美容スキルでクラスの女の子を可愛くしたい【4/1第1巻発売】 作:pelca
「弘世くん。いいよ、こっち向いて」
「うん……」
弘世はごくりと息を呑み、ゆっくりと振り向いた。
制服姿のままのひびきの隣——ベッドの前に立っていたのは下着姿になっていた小春だった。
右腕で左腕を掴み、恥ずかしそうにもじもじしている。そのせいで胸がぎゅっと寄せられているが、本人はそれどころではない。
「————っ」
小春は肌が色白でそして思いの外胸が大きかった。もしかするとひびきよりも大きいかもしれない。着痩せするタイプのようだった。
そして現在は腕の包帯も外しており、体には複数の痣があった。腕だけではない。肩、お腹、太もも……至る所に青黒くなった痣が見えた。
難しい感情だった。
見れば男を虜にしそうな体型でありながらも、その痣が原因で痛々しく思えてしまう。
「弘世、小春を治してあげて」
「わかった……じゃあ小春、横になってもらって良いかな」
「うん」
促されて小春はひびきのベッドへと横になる。
下着しか身に着けていない小春が仰向けになると、重力で巨乳が潰れより目立った。
「一応聞いておくけど、触れたら痛いところってある?」
「左腕だけは少し痛いかな……でも他のは昔のだから、それほど痛くないから大丈夫だよ」
「今回はさするだけだから痛みはないと思うけど……スキルの反動だけは我慢してもらわなくちゃいけない」
「大丈夫、それも聞いてるから」
やる前に念の為小春に確認する弘世。ベッドの横に座り、安心を与えるように声も抑えている。
弘世は小春に男性恐怖症がないとしても、それを呼び起こさせることはしたくなかった。だからDVの男性像を想像してそれとは真逆のことをしようと思ったのだ。
「あと、これはひびきにも伝えようと思ってたんだけど、多分スキルの効果が出るまでの時間、早まったと思う。施術時間も一箇所七、八分で行けると思う」
「え、そうなの!?」
「うん。だから反動の時間も減るはず」
「私はそれ、喜んでいいものなのかな?」
「多分……?」
「ふふ、なにそれ。でも、期待してるから……お願いします」
思わぬ弘世のギフトの変化報告。
反動が減るということは、体の火照りや部位が敏感になってしまうという時間も減るということだ。特に初めてスキルを受ける人には良いのではないだろうか。弘世はそう思った。
そうして、ベッドに上がり込むと、小春の足元へと近づく。
一瞬小春はビクッとしたものの、「大丈夫」と言って弘世にスキル発動をお願いした。
「じゃあ行くよ――スキル『肌質改善』」
言うと弘世の両手に光が宿る。そのまま小春の膝から下の部位に手を当てて、少しずつさすっていく。
「ん……温かい……これなら、大丈夫そう」
「じゃあ続けていくね」
制服のシャツの腕を捲り、優しくさする弘世。ひびきで慣れたのか、その動きは滑らかで淀みない。マッサージの仕方などわかるわけもないが、スキルの使い方は勝手に脳内にインストールされている。だからその動きに合わせるだけだ。
横ではひびきがスキル発動の様子を見ている。
すると軽く息を吐いたあと部屋の扉へと向かった。
「大丈夫そうね。一時間後くらいにまた様子を見に来るから、弘世……頼んだわよ」
「え、いなくなるの!? ……わかったよ」
「ひびきちゃん、ありがとう」
「それと、我慢できなくなったら……我慢しなくて良いと思う。弘世のことは信頼して」
「? ……わかった」
まだ、反動の実感がない小春にひびきはアドバイスする。
このあと小春に待っているのは、ひびきがこれまでに体験したことだ。それは、別のことをしているのではないかと勘違いしてしまう状態になること。
小春はそれに耐えられるだろうか。ひびきは心配しながらも、弘世のことは信頼している。ずっとここにいてもしょうがないので、リビングで時間を潰すことにした。
◇ ◇ ◇
「小春……足、ごめんね……」
「ひゃんっ!? あぁ……だめっ……だめじゃないけど……あぅっ!?」
弘世は小春の股を開かせ、内側から外側まで痣の全体からその周辺までをさすっていた。まだ会うのが二回目の人にさせるような格好ではないが、しっかりと全体をさするにはしょうがない格好だった。
鼠径部という際どいラインに触れられどうしても反応してしまっていた小春は両手で枕をぎゅっと掴んで耐えていた。その恥ずかしい体勢や弘世の手から伝わる感覚には、声を出さずにはいられない。
「小春……頑張って……必ず治して見せるから……!」
「あぁんっ!? 弘世、くん……熱い……熱いよぉ……っ」
じっとりと小春は体に汗を掻いてきており、その汗により肌が光って見える。色っぽく見えてしまうのだ。しかし弘世は邪な感情を向けないように自分を制する。
太ももが終わると特に痣の範囲が広いお腹へと移動した。
近くで見るとより痛々しい。しかし弘世は治したい一心でお腹をさすり始める。
「んっ……お腹も……温かいけど……これ……っ……犬みたい……私、犬みたいに撫でられてる……っ♡」
弘世は考えた。揉むのとさするのは、どちらがより感じてしまうのか。
感じなくて良いやり方を選びたいが、スキルの仕様でそれは決まっているため変えられない。
小春の表情も艶っぽくなっており、はじめ見た時よりもずっと色気が出ていた。
すぐ上には大きな胸が体の動きと共に揺れるし目に毒だ。けど、ひびきのためにも邪念はできるだけ捨てるよう努力した。
その後、両肩や両腕もなんとか終わり、一息ついた。
「小春、前側は終わったけど、後ろ側も痣あったりする?」
「はぁ……はぁ……あるぅ……っ」
息を切らしながら小春はゴロンとベッドの上で回転。
すると汗ばんだ背中が見えた。ひびきのようにぎゅっとしたくびれではないが、全体的に痩せている。それなのに胸だけは大きいとは、どんなスタイルなのか……。
小春のお尻は小ぶりだった。きゅっと引き締まっていて、余計な肉がない。これは人の趣味によるが、弘世はきゅっとしているお尻も良いと感じていた。
(いやいや……っ。お尻のことなんて考えたらダメだ……集中っ)
頭をふりふりし、再び邪念を吹き飛ばす。
しかし、観察するとなんとそのお尻に痣があったのだ。恐らく蹴られたのだろう……。
「小春、お尻に痣があるんだけど……だ、大丈夫?」
「やって……お願い……ここまで来て中途半端になんてできない……私も我慢するから……っ」
「わかった……!」
小春の覚悟を受け、弘世は手をお尻へと伸ばす。
背中同様に少し汗ばんだお尻は、ひびきよりも脂肪が少ないためか、上に持ち上がっている。ただ、やはりというか男の自分とは違い、あまりにも柔らかい。脂肪が少ないのに柔らかいのは、弘世にとっても新感覚だった。
「んんっ♡ ……お尻……やばいっ……んっ!? ……これ……十分もやるの……? おかしく、なっちゃう……っ♡」
「小春……頑張れ……っ」
うつ伏せになった小春は枕に顔をうずめ、ビクンビクンと体を反応させる。
室内には小春の喘ぎ声が響いており、そしてそれは、扉の外まで聞こえていた。
「――小春……あんな声出してっ…………弘世だって……あんなに触ってる……」
弘世は集中して気づかなかったが、ひびきは部屋の扉を少しだけ開けて、ずっと二人の様子を見ていた。
壁際に背中をつけ、スカートを捲り上げて右手は自分のパンツの中。自分の親友が自分の好きな人と治療とは言え、あらぬところに触れている。
ひびきの中で色々な気持ちが混ざり合い、結果的に興奮していた。
「えっ……まさか……小春……?」
そんな時、小春に変化があった。
「ひっ、弘世くん……っ……お尻……お尻ぃっ……♡」
「小春……頑張れ……あとほんの少しだから……っ」
「ち、ちが……そういうことじゃ……これっ……違うのっ……あっ……だめっ……あっ……ん〜〜〜〜〜っ♡」
それは、お尻へのスキル発動がちょうど終わった時だった。
小春の体が大きく跳ね、ビクビクと震えたと思えば、その痙攣がしばらく続き、最後には気を失ったように動かなくなった。
小春は一時的に施術を止めてもらおうと思ったのだが、弘世はそれに気づかなかった。だから小春は逃げることができず、そのまま受け入れてしまったのだ。
「……あれ、小春? 大丈夫?」
「だい、じょば……ない………………っ♡」
恍惚な表情で果てていた小春。徐々に弘世は自分が何をしでかしたのかに気づいていく。
(えっ……えっ……まさか、小春……ひびきはスキル発動ではこうはならなかったのに……)
痣はお尻で最後だった。
弘世は額の汗を拭うと、立ち上がりひびきを呼びに行こうとした。
(や、やば……っ! こっちくる!)
まだひびきは壁に体を預けながら下半身を弄っていた。
だから、すぐにでも立ち上がりリビングへ戻ろうとした。しかし、どうやっても間に合わなかった。
——ガチャリ。
ドアノブが回され、弘世が外へ出てきてしまう。
「ひび、き……?」
「あ……あははは………………何もしてない、よ?」
ひびきのパンツはスカートの下。膝辺りまで下ろされてあった。
それを見た瞬間、弘世は察した。いや、弘世以外でも察することはできただろう。
「なんか、ごめん」
「っ……謝らないで〜〜〜っ!?」
例え、何度も体を重ねた相手だとしても、そういう行為を見られるのは恥ずかしいだろう。
◇ ◇ ◇
「……………………」
しばらくして三人はテーブルを囲んでいた。
弘世の手で天へ登ってしまった小春。自慰を見られたひびき。どう反応して良いのかわからない弘世。
恥ずかしさで互いに顔を伏せ、どう会話を切り出そうか悩んでいた。
ただ、静寂を破ったのは弘世だった。
「小春……効果が出るまでの時間が短くなったとはいえ、週に二回……これを四週間は続けないといけない……大丈夫、かな?」
「う、うん…………また、私は……っ」
小春は顔を両手で隠したまま話していた。
次も同じことをされるのだと想像し、恥ずかしくなったのだ。でも、痣を綺麗にするためにはやらなくちゃいけない。小春にはやめる選択肢はなかった。
「じゃ、じゃあ今日は帰るね。本当にありがとう……弘世くんはひびきちゃんとゆっくり……ね?」
「あ、あぁ……」
「小春、玄関まで送る」
小春が立ち上がり、それを追いかけたひびきが玄関まで一緒に歩いていく。弘世は部屋に残ると、ひびきが戻るのを待った。
「えっと……私が言ってた意味、よくわかったでしょ?」
「我慢しなくてもってことだよね……我慢どころか、あんなの耐えられる方がおかしいよ。ひびきちゃん、あれを一ヶ月もやったんだよね?」
「まぁ……そうなるね。だから綺麗になったわけだけど……私も恥ずかしい姿を見られちゃってるから……」
その流れで我慢できなくなり、弘世を襲ったのだが……。
でも当の弘世は邪念があったとしても真剣にやってくれていた。結果、ひびきはナイスボディを手に入れたのだ。
「なんだか、弘世くん……役得だね。女の子のあんな姿を見られるなんて」
「もう……ほんとだよ……でもあいつはあいつなりに頑張ってやってくれてるからさ……」
「わかってる。だからひびきちゃんは好きになったんだよね」
「っ……もう……(私は小春がいつ弘世を襲うかどうかが一番心配だよ)」
正直、ひびきは小春が弘世をあのまま襲ってしまってもしょうがないと思っていた。自分が我慢できなかったことを他の子に我慢してとは言えないのだ。
「ん、なんか言った?」
「んーん! 気をつけてね!」
「うんわかった。それじゃあ」
小春を見送ると、ひびきは家の中に戻った。
自室の部屋の扉を開けると、テーブルの前に座っていた弘世。スキル発動で疲れたのか、少々ぐったりしている。
「おかえり」
「っ——弘世っ!!」
「えっ!?」
弘世の顔を見た瞬間、ひびきは我慢できなくなり、そのまま彼に飛びついた。
飛びつき、抱き締めたかと思えば、腕を引きベッドへを押し倒す。
「ちょ、ひびき!? 俺……疲れて……っ」
「ごめん……我慢できない……瑞希姉のせいでお預けにされた分……そしてさっき小春の様子を見ちゃった分……だから——」
「いや……わからなくもないけど、俺汗掻いてちょっと臭く——んぅ!?」
もうほとんど弘世の話は聞いていなかった。
強引にひびきは弘世の唇を奪い、熱い舌をねじ込んだ。
「ちょっ、ひび……っ……んっ!? 一旦とまっ……んぅっ」
「弘世っ……弘世っ……んっ……んぅっ……はぁっ……弘世っ……♡」
ひびきは止まらない。
弘世は小春の施術によって疲れており、抵抗する力はもう残っていなかった。ひびきと初めてをした時のように強引にされていく。
でも、弘世も嫌ではなかった。疲れて思考が追いついていないだけで。
そのままひびきは制服のシャツを脱ぎはじめ、弘世のシャツもボタンを弾き飛ばさん勢いで脱がしていった。
「――ひびきっ……俺っ……もうだめだっ……!」
「いいよっ♡ いいからっ♡ 全部
貪るように弘世の体を快楽へ誘っていたひびき。
既に数十分が経過、いよいよ弘世の息子も限界にきていた。
施術の過程で何度も挿れてきたひびきの膣内。
トロトロでドロドロで、熱い肉壁に絡め取られ、吸い付き離れない。
今日は弘世のスキルを使っていないため、ひびきの体力は十分に余っていた。
そして、最初した時に感じた破瓜の痛みなど、とうに感じていない。
だから、ハンマーのようにお尻を叩きつけて弘世の息子を限界へと追いやっていく。
「ひびきっ……ひびきっ……! 俺、俺……っ! んぅ〜〜〜っ!?」
「イッて! 思い切りイッて……! 弘世っ、弘世っ……んん〜〜〜〜〜っ♡」
最後イク直前、ひびきは弘世の唇を塞ぎ、舌を絡めた。
その瞬間、弘世の息子は白濁液をどぴゅっと放出し、ひびきの子宮へと思い切り注ぎ込んだ。
ドクドクと子宮内に溜まっていく弘世の精液。
熱いそれを全て吸い尽くすように、搾り取っていった。
「はぁ……はぁっ…………ひび、き……」
「はぁ……はぁ……弘世…………いっぱい
互いに息を切らしながらも、満足そうな表情で事を終えた。
しかし――
「まだ、できるよね?」
「ぇ――――」
小春の様子を目にしたせいか、今日はいつにも増して興奮していた。
そのせいでひびきの昂ぶりは一度きりでは鎮まらず、この後もなお、弘世を求め続けた。
◇ ◇ ◇
一人、帰路についていた小春。
歩き方はゆっくりで、少しだけふらついている。顔はまだ火照っているのかほんのり赤い。
「パンツ……濡れちゃってる……」
制服を着直す時に気づいた。自分のパンツがぐしょぐしょになっていることを。
学校帰りなので、替えなんて持っているわけがなかった。
「私のことなのに、毎回ひびきちゃんの家でやるのは迷惑だよね……でも、私の家は弟もいるし……弘世くんのお家はだめなのかな……」
自然と小春は弘世と二人きりで施術することを考えていた。それはひびきにとって望むことではないが、言えばひびきは許すだろう。
「それに弘世くんの手、全然嫌じゃなかった……初めて男の人に触られたのに、どうしてだろう……これもスキルの影響……? それとも——」
長い間体中をまさぐられ、絶頂させられてしまった……からなのか。
それを思い返すと再び恥ずかしくなってしまう小春。
誰に見られているわけでもないのに、周囲を確認し、急いで駅へと向かった。