※この作品はR-18です。

術式が「存在しない記憶」なオリ主   作:鈍い

4 / 5
 感想の返信はリマインドとして更新後に行います。


04:酔っぱらい巫女(庵歌姫)

 2016年 3月 █日

 

 構築術式、それは呪力で物質を生成する術式だ。そして他の術式とは異なり構築した物質は半永久的に残存する。その代償として燃費は最悪である。

 

 現に真依ちゃんは1日に1発の銃弾を構築するのが限界だ。彼女の場合は元々の呪力量が少ないのもあるけどね。まともに運用したければ「絶命の縛り」を結び効果を極限まで引き上げて強力な呪具を遺すくらいだろうか。つまり使い勝手が非常に悪い術式である。

 

 しかし術式反転を使えれば話は別だ。構築術式を反転させた場合、その効果は物質を分解し呪力に還元するというものになる。要するに普通の物質を分解して膨大な呪力を獲得し、その呪力を用いて強力な呪具を構築できるわけだ。

 

 そして俺は『存在しない記憶』で術式反転の感覚を教えることが出来る。その結果、真依ちゃんは術式反転を習得した。これにより鬼頭家の忌庫には呪具が溢れかえることになる。

 

 ただし生成した呪具を外部に売るつもりはない。なぜなら製造者が真依ちゃんだと露見するかもしれないからだ。そして露見してしまえば禪院家に彼女を奪われるだろう。それに我が家は反転術式の教導で十分な収益を上げているので金には困っていない。

 

 その代わりに呪具を2つほど作ってもらった。

 

 1つ目の呪具はリボルバーである。俺は生粋のインファイターなので扇さんのようにリーチが長い相手とは相性が悪い。なので遠距離から攻撃する手段が欲しかった。

 

 その呪具に刻まれている術式は『存在しない記憶』、つまり俺自身の術式である。本来なら相手に近寄って触れることが発動条件の能力を、飛び道具として使えるのは反則に近いだろう。膨大な呪力を注ぎ込んだとしても簡単に作れるような代物ではない。

 

 故に相応の縛りを課すことにした。具体的には「術式を発動するには専用の弾丸が必要」というものだ。その弾丸には媒介として俺の髪の毛を混ぜ込んである。そして仕上げに「浴」を施して呪具化させた。

 

 しかし髪の毛は切っても生えてくるので呪術的な価値が低い。というわけで「毛根が死滅する代わりに呪力効率を強化する」という縛りを自らに課した。つまり新たに髪の毛が生えなくなったので呪術的な価値は跳ね上がる。これによりリボルバーは実戦級の呪具へと昇華した。

 

 まあ創作物の竿役にはハゲが多い。なぜなら頭髪を描く手間を省けるからだ。そして俺も立派な竿役なので禿げるのは道理だろう。

 

 2つ目の呪具は結婚指輪だ。もちろん真依ちゃん分も用意してある。これらには敢えて術式を刻んでいない。というか今から刻む予定である。

 

 呪具は呪術師が使い込む事でも作れる。例えば七海建人が使い込んだ鉈には彼の術式である十劃呪法が刻まれていた。つまり俺が指輪を使い込めば『存在しない記憶』が刻み込まれるだろう。

 

 鬼頭流反転術式は俺が死ぬことで失われる。そして血を遺したとしても術式が継承されるとは限らない。だからこそ術式を呪具として保存するのは非常に重要だ。

 

 もちろん指輪にも縛りを課している。それは俺の直系卑属のうち鬼頭姓を名乗る者のみが扱えるというものだ。つまり他勢力に『存在しない記憶』を奪われないように血と名で鍵をした。

 

 そして使用者を制限する縛りを結んだことで呪具の呪力量が上昇した。どう考えても鬼頭家しか使えない効果はメリットでしかないが呪術的にはデメリットらしい。

 

 戦闘力を補強するリボルバーと死後時の保険となる結婚指輪。この2つの呪具の存在により俺の呪術高専入学は認められた。

 

 呪術師になるからには危険は避けられない。しかし原作を歪めてしまった以上は軌道修正が必要になってくる。そして高専生という立場は物語に介入しやすい。それに優秀な術師と出会えば更に強くなれる。

 

 ちなみに俺が通うのは京都校だ。なぜなら東京校には五条悟がいるからな。あの最強と深く関われば犬猿の仲である禪院家が黙っていないだろう。余計な火種を抱え込むのは遠慮したい。

 

 これは余談だが呪術師の家系からすれば子女を呪術高専に送り込む判断は異端に近い。高専生になれば活動範囲は全国規模になり地元に腰を据える時間は激減する。慢性的な人手不足に悩む地方術師からすれば「そんな余裕があるなら地元で働け」と思うのが普通だろう。

 

 それに術式というものは血筋によって受け継がれる場合が多い。つまり術式に適した戦い方を最も理解しているのは術式を相伝としてきた一族だ。要するに高専への進学は「自分の家では満足な教育ができません」と公言しているようなもので嘲笑の対象ですらある。

 

 とはいえ鬼頭家にとっても悪い話ではないだろう。なにせ呪術界の中枢に繋がる人脈や情報を確保できるわけだからな。まあリスクとリターンが釣り合っていないわけだが。

 

 というわけでダメ押しとして家中に実力を示すことにした。具体的には父上との模擬戦である。

 

 俺の術式は『存在しない記憶』を植え付けるというもの。発動条件は対象との接触なので殴打でも成立する。

 

 基本的な戦法は打撃と共に相手の意識を逸らす記憶を植え付けるというもの。つまり逕庭拳のように一度の攻撃で二度の衝撃を与えれるわけだ。虎杖の能力(偽)が虎杖の能力(真)を再現するなんて不思議な話だな。

 

 一方で自分には「数秒前に黒閃を発動した」という存在しない記憶を植え付ける。そして黒閃が発動すると人間はゾーンに入る。

 

 無論、これは偽りの記憶なので本当に発動した時ほどの精度や爆発力は出ない。それでも呪力の流れが研ぎ澄まされるのは事実。つまり俺は常に高いパフォーマンスを発揮した状態で戦えるというわけだ。

 

 加えて反転術式を使えるので軽い怪我なら即座に治せる。もちろん応用技である術式反転も習得済みだ。そして『存在しない記憶』を反転させると『存在していた記憶』になる。その効果は実在する記憶を奪うというものだ。なお奪える時間は触れていた時間と同じだけである。

 

 熟練の術師なら『存在しない記憶』が事前に来ると覚悟していれば耐えれる。しかし『存在していた記憶』だけは防げない。なぜなら覚悟していたという記憶そのものが消滅するからだ。

 

 もっとも術式反転は順転の2倍の呪力を消費するので連発は難しい。いかに竿役ハゲの縛りで呪力効率を底上げしていようと焼け石に水である。それでも切り札としては十分すぎるほど強力だ。

 

 だから俺が模擬戦で勝利するのは必然だった。もちろんリボルバーは使っていない。ちなみに父上は準1級呪術師の中では強い方だ。今なら扇さんとも良い勝負ができそうだな。

 

 少しだけ話が逸れてしまったな。俺の目的は大きく分けて3つ。原作の流れを致命的に歪めないこと、可能な限り原作キャラとセックスをすること、鬼頭家を繁栄させること。それらを踏まえて呪術高専京都校で上手く立ち回るとしよう。

 

 2016年 4月 █日

 

 簡素な入学式と諸々の手続きを終え、いよいよ呪術高専京都校での生活が始まった。

 

 俺は2級呪術師としての入学だ。純粋な実力は準1級相当。そして冥さんと扇さん、つまり2名の1級呪術師から推薦を受けている。しかし正式昇格するには推薦者以外の1級呪術師に同行して規定数の任務をこなす必要があるので仕方ない。

 

 呪術高専は敷地の広さに対して生徒数が極端に少ない。だから寮の部屋は余り気味で俺にも広めの個室が与えられた。

 

 もっとも俺は趣味が修行と日記のミニマリストなので自室は殆ど持て余している。そもそも学生寮には家具も家電が完備されているので、呪術師としての仕事道具を除けば、持ち込むのは着替えと貴重品だけで十分だ。

 

 そんな感じで荷解きを手早く済ませた俺は1年の担任である庵歌姫先生に連れられ、同学年の東堂葵、加茂憲紀、西宮桃の3人と対面することになった。

 

 案の定、東堂から「どんな女が好みだ?」と問われた。憲紀が殴られているのを横目に、俺は少し考えてから「俺は俺の事が好きな人が好きだ」と答えた。

 

 すると次の瞬間、侮蔑の言葉と共に拳が飛んで来た。あまりにも理不尽である。そして俺が殴り返したことで入学初日から乱闘が勃発した。なお勝利したのは東堂である。

 

 敗因は奴に『存在しない記憶』が全く効かなかったことである。おそらく脳内の高田ちゃんの助言で正気を保っているのだろう。要するに相手は初めから狂っているので思考を狂わせても意味が無いというわけだ。これは中々に天敵である。

 

 その後、俺は初任務として歌姫先生と同期に反転術式と黒閃の感覚を無償で教えた。当たり前だが仲間は強い方が良いからな。それに加茂家次期当主である憲紀に恩を売れるのは大きい。俺を警戒している勢力は呪術総監部と呪詛師の2つ。その総監部とズブズブの加茂家と良好な関係を築ければ良い牽制になるだろう。

 

 ちなみに東堂は「女の趣味が悪い奴の施しはいらん」と言って断った。だろうと思ったよ。

 


 

「「乾杯!」」

 

 ジョッキがぶつかり鈍い音が場末の居酒屋に響いた。任務終わりの夜。油と煙の匂いが染みついた店内で俺と歌姫先生は向かい合って座っている。

 

「今日は飲むわよォ!」

 

「程々にしてくださいね」

 

「聞こえないわ!」

 

 忠告は一秒で無視された。先生はジョッキを傾け喉を鳴らしてビールを一気に空にする。

 

「追加でレモンサワー!」

 

 早い。展開が早い。そして始まる愚痴フェスティバル。

 

「五条がさぁっー!」

「実家がさぁっー!」

「仕事がさぁっー!」

「五条がさぁっー!」

「野球がさぁっー!」

 

 テーマが縦横無尽すぎる。特に五条率が高い。先生は頬を真っ赤に染め、枝豆をつまみ、焼き鳥をかじり、酒を流し込みながら延々と管を巻く。だが不思議と話は面白い。間の取り方もオチの付け方も絶妙だ。流石は教職である。

 

「でね~」

 

 そう続けた瞬間、先生の目にじわりと涙が浮かんだ。

 

「教え子に愚痴を聞いてもらうなんて先生として失格だわ……」

 

 笑い上戸から泣き上戸へクラスチェンジ。本当に忙しい人だ。

 

「そんなことないですよ。ちゃんと頑張ってるじゃないですか」

 

「……そうやって冥さんを口説いたのね」

 

「ですね」

 

「ちょっとは否定しなさいよ!」

 

 背中をバンバン叩かれる。地味に痛い。

 

「最初に聞いたとき驚いたわよぉ。まさかあの人が結婚して……しかも妊娠するなんて……私と同じ独身貴族だと思ってたのにぃ!」

 

「もしかして焦ってます?」

 

「うるさいわねぇ!」

 

 レモンサワーが空くと直ぐに3杯目が来る。

 

「嫌なことを忘れるくらい飲めば解決ね!」

 

「介抱するの俺なんですけど」

 

 結果、先生は見事にベロンベロンになった。

 

「帰りますよ」

 

「わらひはねぇ、もっとのまなきゃいけないのよぉ……ぜんぶ、ごまかすためにぃ……」

 

「はいはい。水どうぞ」

 

「ありがふぉ……」

 

 酔っぱらい巫女はペットボトルを受け取り豪快に飲み干す。

 

「もう終電すぎちゃいましたね」

 

 そう告げると先生はグラリと俺に寄りかかりながら睨みつける。

 

「なによぉ……そうやってエッチなことする気なんでしょ!」

 

「……したいですか?」

 

 自分で言っておいて何だが完全に酔っぱらいをからかう台詞だった。歌姫先生は数秒ほど俺の顔をじっと見つめる。そしてグニャりと眉を寄せた。

 

「ば、ばかじゃないの……!」

 

 勢いよくそう言ったかと思えば、次の瞬間には俺の肩に額を押しつけてくる。立っているのもやっとらしい。

 

「……歩けます?」

 

「あるけるぅ……あるけるけどぉ……地面がうごいてるのよぉ……」

 

 それは先生が動いているんです。俺は会計を済ませて先生の腕を肩に回させて店を出た。夜風が酔いを少しだけ冷ましてくれる。京都の路地は静かで虫の声だけがやけに鮮明だった。

 

「五条がさぁ……」

 

 まだ言うのか。

 

「はいはい」

 

「でもね……」

 

 さっきまで愚痴を連発していた声色とは違う。少しだけ弱い。

 

「みんな、ちゃんと育ってほしいのよ……。東堂も、憲紀も、桃も……あんたも」

 

 足取りはふらふらなのに言葉だけは妙に真っ直ぐだった。

 

「死なないでほしいのぉ。誰にもぉ」

 

 それは呪術師の教師らしい本音だろう。

 

「善処します」

 

「そこは約束しなさいよぉ……」

 

 無茶を言う。

 

 そして寮までの道のりを呪力で強化した足で歩き切り、先生を宿舎の前まで送り届ける。鍵を取り出そうとしてポーチをひっくり返しかけたので俺が代わりに探した。

 

「ほら、部屋着に着替えて水飲んで寝てください」

 

「んー、あんた意外といい旦那さんになりそうねぇ……」

 

「俺は既婚者です」

 

「……そうだったわねぇ」

 

 すると歌姫先生は少しだけ悲しそうな表情をする。既に彼女は俺の術式で洗脳済みだ。しかし教師としての責任感からかセックスに誘ってくることはない。だから俺は酒に頼ることにした。

 

「じゃあ部屋に入りますね」

 

「なんでよぉ!」

 

「その酔い方だとベッドまで辿り着けるか怪しいじゃないですか」

 

「うるさいわねぇ!」

 

 というわけで俺は歌姫先生の部屋へと立ち入る。そして俺は先生の手を握り存在しないエッチな記憶を植え付けまくる。

 

「っっ♡」

 

「どうしました?」

 

「なんでもないわよぉ」

 

「それは本当です?」

 

 そう言って俺は歌姫先生をベッドに押し倒した。それでは始めるとしましょうか。

 

「はれぇ?」

 

「本当はエッチなことしたいんでしょう?」

 

「わたひぃはぁ、きょーし、よぉ!」

 

 歌姫先生はベッドシーツに顔を埋めながら抗議するが、既に俺の手は彼女の巫女服の帯に掛かっていた。薄暗い部屋の中でも彼女の肌が桜色に染まっているのがわかる。

 

「欲望に正直になりましょう。今夜の事は誰にも言いませんから」

 

 耳元で囁くと先生の体が小刻みに震えた。帯が解け白い襦袢の下から覗く下着が目に入る。酔いのせいか抵抗も弱々しい。

 

「やめ……てぇ……あんたはぁ……わたしの生徒……」

 

「今は二人きりですよ。教師と生徒じゃなくて男と女です」

 

「そん……なの……ずるいぃ……」

 

 言葉とは裏腹に彼女の瞳は潤み焦点が定まっていない。俺は巫女服の襟元を開きながら更に囁く。

 

「俺のこと好きですよね?」

 

「そうだけどぉ……」

 

 歌姫先生の声が甘く漏れる。彼女の下着に指先がかすめた瞬間だった。アルコールで体温が上がった身体は想像以上に熱く汗で滑る肌が俺の手に吸いつくようだ。

 

「まずは飲みましょう」

 

 案の定、冷蔵庫の中にはビールがあったので封を開けて口に含む。

 

「あんたぁ……みせいねん……んもっ!」

 

 言い切らせる前に彼女の唇を奪った。そして口移しでビールと唾液を流し込む。すると喉がゴクリと鳴る音が小さく響いた。

 

「……んくっ、ぷぁっ♡」

 

 離した唇からは細い銀糸が伸びる。歌姫先生は目を潤ませながらも微かに首を振った。

 

「いやぁ♡ こんなの……夢みたいぃ……」

 

「これは夢ですよ。だから好きなだけ楽しみましょう」

 

「ならぁ、いいかぁ♡」

 

 俺は微笑みながら歌姫先生の衣服を一枚一枚剥いでいった。ブラジャーが外され、ショーツがゆっくりと脱がされていく。全てを剥ぎ取られた彼女はシーツの上で小さく身体を丸めた。

 

「はずかしぃ……」

 

「綺麗ですよ」

 

 嘘偽りなく彼女の裸身は美しかった。酔いと興奮で紅潮した肌が部屋の仄かな明かりに照らされて妖艶に光る。そして俺は彼女の脚を優しく開かせた。濡れているそこに指先を這わせながら囁く。

 

「もう準備万端ですね」

 

「あんっ……♡」

 

 短い嬌声が部屋に響いた。抵抗は最早形骸化していて、むしろ次の刺激を求めて腰が僅かに揺れている。

 

「挿れますよ?」

 

 俺の問いかけに歌姫先生は目を固く閉じて小さく頷いた。

 

「んくっ……!」

 

 濡れた花弁に先端を当てると歌姫先生の体がピクリと震えた。彼女の吐息に微かな恐怖が混ざる。それでも脚を閉じようとはしない。むしろ僅かに腰を浮かせて迎え入れる姿勢をとっていた。

 

「ゆっくり挿れますよ」

 

 その宣言と共に腰を完全に沈める。湿った膣口が亀頭を包み込んだ瞬間、結合部から血が少しだけ流れる。

 

「先生……初めてなんですか?」

 

「うるひゃい!」

 

 俺は要求通り黙って腰を振ることにした。すると歌姫先生の背中が弓なりに反り返った。初めての証である血の筋が彼女の太腿を伝う。

 

「痛みはありますか?」

 

「痛い……けど……止めないでぇ♡」

 

「じゃあ気持ちいいですか?」

 

「聞かないで……ばかぁ♡」

 

 言葉とは裏腹に彼女の両腕が俺の首に絡みつく。汗ばんだ肌同士が密着し熱気が増していく。

 

「やぁん♡ そこぉ♡ いいのぉ♡」

 

 子宮口近くを突くたびに切なげな声が漏れる。初めて既に奥が敏感なのは術式の影響だろう。なので俺は腰の動きをさらに早める。パンッパンッと肌がぶつかる音と粘液の擦れる音が部屋に響く。

 

「ひぁっ♡ ダメっ♡ あぁんっ♡ こんなの初めてで♡ すぐイっちゃうぅっ♡」

 

 歌姫先生の体がガクガクと痙攣し始める。結合部から溢れる愛液の量が明らかに増えている。

 

「イっていいんですよ?」

 

「いやぁっ♡ 恥ずかしいから♡ あんっ♡ 見ないでぇ♡」

 

 俺は彼女の顎を掴み強引にこちらを向かせる。

 

「俺だけを見てください」

 

「あっ♡ だめっ♡ イクッ♡ イッちゃうぅぅぅっ♡」

 

 全身を弓なりに反らせながら歌姫先生が絶頂を迎える。膣内がギュウゥッと締まり肉棒を強く締め付ける。

 

「俺も出しますよ!」

 

「出してぇ♡ 中に出してぇっ♡」

 

 腰を奥深くまで打ちつけ精液を解放する。ドクンドクンと脈打つように放出された精子が子宮口を直接叩く。

 

「あぁぁぁぁっ♡」

 

 同時に再び歌姫先生が達する。余韻で腰がヒクつき続ける中、俺は肉棒を引き抜く。膣口からはトロリとした白濁液が零れ落ちる。

 

「はぁ……♡ すごかったぁ……♡」

 

 歌姫先生が放心状態で呟く。その表情には達成感と幸福感が滲んでいる。

 

「初めてだったのに随分と楽しんでましたね」

 

「ばかぁ……♡」

 

 照れ隠しに枕を投げてくる彼女を抱き寄せて再び唇を重ねる。今度は優しく穏やかな口づけだった。この後も俺たちは存分に愛し合う。そして同じベッドで寝る事にした。

 

 夜明けは、やけに静かだった。カーテンの隙間から差し込む朝日が白いシーツの上に細い線を描いている。

 

「……ん……」

 

 すると歌姫先生が目を開ける。

 

「ゆうべはおたのしみでしたね」

 

 俺と目が合うと彼女の瞳孔が全開になった。

 

「え……ちょ……マジで!?」

 

 勢いよく上体を起こす。毛布を胸元まで引き上げ、きょろきょろと部屋を見回し、そしてもう一度だけ俺を見る。

 

「ちょ、ちょっと待って! 私、昨日どこまで飲んだっけ!? え、え!? うそでしょ!?」

 

「レモンサワー三杯目あたりから記憶が怪しい感じでしたね」

 

 すると顔がみるみる赤くなる。昨夜とは違う種類の赤だ。

 

「……で?」

 

「で、とは?」

 

「何があったのよ!」

 

 詰め寄ってくる。距離が近い。酒臭い。朝から元気だな。

 

「シーツを見れば分かるでしょう」

 

 そこには酸化して茶色くなった血液が付着している。

 

「……お互いに昨日のことは忘れましょう」

 

「ちょっと待ってぇ!」

 

 この後、色々と修羅場になったのは別の話だ。




 ストックが尽きたので毎日更新は終了します。

星綺羅羅との濡れ場について

  • ガコン(男の娘への適応)
  • いらない
  • お前に任せた
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。