※この作品はR-18です。

俺の鑑定スキルがなんかおかしい ~女性のエロステータスが丸見えなんだが~   作:フレキシブルコーギー

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52.君のような若者が友達のように話しかけてくれることが……あの子にとってどれだけ嬉しいか父親として分かるんだ

 しばらく、二人で窓の外を眺めていた。

 

「なんだか……眠くなってきてしまいました」

 

 ソフィア嬢が口元に手を当て、小さく欠伸を噛み殺した。

 頬がほんのりと赤い。

 ポーションの効果が身体に広がっている証拠だろう。

 

「それは身体が回復しようとしているからだと思います。無理せず眠った方がいい」

 

「でも……レン様とまだ話したいのに」

 

(眠りたくない……もう少し、もう少しだけ一緒にいたい……)

(…でも、温かくて気持ちよくて……)

 

 ソフィア嬢が目を細めながら、俺を見上げた。

 目が、とろんとしている。

 必死に眠気と戦っているのが伝わってくる。

 

「部屋まで送ります。腕を貸してください」

 

 俺は立ち上がり手を差し出した。

 彼女は俺に細い手を乗せた。

 

 俺は彼女の手を取り、腕に添わせた。

 ソフィア嬢の腕が俺の腕に絡まる。

 

「……っ」

 

 小さな声が漏れた。

 顔が、さっと赤くなった。

 

(腕、組んでる……レン様と腕を組んでいる……)

(温かい……レン様の腕、思ったより筋肉があって……)

(だめ、変なこと考えないで……でも、近い……)

(ドキドキする……歩けるかな……)

 

 俺は彼女のペースに合わせて、ゆっくりと歩き始めた。

 応接間を出て、廊下へ。

 

 ソフィア嬢がぽつりと言った。

 

「先週はベッドから起き上がることもできなかったのに」

 

 声に感慨のようなものが滲んでいた。

 

「廊下を歩いているなんて……まるで夢みたいです」

 

「……もっと元気になりますよ。そしたら、外も歩けます」

 

「嬉しい……」

 

 やがて、ソフィア嬢の部屋の扉の前に着いた。

 扉を開けると、綺麗に整えられた寝室が広がっていた。

 

 天蓋付きの大きなベッド。

 ソフィア嬢がベッドに近づき、腰を下ろした。

 動作が、もうかなりふらふらしていた。

 

「さぁ、ゆっくり」

 

「はい……」

 

 ソフィア嬢がゆっくりと横になった。

 俺は側に置いてあった掛け布団に手をかけた。

 ソフィア嬢の肩まで、そっとかけてやる。

 

「……」

 

 ソフィア嬢が目を細めた。

 

(眠い……でも……レン様が、まだそこにいる)

(もう少しだけ……目を開けていたい……)

 

「眠ってくださいね。ゆっくり」

 

 俺は小さな声で言った。

 ソフィア嬢の唇が、かすかに動いた。

 笑ったのだと思う。

 

「……よかった」

 

 それだけ言って、目が閉じた。

 呼吸が穏やかになっていく。

 

 数秒で深い眠りに落ちていった。

 寝顔が穏やかだった。

 

(こんな顔で眠れるようになったのか)

 

 少し前まで、苦しそうにベッドに横たわっていたのに。

 俺はしばらく寝顔を見ていた。

 それから静かに立ち上がり、足音を殺して扉に向かった。

 

 

────────────────────────────────────────

 

 

 廊下を歩き始めた時だった。

 

「レンくん」

 

 声がした。

 振り返ると、廊下の先から伯爵が歩いてくるところだった。

 

 イザベラの姿は見えない。

 

「ソフィアの様子はどうかね?」

 

「眠られました。恐らく、日ごとに元気になるでしょう」

 

 伯爵がほっとしたように息を吐いた。

 

「そうか……そうか、よかった」

 

 伯爵が俺を見た。彼の眼は安堵に染まっている。

 

「君のような若者が友達のように話しかけてくれることが……あの子にとってどれだけ嬉しいか父親として分かるんだ」

 

 俺はなんと返せばいいか分からなかった。

 

 ただ、頭を下げた。

 

「また来ます」

 

「ぜひ来てくれ。いつでも歓迎するよ」

 

 伯爵が穏やかに微笑んだ。

 俺は再度頭を下げて廊下を歩き始めた。

 

 階段を下り、玄関ホールへ向かう。

 

「ふぅ……」

 

 今日は収穫があった。

 ソフィア嬢の回復が目に見えて進んでいる。

 

 ポーションは効いている。

 あと何回か投与を続ければ──

 

「レンさん」

「?」

 

 背後から、声がした。

 

 振り返った。

 廊下の曲がり角から、イザベラが姿を現した。

 

 手には、小さな布の切れ端を持っている。

 

「お忘れ物ですよ」

 

 イザベラが優雅に微笑んだ。

 完璧な貴族夫人の顔で。

 俺はさりげなく自分の持ち物を確認した。

 

 ……何も忘れていない。

 

 当然だ。

 これは口実だ。

 

「どこかに落とされたみたい。こちらに」

 

 イザベラが廊下を奥へと歩き始めた。

 使用人の往来が少ない、屋敷の裏手の方向へ。

 俺は少し間を置いてから、後に続いた。

 

 

────────────────────────────────────────

 

 

 イザベラが立ち止まったのは、使用人用の物置に隣接した小部屋の前だった。

 

 窓のない薄暗い空間。

 普段は使われていないのか埃の匂いが微かにする。

 

「……ふふ」

 

 イザベラが扉を閉めた。

 暗がりの中で、二人きりになった。

 鑑定スキルが反応する。

 

 

【鑑定結果】━━━━━━━━━━━━【リアルタイム】━━

 

【心の声】

(やっと……やっと二人きりになれた……♡)

(ご褒美、って言ったけど……私が奉仕したいの……)

(早く……早くしゃぶらせて……♡♡)

 

【発情・ホルモン状態】

現在の発情度:超発情

性欲レベル:96/100

愛液分泌:大量(すでに下着が限界)

口腔:唾液分泌が増加中(奉仕への期待)

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

「待ってたわ」

 

 イザベラが扇子を閉じた。

 薄暗がりの中彼女の目が俺を見ていた。

 

 いつもの冷ややかな光は、もうどこにもない。

 

 熱い。

 ただ、熱い目だった。

 

「ずっと我慢してたの」

 

 声がわずかに震えていた。

 

「ご褒美……くれるって、約束したでしょう」

 

「ああ」

 

 俺は壁に背を預けた。

 イザベラを見た。

 

「跪け」

 

 一言だけ言った。

 イザベラの身体が、ぴくりと震えた。

 

 頬が赤く染まる。

 唇が薄く開く。

 

(命令……♡)

(また命令してくれた……♡♡)

(嬉しい……嬉しい嬉しい……)

 

 イザベラがゆっくりと膝を折った。

 豪奢な深紅のドレスが床に広がる。

 

 貴族の夫人が薄暗い物置部屋の床に跪いている。

 背徳感をイザベラ自身が誰より強く感じているのだろう。

 

 彼女の手が俺のベルトに伸びた。

 細い指が慣れた動作でベルトを外す。

 

 下着を引き下げた瞬間、イザベラが小さく息を呑んだ。

 

「……♡」

 

(いい匂い……頭がおかしくなりそう……♡)

 

 イザベラが両手で根元を包んだ。

 そして、目を細めながらゆっくりと頬擦りをした。

 

「……んっ♡♡」

 

 自分から頬擦りをして、うっとりしている。

 

 

【鑑定結果】━━━━━━━━━━━━【リアルタイム更新】━━

 

【口腔情報】

口腔感度:SS(奉仕への興奮で通常時より大幅上昇)

唾液分泌:大量

舌の動き:熟練(経験値高)

喉の深さ:12cm(拡張可能)

喉の締め付け:8/10

 

【心の声】

(好き……レンの匂いが……♡)

(全部、口の中に入れたい……♡)

(全部搾り取ってあげる……♡♡)

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 イザベラが顔を上げた。

 上目遣いで、俺を見た。

 

「いただきます♡」

 

 そう囁いて唇を開いた。

 ゆっくりと先端に口づけをする。

 

「んっ……ちゅ……♡」

 

 舌先が先端を丁寧に舐め上げた。

 裏筋を下から上へ。

 鈴口を、舌先でくりくりと。

 

「ん……んっ……♡」

 

 イザベラの目が細くなる。

 美味しいものを味わうように丁寧に舐めている。

 

 そして──根元まで一息に咥え込んだ。

 

「──んぐっ……♡」

 

 喉の奥まで、一気に。

 

「んっ……んんっ……ちゅぷ……♡」

 

 イザベラが緩急をつけながら、頭を動かし始めた。

 

 ゆっくりと引き、また深く咥える。

 引く時に舌を絡め、咥える時に喉の奥で締め付ける。

 俺の反応を確かめながら、感度の高い部分を狙い撃ちにしてくる。

 

「ちゅぷ……んっ……ぐっ……んんっ……♡」

 

 水音が静かな部屋に響く。

 イザベラの両手が根元をしっかりと掴んでいた。

 口と手を連動させながら、一滴も逃さないとでも言うように。

 

 その時だった。

 

「!」

 

 廊下から、足音が聞こえた。

 

 コツ、コツ、コツ……

 

 使用人の足音だ。

 こちらに向かってきている。

 

「……!」

 

 イザベラの動きが、一瞬止まった。

 

(だれか……来てる……)

(でも……離せない……離したくない……♡)

(ばれたら……でも……♡)

 

 イザベラの目が俺を見上げた。

 パニックになっている。

 でも俺の腰から離れようとしていなかった。

 

 足音が近づく。

 俺はイザベラの頭に手を置いた。

 そのまま、静かに押し込んだ。

 

「──んぐっ……!?♡♡」

 

 イザベラが目を見開いた。

 喉の奥まで完全に押し込まれた状態で。

 

 足音が扉の前を通り過ぎる。

 

 コツ、コツ、コツ……

 

 遠ざかっていく。

 

 静寂が戻った。

 イザベラの身体が、小刻みに震えていた。

 

 

【鑑定結果】━━━━━━━━━━━━【リアルタイム更新】━━

 

【心の声】

(ばれなかった……ばれなかったけど……)

(喉の奥まで……押し込まれて……)

(苦しいのに……なんで……こんなに気持ちいいの……♡)

(もっと……もっと乱暴にして……♡♡)

 

【発情状態】

スリルによる興奮:MAX

性欲レベル:99/100

膣収縮:自然に繰り返している

愛液:床に垂れるレベル

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 俺が手を離すとイザベラがゆっくりと引いた。

 

「はぁっ……はぁっ……♡♡」

 

 息を整えながら、それでも口は離さなかった。

 涎が顎を伝ってドレスの胸元に落ちる。

 上気した顔で潤んだ目で、俺を見上げながら。

 

 ──また、深く咥え込んだ。

 

「んっ……んんっ……ちゅるっ……♡」

 

 今度は先ほどより激しく。

 頭を動かしながら喉を使いながら。吸い付くような強い圧力。

 根元を握る両手が、リズムを刻む。

 

「ちゅぷ……んぐっ……ぢゅるっ……♡♡」

 

(搾り取る……全部……レンのザーメンを全部……♡)

(私の口の中に……♡♡♡)

 

 限界が、近づいていた。

 

 イザベラの両手が根元をしっかりと握り、口と手が完璧に連動している。

 貴族夫人の仮面は、もうとっくに剥がれ落ちていた。

 跪いたまま、ただ一心不乱に──

 

 

【鑑定結果】━━━━━━━━━━━━【リアルタイム更新】━━

 

【口腔状態・リアルタイム】

咥え込み深度:12cm(自発的に限界まで押し込んでいる)

喉の締め付け:SSS(意識的に締め上げている)

舌の動作:裏筋への執拗な刺激、鈴口への集中攻撃を同時実行

唾液量:顎から滴り落ちている

吸引圧:MAX(バキューム状態)

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 イザベラが根元を握る両手に力を込めた。

 頭の動きが、速くなっていく。

 

「んっ……ふっ、んっ……ちゅっ、んッ……♡」

 

ぬちゅ、ぢゅぷっ、ちゅぱっ──湿った音が薄暗い部屋に響くたび、イザベラの喉が規則的に上下している。

上品に結い上げられた髪が、激しい動作で少しずつ乱れていく。

 

「んむっ……ぢゅるっ……んぶっ……♡」

 

 吸引が強くなった。

 喉の奥が締まるたびに、こちらの腰に電流が走る。

 

「イザベラッ……」

 

 俺は片手でイザベラの乱れた髪を掴んだ。

 それだけで、彼女の身体が震えた。

 

(髪……掴まれた……♡)

(支配されてる……レンに……♡♡)

(もっと……もっと乱暴にしていい……♡♡♡)

 

「……っでるぞっ」

 

 短く告げた。

 

「──♡」

 

 イザベラの動きが一瞬だけ止まった。

 そしてより深く、根元まで一気に咥え込んだ。

 

「──んぐっ……♡♡」

 

喉の奥まで完全に押し込まれた状態でイザベラは目を細めた。

潤んだ瞳が俺を見上げている。苦しいはずなのに目には恍惚の色しか浮かんでいない。

 

「うぐお゛っ……!♡♡」

 

 堪えきれなかった。

 

「おおっ……!」

 

下腹部から熱が駆け上がる。腰が無意識に前へ押し出される。

 

「搾り出されるっ……! 」

「んぐぅぅぅーっ♡♡♡♡」

 

 イザベラが喉の奥で締め上げる。

 吸引が、さらに強くなった。

 全身の力が、一点に集中していく感覚。

 

(来る……来るっ……♡)

(全部、飲んでやる……♡♡♡)

(レンの……全部……私が飲むの……♡)

 

 そして──

 

 びゅる♡♡びゅるるっる♡♡♡

 

 イザベラの喉が、大きく動いた。

 

「お゛ぶッ♡……んんん゛ーッ♡♡♡♡!!!」

 

口が塞がったままで出るくぐもった声。それでも彼女は口を離さなかった。

一滴も逃すまいとするように喉を何度も動かしながら。

 

「……ん゛ぶッ……ぶぷ……っ♡♡♡」

 

 どくどくと長い射精。イザベラの喉を蹂躙する。

 それから……ゆっくりと、引いた。

 

「……ぷはっ♡♡」

 

 唇を離した瞬間、イザベラが大きく息を吐いた。

 

「はーーっ♡……はーーっ♡……」

 

 肩が大きく上下している。唇の端に白い雫が伝っている。それを舌先でゆっくりと舐め取りながら、イザベラが俺を見上げた。

 

「……全部、飲んだわ♡♡♡♡」

 

 掠れた声でイザベラが言った。

 誇らしそうに。

 

 俺は息を整えながら、彼女を見下ろした。

 

「あぁ、気持ちよかった。よくやったぞ」

 

 短く言った。

 イザベラの頬が、さらに赤くなった。

 

「あぁ……レン……♡」

 

 乱れた呼吸を整えながら、それでも目は俺から離れない。跪いたまま床に広がった深紅のドレスの上で、彼女は静かに息を整えていた。

 

 俺は内心で時間を確認した。

 

 ……そろそろまずい。

 

 伯爵はまだ屋敷にいる。

 ミレーヌさんだって、遅くなれば心配する。

 

 心配と言うか疑われるというか……?

 

(早く……早くしてほしい……♡)

 

 イザベラの心の声が聞こえる。

 分かってる。

 俺も急いでいる。

 

「立て」

 

 短く言った。

 

 イザベラがぴくりと反応して、すっと立ち上がった。

 壁に向かわせる。

 両手を壁につかせた。

 

「声を殺せよ。バレたくないだろ?」

「……はい♡♡」

 

 掠れた声で返事をしながら、イザベラがドレスの裾を自分でたくし上げた。

 

 ためらいがない。

 それが何とも言えない気持ちになるが、今は考えないことにした。

 

 

────────────────────────────────────────

 

「──んっ……」

 

 挿入した瞬間、イザベラの背中がびくりと震えた。

 

 

「んっ……んんっ……!♡♡」

 

 壁に預けた額が、小さく揺れる。

 腰を動かすたびに、イザベラの指先が壁を引っ掻いた。

 

【鑑定結果】━━━━━━━━━━━━【リアルタイム】━━

 

【身体反応】

膣の状態:強収縮中(レンを逃すまいとしている)

子宮口:完全に降りてきている

愛液量:大量(腿を伝っている)

 

【心の声】

(んっ……奥……また奥に……♡)

(子宮……当たってる……当たってるっ……♡)

(声……出しちゃいけない……でも……っ♡)

(気持ちよすぎて……もう……♡♡)

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

「……っ、ん゛っ……!♡」

 

 イザベラが嗚咽のような声を堪えた。

 腰を打ちつけるたびに、くぐもった嬌声が漏れる。

 

「ふっ……ふっ……んっ……んんっ……♡」

 

 壁に両手をついたままイザベラの身体が細かく震えている。ドレスの裾が乱れ、むき出しになった白い腰が俺の動きに合わせてぐらりと揺れるたびに、こらえきれない吐息が漏れた。

 

 俺は腰の動きを速めた。

 

「──んっ! んんっ……!♡♡」

 

 イザベラの声がさらに切羽詰まる。

 くぐもった声が漏れていた。

 

「ん゛っ……! んんん゛……っ……♡」

 

(奥……っ 奥ばっかり……♡)

(子宮……ぐりぐりされてる……っ♡♡)

(もうだめ……イきそう……でも声出したら……っ)

 

 イザベラの膝が笑い始めた。

 支えを失いそうになるのを、壁への手で必死にこらえている。

 

「……んお゛……っ……!♡♡」

 

 一際深く打ち込んだ。

 

 イザベラの全身が、がくりと震えた。

 

 声にならない声が、押し殺された。

 

「ふ゛っ……む゛ぅ……っ……♡♡♡」

 

肩が激しく上下している。絶頂の波が引くのを待つように壁に額を押し当てて、目を固く閉じていた。

しばらくして、俺は限界が近いのを感じた。

 

「外に出すぞ……!」

 

 短く告げた。

 その瞬間、イザベラが振り向いた。

 さっきまでの恍惚とした顔が、初めて焦りの色を帯びた。

 

「……ダメ!♡♡」

 

 掠れた声ではっきりと言った。

 

「服が……汚れちゃうから……♡♡」

 

「じゃあ──」

 

「中に……出してぇ♡♡」

 

 イザベラが俺を見た。

 貴族夫人の仮面は、もうない。

 懇願する目だった。

 

「中じゃないと……後が大変なの……♡」

 

(服が汚れたら言い訳できない……)

(でも……正直、それだけじゃない……)

(中に……レンに、中に出してほしい……♡♡)

 

 心の声が聞こえる。

 後半は完全に本音だった。

 

 ……やれやれ。

 

 俺は溜め息をついた。

 それからまた、腰を動かした。

 

「ん゛っ……ふっ……んっ……!♡」

 

イザベラが再び壁に額を預ける。今度は先ほどより力が抜けていた。受け入れている。全部。

 

「んっ……んんっ……くるの……来てっ……♡」

 

(来て……来てっ……レンの……全部……♡♡)

(私の中に……ちゃんと……♡♡♡)

 

「……っ」

 

 俺は奥まで押し込んだまま、解放した。

 

びゅるるるッッ♡♡びゅくびゅくッッ♡♡

 

「んお゛ぅ……っ……おぉぉ……♡♡♡」

 

 イザベラが声を殺しながら、全身を震わせた。

 熱が、奥深くに注ぎ込まれていく感覚。

 イザベラの指が壁を引っ掻いた。

 

「ん゛ぉ゛ぉ゛……ォ゛ォ゛ぉ゛ぁ゛……ッッ♡♡」

 

 腰が細かく震えている。受け取るたびに、小さく嗚咽のような声が漏れた。

 

 終わった。

 俺は息を整えながら、身を引いた。

 

「あぁ……へぇ……♡♡」

 

 イザベラが額を壁につけたまま、膝から床についていく。

 両手が壁からずり落ちて、床に投げ出された。

 

 白い腿の内側を、白濁したものがゆっくりと伝って落ちていく。

 

(……出てきてる……♡)

(レンの……出てきてる……♡)

(気持ちいい……だらしない……でも、どうでもいい……♡♡)

 

 完全に放心していた。

 俺は素早く身なりを整えた。

 ベルトを締め直し、イザベラを見下ろした。

 

「……今日は助かった。また来る」

 

 イザベラが床に手をついたまま、顔だけを上げた。

 とろんとした目で。

 濡れた唇で。

 

「……はひぃ……♡♡」

 

 それだけ言った。

 もはや返事になっていない。

 俺は小さく息を吐いて、扉に手をかけた。

 

(また……来てぇ……♡私を抱いてぇ……♡♡)

(ずっと……待ってるから……♡♡)

(レン……♡)

 

 心の声が背中に届く。

 俺は振り返らなかった。

 扉を静かに閉めた。

 

────────────────────────────────────────

 

 廊下に出ると冷たい空気が顔に当たった。

 

「……ふぅ」

 

 俺は一度だけ深く息を吐いた。

 

 廊下は静かだった。

 

 伯爵の声も使用人の足音も聞こえない。

 

 バレていない。

 

 たぶん。

 

 ……でも、なんか伯爵に申し訳なく感じた。

 

 いつか彼に詫びないと。

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