※この作品はR-18です。

異世界迷宮でTS転生した俺に男の娘奴隷ハーレムを!!   作:毛のないおじさん

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18話 八階層

オレがこの世界に来てから一八五日経った。こちらの暦で秋の四日。

今日から八階層への探索だ。

探索にあたり、準備は十分にしてきた。

 

ユウ モガミ 女 17歳 探索者lv37 英雄lv35 戦士lv37 剣士lv37 僧侶lv36 錬金術師lv10

デュランダル 革の帽子 革のジャケット 革のグローブ 革の靴

 

ボーナスポイントは99+34となり、133。

デュランダルを出すための武器6に63、経験値上昇10倍の31、シックススジョブで31、結晶化促進四倍で3、詠唱省略で3、ワープに1、キャラクター再設定に1だ。

 

そして二人のジョブと装備はこう。

 

ロズアード ♂ 18歳 獣戦士lv32

シミター 革の盾 革の帽子 革の鎧 革のグローブ 革の靴

 

リゼル ♂♀ 15歳 鍛冶師lv9

棍棒 革の帽子 革の鎧 革のグローブ 革の靴

 

リリーはまだ少しレベルが低いが、防具とジョブの効果、錬金術師のメッキで十分にカバーできるはずだ。

 

 

八階層で出てくる魔物は最大四匹。

種類としてはニードルウッド、スローラビット、ミノ。どれも特別なスキルなどは使ってこない魔物だ。単純な殴り合いとなる。

 

ローズとリリーで一匹ずつ足止めをし、オレが二匹を倒した後で一匹ずつ相手することになっている。

これで問題はないだろう。

 

「よし。行くか」

「「はい!」」

 

 

特に問題なく八階層の探索は進んでいく。

ダメージを受けてもオレはデュランダルのHP吸収のおかげですぐ回復するし、ローズもリリーも僧侶の手当てですぐ回復だ。

MPの消費も一回の戦闘の中でほぼ回復できている。最後に残った魔物をスキル抜きで切りつけているからだ。

 

今も消耗することなく、魔物の群れを倒せた。

 

「予定通り、だな」

「はい。リリーのおかげでまったく負担に感じませんね」

「ありがとうございます。でもお二人の方がずっと凄いです。ローズさんはほとんど被弾しませんし、ユウ様はもう規格外過ぎますし」

「フッフッフ」

 

ドヤッ!

 

「これなら、九階層も問題ないな」

「そうですね」

「いえ、九階層からはニートアントが出現します。毒には注意しないといけません」

「そうか……毒は恐ろしいな」

 

リリーが持ち前の知識で注意を促してきた。

毒は原作でも危機に陥る場面があった。力押して行けた八階層と違い、対策を考えないといけない。

一発で倒せるならたったの四匹。戦闘終了後に薬を飲めばいいだけだが、倒すのに二発だとすると毒が回るほうが早いかもしれない。

 

「魔法使いがいれば、水魔法で攻撃できるのですが……」

「水魔法?」

「はい。ニートアントの弱点です」

「……あ」

 

なるほど、魔法使いか。

オレは錬金術師を魔法使いと入れ替え、次の戦いに臨んだ。

 

 

『ウォーターストーム』

 

MPが抜ける感覚と共に魔物達の周りに細かい水の粒が現れ、押しつぶすように包んでいく。

出会い頭に一撃食らわされた魔物達は一瞬怯んだが、すぐにこちらへ近づいてくる。

とはいえ後はデュランダルの餌食だ。

それぞれが魔物を受け持つと、オレ達のチームワークですぐに全滅させられた。

 

「よし、これなら九階層も怖くないな。後はニートアントが多くない集団を狙おう」

「流石です、ユウ様」

「フッフッフ」

 

ドヤッ!

と、リリーがどこか遠いところを見つめていた。

 

「…………魔法もお使いになられるのですか」

「言ってなかったか?」

「僕は聞いてません。……どこまで想定外なのでしょうか」

「ま、オレの力については内密にな」

 

指で口を閉じるようなジェスチャーをすると、リリーも苦笑しながら頷いた。

 

 

「そろそろ皮も加工できるか?」

 

夕方になり、迷宮から家に戻ったオレはリリーに聞いた。

 

鍛冶師の恩恵は腕力中上昇や器用小上昇もあるが、装備の作成も大事な要素だ。

皮のまま売れば10ナールのドロップ品も、皮のミトンに加工すれば倍の20ナールで売れる。

手に入れた皮を全て加工するMPはないだろうが、作れば作っただけ儲けが増えるんだ。やらない理由はない。

 

「本来は糸から始めるらしいが、タルクールの迷宮でグリーンキャタピラーが出るのは十一階層だろ? わざわざ買うのも馬鹿らしいと思うんだが」

「装備品の作成ですか。それもご存知なのですね」

 

リリーはこほん、と一息置いた。

 

「ご存知のようですが、鍛冶師は本来は糸をミサンガにする修行から始め、皮、板と順番に作らないと失敗するとされています」

「うーん、じゃあダメなのか?」

「いえ。タルクールではおっしゃる通り、糸の入手がかなり後になります。その前に皮での装備品の作成を試した者は多いそうです」

「ほうほう。その結果は?」

「人によりますが、七階層で戦える鍛冶師は大体成功したそうです」

「おー。やっぱりそうか」

 

原作でも鍛冶師の修行はすぐに次の段階へ移ったりしていた。レベルにより可否が決まっているんじゃないかと思ってたんだよな。

七階層でもミノは出てくるし、長く戦っていたせいで皮は大量にストックしてある。

ぜひとも使って貰いたいものだ。

 

 

「ついでに聞きたいが、革についてはどうなんだ?」

 

オレの記憶だと皮→革→硬革or鉄→竜革or鋼鉄→ダマスカス鋼→聖銀→オリハルコンの順に装備品は強くなったはずだが、革は原作だとかなり深い階層に行かないと手に入らないようだった。

原作で描写されてないだけでミノのボスのハチノスが落とすのかと思ったが、実際に戦った結果はそうでもなかったので、気になっていたのだ。

 

「ええと……コラージュコーラルとは戦ったのですよね?」

「ああ、あのサンゴ。なんか赤っぽい海藻をドロップしたな」

 

コーラルケルプとかいうドロップ品だった。

ローズはよく知らないみたいだったが、煮るといい感じの渋みが出てスープの味がよくなったので、食用の海藻としてウチでも活用している。

コーラルゼラチンは接着剤だしコーラルケルプは海藻だし、サンゴ要素はどこなんだ……?

 

「で、コーラルケルプがどうしたんだ?」

「はい。ええと、皮とコーラルケルプで、革ができます」

「……? もう一回言ってくれ」

「皮とコーラルケルプで、革ができます」

 

なぜ……?

 

「コーラルケルプの煮汁に皮を浸して一晩経つと、革に変化します」

 

革って出汁で作られるの……?

 

「革の作り方として鍛冶師ギルドで教えてもらえました。あ、それとパーティーメンバーには教えて良いそうですが、この知識は外部の者には教えてはいけないそうなので、お二人とも内密にお願いします」

「わ、わかった……まさかオレが言われる側になるとは……」

「わかりました」

「ちなみにですが、普通の海藻では革は出来ないそうです」

「そりゃそうだよな……」

 

たしか、なめし革ってタンニンとかいう成分がどうのとかだった気がする。シミュレーションゲームで作った記憶があるぞ。なんか樹木からとれるとか……。海藻からは取れないと思うんだが。

まあこの世界はいい加減なところも結構あるからなあ。神の設定ミスとかかも知れん。深く追求しないでおくか。

 

 

「それでは、皮のミトンを作ろうと思います。身を守る備えの力、具うる形よ現れよ、防具製造」

 

リリーは皮を受け取ると両手で持ち、防具製造の呪文を唱えはじめた。

どうなるかと思ったが皮は光を放ち、収まった時には皮のミトンが残っていた。

成功だ。

 

「……ふう」

「やりましたね、リリー」

「ああ、凄いぞ。良くやった」

「……ありがとうございます」

 

リリーは疲れた様子だったが、初めての防具製造を褒められて嬉しそうにしていた。

だが、

 

「あといくついける?」

 

オレの問いと大量に転がる皮を見て、リリーは真顔になってしまった。

 

「多すぎ」




独自設定
革。シザーリザードまで待ってられないので独自設定で出しました。

銅もサイクロプスで出るけど、こちらはコボルトナイフで代用できるらしい。銅貨はコボルトナイフを鋳潰して作るっぽい。

防具製造の詠唱も独自。
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