そして改めてイザベラに向き合う。

 

 彼女は俺を値踏みするように見つめている。

 瞳の奥にある欲求不満と承認欲求。

 鑑定スキルの攻略ヒントには美貌を褒めちぎり、承認欲求を満たすとある。

 

 ……利用させてもらうか。

 

「失礼しました。あまりにお美しくて、言葉を失ってしまっていました」

 

 俺は少し大げさに、驚いたような表情を作ってみせた。

 

「……あら? 口が上手いのね」

 

「いいえ、本心です。俺の知るどんな女性よりも若々しくてお綺麗ですので」

 

 心の中では盛大に舌を出しながら歯の浮くようなお世辞を並べる。

 イザベラが一番言って欲しい言葉。若さへの執着。

 そこを突いた一言は効果覿面だったようだ。

 

「あら……ふふっ……まあ、嫌だわこの子ったら。まぁ、事実だけど」

 

 イザベラの唇が吊り上がり、扇子で隠しながらも満更でもない様子を見せた。

 先ほどまでの刺すような敵意が少しだけ和らいだのを感じる。

 単純だ。

 だが、それ故に扱いやすい。

 

「最近の男は見る目がないのよねぇ。あなたのような若い子に言われると、気分が悪くないわ」

 

 イザベラが一歩、階段を降りてきた。

 濃厚な薔薇の香りが強くなる。

 

(こいつ……よく見ると可愛い顔してるじゃない)

(冒険者なんて下賤の職業、眼中になかったけど……ふぅん)

(中々見どころがあるわねぇ。若い男特有の匂いがぷんぷんするわ……♡)

 

 彼女は俺の顔を覗き込むようにして、ねっとりとした視線を送ってきた。

 

「あなた、名前は?」

 

 昨日、伯爵が俺のことを紹介した時に言ったじゃないか……。

 とんでもないやつだ、興味のない奴の名前は覚えようともしないらしい。

 

「……レンと申します」

 

「そう、レンね。覚えておくわ。あまり私の美貌に見惚れて貰っては困るけど……」

 

 イザベラは意味深に微笑むと、俺の肩に手を触れ、指先でツーっと鎖骨をなぞった。

 ゾワリと肌が粟立つ。

 

「存分に見ても構わないわよ? 私は心が広いからね……」

 

 誘惑しているつもりなのだろうが、殺意と性欲が混ざったその気配、魔物のそれよりも恐ろしい。

 

「……光栄です。では、お嬢様がお待ちですので」

 

 俺は引きつりそうになる顔を笑顔で誤魔化し、逃げるように一礼した。

 イザベラは満足そうに頷きようやく道を開けてくれた。

 

 背中に粘着質な視線を感じながら俺は階段を上がり、ソフィア嬢の部屋へと急いだ。

 二階の廊下の奥。

 そこにある扉の前で、俺は大きく息を吐いた。

 

「……疲れた」

 

 たった数分の会話だったが魔物と戦うよりも精神力を削られた気がする。

 あんな奴が屋敷の中にいるなんてソフィア嬢の苦労が偲ばれる。

 伯爵はなんであんな女と結婚したんだか。

 まぁ、年齢の割に綺麗なのは確かだけど。

 

 気を取り直して、扉をノックする。

 

「ソフィアお嬢様、レンです」

 

「どうぞ……」

 

 中から聞こえたのは消え入りそうなほど弱々しい声だった。

 俺は静かに扉を開けた。

 

「レン様……また、来てくださったんですね」

 

 ソフィア嬢が身体を起こそうとする。

 俺は慌てて駆け寄り、彼女を制した。

 

「そのままで。無理に起き上がらなくていいですよ」

 

 近くで見ると彼女の顔色の悪さがよく分かる。

 透き通るような白磁の肌は病的なほど白く、頬は痩せこけている。

 

 昨日より、病状が悪化しているのか……?

 

「嬉しいです……。昨日の続き、聞かせてくださるのでしょう?」

 

「ええ、もちろんです。今日はとっておきの冒険譚を持ってきましたよ」

 

 まずは彼女を元気づけることが先決だ。

 

「では、今日は海賊と幻の島の話をしましょう」

 

「はい……!」

 

 俺は椅子に深く腰掛け語り始めた。

 

 ──荒れ狂う嵐の海。

 ──巨大な敵との激闘。

 ──そして辿り着いた、空に浮かぶ島での冒険。

 

 俺が身振り手振りを交えて話すと、ソフィア嬢は時折「わぁ……」と感嘆の声を漏らし子供のように無邪気に笑った。

 

 本当に愛らしい。

 部屋の陰鬱な空気が、彼女の笑顔だけでパッと明るくなるようだ。

 

 だが──。

 

(……やっぱり、具合が悪そうだ)

 

 笑うたびに胸が上下するが呼吸は浅く、少し苦しそうだ。

 肌には血の気がなく、血管が青白く浮き出ている。

 

 その時、鑑定が発動する──

 

 

【鑑定結果】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

【基本情報】

名前:ソフィア・クロイツェル

状態:衰弱(重度)、毒侵食進行中

 

【身体状態】

・栄養吸収率が著しく低下

・免疫力の低下により、合併症のリスク増大

 

【心の声】

(楽しい……なんて素敵な世界なんだろう)

(レン様のお話を聞いていると、病気のことなんて忘れちゃう)

(……でも、体が重い……)

(息をするのが……少し、苦しいな……)

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 ……ッ!

 思った以上に悪い。

 昨日よりも確実に悪化している。

 イザベラの心の声では「もう数ヶ月もすれば死ぬ」と書いてあったが……

 これじゃ数ヶ月どころか、数週間もつかどうか怪しいレベルだ。

 

 俺は話の結びに入り、物語を締めくくった。

 

「そして、海賊は新たな海へと旅立っていったのです」

 

「……素敵です。私もいつかそんな風に……広い世界を見てみたいです」

 

 ソフィア嬢がうっとりとした表情で天井を見上げる。

 彼女の瞳にはここにはない遠い景色が映っているようだった。

 

 しかし次の瞬間、彼女は小さく咳き込んだ。

 

「大丈夫ですか!?」

 

「……だ、大丈夫です。少し……」

 

 彼女は気丈に振る舞うが、顔には疲労の色が濃く滲んでいた。

 

「レン様……貴方さまのお陰で手に入ったポーションで早く元気になって……お外に行きたいです……そしたらレン様のお話みたいな冒険ができるかも……」

 

 彼女の言葉が胸に突き刺さる。

 

「そう、ですね。きっとそうなる……」

 

 俺は努めて明るく答えたが、声が少し震えてしまったかもしれない。

 

 駄目なんだ。

 

 月光蘭のポーションじゃ、治らないんだ……。

 

「……」

 

 俺は手の中にあるポーションを見る。

 あんな怪しい老婆から買ったポーションを彼女に飲ませるなんてあり得ない……常識的に考えればそうだ。

 もしかしたら偽物かもしれないし、最悪の場合……毒という可能性だってゼロではない。

 

 でも……このままでは彼女は死んでしまう。

 この弱りようだと、仮に今から毒の投薬を止めたとしても助からないだろう……。

 

 頼れるのは、怪しいこのポーションだけだ。

 

「……」

 

 俺は……。

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