美容スキルでクラスの女の子を可愛くしたい【4/1第1巻発売】 作:pelca
下着姿になった美咲は、少し恥ずかしがりながらも自分のベッドへと向かった。
仰向けに寝ると、弘世も彼女のベッドへと近寄り、着ていたシャツを脱ぎ、Tシャツ姿となった。
「…………なんか言ってよ」
(こういうところ、少しひびきと似てるかも)
「早瀬さん、下着姿……可愛い。それと、さっきは言わなかったけれど、今日の早瀬さんの髪型とか服装とか、学校とは雰囲気が違って、とても可愛いと思ったよ」
「〜〜〜〜〜っ! バカ!」
「言わせたのに……」
可愛いくらいは弘世だって他の人に言う。
愛してるだけは、ひびきだけのもの。それと、それ以外とではちゃんと分けているのだ。だから、こうして求められれば口に出すことだっていとわない。
ちなみに美咲の下着は、アクアブルーで薔薇のような花がデザインされたお洒落な下着だった。Eカップとは聞いたが、見るとやはりそれなりに大きく見えた。
「もうっ。……わかんないけど、高梨が来るからお洒落したのっ……でも、言ってもらえて嬉しい……」
「それならよかった」
美咲は思った言葉をもらえて、素直に嬉しいのだった。
多少なり意識した相手には、少しでも可愛いと思ってもらいたいものだから。
「スキルは同時使用できるけど、『姿勢改善』、『脂肪燃焼』みたいに施術方法が揉む系のものは後日にするね」
「うん、それでいい。――あと今思いついたんだけど、『髪質改善』ってさ……下の毛量も調整できたりするのかな……?」
美咲は顔を赤くしながら聞いた。
「あ……それは試したことないかも。頭の方はもちろんできるけど、下はどうなんだろう……同じ毛だから多分できると思うけど……」
「なら、薄くしてほしいって言ったら……やってくれる?」
「それはもちろんやれるけど、さすがに……」
「ねえ、私がしてほしいって言ってるの。高梨は気にしなくていいのっ」
「早瀬さんが言うなら……わかったよ」
先ほど、『肌質改善』で行う範囲は、胸までと決めていた。
しかし、下半身のデリケートゾーンの毛量を調整するとなると、それはもちろん直接触れないといけないわけで……。
結局、本当に全身やることになってしまうのだった。
(俺の周りは全部なくしたいって人しかいなかったけど、そっか、なくしたくないけど毛量を調整したいって人もいるんだ)
弘世は新たな知見を得たのであった。
「最初は太もものホクロから、全身に広げていこうと思うけど、いいかな?」
「うん、お願いします」
どうせ全身やるなら、他のホクロで気になるところはないか聞こうとした弘世だったが、見ると他にホクロのようなものは見当たらなかった。
「じゃあ、やるよ――『肌質改善』『体臭改善』『ホクロ除去』」
弘世はスキルを発動し、白く光った手を美咲の左太ももの付け根に当てた。
触れると柔らかく、引き締まった理想的太ももの柔らかさを感じる。
「ん……同時に使っても反動は変わらないんだね」
「そうだね。でも、反動の強さは場所によるから、油断しないでね」
「油断って……そう言われてもどうしようもないのに」
「はは、そうだね」
油断も何も構えていれば防げるというものではない。
誰しも反動の効果は受けてしまうのだから同じなのだ。
「ん……んっ♡」
徐々に反動によって体の体温が上がりはじめ、そして鼠径部近くの敏感さが強くなる。
美咲の声が少しずつ大きくなり、枕を両手でぎゅっと握った。
前回は座った状態だったので、弘世の肩を掴んだ形になったが、今の体勢は仰向け。掴めるのは枕だけだった。
「たか、なしっ…………熱い、熱くなってきた……っ」
「うん……我慢は……しなくてもいいからね」
「わかってる……けどっ……ごめん、このシャツ借りるっ」
「えっ」
すると美咲はベッド横に置いていた弘世のシャツを手に取り、それを口元へと近づけた。
そして匂いを嗅ぎながら、ぐっと口の中へと入れて噛んだのだ。
「はは……なんかやってる……」
弘世ははじめての光景に苦笑いした。
自分のシャツの匂いを嗅ぎながら、はむはむと噛みついていた女性を。
先日の美咲は弘世の耳を噛んだように、我慢する時はこのような行動に出るのかもしれない。歯を食いしばることで我慢するという行為は人によってはする行為だから。
「よし……終わった……じゃあ、全身に移っていくけど……足からいくね」
「はぁ、はぁ……お願い……っ」
六分間の施術が終わり、今度は全身。
弘世は足元に移動し、足先から施術を続けていった。
「あ、足……こしょばゆい……てか、臭くないかな……」
「大丈夫だよ。早瀬さんの足は十分綺麗だよ」
「う、うん……っ」
弘世はひびきたちのような綺麗で可愛い女性の足であれば喜んで舐める。
美咲だって美人の部類に入るクラスでも人気の子だ。なので、美咲の足を舐めることだってできる弘世だが、さすがに気持ち悪いので、自分からはそんなことは言わない。
足先から徐々に上へと移動していくと、先程は付け根だけだった太ももへと移動。
見れば美咲はいつの間にか、シャツで顔全体を隠していた。
「うん……ここは大丈夫……太ももは大丈夫……」
ぶつぶつと独り言をつぶやきながらも、腰をくねくねさせていた。
人によって反動が大きい場所は違うのだが、鼠径部ではない部分では、反応が大きい人は少ない。
「次はお腹だよ」
「ん……」
返事なのかそうではないのかわからない返事がきた。
弘世はそのまま続ける。
「ぁ……これ、だめ、かも……っ」
(なにこれ……お腹を撫でられてる……私、高梨のペットになったみたい……)
気持ちよさの他に、その行為が別のことを連想してしまい、恥ずかしい気持ちになる。
しかし、シャツで顔を隠しているせいか、美咲はまだ我慢できている方だった。
それからも弘世の施術はつつがなく進む。
肩や腕、手は問題なく、でも、脇だけは悶え苦しみ……。
「……次、顔やりたいんだけど、シャツ……どかせられる?」
「が、がんばる……」
そう弘世が言うと、美咲はゆっくりとシャツをとった。
口に含んでいた部分は、べちょべちょになっていて、弘世は今日着てきたのが黒のシャツで良かったと思うのだった。
「では、お客様。リラックスしてくださいね〜」
「なにそれ」
「エステとかだと、こんな感じらしいよ」
ひびきに教わった知識だった。
「ふふ、変なの。……でも、少しリラックスできたかも」
弘世がギャグっぽいことをする人だとは思わなかったため、美咲は少しだけ口角が上がったのだった。
弘世の位置は現在枕元。顔をやる時は真正面から見なくてもよいため、自分にとっても相手にとっても一番良いポジションだった。
「ん……男の子に顔触られてるの変な感じがする……それに、高梨の手……心地いい……なんで……?」
「なんでかわからないけど、皆そう感じるみたい。スキルのせいじゃないとは思うんだけど……もしかすると、自分の肌にもスキル使っているから、スベスベしてるのかも」
「ああ……それもありそう……んっ……あっ……耳っ……んぅっ♡」
艶っぽい声を出しはじめたのは、もちろん耳周辺に触れはじめてから。
首を引っ込めて、美咲はいつの間にか弘世の腕を掴んでいた。
「はぁ……んっ……熱い……顔が熱い……汗、かいてる……かも……臭かったら……ごめんっ……」
「大丈夫。俺……これでも女の子の汗、結構好きだから……というより、好きな男子、多いと思うよ」
「へん、たいっ……♡ たかなしの……ばかっ……♡」
美咲は現在、自分がどんな顔をしているのかわからない。
眉を寄せ、熱くなった顔を歪ませ、たまに白目になりそうになりながら、口は開けっ放し。
他の誰にも見せられないような顔をしていた。
「早瀬さん、先に背中側やる? それとも胸をやる?」
顔や首の施術まで終わらせた弘世がそう聞いた。
美咲は息が乱れていたが、なんとか答えた。
「――胸で……いいっ」
「じゃあ……お願いできる……?」
「高梨、外して……」
美咲は横を向き、汗まみれになっていた背中を半分だけ見せた。
弘世は美咲に言われるまま、ブラを外した。
「あぁ……あぁ……恥ずかしすぎて死にそう……これから高梨に……綺麗になるためとはいえ……」
「今からでも止められるよ? 俺は何度でも聞くからね」
「やめないっ……そんなの、決まってる……だから……高梨の手で、私をもっと綺麗にして?」
過去一真っ赤になった美咲の顔。
彼女はゆっくりと両手で隠していた手を下ろし、とても形の良いEカップ美乳をさらした。
美咲の乳首は、少し茶色がかっていて、『肌質改善』で良い色に変え甲斐のあるものだった。
「……やるよ」
「うん……うん……っ」
(何度経験しても、この瞬間は緊張するな……はじめての相手だから、そう思うのかもしれないけど……)
弘世はゴクリと息を呑み、目の前の胸へと両手を置いた。
「ひゃあんっ!?」
ビクッと震えた美咲。
触れただけでこうなるのは、他の女性たちと一緒だった。
故に弘世はそのまま円を描くように胸をさすっていく。
「あぁっ♡ これ……ぜったいダメっ……♡ 抗えるわけないっ……揉んでるわけじゃないのに……さすってるだけなのに……先端が……あっ!? 指に当たってる……っ♡」
美咲にとっては、これはもうえっちをしているも同義だった。
つい先日話したばかりのクラスメイト。あられもない姿をさらすことになるまでのスピードがとても早かった。
でも、ホクロについては本当に長い間悩んできた。それは本当だったから……。
「いやぁっ……敏感なのっ! そこ敏感なのぉっ!」
「やめる?」
「やめないぃっ! もっと……もっと触ってぇっ♡ 高梨の手で気持ちよくしてぇっ♡」
趣旨が変わっていた。
美咲の脳は気持ち良いことしか考えられず、綺麗になることは二の次だった。
でも弘世は真剣だ。いつでも真剣だ。
それが女性の大事な体を見る、そして扱う上で、弘世が決めている紳士的な考えだった。
「うぅっ!?」
そんな時だった。
突然弘世の左腕に美咲が噛みついたのだった。
(痛い……痛いけど…………これ、早瀬さんの性癖なのかな……噛み癖、みたいな……やめないって言ってるから、ここで手を離すわけにはいかない……なら――)
弘世は美咲に腕を噛まれたまま、施術を続けた。
「んぅっ♡ 気持ちいいっ!? いやぁっ……たかなしっ……気持ちいよぉっ♡ 熱い……硬くなってるぅ! わたし、おかしくなってるっ♡ あぁっ、変……体が変……中からなにかが……上がってくる……んぅっ♡ もう、わたし……これ以上……あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」
次の瞬間、大きな嬌声をあげた美咲は、ビクンと強く体を震わせ、腰を浮かせた。
「ん゙ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜っ!?♡」
つま先をピンとさせ、小刻みに体を震わせたあと、やっとのことで、弘世の腕から口を離した。
(めっちゃ歯型残ってる……)
弘世の左腕は、とんでもないことになっていた。
「早瀬さん、お疲れ様」
耳元で囁かれる弘世の優しい声。
それは、美咲の鼓膜と心をぶるっと震わせた。
「たかなしのこえ……すきぃ…………♡」
美咲の瞳はハートマークになっていた。