※この作品はR-18です。

術式が「存在しない記憶」なオリ主   作:鈍い

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02:烏と燕(冥冥)

 対面に座る女性の存在感だけで部屋の空気が重く湿っているように感じられた。水色がかった白髪の編み込み。理知的でありながら、どこか残虐さを秘めた瞳。ドレスの上からでもはっきり分かる身体のライン。今まで見てきた女性とは明らかに別格の魅力を放っている。これが熟れた大人の色気なのか。

 

「1級呪術師であらせられる冥冥さんを鬼頭家にお招き出来て光栄です」

 

 目の前にいる冥冥さんの美貌によって脳みそと股間が沸騰寸前である。それにもかかわらず自分でも驚くほど冷静な声が喉から零れた。

 

「社交辞令は省略して構わないよ。時は金なりだからね」

 

 守銭奴の女狐め。これからは金銭よりも金玉を欲しがるような身体に調教してやるからな。そう思っていると冥冥さんは書類に目を落とした。

 

「半年の間、私が鬼頭征雄……つまり君を護衛する。報酬は1000万円と反転術式の教導。襲撃者を排除する度に追加報酬が発生。この契約内容で間違いないね?」

 

「はい。相違ありません」

 

 原作で五条悟が冥冥さんに渡していた賄賂が同じくらいだったはずだ。そして反転術式を学ぶには大金が必要になることを考えれば破格の条件だろう。

 

「……ただし女性に反転術式を教える場合には1つだけ条件があります」

 

「条件?」

 

「端的に言えば僕とセックスしてもらいます」

 

 あまりにも直球な言葉だったが冥冥さんの表情は全く変わらなかった。流石に歴戦の呪術師なだけあって動揺することはないか。少しくらいは生娘のように頬を赤らめて欲しかったんだがな。

 

 ちなみに冥冥さんとのセックスは父上から強い反対を受けた。あまりにもリスクが高すぎるから当然の判断だな。しかし俺の性欲は、そんな正論で止まるような代物じゃなかった。なので次期当主の立場を盾にして無理やり話を押し通した。

 

「それは術式の縛りかい?」

 

「そうですね。詳しい内容については伏せさせて頂きます」

 

 もちろん縛り云々の話は真っ赤な嘘だ。しかし真言立川流*1のように性交を通じて儀式を行う思想は古くから存在する。故に正面から否定することは難しい。

 

「避妊した場合はどうなるんだい?」

 

「特に効果は変わりません。避妊するかどうかの判断は任せます」

 

「……なるほどね」

 

 その言葉を聞いた冥冥さんは僅かに口角を上げた。俺の子種で孕み『存在しない記憶』の術式を持つ子供を産めば鬼頭家のイニシアチブを崩せる。その可能性を彼女は即座に計算したのだろう。

 

「この条件を了承しますか?」

 

「特に不満は無いよ」

 

「では契約成立ですね」

 

 というわけで俺たちは縛りを結んだ。そして護衛に関する具体的な情報を共有した後、邸宅内にある寝室へと向かう。

 

「では始めるとしようか」

 

 そう言って冥冥さんは産まれたままの姿で不敵な笑みを浮かべる。目の前の女体は古代ギリシャの彫刻のように完璧だった。均整の取れたプロポーション、艶めかしい肌、そして呪いとの戦いによって引き締まった筋肉。全てが俺の欲棒を刺激する。

 

「……本当に良いんですか?」

 

 ぶっちゃけ提案は断られると思っていた。まあ、そうなったら強引に洗脳して手籠めにするつもりだったけどさ。

 

「呪術師は常に危険と隣り合わせの商売だからね。尊厳よりも強さの方が大事なのさ」

 

「なるほど。勉強になります」

 

 俺は呪いとの戦いを知らない素人のクソガキだからな。現場には現場の考え方があるのだろう。

 

「さあ次は鬼頭くんが私に教える番だよ」

 

「分かりました。それでは術式を使わせて頂きます。貴方を攻撃する意図は無いので心配しないでください」

 

 俺は蠱惑的な瞳を浮かべる冥冥さんに近づき唇を奪った。わざとらしく水音を立てて淫靡な雰囲気を醸し出す。そして術式を発動して「俺と初めて会った時から惹かれていた」という存在しない記憶を植え付ける。

 

「んちゅ♡ 随分と情熱的なキスだね♡」

 

 冥冥さんの吐息が甘い香りと共に漏れ出す。唇を離すと透明な糸が伸びた。それと同時に肉棒は完全に勃起状態になる。

 

「なんて大きさだろうね♡」

 

「貴方が魅力的だからですよ」

 

「嬉しいことを言ってくれるじゃないか♡」

 

 そう言って冥冥さんは直立する俺の前でしゃがむ。彼女の冷たい手が俺の腰に触れた瞬間、背筋がぞくりとした。

 

「失礼するよ♡」

 

 次の瞬間、鬼頭の肉棒の裏側を舐め取られた。冥冥さんの舌は暖かくて凄く気持ちが良い。そして続けざまに裏筋を沿うように舌が這う。荒くなる彼女の喘ぎ声にも似た息遣いが更に興奮度を高める。

 

「ちゅ♡」

 

 亀頭に優しくキスをされた。それを合図に肉棒は冥冥さんの口の中に収容される。憧れの1級呪術師が息を荒くして俺の恥部に奉仕している。これほど背徳感がある状況は他にないな。それに舌のざらつきや歯の硬さも心地良い。だから絶頂するのも仕方ないだろう。

 

「ちゅるる♡ ちゅぱ♡ れろれろ♡ んちゅ♡ ぢゅるるる♡」

 

「もう出そうです!」

 

 突然の宣言にも関わらず彼女は動きを止めない。それどころか一層激しく口を上下させる。

 

「んぐっ!」

 

 冥冥さんはくぐもった声を上げて背中を揺らす。俺の腰を掴む彼女の指に力が入った。

 

「ううっ!」

 

 俺は呻き声を漏らしながら大量の精液を吐き出した。相手の負担を考える暇も無く、ただひたすらに内側を俺色で染めることだけを考えている。そして同時進行で都合の良い記憶を植え付けて着実に好感度を上げていく。

 

「凄く良かったです。最高でした」

 

「んふ♡」

 

 冥冥さんは肉棒を口に含みながら妖艶な笑みを浮かべた。そして喉を鳴らして液体を飲み込んだような動作を見せる。すると数秒だけ彼女の眉間に微かな皺が寄る。苦みと粘り気が不快だったのだろう。

 

 それでも彼女は飲むことを選んだ。自らの精液を受け入れてくれた。全てを受け入れられた気分になって性器に再び活力を戻る。まあ精液を飲まないと反転術式を覚えられないと嘘をついたのは俺なんだけど。

 

「……早く冥冥さんの膣内に挿れたいです。お尻を向けてくれませんか?」

 

「ぷはっ……せっかちだね♡ そういうのは嫌いじゃないよ♡」

 

 肉棒が解放されると冥冥さんは熟れた尻を俺の方へと向けた。マンコもアナルも陰毛も全てが丸見えである。経験豊富な烏が性欲だけが取り柄の若い燕に、恥部を曝け出しているという事実に少し笑いそうになった。

 

「綺麗なお尻ですね。まるで白磁みたいです」

 

「フフ……お世辞を言っても何も出ないよ」

 

「お世辞じゃありませんよ」

 

 白い尻肉に右手を沈ませる。柔らかいのに弾力があり指先に吸いつく感触が心地よい。そして左手で陰唇に触れた瞬間、ぬるりとした暖かい液体が溢れ出す。濡れ具合は十分だな。どうやら彼女自身も昂っているようだ。

 

「挿れますよ」

 

 返事はない。無言の同意と受け取り、濡れた花弁を掻き分け、猛る肉棒を確実に押し込む。ぬちゃりと卑猥な音を立てながら侵入する。

 

「んんっ♡」

 

 冥冥さんの背筋が大きくしなった。一瞬で奥まで突き入れた途端、膣壁が激しく蠕動し全身の筋肉が硬直する。そして俺は興奮に身を任せるまま腰を激しく振る。これにより肉同士が衝突する乾いた音が室内に響き渡った。

 

 パン♡ パン♡ パン♡

 

「お"お"っ♡」

 

 獣のような喘ぎ声が冥冥さんの口から漏れる。その瞬間、彼女の腰が弓のように反り返った。結合部からは愛液が溢れ出し床に小さな水溜まりが出来る。

 

「これはっ……凄いねっ♡」

 

 ピストン運動の度に子宮口を穿つように突き上げる。彼女の膣壁は痙攣しながらも貪るように求める動きを見せていた。

 

 前世も今世も含めて初めてのセックスに我を失いそうになる。冥冥さんの背中に覆いかぶさり胸を揉みしだく。固くなっている乳首を摘まみ上げると更に締まりが強くなった。

 

「そろそろイキます……膣内に射精しますっ!」

 

「構わないよ♡ たっぷり子種を出してくれ♡」

 

 びゅぐっ! びゅるるるっ! びゅー! どくっ、どくっ、どくっ……

 

 そんな音が聞こえそうなほどの激しい射精に思わず気絶しそうになる。結合部から溢れ出した精液が彼女の太腿を伝って落ちていく光景に俺は恍惚とした笑みを浮かべた。

 

 しばらく余韻を楽しんだ後、肉棒を恥割れから引き抜く。すると息を整えた冥冥さんがゆっくりと振り返る。その瞳には困惑と陶酔が混じり合っていた。

 

「こんな濃いのを注がれた本当に孕んでしまうかもね♡」

 

「子供が出来たら呪術師として活動できなくなりますよ」

 

「養育費は期待しているよ♡」

 

 そう言いながらも彼女は俺の胸に顔を埋めて甘えるように頬擦りをしてきた。ちゃんと洗脳が効いているようで何より。

 

「まだ元気に勃起しているようだね♡ なんて若々しい陰茎だ♡ んちゅっ♡ ぢゅるる♡」

 

 冥冥さんは愛液と精液に塗れた肉棒を咥え込みお掃除フェラを始める。お返しに頭を撫でてやると彼女は嬉しそうに目を細めた。年増で守銭奴なのに可愛いな。

 

「契約が終わった後も……こういう関係を続けてくれませんか?」

 

「ぷはっ♡ こういう関係って?」

 

 フェラを中断した彼女は意地の悪そうな顔をして金玉を揉みこむ。

 

「言わせないでくださいよ」

 

「男なんだから甲斐性くらいは見せて欲しいね」

 

「俺とセックスをする関係です。そして俺の赤ちゃんを産んでください」

 

「本当に仕方ない子だ♡」

 

 そう言って彼女は亀頭を軽く舐める。我ながら最低の口説き文句だな。でも出会ったばかりで恋人や妻になってくれと言うのも気恥ずかしい。

 

「冥冥さん、ありがとうございます」

 

「"冥さん"」

 

「へ?」

 

「冥さん、と呼んで欲しいね」

 

「は、はい。冥さん」

 

 その返答を聞いた彼女は満足そうな顔で手を握ってくる。なので俺も静かに握り返した。今のは可愛かったな。

 

「まだまだ夜は長いですよ」

 

「フフフ……」

 

 この後も俺たちは濃密に愛し合った。もちろん「反転術式を使い傷を癒す」という存在しない記憶を植え付けるのも忘れずに行う。流石に縛りを破るのはマズいからな。それに用心棒が強くなれば俺が死ぬ確率も下がるし。

 

 ちなみに冥さんは一度の施術で反転術式を使えるようになった。本来なら複数回の施術を重ねて習得するのだが、1級呪術師ともなると飲み込みの速さが段違いである。もしかしてセックスしたことで習得速度が上がったのか?

 

 そして俺たちはシャワーを浴びてから、全裸のまま同じ布団で寝ることにした。彼女の熟れた身体は非常に暖かくて柔らかい。だから2回戦に突入するのは当然のことだろう。

 


 

 2013年 11月 █日

 

 冥さんで童貞を捨ててから1か月が経った。彼女との爛れきった関係は途切れることなく続いている。反転術式で精液を生成していなかったらミイラになっていたね。大人の女性の性欲を完全に舐めていた。

 

 俺は何度もチンポでマンコを耕して種を植え付けている。孕むのは時間の問題だろう。そうなったら渋谷事変の情勢にも影響が出るだろうな。確か冥さんは特級呪霊を倒していたはずだ。まあ未来のことは未来の俺が何とかするだろう。

 

 それはともかくとして、ここで何よりも重要になってくるのが産まれてくる子供の処遇だ。生得術式は血統に紐づいて受け継がれる傾向がある。つまり俺の子供は『存在しない記憶』を受け継ぐ可能性が高い。

 

 その場合、鬼頭流反転術式が外部へ流出する危険性が生じる。それだけは絶対に避けなければならない。だからこそ子供は鬼頭家で引き取り育成する必要があった。

 

 なので父上は冥さんとの交渉に臨むことになった。その結果、子供は鬼頭家が引き取る代わりに相応の代価を支払うことで合意した。具体的な金額については術式が『存在しない記憶』だった場合は10億、他の術式だった場合は5億である。

 

 鬼頭家は景気が良いとはいえ、かなり痛い出費ではある。俺は彼女が閉経するまで延々と孕ませるわけだしな。しかし1級呪術師という優れた母胎を使えると考えれば、決して高すぎる買い物ではない。確か伏黒恵の場合は10億で取引されていたはずだしね。

 

 なお冥さん本人の処遇、つまり俺との関係性についても既に話はついている。彼女は俺の愛人という立場に落ち着いた。

 

 正妻という選択肢は最初から存在しない。流石に年の差がありすぎるからな。呪術師の家系において重視されるのは、どれだけ多く子供を成して次代に術式を残せるかだ。その観点に立てば年上の女性が不利になるのは避けられない。

 

 これらの条件に対して冥さんは特に不満を抱く様子も見せなかった。まあ守銭奴なので金さえ貰えれば後はどうでも良いのだろう。それに鬼頭家に雇われ続けている限り、好きなだけ俺と愛し合うことが出来るし。

 

 とはいえ内心で不満を抱いているかもしれない。なので今日もベッドの上でマンコをホジホジして慰めてあげよう。

 

 2013年 12月 █日

 

 父上から正月に禪院家へ挨拶に赴くと告げられた。例年であれば邸宅に身内を集め、内輪の宴を開いて終わりだ。今年も同じ流れになるものだと思っていたが、どうやら今回は少しだけ事情が違うらしい。

 

 冥さんが俺専用の孕み妻になったとはいえ鬼頭家が弱小勢力である事実は変わらない。まだまだ門下生の数も心許ないしね。そんな状況で権力を持つ家や組織に因縁を付けられれば非常に困ったことになる。だからこそ確かな後ろ盾が必要だ。

 

 そして父上が、その後ろ盾として選んだのが禪院家だった。

 

 個人的には五条家、正確には五条悟と繋がりを持ちたい。性格は最悪だが実力は別格。それでいて最低限の筋は通すタイプだ。少なくとも俺を単なる道具として扱う真似はしないだろう。

 

 それに将来的に滅ぶことが確定している禪院家と深く関わるのは得策とは思えない。俺は勝ち馬に乗りたいのだ。

 

 とはいえ現実は単純じゃない。五条悟は関東にいるが(なお五条家の本拠地は京都)禪院家と鬼頭家は関西に居を構えている。つまり物理的に距離があるので友好関係を築くのは難しい。

 

 更に厄介なのは両家の関係が極めて険悪なことだ。もし鬼頭家が五条悟に接近しようものなら禪院家が黙っているはずがない。そうなれば呪術師としての活動を妨害される可能性がある。

 

 つまり俺に求められているのは余計なことをせず無難に振る舞うことだ。反転術式を教えるだけではなく、政治的な駆け引きも求められるとか勘弁して欲しい。これが普通の子供だったら潰れてるぞ。まあ父上も俺が普通じゃないと察しているからこそギリギリを攻めているのだろうけど。

*1
実在した真言密教の宗派。嘘か真か、その教義は性交を通じて悟りを得るというもの。




 主人公を東堂や秤と同世代にした理由ですが、さしす組と同世代にすると高専生とのセックスが犯罪的な描写になるからです。洗脳セックスしてる時点で今更な気はしますがね。

星綺羅羅との濡れ場について

  • ガコン(男の娘への適応)
  • いらない
  • お前に任せた
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