美容スキルでクラスの女の子を可愛くしたい【4/1第1巻発売】 作:pelca
時はゴールデンウィーク中まで遡る。
この日は弘世、ひびき、小春、霧乃の四人で高級旅館にやってきていた。
「まさか温泉チケットもらえるとはね〜」
「そうだね。こんなに綺麗でお洒落な旅館に来れるだなんて」
「私もお友達とくるのは初めてなので緊張しています」
実は少し前、四人は宍戸亜澄から温泉チケットをプレゼントしてもらっていたのだ。
そしてちょうどゴールデンウィークに全員の休みが合ったので、こうして四人で一泊二日の温泉旅館に来たという流れになる。
亜澄は命を救ってもらったことについて、恩を返しても返しきれないと言っており、今でもこうしてプレゼントを渡してこようとしてくるのだ。
他にも色々とプレゼントされているのだが、物によっては高額すぎて断ったものもある。ただ、温泉チケットに関してはひびきたちも目の色を変えたので受け取ることにしていた。
ちなみに亜澄は入院生活もあったが、高校を無事卒業し瑞希と遥と同じ大学に進学した。
「わー! お部屋ひっろーい!」
旅館に到着し、仲居さんに案内された部屋は四人が一緒に泊まることのできるちょっとした大部屋だった。二部屋が繋がっているような綺麗な和モダンな部屋で、木製のテーブルに座椅子、窓際には腰掛け椅子、大きなテレビだってあった。そして――
「露天風呂も付いてる!」
「ほんとですね……!」
窓の外のベランダ部分には四人が入れる大きなひのき風呂が設置されてあり、大浴場に行かずともお風呂に入ることができるようになっていた。
女性陣はその豪華さに目をキラキラさせて喜んでいた。
「ここの露天風呂は後で入ることにして……まずは大浴場で汗流してくるー?」
「そうしよう!」
「弘世くんとは別になりますけど……待っていてくださいね」
「うん、わかったよ。行っておいで」
まずは男女分かれてお風呂へ向かうこととなった。
◇ ◇ ◇
お風呂から上がると、四人は再び部屋で合流したのだが――
「皆……浴衣すっごい綺麗!」
浴衣姿になっていた三人を見て、弘世は目を広げて褒め言葉を送った。
「ふふ。でしょ〜」
「浴衣なんて着たのいつぶりだろう」
「髪も結っちゃいました」
三人はいつも髪を下ろしているため、こうやってうなじを見せるような髪型は弘世の前では初めてだった。
「良い! 髪型も似合ってる!」
「弘世、いつになく興奮してるね」
「だってさ……こんなに可愛い皆の浴衣姿を見られるなんて夢みたいだから!」
「褒めすぎじゃない? 嬉しいけど」
「もっと褒めてくれてもいいですよっ」
満足そうにニヤける一同。
そこでひびきが「あ、そうだ」と話を切り出し――
「ここ、卓球あるみたいだからさ、ご飯の時間まで卓球とかして、あとは館内見て回ろうよ」
「お、良いね」
ということで、まずは卓球をしに行くこととなった。
「――とう! おりゃ!」
「まだっ!」
「ていっ」
「きゃあ!?」
弘世・霧乃、ひびき・小春でダブルスを組んで卓球をはじめたのだが、やっていくうちにひびきと小春の浴衣の胸元がはだけていき、弘世の視線がそちらに奪われてしまう。
ラケット振るとその勢いでばいんばいんと揺れる谷間。こちらも負けじとピンポン玉を返すも、最後には決められてしまう。
「弘世くん……胸見すぎです」
「えっと……ごめん」
「やっぱり大きいのが良いんですね……」
「それもあるけど……霧乃だって良いもの持ってるよ。俺は霧乃のおっぱいも好きだから」
「だ、騙されませんっ。私のは卓球してもあんなに揺れませんし……」
他の二人よりも胸が小さいことを前々から気にしていた霧乃。弘世には体で喜んで欲しい部分のあるが、こればかりはどうにもならなかった。
「霧乃は顔がすっごい可愛いんだからさー」
「身長も高いしスタイルも良いし。校内一の美少女だよ?」
「でも……」
ひびきと小春にそう言われるも、納得はできていなかった。
「霧乃、大丈夫。何度も言うけど、霧乃のおっぱい好きだよ。形も色も綺麗だし……」
「わかりました。もうぐずぐず言うのは止めにします――ですが、次負けたら罰ゲームです」
「へ?」
弘世がひびきと小春の胸に目を奪われた結果、負けた。なら、そうはならないようにしてほしいと。再びゲームが始まった。
――結果、弘世・霧乃チームは敗北した。
「罰ゲーム何にしましょうか」
「いやいや、霧乃も一緒のチームだったよね!?」
「罰ゲームです!」
有無を言わせない圧だった。
「……思いつかないので、飲み物奢ってください」
「それくらいならお安い御用だけど……」
「私コーラ!」
「じゃあお茶で!」
「私はお水でお願いします」
「なんでひびきと小春も……まあいいけど」
ジト目を送った弘世だったが、ゲームには負けたので静かに言うことを聞くことにした。
そうして卓球場には三人が残ることになったのだが――
「おいおいおい。こんな所に可愛い子ちゃんが三人もいるぞ」
「うっひょー」
「ねえねえ、俺たちと卓球しない? んで、負けた方が罰ゲームってことで!」
チャラそうな三人組が突如としてやってきたのだ。
「うわ〜だる。高級旅館でもこういうのがいるのか」
「ひびきちゃん、どうする?」
「………………」
見た瞬間嫌悪感を見せる三人。
しかし、チャラ男たちはどんどんこちらに近寄ってきて、勝手に卓球のラケットとピンポン玉を取ったのだ。
「ほら、君たち早くやろうぜ。あ、もしかして負けるのが怖いとか? あははっ」
「言わせておけば……っ」
「ひびきちゃん! 乗ったらだめだよ!」
相手の挑発に乗りそうになっていたひびきだが、小春が静止する。
しかし、このままでは面倒なことになりそうだった。
「――良いでしょう。私がやります。ただし、五点勝負です」
「おっ。一番可愛い君が相手か。へへっ。負けたら罰ゲーム、わかってるよな?」
「ええ。わかっています」
こうして、霧乃VSチャラ男が卓球勝負をすることになったのだ。
「じゃあ行くぞ〜オラァっ!」
「――はい」
「そんな弱々の球じゃっ――あれ?」
霧乃が軽く球を返したところ、大振りしたチャラ男が一点失った。
「おいおい。何手加減してんだよ」
「ちゃんと勝ってくれよな〜」
「お、おう……」
相手は何が起きたのか理解できていない。
霧乃が冷気を操作し、球の軌道を変えていたことなど、誰も分かりやしなかった。
そうして霧乃は続けて三点とっていくことになり、四対ゼロのマッチポイント。
「罰ゲーム、受けてもらいますから」
「あ? まだわかんねーだろうが」
(もし負けたとしても、適当に言いくるめてやるぜ)
チャラ男はどうあっても言うことを聞かせたいようで、このゲームで負けても良いと思っていた。
「じゃあ最後です」
「こいよ」
「――はい」
「どりゃあ!」
しかし、チャラ男のラケットに球は当たることなく、霧乃のサーブだけでゲームが終了してしまった。
「…………私たちの勝利ということで、罰ゲームを受けてもらいます」
「はんっ。そんなのどーでも良いぜ。俺たちの言うこと聞かないと恐ろしいことになるぜ?」
「――――」
チャラ男がそう言った瞬間だった。
「うぎいいいいいっ!?」
試合をしていない別のチャラ男が突然叫びだしたのだ。
「おい、どうした?」
「こ、股間が……っ」
「うぎゃあああ!?」
「お前まで!?」
続いてもう一人のチャラ男までもが叫び、その場で床に転げ回ることになったのだ。
「どうしたんですか? 恐ろしいことになるんじゃなかったんでしょうか?」
「て、てめえ何か――ぐあああああっ!?」
しかし残った一人のチャラ男も言葉が続かず、股間を押さえながら床に倒れ込んだ。
「き、霧乃……まさか?」
「氷漬けにしました。……まあ三十分も経てば溶けるようにしましたので。その後使い物になるかはわかりませんけど」
「それはそれは……」
すると霧乃はチャラ男の一人が持っていた部屋の鍵を抜き取る。
「部屋番号覚えました。フロントに報告させていただきますね」
「ぐ、ぐおおおおおおっ!?」
霧乃の言葉などもう聞こえていないのか、チャラ男たちはその場で苦しみ続けていた。
「行きましょう」
「う、うんっ」
「待ってえ〜」
三人は卓球場から出た。するとちょうど人数分の飲み物を買ってきた弘世が向かいから歩いてきた。
「弘世くんっ!」
「うわあっ」
霧乃が弘世を見つけた途端胸に飛び込み、その衝撃で床にペットボトルが散らばってしまう。
「こ、これはどういう……?」
「あ〜、色々あったの。まあ霧乃も少し怖かったんじゃないかな」
「うん。でも霧乃ちゃんすっごくかっこよかったんだよ」
「そっか……よしよし」
「弘世くん……っ」
よくわからないが、弘世は霧乃の頭を優しく撫でてあげた。霧乃は嬉しそうに顔がとろけていった。
「じゃあこれ」
弘世は落ちたペットボトルを拾い、それぞれに渡した。
「ありがとー。卓球で喉乾いたし、早速のも〜っ」
「ちょっ、ひびきそのままだと――」
――ぶしゃああああ!
「あ…………」
キャップをひねった瞬間、泡立ったコーラが噴出し、ひびきの顔にかかってしまったのだ。目の前で床に落ちたのを見ていたはずなのに。
「べたべただぁ…………」
「浴衣もう一着借りて来よっか」
ひびきは再びシャワーを浴びることになった。
その後は館内を色々と回り、お土産などを見ていった。そのお土産をひびきが買ったのだが、家に持ち帰るのではなく、部屋の中で食べる用だと話した。
そうして部屋に戻ると豪華絢爛な懐石料理が運ばれてくる。
「うわっ、何これすごっ! ぷりっぷりの海老! お刺身! お鍋!」
美味しそうな海鮮がこれでもかと詰まった料理が並べられ、口の中に涎が溜まってくのが感じられた。
座椅子に座り食事が開始されると、頬がとろけるような美味に舌鼓を打った。特に茶碗蒸しが濃厚で、全員が美味しいと話していた。
「大人だったらお酒とか飲んでもっと気持ちよく食べられたのかな〜」
「そうかもね。早く飲めるようになりたいね」
「でも飲んだら、前みたいになりそう……」
「アルコールパニック…………」
思い出されるのは、亜澄の快気祝いでブランデー入りのチョコを食べた後だ。
弘世以外とんでもない痴態を晒していたが、お酒の怖さを知った出来事でもあった。
◇ ◇ ◇
「――じゃあ、入ろっか」
料理が片付けられた後、少しゆっくりしてから四人は部屋の中で浴衣を脱ぎ、タオルを巻いてからベランダへ続く扉を開けると、そこには二重構造になった部屋——浴室が設置されてあった。その構造から一概にベランダとは言えないが、ともかく外の景色も見つつ露天風呂にも入れるという構造になっていた。
四人とも軽く体を流してから、同じひのき風呂の湯船に浸かる。
「ああああああ〜〜」
それぞれが露天風呂の気持ちよさに声を上げた。
大浴場とはまた違う感覚。特に弘世と女性陣が三人一緒になってお風呂に入るのは初めてだ。一対一ではこれまでにも何度かあったが、今回は全員が一緒。その時とはやっぱり違うのだ。
「弘世どうしたのさ〜、皆と一緒にお風呂に入って緊張してるー?」
ひびきがニシシと笑いながらそう言った。
「い、いや……だってさすがに……凄い光景だなって」
美少女三人と一緒にお風呂に入れる高校生はどれだけいるのだろう。
全員が綺麗な髪をしていて、赤ちゃんのような肌を持っている。当初目立っていなかった小春もコンタクトにしてからは、美少女だと持て囃されるようになったようで、彼女らの環境だって変わってきているはずだが、それでもずっと近くにいてくれている。
「だってさ、小春?」
「弘世くんはハーレム王だね」
「そんなつもりは……皆だって合意の上の関係でしょ?」
「私はひびきちゃんが許してくれている限りはずっと皆さんと一緒にいたいです」
「そんなこと言われたら一生だめって言えないーっ」
「なら言い続けますね。ふふっ」
ひびきが許してくれているからの関係。弘世を独占したい気持ちはもちろんあるけど、もうこの関係に慣れてしまっているし、居心地も良い。ひびきだって、このままの関係性が一番好きになっていた。
「ほら、そっち詰めて」
「わ、わ……」
するとひびきが弘世の方へ近づき、反対側にいた小春も近づいてくる。すると霧乃が立ち上がり、弘世の後ろ側へと移動した。
「どう? 裸の女の子に囲まれてさ?」
身長の大きい霧乃の柔らかい体が背中にぴたりと触れる感触。左右からはひびきと小春が弘世の腕をとって自分の大きな胸の間に挟めていた。
「そんなの……最高以外の言葉、あるわけないよ」
「ふふ。だよねっ」
ひびきが嬉しそうに微笑み、そして弘世の頬に軽くちゅっとキスをした。
「ひびき……」
「どうする? お風呂でしちゃう?」
ひびきにそう言われ、弘世は小春と霧乃の顔を確認した。
するとその瞬間に二人からもキスをもらうこととなった。
「いいよ」
「私もです」
「じゃあ――」
弘世は向き直り、ひびきの胸から飛び込み、むしゃぶりついた。
温かいお湯のなか、すべすべの肌を水滴と共に舐めあげていく。
薄ピンクの乳首をちゅぱちゅぱと口に含むとすぐに硬くなり、ひびきも声を漏らしていった。
一方で他の二人は弘世に密着しながら彼の乳首を指でコリコリと弄りながら、反対の手で息子を動かす。
「ひびき……」
「うん……」
互いに見つめると、優しくキスをし、舌を絡めはじめる。
弘世の両手はひびきの乳房の上にあり、くにくにと乳首を弄っている。
「ん……んちゅ……んぅ……んっ……はぁ……」
しばらくキスを続けたあとは、浴槽の縁にひびきを乗せる。そのまま股を開かせると弘世は顔をうずめた。
ちゅぱちゅぱと水音を立てながらひびきの秘部とクリトリスを舐めていくと徐々に愛液がお尻にかけて垂れていくのが見えた。
「弘世……欲しいな」
瞳を震わせながら、顔を紅潮させるひびき。
縁に手をつけると、きゅっとした可愛いお尻を弘世のほうへと向けた。
「挿れるよ……っ」
「ん゙んっ♡」
既に膨張していた息子を押し付けると後ろからずぷぷとひびきの膣内へと侵入――熱と愛液に包まれていく。
しっかりと全て呑み込まれると、静かに息子を動かしはじめた。
ずちゅ、ずちゅっと接触音が響き渡り、それを見ていた小春と霧乃も自らの秘部を弄り始める。
「あぁっ♡ 弘世っ……好きっ♡ 後ろっ……いいっ♡」
動きに合わせてぶるんぶるんと揺れる大きな二つの胸。
次第にぱちゅんぱちゅんと音が強くなると弘世の息子への刺激が強くなる。
「あ゙あんっ!? お尻っ♡ それズルいっ♡ 叩くのズルいっ♡」
弘世はひびきのお尻をべちんべちんと叩きはじめると丸いお尻が段々と赤みを帯びていく。
ひびきは叩かれる度にビクンビクンと体を震わせた。
「ひびき! もうそろそろ……っ!」
「あ゙んっ♡ あ゙んっ♡ きてっ!」
お尻を鷲掴みにした弘世は、思い切り股間を叩きつけ、膣奥まで息子を押し付ける。
動きが激しさを増し、ついには弘世の息子から精が放出される。
「くうぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜んっ♡」
犬の鳴き声のような喘ぎ声を上げながらひびきは体を仰け反らせ、盛大に絶頂した。
「じゃあ次は私ね」
「どうせならあちらにバスタオルを敷いてしませんか?」
「そうだね。そうしよう」
ひびきが浴槽の中で休んでいる間、小春と霧乃はバスタオルを床に敷いて、そこに弘世を寝かせた。
後は二人一緒に弘世の顔面に乗ったり、息子を好きなようにしたり、楽しむことになった。
――その後、汚した体も洗って綺麗にした四人は再び浴衣を着て、並べられてあった和布団の上に寝転がった。
「気持ちいい〜。すぐにでも寝られそう……」
「ちょっと小春〜夜はまだまだ長いよ〜」
「そうだけど……一休みしたいな」
「ふっふっふ」
するとひびきが持ってきたリュックからトランプを出し、それを目の前に置いた。
「ここに、脱衣ババ抜きの開始を宣言する――!」
「ひびきはゲーム好きだなぁ〜」
「いやいや! 旅行に来たらトランプでしょ! でもそれだけじゃつまらないからさ!」
「私、こうやって率先して遊びを提案するひびきちゃん好きです」
これまでも、四人一緒にいる時は、いつもひびきが何かを提案して行動を起こしてきた。ひびきは四人の中でも中心的存在だ。
「でも脱衣って言っても、俺浴衣とパンツの二枚しかないんだけど?」
「弘世は二回負けたら裸だよ」
「なんで!?」
「で、私たちは右ブラ紐、左ブラ紐、ホック、パンツ、浴衣で五枚ね!」
「ずるくない!?」
「弘世一人が裸のまま続けるのがいいんじゃん」
「風邪引きそう……」
そうして脱衣トランプが始まった。
「あ、そうそう。旅行と言えばさ、『ダンジョン観光』に興味ない?」
「ダンジョン観光かぁ……」
「今の弘世ならさ、純粋に楽しめるんじゃないかなって」
「確かに……皆が一緒なら楽しめるかも……」
ひびきが提案した『ダンジョン観光』。
それはCランク以下のダンジョンに関して、それ以上のランクを持つ冒険者の付き添いで、十六歳以上の一般人がダンジョン内を観光できるという、近年人気の旅行業の一種だ。
ダンジョンに入るには、『ゲート』と呼ばれる時空の扉を通るのだが、ダンジョンの最奥のボスを倒すと消える『ゲート』をボスを倒さないことでわざと残し、いつでも中に入れるよう日夜管理している。
ダンジョン内部の構造や地形は様々で、日本にいるのに海外にいるような景色も堪能できたりするため、移動が少ない旅行としても人気になっている。
また、『ダンジョン観光』は日帰りだが、『ダンジョンキャンプ』という一泊までの泊まりのプランもあったりする。その場合は護衛の冒険者の数も多くなり、大勢を連れてはいけないが、冒険者ではない人々にとっては、興味をそそる内容だ。
「ま、考えておいてよ!」
「うん…………!」
ひびきはいつも弘世のことを考えている。
今はもうほとんど気にしていない冒険者になれなかったこと。でも、どこかで向き合う機会を作らないと何かの拍子に秘めていた想いが爆発してしまうのではないか。そう思っているのだ。
ずっと避け続ける方法もあるだろう。
でも、後ろ向きでいる人生よりも前に進むことを選択した人生の方が明るいのだと思っている。
「ひびきはいつも眩しいね。ありがとう」
「ふふ。真っ裸の弘世に言われてもね」
「残りパンツしか残っていないひびきだって」
脱衣ババ抜きにより弘世は全裸、ひびきはパンツを残すのみとなっていた。
ちなみに小春は片乳を丸出しで、霧乃はなぜかブラだけしてパンツを履いていなかった。
「さあーて。最後の勝負――」
そうして脱衣ババ抜きも終わり、夜も良い時間になってゆくのだが――。
現在の室内は常夜灯のみ。薄暗い電球の明かりだけがぼんやりと視界を照らしている。
「弘世……」
「うん」
「浴衣、脱がすよ……」
「うん……」
四つの布団をくっつけていた四人。小春と霧乃は既に寝てしまっていて、ひびきがこっそりと弘世の布団に侵入。
浴衣の帯を取り、彼の胸元に自らの舌を這わせた。
「ん……ひびき……」
「いいよ……触って」
ひびきも自分の帯をはらりと取り払うとそこには彼女の大きな乳房が露出していた。下着は今身につけておらず、薄暗い明かりでも十分にそれが確認できた。
「浴衣から見えるおっぱいって、なんか良い……」
「ふふ。ほら、触って……」
弘世はひびきの乳房に手を当てると、こねくり回すように撫でていく。温泉に入ったからか、今日のひびきの肌はいつもよりすべすべだ。
「ん……♡」
声を漏らしはじめたひびきは、弘世の顔に近づいて口づけをした。
柔らかな唇が接触し、そのまま舌までもが口内へと侵入。互いの唾液が絡み合い、淫靡な水音が聞こえてくる。
「んっ……好き……弘世好きっ……んぅっ♡」
「俺も……だよ……っ」
そうして、互いにはだけていた浴衣を全て脱がし、パンツのみの姿となった。
今度はひびきが下になり、弘世が上へ移動。攻守交代だ。
弘世はひびきの首元へと舌を這わせていき、そのまま上へ上がると耳をぱくっと咥える。そのまま蛇のように耳の内部を舌で蹂躙すると、ひびきから強めの声が上がった。
「あっ!? ……そこっ……あぁっ……だめぇっ♡」
しかし、その声が大きすぎたのか、さすがに気づかれてしまうのだった。
「ちょっとひびきちゃーん?」
「三人で一緒にいる時は、抜け駆けしないって言ったのはひびきちゃんですよ?」
小春と霧乃が目覚め、ひびきの下へとやってくる。
「あ……ごめ……んっ……でも……っ♡」
しかし二人が近づいても弘世の動きは止まらなかった。
それを見た二人は、アイコンタクトをし、通じ合う。
「これは抜け駆けした罰だね」
「そうです。罰です」
すると、互いに浴衣を脱ぎ捨て、ひびきへとすり寄った。
そして小春はひびきの胸元へ。一方の霧乃はひびきのパンツを下ろしていく。
「弘世くん……スキル、発動してもらえるかな?」
「わかった」
「弘世……?」
「――スキル『肌質改善』」
スキルを発動した状態でひびきの体に触れた弘世。次第にその感覚が体全体に伝わっていき、敏感になってゆく。
「あんっ♡ だめっ……皆一緒は……だめなのぉっ♡」
弘世だけではなく、小春と霧乃までもが手や舌を使ってひびきを攻めはじめた。
「今日はひびきちゃんをたくさん気持ちよくしてあげるからね」
「そうです。抜け駆けしたんですから……疲れ果てるまで……」
「ちょっ……だめっ♡ もう、もう……っ♡」
夜はまだまだ長い。
常夜灯と弘世の手の淡い光だけがその場を照らし、たった一人を相手に三人は天国へと誘っていった。