俺の鑑定スキルがなんかおかしい ~女性のエロステータスが丸見えなんだが~ 作:フレキシブルコーギー
街の門に到着した。
近くで見ると、城壁はかなりの高さがある。石造りで、重厚な雰囲気だ。
門の前には、二人の衛兵が立っていた。
「止まれ。どこから来た?」
衛兵の一人が声をかけてきた。
鎧を着込んだ、いかにも門番という風貌の男だ。
「えーと、東の森の方から……」
「森から? 装備も持たずに?」
衛兵が怪訝な顔をした。
そうだ、俺は現代日本の私服姿のまま。武器もなければ、荷物もない。
明らかに怪しい。
「ちょっと事情があって……旅の途中で持ち物を全部失くしてしまって」
「ふむ……」
衛兵が俺を上から下までじろじろと見る。
まずい。追い返されるか?
そう思った時、もう一人の衛兵が口を開いた。
「まあいいじゃないか。見たところ危険人物じゃなさそうだし」
「しかし……」
「森から来た怪しい奴なんて、うちの街じゃ珍しくないだろ。冒険者なんか、もっとボロボロで帰ってくることもある」
それもそうか、という感じで最初の衛兵が頷いた。
「まあいい。通っていいぞ。ただし、問題を起こすなよ」
「はい、ありがとうございます!」
俺は頭を下げて門をくぐった。
────────────────────────────────────────
街の中に入ると、そこには活気に満ちた光景が広がっていた。
石畳の通り。両側に並ぶ商店。行き交う人々。
馬車が走り、子供たちが駆け回り、商人が声を張り上げている。
まさに中世ファンタジーの街という風景だ。
「おお……」
思わず声が漏れた。
異世界に来たことを、改めて実感する。
ここから俺の冒険が始まるのだ。
さて、まず何をするべきか。
リーネが教えてくれたことを思い出す。
『街に着いたら、まず冒険者ギルドに行くといいわ。仕事を紹介してもらえるし、情報も集まるから』
冒険者ギルド。
俺は通りを歩きながら、それらしき建物を探した。
しばらく歩くと、ひときわ大きな建物が見えてきた。
木と石で造られた二階建て。入り口の上には「冒険者ギルド」と書かれた看板が掲げられている。
ここだ。
俺は深呼吸をして、扉を押し開けた。
中は広いホールになっていた。
テーブルがいくつも並び、そこに座っている冒険者らしき人々。
壁には依頼書を貼ったボード。
そして、奥にはカウンターがあり、そこに──
俺の視界に、鑑定結果が流れ込んできた。
【鑑定結果】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【基本情報】
名前:エマ・リリエンタール
年齢:24歳
種族:人間
職業:冒険者ギルド受付嬢
身長:162cm
体重:51kg
スリーサイズ:B85/W58/H86
処女:No
経験人数:2人
最後のセックスからの経過日数:127日(約4ヶ月)
【バスト情報】
カップサイズ:Eカップ
乳房の形状:お椀型(形が良い)
乳首の形状:可愛らしい突起型
乳首の色:薄ピンク
乳輪:直径2.3cm
乳首感度:A(敏感)
乳首開発度:やや開発済み
【外性器情報】
陰毛:薄い茶色、きれいに整えられた逆三角形
小陰唇:薄ピンク色、控えめ
クリトリス:小ぶり、包皮被り気味
クリトリス感度:B(普通)
【膣情報】
膣深度:13cm
Gスポット:入口から4cm(開発中)
締め付け力:7/10
現在の濡れ具合:乾燥
愛液粘度:普通
【発情・ホルモン状態】
現在の発情度:微発情
性欲レベル:65/100(やや高め)
オナニー頻度:週2~3回
最後のオナニーからの経過時間:2日
興奮時の身体反応:頬が赤くなる、声が高くなる
【心の声】
(今日もいつも通りの一日ね……)
(あら、新しいお客さん? 変わった服を着てるわね……)
(ちょっと……かっこいいかも? いえ、仕事中よ、集中集中……)
【性的嗜好・弱点】
性癖:やや受け身、リードされたい願望
隠している性癖:言葉責めに弱い
性感帯ランキング:
1位:耳たぶ(感度S)
2位:首筋(感度A)
3位:乳首(感度A)
弱点部位:耳元で囁かれると思考停止
イキやすさ:普通(開発次第で向上余地大)
【経験・履歴】
初体験の年齢:19歳
歴代パートナー:元彼2人(どちらも別れている)
経験プレイ:正常位/後背位/フェラチオ/手コキ
未経験プレイ:クンニされたことがない、アナル、言葉責め
最後の恋人との別れ:4ヶ月前(仕事が忙しくてすれ違い)
【特殊ステータス】
孕みやすさ:普通
中出し願望:普通(避妊派だが、本音では興味あり)
調教適性:中(素直な性格のため)
堕ち属性:言葉責め堕ち、愛情堕ち
【攻略ヒント】
仕事熱心で真面目な性格。プライベートでは寂しがり屋。
4ヶ月前に別れてから出会いがなく、密かに焦っている。
褒められることに弱い。仕事を褒めると好感度上昇。
耳元で囁くと理性が大幅に低下する。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
やっぱり自動発動なのね。
いや、知ってたけどさ。
俺は悪くない。こんなスキルを渡した女神が悪い。あれ邪神とかじゃないよな。
カウンターの向こうに立っていたのは、茶色の髪をポニーテールにまとめた若い女性だった。
整った顔立ち。清潔感のある制服。そして、形の良いEカップの胸。
名前はエマ・リリエンタール。24歳。
そして──4ヶ月前に恋人と別れてから、出会いがなく密かに焦っている。
俺はなんとか平静を装いながら、カウンターへと歩み寄った。
「いらっしゃいませ。冒険者ギルドへようこそ」
エマが営業スマイルで俺を迎えた。
(変わった服……異国の人かしら? でも、顔立ちは悪くないわね……)
心の声が聞こえる。
悪くない、か。ありがたい評価だ。
「あ、はい。冒険者登録をしたいんですけど……」
「冒険者登録ですね。かしこまりました」
エマがカウンターの下から書類を取り出した。
「まず、お名前と年齢をお聞かせください」
「黒崎蓮、23歳です」
「クロサキ……珍しいお名前ですね。どちらのご出身ですか?」
「すごく遠いところから来ました。ちょっと説明が難しくて……」
「ふふ、分かりました。冒険者には事情のある方も多いですから」
エマは微笑みながら、書類に記入していく。
(遠いところ……異国かしら。確かに見たことない服装だわ)
心の声はそこまで疑っていないようだ。助かった。
「次に、何か特技やスキルはありますか?」
「えーと……【鑑定】です」
「【鑑定】? わぁ、珍しいスキルをお持ちなんですね!」
エマの目が輝いた。
「鑑定士さんは需要が高いんですよ。アイテムの真贋を見極めたり、魔物の弱点を調べたり……」
(鑑定スキル持ちなんて、初めて会ったわ。すごい……)
心の声でも興味津々のようだ。
ただ、俺の【鑑定】は普通の鑑定とはちょっと違うんだけどな。
違うというか、別物というか、ありていに言えば……
ゴミ……?
女性のエロステータスしか見えないし。
「それでは、ランクについて説明しますね」
エマが書類を示しながら説明を始めた。
「冒険者のランクはFからSまであります。新規の方は全員Fランクからスタートです」
「Fランク……」
「はい。依頼をこなしてポイントを貯めると、ランクが上がっていきます。ランクが上がると、より難易度の高い──報酬の良い依頼を受けられるようになります」
分かりやすい説明だ。
俺は最下層のFランクからスタートする。まあ、妥当だろう。
「では、こちらが冒険者証になります」
エマが木製のプレートを渡してくれた。
プレートには俺の名前と「Fランク」の文字が刻まれている。
「これを常に携帯してくださいね。依頼を受ける時や、報酬を受け取る時に必要です」
「分かりました。ありがとうございます」
「いえ、こちらこそ。これからよろしくお願いしますね、レンさん」
エマがにっこりと微笑む。
(新人さん、結構真面目そう。長続きするといいな……)
心の声は好意的だ。
さて、登録は完了した。
次は──
俺の腹が、ぐぅと鳴った。
「……」
「……」
恥ずかしい沈黙。
「あ、あはは……すみません、朝から何も食べてなくて……」
「ふふ、お腹空いてるんですね」
エマがくすりと笑った。
「ギルドの隣に食堂がありますよ。冒険者向けで、安くて量が多いです」
「ありがとうございます。行ってみます」
「あ、でも……」
エマが言いかけて、口を閉じた。
「なんですか?」
「いえ……お金は、大丈夫ですか?」
痛いところを突かれた。
俺は無一文だ。
リーネから何かもらっておけばよかった……いや、彼女だって裕福じゃないのに、それは申し訳ない。
「実は、持ち合わせがなくて」
「やっぱり」
エマが苦笑いした。
「見るからに身軽でしたからね。こういう方、たまにいらっしゃいます」
(かわいそう……でも、私からお金を渡すわけにもいかないし……)
心の声が同情している。
「そうだ。すぐにできる依頼がありますよ」
エマがボードの方を指さした。
「報酬は少ないですけど、今日中に終わるものもあります。それで食事代を稼いでは?」
「なるほど……ありがとうございます!」
俺は礼を言って、依頼ボードの方へ向かった。
────────────────────────────────────────
依頼ボードには、様々な依頼書が貼られていた。
「薬草採取」「ゴブリン討伐」「荷物運び」「街の清掃」……
Fランクでも受けられる依頼を探す。
一番手軽そうなのは「街の清掃」だが、報酬が低すぎる。
「薬草採取」は、薬草の知識がないと難しそうだ。
「ゴブリン討伐」は……さっきのオークで懲りた。無理だ……。
……いや、無理じゃないけど。ゴブリンのメスなら味方に出来るし……。
でも味方にした後倒すのは流石に可哀そうだよな。まぁ、そもそも相手がオスだったら無理だ。
さっきのオークに手伝って貰えば大抵の魔物は倒せるような気もしなくはないが……取り合えず安全なことで稼ごう。
となると……
荷物運びか。
商店から倉庫へ、荷物を運ぶ仕事。
力仕事だが、危険はない。報酬もそこそこ。
俺はその依頼書を手に取り、カウンターへ戻った。
「この依頼を受けたいんですけど」
「荷物運びですね。今日中に終わる簡単な依頼ですよ」
エマが依頼書を確認する。
「依頼主は、通りの先にあるベルナール商会です。行けば分かると思います」
「分かりました。行ってきます」
「頑張ってくださいね、レンさん」
エマが笑顔で送り出してくれた。
(新人さん、素直で好印象だわ。また来てくれるといいな……)
心の声が聞こえる。
俺は少し嬉しくなりながらギルドを後にした。