美容スキルでクラスの女の子を可愛くしたい【4/1第1巻発売】 作:pelca
さらに一週間が過ぎた。
その姿を見た人々は、思わず足を止め、振り返らずにはいられない。住宅街をただ歩いているだけなのに、その人物は通りすがる人々の視線を次々とさらっていった。
すらりと伸びた長身。背筋をまっすぐに保った姿勢は舞台俳優を思わせ、ラフに着こなしたジーンズ姿さえも洗練された雰囲気をまとわせていた。
その人物は目的の家の前でインターホンを押すと、出迎えた少女に案内されて中へ入る。二階に上がると、待っていた男子に軽く会釈をし、テーブルに腰を下ろした。
「――今日は、お願いします」
真剣な面持ちで口を開いたのは駿河晶だった。
背後に薔薇が咲き誇るかのような王子様めいた美貌はいつも通りで、その存在感は部屋の空気を一瞬で支配する。
そんな晶が弘世とひびきに、覚悟を込めて言葉を告げた。
「本当に、いいんだね?」
「はい。ボクの青春は今しかありません。その大半は陸上に捧げるものです。もしコンプレックスがなくなり、少しでもタイムが縮むなら……それだけで十分なんです」
澄みきった瞳に宿る決意は揺らぎがなかった。
弘世もひびきも、晶がどれだけ真摯に競技と向き合ってきたかを何度も目にしている。
施術には身を切る思いも伴う。けれど、終えた後に映る自分の姿に歓喜する者を、二人はこれまで何度も見てきた。そして、その変化は競技においても必ずや良い影響を及ぼす。
例えば、先日太ももの大きなホクロを除去したテニス部の早瀬美咲。彼女は心の重荷が消えたことで精神的にも大きな成長を遂げ、それがプレーに良い影響を与えた。
今回、晶の希望は胸を小さくすること。体重の軽減やフォーム改善といった効果もあるだろうが、弘世とひびきはそれ以上に、精神的な解放が大きいと考えていた。胸を気にせずに走れる――それはきっと、晶自身が思う以上の力になるはずだ。
「じゃあ、俺は一旦外に出てる。準備ができたら呼んでね」
「は、はいっ!」
晶の返事は凛々しくも緊張をはらんでいた。
「じっと見られるのも落ち着かないだろうから、私は施術中は外に出てるね。でも、もし嫌なことがあればすぐ言うんだよ?」
「わかってます。ひびき先輩の彼氏さんですから、信頼してます」
「……そう言ってもらえると安心だけど。改めて見てると、本当にすごいね……」
弘世が部屋を出た後、晶はためらいながら服を脱ぎ、ブラを外して上半身を露わにした。
ひびきの視線がその胸に注がれ、思わず感嘆の声が漏れる。
「あはは……うちは遺伝なんです。母も結構大きいんですよ」
「巨乳一家だったの……っ!」
思わず呟いたひびきは、駿河家が美形揃いであることを知っていたが、その上で恵まれた体型まで受け継いでいると考えると、もはや天の采配としか思えなかった。
「――弘世、準備できたよ!」
「っ……」
声をかけると、晶の頬は一気に赤に染まった。
「失礼するね……」
入ってきた弘世に、晶は背中を向けて胸を両腕で隠す。
「じゃあ、弘世。あとは任せるよ」
「うん。ひびきの大事な後輩だからね、任せて」
会話だけを聞けば何気ないやり取りにしか思えない。だが、すでに晶の姿は上半身裸――これからはじまるのは紛れもなくデリケートでえっちな施術だった。
ひびきが退室し、部屋には二人きりの空気が流れる。
「晶ちゃん。無理はしないで。必要なら目隠しもあるから言ってね」
「ボ、ボクは覚悟を決めてきました。それに……ここまでしてくださる先輩に目隠しなんて失礼です」
「俺のことは気にしなくていいのに……。でも、顔がすごく恥ずかしそうだから……」
「ちょ、ちょっと待ってください……! 深呼吸します。深呼吸したら、ちゃんと見せますから……」
すー、はー、と大きく三度息を繰り返す。
その背中は鍛えられた陸上選手らしいしなやかさを宿し、くびれは女性らしい柔らかさを帯びていた。
やがて呼吸を整えた晶が、意を決したように弘世の方へ振り返る。
「せ、先輩……お願い、します……っ」
「――――」
両手を下ろし、横を向いたままの表情。けれど、その胸は隠されることなく弘世の視界に収まった。
溢れんばかりのビッグメロン。手で覆うには大きすぎる豊満さで、乳輪もそれに見合う存在感を放っていた。わずかに日焼けした肌は白と褐色のコントラストを描き、晶の身体を一層艶めかしく見せている。
「な、なにか……言ってください……」
「えっ!? あ……その……晶ちゃんの悩みは、俺がちゃんと解決してあげる。だから少しだけ我慢してね」
「は、はい……」
ほんの一瞬、弘世は胸を褒めるべきか悩んだ。晶の瞳が期待を込めて揺れていたからだ。
けれど――軽々しく言葉にすれば、この覚悟を冗談のようにしてしまう気がした。だから弘世はあえて口を閉ざし、真剣さだけを返した。
「じゃあ、後ろから支えるからね」
「お、お願いします……」
至近距離で見る晶の肌は、透き通るように白く、きめ細やかだった。
緊張のせいか、首筋を一筋の汗がつうっと伝い落ちていく。
「最後に確認するよ。本当にいいんだね? 辛かったらすぐに言って」
「……いいです。絶対にダメだなんて言いませんっ」
「わかった。じゃあ、始めるよ――」
弘世は背後から晶の背中に寄り添い、その美麗な身体を抱きとめるように両手を胸へと伸ばした。
そして――
「――『脂肪燃焼』」
低く呟くと同時に、施術が開始された。
「――んっ、あっ……!」
溢れんばかりの胸に触れた瞬間、晶の口から女の子らしい声がこぼれる。
普段は凛とした王子様のような立ち居振る舞いをする晶だが、今は隠しきれない反応をさらけ出していた。
(本当に、触られてる……まさかボクが、男の人に触れられる日が来るなんて……しかも相手は、ひびき先輩の彼氏さん……。おかしな状況なのに、どうして……この手が心地いいなんて……? これもスキルのせい……?)
晶は頭の中を疑問でいっぱいにしながらも、心地よさに抗えなくなっていた。
一方で弘世も、必死に平静を保とうとする。
(な、なんだこの大きさは――! 肌質、弾力、柔らかさ……それに、どれだけの重さがこの胸の中に詰まってるんだ!?)
晶の胸を揉みしだきながら、驚きに包まれていた弘世。
触ったことのないその大きさは、常識を超えたIカップのドリームボイン。
手のひらでは到底収まりきらない巨乳を揉みしだきながら、弘世の心臓は早鐘を打った。
「あっ、んっ……も、揉まれてるっ……先輩の手が……あぁっ……」
「ごめんね、晶ちゃん。止めてほしかったら言ってね」
「続けて……最後までお願いします……隅々まで、小さくなるまで……っ」
絞り出すように言葉を返す晶の眉間には皺が寄っていたが、その瞳は諦めずに潤んでいた。
本来、晶は自慰の経験が一度もなく、自分の胸を弄んだこともなかった。
だからこそ、未知の感覚に身体は敏感に震え、強烈な反応を示してしまう。
「声が……止められないっ……あんっ!? ……先が……先っぽが……ああんっ!?♡」
金色のショートヘアが揺れ、晶は思わず天井を仰いだ。
弘世は後ろからしっかり抱え込み、乳首だけでなく胸全体を均等に揉みほぐしていく。
だが、巨乳ゆえの特別な体験があった。
(……下乳に、空間が……? 汗が、こんなに……!)
胸の下に生まれた空洞には、すでに汗が溜まり、弘世の指先を濡らしていた。
晶は真っ赤になり、必死に口を動かす。
「あっ、ごめんさないっ……汗が、たくさん汗がっ……」
「気にしないで大丈夫だよ」
「で、でもっ……私の汚い汗が、先輩の手に……あ゙あんっ!?♡」
(晶ちゃんは見た目に似合わず、自己肯定感が低いんだな……。少し、俺と似てるかもしれない)
弘世はそう心の中で呟きながら、施術を続ける。
数分後。終盤に差し掛かると、晶の身体が大きく震え始めた。
「あ゙っ、あ゙っ♡ ……なに、これ……体が……痺れて……っ♡」
微弱な電流のような快感が全身を走り抜ける。
晶はもう自分で立つこともできず、弘世の腕を掴んでしがみつくしかなかった。
「大丈夫? 続ける? あと一、二分だけど」
「つ、続け……あ゙ぁっ!? 続けてくだ……さいっ!?♡」
「わ、わかった……」
汗で濡れた胸は、オイルを塗ったように輝き、指先が滑るたびに晶は身体を震わせる。
先端は硬く勃ち上がり、晶自身もその意味を理解していた。
本庄若菜から耳にした知識が脳裏をよぎる――。
(ま、まさかっ……ボク……イッちゃうの!?)
「あ゙あっ……あ゙あっ♡ ……ん゙っ、ヤバっ……ダっ、ダメっ……これっ……ん゙ぅっ♡」
歯を食いしばって堪えようとしたが、涙が目尻からこぼれ、限界が近いのは明らかだった。
「あと少しだよ……頑張って……っ」
「ぜんぱいっ!? あ゙っ、あ゙っ♡ ボクっ、ボクっ……イ゙っ、イ゙ぅっ!?♡ ぎもぢっ……ごれっ……もうっ、我慢っ……イ゙グっ、イ゙グっ……」
絶叫と共に、晶の身体を強烈な快感が貫いた。
「ん゙ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜っ!?♡」
全身を仰け反らせ、白目を剥き、汗を飛ばしながら絶頂する。
王子様の面影は消え去り、ただ一人の少女が痴態を晒していた。
ジーンズの股間には、黒い染みがじわりと広がっていくのが見えた。
――施術、終了。
「晶ちゃん……終わったよ……」
「あ゙っ、あ゙っ…………」
力が抜けきった晶は、弘世の胸にもたれ掛かるしかなかった。
「ひっ、ひびきー!」
慌てて弘世が呼ぶと、ひびきが駆けつけ、ぐったりとした晶を抱きとめて服を着せる。
晶はまだ意識が朦朧としながらも、先ほどまでの余韻に体を震わせていた。