※この作品はR-18です。

CE世界にアナハイムの職員が転生した?!   作:エルファス

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5話

アフリカ砂漠の熱砂が、爆炎と共に舞い上がる。

「くっ……このままじゃ!」

キラのストライクが、バクゥ2機の連携による波状攻撃に防戦一方となっていた。上空ではムウのスカイグラスパーが、ラゴゥの対空砲火に阻まれ、援護の糸口を掴めずにいる。

その均衡を、空を切り裂くメガ・ビーム・ライフルの閃光が貫いた。

ドォォォォォン!!

砂漠の王、バクゥの1機が、爆発すら許されず一撃で蒸発する。

「なっ……何事だ!?」

バルトフェルドが驚愕し空を見上げた瞬間、太陽を背に三つの巨影が急降下してきた。

「――全機、査定(戦闘)開始。手加減は無用だ、徹底的に叩け」

ユウゲツの冷徹な号令と共に、ベースジャバーに跨った3機のグスタフ・カールが、三つ巴の渦中へと突き刺さった。

2. 空戦の蹂躙:対スカイグラスパー

「なんだあいつら、あの巨体でなんであんなに動けるんだ!」

ムウが機首を向け、ミサイルを放つ。だが、ユウゲツの操るベースジャバーは、機体下面のスラスターを爆発的に噴射し、空中で「横滑り」して全弾を回避。

「――当たらなければ、ただの空火だ」

ユウゲツはベースジャバーのステップからグスタフ・カールを跳躍させた。

空中で放たれた10門の腕部ミサイルが、スカイグラスパーの翼をかすめる。さらに、ベースジャバー自体が自動操縦でムウの機体に肉薄し、その巨大な翼端でスカイグラスパーを「物理的に」弾き飛ばした。

「うわっ!? 飛行板自体が格闘戦を仕掛けてくるのかよ!」

ムウは体勢を崩し、戦域の外縁まで押し流されていく。

3. 質量の暴力:対ストライク

地上では、着地したもう一機のグスタフ・カールが、ストライクに襲いかかっていた。

「やめてください!」

キラがアーマーシュナイダー振り回す。だが、グスタフ・カールはそれを避けることさえせず、巨大なシールドを突き出した。

キンッ!!

火花が散るが、分厚いガンダリウム合金は斬り裂けない。

逆にグスタフ・カールは、空いた左手でストライクの頭部を掴み、そのまま砂漠の地面へと叩きつけた。

「パワーが……違いすぎる! 重機に押し潰されているみたいだ!」

キラが絶叫する中、グスタフ・カールはさらに胸部ミサイルをゼロ距離で発射。ストライクのフェイズシフト装甲が激しく波打ち、キラの意識を衝撃が揺さぶる。

 

「アイシャ、左だ! こいつら、動きが合理的すぎる!」

バルトフェルドのラゴゥが、砂を蹴ってユウゲツの機体に肉薄する。背中のビームキャノンを連射しながらの突撃。

だが、ユウゲツは冷徹だった。

「――足元の注意が散漫だよ」

ユウゲツが指先で操作すると、上空にいたベースジャバーが超低空でバルトフェルドの死角へダイブ。ラゴゥの脚部を文字通り「轢き飛ばした」。

前のめりに転倒するラゴゥ。そこへ、ユウゲツのグスタフ・カールが頭上から着地。両足のスラスターを逆噴射し、数トンの質量でラゴゥを砂の中に沈め込む。

「ぐっ……!? どんな出力をしてやがる……!」

「――アナハイムの技術(ちから)だ。噛み締めなさい」

ユウゲツはラゴゥの頭部にライフルの銃口を突きつけた。

周囲を見渡せば、バルトフェルド隊のバクゥは全滅。ストライクは膝をつき、スカイグラスパーは高度を維持するのが精一杯。

「……よし、全部門のデータ収集完了。撤退するぞ」

ユウゲツの合図で、3機のグスタフ・カールは再びベースジャバーへと飛び乗った。

反撃の隙すら与えない、一方的な蹂躙。

砂塵を巻き上げ、巨影たちはゼネラル・レビルの艦影へと消えていく。

戦場に残されたのは、ただ呆然とするキラとムウ、そして砂に埋もれたラゴゥの絶望だけだった。

 

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