完全解呪のプリースト〜状態異常完治スキルで呪われた美少女を救うたび、俺への依存度がカンストしていく件〜【7/24第2巻発売】 作:pelca
雲の上を泳いでいるみたいに、ふわふわとした感覚。
優しくて、とろけそうで、ただただ心地いい。
こんな気持ちにさせてくれる人は、たった一人。
セイラ様とは違う。
ボクを――女の子にしてしまう、ずるい人。
ある日、校長先生からお願いをされた。
男の子をボクの部屋のルームメイトにしてもいいか、と。
校長先生はもちろん、ボクの素性を知っている。
それでも勝手に決めず、ちゃんとボクの意思を確認してくれた。
教会学校に入学してから五年。
ボクはずっと一人だった。
クラスメイトとはそれなりにうまくやれていたと思う。
けれど、ルームメイトがいない生徒なんて、基本的にはいない。
少しだけ――寂しかったのかもしれない。
だから、相手が男の子でも構わないと答えた。
これは生徒の中ではボクしか知らないことだけど、彼はミシア教会で教皇様に次ぐ地位にあるアラスター・ランドレース枢機卿様の推薦で編入してくるのだという。
そんな人に認められた人なら、きっと大丈夫。
変なことなんて起きない。
そう思って、ボクは承諾した。
はじめて彼が教室に現れた時、不思議な雰囲気を感じた。
枢機卿様に認められるほどの人物なのに、どこかぶっきらぼうで、むしろ好戦的にも見えた。
でも、一緒に過ごすうちにわかった。
見た目や態度に反して、彼は人のために動ける人だということ。
その根底には、誰かを助けたいという想いがあること。
――彼は、根っからの聖職者だった。
そして、想像を遥かに超える強さも持っていた。
正直、この国でお父さんに勝てる人なんていないと思っていた。
それなのに、模擬戦とはいえ、彼はお父さんに勝ってしまった。
最近は、お父さんのことが少し嫌いだったから、どこか清々しい気持ちになった。
その分、ますます彼のことを意識してしまうようになった。
ボクはいつの間にか、彼のことが好きになっていた。
でも彼は夜に出かけると、知っている女の人、知らない女の人の匂いをつけて戻って来る。
ボクの知らないところで、女性と何をしているのか知らないけれど、ボクが好きになった人だ。だから、女性にだってモテるんだろう。
でも、一度好きになってしまったら、もう止められない。
そんな時に縁談が申し込まれて――
「…………カナン。起きれるか? カナン……」
「……ぁ……んん…………ふえ?」
目の前に、シュウくんがいた。
いつものローブを纏い、優しい顔でボクを見つめている。
何が何だかわからなくて、ボクはゆっくりと周囲を見渡した。
――レストラン。
そして、視線を落とした先には、白いドレスを着た自分。
シュウくんを見る。
ドレスを見る。
もう一度、シュウくんを見る。
その瞬間、頭の中に処理しきれない情報が一気に流れ込んできた。
イカーンと結婚させられそうになった事。シュウくんに剣を向けてしまった事。女の子の状態でドレス姿を見られた事。…………そして直前、なぜかシュウくんにキスされていた事。
「うgふぇじ39qfめおfjぎゃああああああああ〜〜〜!?」
こんなの、叫ぶ以外に選択肢はないじゃないか。
◇◇◇
「えっと……カナン。色々言いたいことはあると思うが、まずは深呼吸して落ち着け」
両手で顔を覆いながら絶叫したカナン。
様々な感情が一気に押し寄せたのだろう。
その表情は、何とも言えないものになっていた。
「あぁ……ボク……ごめんなさい……ぁ……でも……あぁ……うがあああああっ!?」
そこから約十分。
謝罪、羞恥、自己嫌悪、そしてまた叫び――そんな波が何度も繰り返された。
ようやく落ち着いたところで、俺は『秘蹟』に操られていた間のことと、眠っていた間の経緯を説明する。
「うう……ごめんなさい……」
「カナンは謝らなくていい。縁談も含めて、一連の件は終わったと思っていい。後日、イカーンから正式に謝罪が行くだろう」
「うん……ありがとう。シュウくんがいなかったら、ボク、本当にどうなってたかわからなかった」
「……無事で良かった。それだけだ」
カナンは『秘蹟』にかかっていた間の記憶も残っているらしい。
俺に剣を向けたことも覚えていて、その分だけ何度も謝ってきた。
そして、ようやく少しだけ視線を上げる。
「それと……今まで隠してて、ごめんね。今のボクを見て、どう思う……?」
「ああ……とても綺麗だと思う」
「そ、そうじゃなくて! ……ううん、そう言ってくれるのはとっても嬉しいんんだけど……あぁっ」
顔を真っ赤にして、言葉が絡まる。
「実はな、ほんの少し前にカナンが女性だって気づいたんだ。アリーシャとミュウミュウは入学当初から知ってたらしいけど」
「えええっ!? そうなの!?」
「特にミュウミュウはな。鼻が利くだろ? 男女の違いくらいすぐわかるらしい」
「そ、そうだったんだ……あぁ……」
どうやら、完璧に隠せているつもりだったらしい。
「……じゃあ、家まで送る。カレンさんに、必ず連れて帰るって約束したからな」
椅子から立ち上がり、出口へ向かおうとする。
「ま、待って!」
カナンの声に、足を止めた。
「どうした?」
「……シュウくんは……その……ボクに……キス、してたよね……?」
頬を真っ赤に染め、こちらを真っ直ぐ見つめながら、か細い声でそう告げた。
「……気づいてたのか」
「な、なんで、キスしたの?」
これは、カナンにとって少し残酷な話かもしれない。
それでも、きちんと伝えるべきだ。
「――俺はスキル持ちだ。その力で、カナンにかかっていた術を解除した。……その条件が、キスだった」
「不思議なスキルだね……でも、そうだったんだ…………」
カナンの表情が、わずかに曇る。
今、何を考えているのかくらいはわかる。
恋愛感情からのキスではない――そこに、少し落胆しているのだろう。
「勝手にしてしまって、悪かった」
「ファーストキス……だったのに……」
「それを言われると……すまんとしか言えない。本当に悪いと思ってる」
言葉を探す俺の前で、カナンはゆっくりと立ち上がり、こちらへ歩み寄ってきた。
「ふふ、大丈夫だよ。ちょっといじわるしたかっただけ。シュウくんがボクのために駆けつけてくれた、それだけで嬉しかったんだ。謝らせたいわけじゃない」
「……そうか」
胸の奥に張っていたものが、少しだけ緩む。
「あ、そうだ。忘れてた」
「ん? どうしたの?」
俺は椅子の上に置いてあったあるものを手に取り、それをカナンへ差し出した。
「カナンの服だ。着替えるの待ってるから、準備できたら言ってくれ」
「……一人じゃ脱げない」
「えっ」
一瞬、カナンがワガママを言っていると思った。
しかしよく見ればウェディングドレスは背中にチャックがついていて、脱がしずらそうな構造になっていた。
「シュウくんが脱がしてよ」
「……わかった。ええと、目つむりながらやるから、安心して――え?」
背を向けたカナンに歩み寄り、ウェディングドレスに手を伸ばそうとした――その瞬間だった。
不意にカナンが振り向く。
そして俺のローブの襟を掴むと、ぐっと引き寄せ、そのまま唇を重ねてきた。
「ウェディングドレス……着る機会なんて、そうそうないでしょ? 今のシュウくんの格好については目をつむってあげるけど……これくらいは、許してよね」
「……あ、ああ……」
完全に不意打ちだった。
今のはどう考えても、カナンからの好意そのものだ。
そう思ってしまうくらいには、真っ直ぐなキスだった。
どう接すればいいのか、一瞬わからなくなる。
ほんのり気まずく、そして少しだけ甘い空気が残る中、俺はウェディングドレスを脱がせるのを手伝い、カナンは元々着ていたドレスへと着替え直した。
◇◇◇
「――カナンっ! カナン、カナンっ!!」
「お姉ちゃん、苦しいよ……」
カナンの家は、貴族街の入口近くにあった。
貴族ではないはずだが、ベルクハルトの稼ぎが相当なのか、それとも母親側が裕福なのか、なかなかに大きな屋敷だ。
到着するやいなや、カレンさんが玄関から飛び出してきて、カナンを強く抱きしめた。
少し遅れて、ベルクハルトと母親らしき女性が姿を見せる。
「カレンから話は聞いた。シュウ、カナンのこと、ありがとう」
「ああ、カナンはクラスメイトだからな。無事に連れ戻せて良かった」
ベルクハルトが先に頭を下げ、感謝を口にする。
続いて、母親らしき女性が一歩前へ出た。
「あなたがシュウくんね。ふふ、話は聞いているわ。カナンがいつもお世話になっているみたいね。今回のことも、本当に頭が上がらないわ」
髪色はカレンさんと同じアッシュグレー。ゆるく波打つ長髪を揺らす姿は、まるで物語のお姫様のようだ。ベルクハルトもそうだが、この家族は全員が整いすぎていて正直恐ろしい。
「あら、自己紹介がまだだったわね。私はミレイユ・アルトリア。カナンの母よ」
「ミレイユさん……俺はシュウ・ミレイスター。教会学校でカナンには本当に世話になってる」
「そう……なら、これからもカナンをよろしくね」
「もちろんだ」
朗らかに微笑むミレイユさん。
その後、俺はベルクハルトに一連の事情を報告した。
イカーンの暴挙とその護衛のこと、そして後日、イカーンが正式に謝罪と償いに来るであろうことも。
「……シュウくん。今日は本当にありがとう。また学校でね」
「ああ。今日はゆっくり休めよ、カナン」
そうして俺はカナンと別れ、ひとり寮へ戻った。
◇◇◇
翌日も学校は休みで、カナンはもう一泊実家に滞在してから登校するとのことだった。
「あ、シュウくん! おはようっ!」
「ああ、おはよう」
週が明けると、いつも以上に元気なカナンが教室で出迎えてくれた。
視線を横に流せば、アリーシャが意味深に眉を上げ、ミュウミュウがニコニコとこちらを見ている。
おそらく、カナンから縁談がなくなったことを聞いたのだろう。
「今日からまたよろしくねっ」
「ああ、よろしくな、カナン」
いつもよりも元気で明るい。
だから俺は安心し、普段通りに過ごすことにした。
しかし、そう思っていたのは俺だけだった。
◇◇◇
「カナン、おやすみ」
カナンは俺に女性だとバレても、同じ部屋で過ごすらしい。
ベルクハルトに止められなかったのか気になるところではあるが、許可されたのだならいいのだろう。
「…………カナン?」
就寝前、カナンにおやすみの挨拶をした。
なのに、なぜか返事がない。いつもならちゃんと返してくれるはずなのに。
「……今日は、一緒に寝ても、いいかな?」
「……え? ちょ、カナン?」
それは問いではなかった。
なぜならもうカナンは毛布を持ち上げ、俺をベッドの端へと追いやるように中に入ってきていたから。
「……どういうつもりだ?」
「ボクの気持ち、もうわかってるくせに、そんなこと言うんだ」
「それは……」
パジャマ姿のカナン。もう女性であることを隠しておらず、胸元からはちらりと谷間が覗く。
ぐっと体を近づけるカナンは、俺の左腕に絡みついて離さない。
これ以上は、マズイだろ……。
「ボク、シュウくんの事、好きなんだ」
「……ああ」
「困らせてるってわかってる。でも、もうこの気持ちは止められなくて……」
「でも、俺はカナンが思ってるほど――」
「他にも、たくさん女の子がいるんでしょ?」
「ぁ……」
カナンにはそのことを一度も伝えていない。
だけど、彼女にはそれがバレているようだった。
何度か朝帰りもしているのだ、バレない方がおかしいか。
「それでもいいんだ。ボクの今の気持ちが大事なんだ。それに――シュウくんはボクのファーストキスを奪った相手なんだよ?」
「あれは、カナンもわかってるだろ。仕方がなく……」
「嫌だったら、避けてね……」
「ぁ……それは……カナン……っ」
いつの間にか体の上に乗られ、両手で顔を掴まれていた。
カナンの美しい顔が月明かりに照らされ、保湿された唇がつやつやと煌めく。
俺はそれを避けることができず、そのまま受け入れた。
「ん……ぅあ……ちゅ……これが……キス……んちゅ……すごい……幸せ……あ、もっと……舌……絡めて……」
カナンは積極的だった。
<完全解呪>でしたキスのことを覚えていたからか、それを真似するように舌を絡めていく。
彼女の唇も、吐息も全てが甘く、柔らかくて、自分の欲が刺激されていくのがわかった。
「――ボクの全てをシュウくんにもらってほしいんだ」
「…………」
「嫌とは言わせない。ボクはもうシュウくんしか、見えないから――」
言いながら、カナンはパジャマのボタンを外し、ささやかな胸を露出させた。
美しく華奢な双丘が視界に入り、さすがの俺も下半身の滾りを抑えきれなかった。
「嬉しい……ボクの体を見て、大きくしてくれたんだ」
カナンは股間の感触で俺の下半身の変化を感じとった。
「一度すれば、元には戻れないんだぞ」
「そんなのわかってるよ。……ボクを幸せな気持ちにさせて。他の誰かの物にならないように、シュウくんの全部を刻みつけて……?」
カナンにここまで言わせたんだ。
俺だって覚悟を決める必要がある。
だから――
「わっ、きゃっ!?」
身を起こし、カナンを押し倒して、上下を逆にした。
「俺は男だ。一度はじまったら、抑えがきかない」
「うん……いいよ。お願い、シュウくん…………」
俺はカナンの両手に自分の手を重ね、指を絡めた。
そして、今度は俺からカナンへと唇を重ねた。
キスをしながら、カナンの胸元へと手を伸ばす。
「ん、あっ……んぅ……胸っ……あ、あっ……」
既にはだけていた胸元には何も障害はなく、そのまま触れてしまえた。
ささやかでも柔らかいカナンの乳房に触れていくと、キスをしていても声が漏れていく。
次第に突起が硬くなり、可愛らしい乳首がぐぐっと空に伸びていき、それを見て俺は自分の口を移動させて咥え込んだ。
「やっ、あっ♡ シュウくん、それっ、気持ちいいっ……んっ、やぁ……ダメっ……んあっ♡」
幼児化していた時にも吸ってしまったカナンの乳首。
あの時はカナンが暴走していて、抱き寄せられて吸わされた形だ。
でも今は俺からカナンの乳首を吸い、気持ちよくしようと刺激を与えている。
切なそうな表情を向けながらも、カナンは喘ぎ、身を捩る。
そのまま舐めながら、流れるようにズボンも脱がしていくと、カナンが身に纏うのはパンツ一枚だけとなった。
「は、恥ずかしいよお……シュウくんも、脱いでほしい……っ」
「わかった」
同意すると、俺もパジャマを脱いでパンイチの姿になった。
そうしてカナンのパンツに手をかけて――
「脱がすぞ」
「うん……」
しっとりと濡れた穢れなき秘部が顔を見せた。
こちらも一度風呂場で見てしまっているが、こうして濡れた状態なのははじめてだ。
「う、うぅ……この格好恥ずかしすぎるよっ……ど、どうするの?」
「こうする」
俺はカナンの股間に顔をうずめ、舌先を伸ばして愛撫をはじめた。
風呂で綺麗にしたからか、ボディソープの花の香りがした。
けれど溢れ出てくる愛液は少しだけいやらしい匂いを放ち、徐々にその匂いで埋め尽くされていく。
「ひぁっ!?♡ これ、シュウくん? ボク、それっ……はぁんっ!?♡ 舌がっ……ボクの大事な場所に……あっ、ダメっ!? 気持ち、いいっ……♡」
「……んあ」
「あぅっ!? 中にっ……シュウくんの舌が中に……あ、あぁっ……おがじぐ……なるっ!?♡」
舌先を伸ばし膣内へと挿入する。
トロトロで熱を持った秘部は処女ゆえかまだ狭く、陰部を挿入するにはまだ早い。
スムーズにカナンに挿入できるよう、ゆっくりと舌でほぐしていく。
「あれ……シュウくんっ……ボク、このままじゃっ……それ、ダメっ!?♡ ボク、イッちゃう!? ここままじゃっ……」
「カナン、いいぞ。我慢するな」
もう一押しだ。だから俺は今まで避けてきた陰核に舌を伸ばし、一気に刺激を与えた。
カナンはグッと奥歯を噛み締めて快感に耐えようとするも、それはできない。
舐めて転がし、吸っては舐める。
だらしなく濡れた膣口はひくひくと収縮。その直後、カナンは限界を迎えた。
「……これらめっ!? 気持ちよすぎてっ……イクっ、イクっ、イっっグぅぅぅぅぅぅ〜〜〜!?♡」
びくんと腰を浮かせたカナン。
膣口からは彼女の体液がぴゅーぴゅーと吹き出し、濃厚なメスの匂いを撒き散らした。
「あ゙っ……あ゙ぁっ……♡」
びくびくと痙攣したカナンがベッドに体重を預けると、しばらく沈黙した後、手を伸ばしてきた。
ぎゅっとしてほしいらしい。
「こうか?」
「あったかい……シュウくんの体温感じる……」
「俺もカナンの体温を感じる……大丈夫だったか?」
「うん……気持ちよすぎて、何も考えられなかったよ」
「そうか、この先も続けられそうか?」
「……もちろん。でも、優しくしてね?」
頬をぴったりと付けた状態で言葉を交わし、その後軽くキスをする。
再び体を起こすと、俺はパンツを脱いで、準備を整えた。
「…………シュウくんのことも、気持ちよくしていい?」
そのまま挿入するかと思えば、カナンはそれをお預けした。
怖いのかも知れないし、そうではないのかも知れない。だけどカナンは俺の体を押して倒すと、四つん這いになって股間へと近づいた。
「……ショウくんと、形がおんなじだ」
「えっ?」
「な、なんでもないよっ」
いや、今普通に声に出してたよね?
……大きさは少し違えど、幼児化した時の俺とは確かに陰部の形は一緒だろうが、ボロを出しすぎじゃないか? ……聞かなかったことにしよう。
「じゃあ、いただきます」
小さなその口を大きく開いて、カナンはぱくりと肉棒の先端を咥えた。
すると一気に陰部へとカナンの口内の熱が伝わり、気持ちよさが広がる。
たった一箇所責められているだけなのに、なぜ人間はこうも気持ちよくなってしまうのだろうか。
「シュウくんの、おっきい……♡ 顎が外れちゃうよ……ん、んんっ……はぁ、すごい……♡」
「カナン……上手いぞ……すごい、気持ちいい……っ」
「嬉しい……どんどん気持ちよくなって♡」
上目遣いで頭を動かすカナン。この少し慣れたフェラチオのやり方は、ショウの時に一度したからだろう。普通ならもっとぎこちないはずが、カナンは口ですることに抵抗もなく、スムーズに咥えた。
髪が短くとも、今では彼女が美少女にしか見えなくなってしまった。
そのせいか、より感情の部分で気持ちよくなってしまう。
ぐぽ、ぐぽっといやらしい音を立てながら口をすぼませて肉棒に吸い付く。
小さい口なのに、歯で傷つけないように必死に咥え込む様子は、さらに俺の肉棒を大きくさせる。
カナンの口内の熱と唾液によるぬめり、そして上下運動による刺激はあまりにも気持ちよく、神経が先端に集中していく――
「カ、カナン……そろそろ」
「もういいの? ……射精してないのに」
「一発一発、もったいないだろ? 俺にもっとカナンを味あわせてくれ」
「シュウくんったら……えっちなんだね……」
肉棒から口を離したカナンは俺の言う事を聞き、再びベッドへと体を沈めた。
一糸纏わぬ姿のカナンに近づき、今度は互いに裸の状態で重なる。
「カナン、痛いのと痛くないの、どちらがいい?」
「な、なにそれ。皆痛いんじゃないの?」
「裏技があるんだ。回復魔法を使いながらすれば、痛くないっていう」
「えっ……そんなことが? なんだか凄いテクニックだけど、ボクはシュウくんからの痛みもちゃんと感じたいと思う」
一応カナンに神官式の処女貫通法を施すか聞いてみた。
だがその答えは否だった。であればカナンの願い通りに……。
「カナン、挿れるぞ」
「ボク、本当にシュウくんのものになっちゃうんだね」
「ああそうだ、俺と一つに……」
膣口に亀頭を当て、ゆっくりとそれを押し挿れる。
十分に濡らしたその場所は、簡単に亀頭を咥え、そのまま奥へ、奥へと侵入していく――だが、
「いっっっっったああああああああっ!?」
「カナン!?」
「い、痛い!? なにこれ痛いよシュウくんっ!?」
「一旦抜くか?」
「あっ……そ、そのまま動かないで……その状態が一番痛くない……」
自分で痛みを受け入れると言っていたカナンだが、相当に痛かったらしい。
そしてカナンは、申し訳なさそうにこう言った。
「……や、やっぱり、回復魔法……使って、ほしいな?」
「ふふ、正直で可愛いぞ」
「今の可愛いは、ちょっと嬉しくないっ」
素直で恥ずかしがっているカナンは可愛いに決まっているだろう。
俺はカナンの腹部に手を当て、そして回復魔法を発動した。
「<ヒール>」
「わ、わぁっ」
授業で学んだ光を抑える魔法の発動方法。
前の俺はもっと強い光だったが今は小さく最小限だ。
「挿れるぞ」
「うん、きて……っ」
ぐぐ、と今度こそ肉棒をカナンの膣内へと挿入する。
するとカナンは痛みを感じることなく、俺を受け入れてくれた。
肉壁の圧を押し返しながら挿入した道の先に到達点があった。
一番奥まで挿入した感覚を亀頭の先端に感じたのだ。
「ぐ、うぅっ……凄い……こんなにおっきいのが、ボクの膣内に……シュウくんと一つになれた……ボク、とっても嬉しい……」
痛みがなくとも遺物が入った不快感があるのだろう。
でも、それを取り払っていくのが俺の仕事でもある。
「カナン……動くぞ」
「うん……っ」
俺は前後運動を開始し、カナンの熱い膣内を刺激していった。
「っ……んぁっ……あ……うっ……」
「少しずつ、慣れてくるはずだっ」
「……もう、気持ちよくなってきた……なに、これ……しゅごいっ♡」
さすがは<ヒール>の効果といっていいだろう。
通常は痛いはずなのに、それが取り払われると、その他の感覚だけが残される。
既にカナンの膣内は愛液でまみれ、狭くはあるが気持ちよくなる準備が整っていた。
ゆえにカナンは、この時点で気持ちよくなっているのだろう。
「あっ、奥に当たるっ……なにこれっ……あぁっ!?♡ ズンズンって、ボクの奥にシュウくんのおちんちんがキスしてるっ♡ こんなのえっちなこと、皆してるの? ボク、もっとえっちになっちゃうっ♡」
慣れはじめたところで、俺はさらに動きを速めていく。
同時に体を倒し、カナンの胸へ指と舌で愛撫する。
「あっ!?♡ それズルいっ!?♡ おっぱいと一緒はダメっ!? 気持ちよくて何も考えられないよぉっ!?♡」
「気持ちいいか? ほらカナン、もっと気持ちよくしてやるからなっ……」
「やぁっ、らめっ♡ 刻まれるっ……シュウくんの全部刻まれちゃうっ……乳首がっ、アソコがっ♡ どんどん切なくなって、おかしくなるぅっ!?♡」
股間同士が触れ合い、リズミカルに接触音を鳴らしていく。
奥を突く度にカナンは嬌声を響かせ、俺の肩をぎゅっと掴む。
口淫で気持ちよくさせられていたからか、次第に溜めていたものが徐々に肉棒を駆け上がっていく。
「ちゅーして♡ シュウくんちゅーしながらっ♡」
「んむっ」
「んっ……これ好き♡ シュウくん好きっ♡ んっ、はぁっ……もっと……あっ……らめっ♡ はげしっ……もうボクっ……あぁっ!?」
「カナン……もう俺……そろそろ……っ」
「いいよっ♡ 射精して♡ ボクもまたくるっ……きちゃう♡ 全身がぴりぴりして……もうっ♡」
カナンの膣奥にこれでもかと肉棒を押し付け、限界ギリギリまで何度もピストンを繰り返した。
そして、俺たちは同時に絶頂を果たした。
「あ、らめっ♡ これイクっ♡ もうイッちゃう♡ あ゙っ、やっ……イクっ、イクっ……ん゙っ、ゔぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜っ!?♡♡♡」
射精の直前、肉棒をぐっと引き抜いて、カナンのしなやかな腹部に熱い白濁液を放出した。
その勢いは思いの外強く、胸、そして顔にまで届き、カナンの全身を汚していく。
「お゙っ……お゙ぉっ…………シュウ……くん…………♡」
ぷるぷると体を痙攣させたカナンは深い場所で絶頂を感じ、自然と舌を伸ばして顔にかかった精液をぺろりと舐め取った。
「はぁ……はぁ……カナン……大丈夫か……」
「大丈夫じゃ、ない……けど……しあわせぇ……♡」
「はは、そうか……」
俺も一度果てたのでカナンの隣に移動し、ティッシュで精液を拭いた後、彼女に腕枕をしてあげた。
「どうしよう……シュウくんのこと、大好きになっちゃった」
「それは光栄なことだ」
「……いつかシュウくんに、好きって言ってもらえるまで、頑張るんだから」
「はは……お手柔らかに頼むよ」
腕枕の上で身を寄せたカナンからは爽やかなシャンプーの匂いがした。
こうして俺は、カナンと体を重ねたわけだが、正直、マズいとも思っていた。
なぜなら俺たちはルームメイトだからだ。
このまま体の関係を持ったままずっと同じ部屋で過ごすのは良くないのではないか。
だが、もしカナンと別の部屋になった場合、カナンはまた一人になってしまう。
それでいいのだろうかとも思うのだ。
そんな悩みを抱えつつ、今日は俺のベッドで二人一緒に身を寄せ合って眠りにつくのだった。