異世界迷宮でTS転生した俺に男の娘奴隷ハーレムを!! 作:毛のないおじさん
「主従逆転プレイ?」
「そう。主人がローズで、奴隷がオレ」
そんな事をユウが言い出したのは、七階層を攻略中のある日の事だった。
ロズアード――愛称はローズ――の主のユウ・モガミは変わった主だった。
奴隷であるロズアードを、まるで奴隷ではないかのように扱う事がある。
普通の奴隷は、主人と同じテーブルで同じ物を食べない。衣類だってぼろきれ一つの事も普通だ。まして寝る所が主人と同じベッドなどと、普通はあり得ない。
なのにユウはいつも美味しい食事を与えてくれる。清潔な服を用意してくれる。寝床はユウと同じ所で暖かい。
昔の生活とは雲泥の差……いや、まるで違う世界に来たかのような気さえする。
ロズアードは盗賊に飼われていた頃を思い出す。
盗賊達が略奪して得た肉や野菜、穀物。それらがまともにロズアードに与えられた事は一度もない。
もしもそれらが欲しければ――惨めに媚を売るしかなかった。
盗賊の股間をしゃぶり、射精させる。そうしてザーメンの味が口に広がった所で、ようやく食べさせてもらえる。
それはもはや日常になりすぎて、なんとも思わなかったけど――食事が生臭いザーメンの味になるのは辛かった。
服と呼べるような物は与えられず、辛うじて体に纏う布はいつも臭かった。盗賊達はまともに洗濯など行わないし、何より毎日性処理に使われる自分は常に汚され続けたから。
眠る場所も同じ。ロズアードを『使う』時は布を敷いたりもしたけど。土の上がロズアードの家だった。
そう。自分は盗賊達の『物』なのだと、何もかもが示しているようだった。
そんな自分を、ユウ様は人として扱ってくれた。あの日、暗い洞窟から連れ出して、光の元に連れ出してくれた。
何もかもを――そう、人として持ち得る物を奪われ、全て無くしてしまった自分に――何もかもを与えてくれた。
そんな恩人であり敬愛する主を……奴隷として扱う?
あり得ない。あってはいけないことだ。
ロズアードはそう考えそうになり、同時にまたこうも思う。
ユウ様が望む全てを受け入れる。自分はそのために生まれてきたのだ……。
ロズアードの中でユウは神と同等……いや神以上の存在として刻まれている。神はロズアードを救わなかったが、ユウはロズアードを救ったから。
そんなユウ様を自分より下として扱う不敬と、だがユウ様の言葉に反する不敬とで、ロズアードは混乱し、動けなくなってしまう。
「まあちょっとしたお遊びだよ。試してみようぜ」
ユウはローズの内心も知らず、気楽に提案してくる。
本当に、変わった主だ……。
「ロズアード様。今日はユウを好きにしてください」
寝室の床に跪いたユウは、甘い声で訴える。
ベッドに座ったロズアードを上目遣いに見上げる瞳。首を少し傾けて、手は膝の上におとなしく揃えている。
普段なら絶対にしない仕草だ。
その普段とは違う奴隷の女の様な振る舞いに、ロズアードは思わず目を見開く。
いつもなら堂々と立っている主人が、下から見上げているのだ。
簡素な貫頭衣にわざわざ着替えたその姿は、まるで本物の奴隷のようだ。
いや、奴隷にしては生地が良いし、何より生き生きとし過ぎている。せいぜいお忍びで変装した商家の娘か。
だがロズアードに衝撃を与えるのには十分だった。
「ユ、ユウ様……」
思わず女としてのその姿に生唾を飲みながらそう呼ぶと、
「今日はユウ様じゃなくて、ユウですよ、ロズアード様」
まるでロズアードの奴隷そのもののように笑う。
その言葉にロズアードはますます混乱した。
変ではない。むしろ妙に似合っている。
だからこそ困るのだ。
目の前にいるのは間違いなく自分の主人。命を救い、居場所を与えてくれた恩人。
だがその振る舞いはいつも男らしかった。
戦いになれば戦闘で剣を振り自分を守ってくれる。
生活に不便はないか、足りないものはないか。
いつだって守ってくれる、気遣ってくれる。優しく強い主。
そしてちょっぴり、がさつでいい加減なところもある。
一緒に行う掃除はちゃんと隅までやらないし、洗い物も毎回ではなく溜めてしまう。洗濯も力任せにゴシゴシとするだけで、ちゃんと汚れが落ちたか確認しない。
どこか男を思わせる振る舞いには、ロズアードは驚いたものだ。
そんなユウ様が……。
「ほら、ロズアード様」
ユウは悪戯っぽく笑った。
「ユウに命令して下さい」
甘える様に話しかけられ、ロズアードの男の部分が固くなっていく。
ユウの魅惑的な女の部分に当てられてしまった。
さらにふと視線を下げれば、豊かな胸の谷間が見える。
「えっち」
咎める様な言葉も、むしろ受け入れて喜んでいるかのようだ。
段々と理性が薄れ、欲望がロズアードを飲み込んでゆく。
目の前にいるのは『主』ではない。一人の『女』だ。
そんな囁きが聞こえた気がした。
緊張に震える手でそっとユウの頬を触ると、その手にむしろ寄り添うように首を傾けてくる。
そしてうっとりと「ロズアード様……」と呟かれ、もう誘惑に抗えなかった。
「んっ……」
恐る恐るキスをしたが、拒まれない。少しずつ強く唇を吸い始めたが、咎めは何もない。
むしろその目はとろんと落ちていき、メスの姿を現していた。
「ユウ様……。いや、ユウ。舌を出して」
「ふぁい」
ロズアードの拙い命令にしたがい、ユウは間の抜けた声で応える。
反抗する事など考えてなさそうな、従順な態度。
普段の自分もこうなのだろうか。
ならば今の自分は、奴隷の主人として振る舞わなければ。
「俺の服を……脱がせるんだ」
「かしこまりました」
強い口調を意識して命令すれば、しゅるしゅると服の紐をゆるめ、脱がされていく。
いいや、いつもは脱が
命令に従っているユウの姿は、ロズアードの興奮を高めていった。
全てを脱いだロズアードは、自分の裸体を晒すように力強く立っていた。
跪いたユウの顔の前に自分のちんぽを突きつける。
普段よりさらに天をさすちんぽを見て、ユウもうっとりとした顔を晒している。
「舐めて」
「はい。ご奉仕させていただきます」
ロズアード様のおちんぽをしゃぶるのが好きなんです。
そんな副音声が聞こえそうなほど、ユウは丁寧に丁寧に舐めていく。
竿の根元からユウの唾液が舐め広げられていく。
舌の根元から先まで使ってゆっくり刺激を与えながら、少しずつ少しずつ舐められる。
さらにゆっくり根元から上を目指す舌と違い、指は最初からちんぽの頂点にたどり着いている。
すりすりと指は鈴口をさすり、我慢汁がにじみ出るのを促す。
根元からは唾液を塗られ、先端からは我慢汁を塗られ、ジュクジュクと欲望の音が響いた。
「……あむ」
ユウの口がついに先端まで移動し、今度はちんぽを口の中に収めた。
口の中で舌が回るように動き、塗られていた我慢汁が今度は舐めとられていく。
そして我慢汁を吸われるのと反比例するように快感が高まり、ロズアードは腰が抜けそうになった。
そのせいでふらついたロズアードは思わずユウの頭に掴まり、ちんぽがユウの喉の奥の方まで入ってしまった。
「んんっ! ……ぅ、おぇっ」
ロズアードは一瞬の気持ちよさを感じたが、ユウにとっては苦しいだけだ。さすがに口を離し、嘔吐を我慢するので精一杯だった。
ロズアードは青くなった。
調子に乗ってやり過ぎてしまった。
「そのっ、すみま」
「申し訳ございません、ロズアード様」
「……えっ?」
「ユウはロズアード様のおちんぽを喉の奥まで入れられませんでした。お許し下さい」
ロズアードは呆然とした。てっきりやり過ぎと叱られると思ったのに。
本当に、今日のユウ様は奴隷になったのか?
戸惑うロズアードに、ユウはそっと囁いた。
「もっと命令していいんですよ」
ロズアードは興奮で顔が紅潮した。
改めて二人はベッドに横になる。
ユウは両足を自分で持ち上げて、ロズアードのちんぽを迎え入れる体勢だ。
「入れてください」
そしてユウに言われるまでもなく、すでにロズアードの頭には獣欲しかない。
人生で一番熱く滾っているちんぽを当てる。
ロズアードの奉仕をまったく受けていないのに、ユウのまんこは準備ができていた。
「……濡れてる」
「ロズアード様のおちんぽが欲しくてこうなっちゃったんです」
ロズアードはゆっくりと腰を押し入れる。
ユウのまんこはロズアードに負けないくらい熱くなっている。熱と快楽で溶かされそうだ。
本能のまま、ロズアードはすぐに腰を振り始めた。
「あっ、あっ、あっ、ロズアードさまっ!」
ベッドの軋む音と水音と嬌声が響き渡る。
普段のロズアードはユウが満足するように考えながら腰を動かす。
だが今は自分の気持ちよさしか頭になかった。
腰を動かすごとに淫靡なハーモニーが響き、段々と激しさを増していく。
「出すぞ、中に出すぞユウ!」
「出して、出してくださいロズアード様!」
お互いの興奮は最高潮に達し、終にロズアードは射精した。
あまりの気持ちよさに、射精が終わっても体を震わせ続けるほどだった。
自然と二人はきつくお互いの体を抱きしめた。
しばらくしてようやく快感も落ち着き、ロズアードはユウの横に寝転んだ。
「ロズアード様のお情けをいただき、ユウは幸せです」
余韻に浸る中で微笑みかけるユウに、ロズアードは心の中で返した。
幸せなのは私です、ユウ様。
ロズアードにとってユウは神以上の存在だ。
そんなユウに求められ体を差し出すのは、快感と共に幸福をもたらすのだった。
今日のユウもそうだったのだろうか?
ローズとして抱かれる喜びのように、ロズアードに抱かれる喜びがあったのだろうか?
……きっと違うだろう。
自分の主は性欲がとても強い。
ユウにとっては変わったプレイを楽しんだだけ。
自分が複雑で暗い喜びを得ていた事は知らないのだろうな。
ことを終えた二人は、ベッドに倒れこんで体の熱をゆっくり冷ましていた。
「どうだった、ローズ?」
その問いかけは、もうプレイが終わったことを示していた。
ローズとして、肩の力を抜きながら答える。
「すごかったです、ユウ様」
ユウはローズの返事に満足そうに微笑み、抱きしめた。
「また今度やるか?」
「……いえ。やっぱりいつものが一番です」
確かに今日のセックスは気持ちよかった。ユウを思い通りにできる嗜虐的な喜びは、どんな美食より甘美な経験だった。
だがあくまで自分はユウの奴隷のローズなのだ。
それを忘れないために、今日のようなプレイは二度としない方がいい。
「あんなにいっぱい出したのに?」
「……うっ」
ユウはいたずらっぽく言いながら、つんつんとちんぽをつついた。
ローズは身をよじりながら、
「何度も繰り返すべきではないと思います。……その、もし癖にでもなったら、きっと良くない事が……」
「うーん。まあそうかもな。お互い立場を忘れたら大変か」
ユウは納得したようにうなずき、だが、
「でも、たまにはやろうな?」
敬愛する主ではあるがこの性欲の強さにはついていけないかもと思い、ローズはちょっとくじけそうになった。
申し訳ないのですが長期休暇に入ります。
今までありがとうございました。