完全解呪のプリースト〜状態異常完治スキルで呪われた美少女を救うたび、俺への依存度がカンストしていく件〜【7/24第2巻発売】 作:pelca
『――イリス、呪いってさ。発動に代償とか必要だったりするのか?』
浄化作戦が行われるまでの数日間。
その間、俺は切り札が本当に使えるのかを確かめるため、イリスに質問していた。
俺はこれまでに呪いの解呪を行ってきた。
つまり、その呪いを<完全解呪・反転>で相手に付与できる。
だが一つだけ気になっていた。――それが代償だ。
呪いは、ただの状態異常よりもはるかに強い。
ならば、ノーリスクで使えるわけがないと思っていた。
『そうですね。魔族であっても、連続発動はまず不可能でしょう。スキルなら話は別ですが……基本的には考えにくいです』
イリスの意見はおそらく正しい。
そんな凶悪な術を連発できるのなら、そもそも戦いなんて成り立たない。
魔族であるドロテイアですら例外ではないはずだ。
『呪術は本来なら対象の身体に触れたり、血や髪などを媒介にして発動するのが一般的です。ですがドロテイアは、扉越しでも、距離があっても発動していました。媒介したものが不明……ですが、そうでなかったとすれば、何か別の大きなものを代償にしている可能性があります。例えば――』
イリスの言葉は、俺の中でしっかりと根を下ろした。
だから俺は考えた。
自分の中にある何かを差し出さずに済む方法。
リスクを負わずに、あの呪いを反転させる手段を。
――そして、その答えを見つけた。
◇◇◇
――パリン。
懐に忍ばせていた、ワイバーンの拳ほどもある魔石が砕け散った音がした。
どうやら俺は、まだ<淫染呪>の扱いに慣れていないらしい。
予想よりも、膨大な魔力を持っていかれた。
「き、き……きさ、まぁ…………ッ」
魔族相手でも、<淫染呪>は通った。
状態異常が効かなかった相手だ。正直、賭けではあったが――少しホッとした。
呪いが刻まれた瞬間、ドロテイアは地に転げ、憎悪に歪んだ瞳で俺を見上げた。
露わになった腹部には、淡い桃色の淫紋が、鼓動とともに脈打って浮かび上がる。
もう、抵抗はできない。
俺は切り離したドロテイアの腕を拾い、血が滲む肩口へそっと寄せた。
「――<ヒール>」
回復魔法が淡く光を帯びる。
これは治療院で働いていた頃に聞いた知識だが――欠損した部位も、残っていれば再接合は可能だ。
世の中には完全になくなった部位すら回復できるほどの魔法もあるらしいが、今はこれで十分だ。
肉が結びつき、骨が繋がり、皮膚が滑らかに覆う。
やがて、その左腕は傷跡ひとつなく元通りになった。
「な、なぜ…………ッ」
「お前を殺すことは簡単だ。だが、俺はお前を使うことに決めた」
コイツ自身に撒き散らしてきた呪いを解呪してもらい、その後も役立ってもらう。
「――おい、豚のおっさん! 西門のほう、頼む!」
遠くで巨体を揺らすアラスターさんに手を挙げて叫ぶ。
彼は手を振り返し、気絶したブルドグを軽々と担ぎ、西門へ向かっていった。
俺は、足元で息を荒げるドロテイアを見下ろす。
「さてと――動けなくても、話は通じるよな。あそこにちょうど大きな木がある」
これから何をされるのかは多分、わかっていないだろう。
息を乱すドロテイアの瞳はいつの間にか恐怖……いや、男を求める色に変わっていた。
◇◇◇
――一瞬、何が起きたのか、本当に理解できなかった。
なぜ私は地に伏し、目の前でこの人間の男が私を見下ろしているのか。
「あ……つい……ッ」
熱い熱い熱い熱い……ッ。
体の奥から、逃げ場のない熱がせり上がり、呼吸が震える。
アタシに何をした。
けど、あの時、耳元に囁かれた言葉。
ありえない。
アタシと同じ呪術を、この人間が? ありえるわけがないはずなのに……ッ。
だが、この熱は。この疼きは。
この男が欲しい。触ってほしい。めちゃめちゃにしてほしい。
アタシを気持ちよくして、ぐちゃぐちゃになって壊れるまで、犯してほしい。
ああ、ああ……ッ。
「行くぞ」
「な、なに、を――ッ」
気づけば、斬られた腕は治っていた。
男はためらいなくアタシを引き上げ、大きな木がそびえ立つ木陰へと無理やり引っ張っていてく。
抵抗しようとしても、身体は言うことを聞かない。
意味がわからない。コイツはアタシに何をしようと――
「暴れられると困るからな」
「は、あ……ッ」
男は私の手をベルトで束ねる。
ただそれだけで、鼓動が跳ねた。
「…………へ?」
突然、身につけていた胸の防具をめくられ、私の胸部が男の前に晒された。
「なかなかにデカい胸だな。じゃあ――」
「きさ、ま……アタシの…………ん゙ぅぅぅッッ!?♡」
胸にしゃぶりつき、愛撫をはじめた。
乱暴に両胸を揉みしだき、乳首は男の舌で嬲られる。
下腹部には淫紋――アタシの体にはとてつもないほどの快感が駆け巡った。
「や、やめ゙ッ!? あ゙あ゙あ゙あ゙ぁぁぁッ!?♡」
思考が、熱に溶かされていく。
この圧倒的な気持ちよさに抗えない。
胸元だけで、意識が白く染まる。
ありえない。なのに、止められない。
「や゙ッ……あ゙……ッ♡」
もっとしてほしい。もっとしゃぶってほしい。
もっともっと強く、アタシをおかしくしてほしい。
快感に何度も飲まれ、息を荒げていると、男は私に覆い被さるようにして耳元でささいた。
「――魔族のくせに、ド変態だな」
「ん゙んんんんんん〜〜〜ッッ!?♡」
イッた……コイツのささやき声をきっかけにイッてしまった……。
こんなこと絶対にありえないはずなのに。
「ああ、汚い。どれだけ濡らしてんだよ」
「お゙ッ……お゙お゙ッ…………♡」
いつの間にか、アタシの下半身は愛液にまみれていた。
局部から太ももにかけて透明な体液が伝わり、隠しきれない絶頂を与えられていた。
すると男は、立ち上がり服を脱ぎだした。
そして、自らの下半身を露出させ、その凄まじい威容をアタシに見せつけた。
ほしい。ほしい。ほしいほしいほしいほしい……ッッ!!
目にした瞬間、胸が苦しくなり、今すぐにでもぶち込んでほしいと思ってしまった。
この百年、アタシは奪う側だった。
快楽も支配も、与えるのは常にアタシだった。
けど、なぜか今はコイツに支配されたい。
そのデカいブツをアタシにぶち込んで、快楽の底に沈めてほしい。
「てめえに前戯なんざ必要ないか」
男はアタシの下半身の防具をずらし、大事な部分を露出させた。
「やッ、あ゙ッ……それ、絶対……おかしく、なる……ッ」
「そのくせに、自分から股広げてるが……? 本当にドスケベ魔族だな」
「はひ……?」
気づけばアタシは自分の股をおっぴろげ、今か今かと男のブツを待っていた。
こんなのアタシじゃない。アタシはヤられる側じゃなくて、いつなん時もヤる側のはず……。
なのに――
「この、ドスケベなアタシを、犯してくだしゃい〜〜〜ッ!?♡」
アタシは今まで一度も口にしたことのないはしたない言葉を下品な姿で告げていた。
「最初からそのつもりだ。今日からお前は、俺の奴隷だ――」
「あ、あ……あ゙、あ゙ッ…………あ゙ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜ッッッ!?♡♡♡」
男の熱が、深いところまで一気に押し寄せてきた瞬間、視界が白く弾けた。
息をするのも忘れるほどの甘い衝撃に、喉から勝手に悲鳴がこぼれる。
呪いのせいで、感覚が何倍にも膨れ上がっている。
これまで快楽で人間に負けたことなど、一度もなかった。
けれど、今、その驕りは粉々に砕かれていく。
「や゙ぁッ!? ダメぇッ!? イグッ!? すぐイグゥッ!?♡」
「おいガバマン。まだ何もしてねえ。その程度でへばるんじゃねえ。お前がこれまで人間にしてきた仕打ち。全部まとめて刻みつけてやる……っ」
容赦のない衝撃が、何度も奥まで叩きつけられる。
逃げようとしても、身体が勝手に縋りついてしまう。
抗えば抗うほど、甘さが骨の奥にまで染みてくる。
――どうして、こんなに……気持ちいいのか。
ふと、気付いた。
この男の身体は、どこかおかしい。
まるで、全身が尊い何かに包まれているような、神聖さを感じる。
まさか――女神…………ッ。
気付いたとしても、今のアタシには、何ができるわけでもなかった。
「ごんな゙の、死ぬ゙うッ!? 死んじゃうぅッ!? おがじぐなるぅッ!? ずぐにイグゥぅぅッ!!♡」
男に突かれ支配されるほど、身体の奥が熱く、深くとろけていく。
こんな感覚、知らない。知ってしまったら、もう戻れない。
彼の肉棒が、さらに大きく脈打つのを感じた。
次に何が起こるのか、理解してしまう。
くる。きてしまう。
それを、アタシの一番奥に全部ぶちまけてほしい。
アタシは無意識に望んでしまっていた。
「腟内に射精すぞっ! この、ドスケベ魔族めっ!!」
「や゙ッ!? くりゅっ!? くりゅッ!? 腟内に、ぜんぶぅッ!?」
男の熱が、奥の奥に注ぎこまれた瞬間、世界が反転した。
「ん゙あ゙ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜ッッ!?♡♡♡」
全身が痙攣し、思考が真っ白に溶ける。
男の精液がドクドクと子宮に溜まっていき、ぷっくりとアタシのお腹が膨れていく。
余韻に震える身体から引き抜かれる肉棒。
膣口からどろりと濃厚な白濁液がこぼれた。
薄れる意識のなか、アタシは小さくつぶやいた。
「もっと……ほしい…………ッ」
その言葉に、男はニヤリと笑った。
アタシは無理やり起こされると大木に拘束された手をつき、自然と腰を捧げる姿勢になっていた。
自分がどう見えているかなんて、もうどうでもいい。
ただ、この男のモノになりたい。
再びすぷりと熱い肉棒が挿入ってきた――その瞬間、心が決定的に堕ちた。
アタシは喜んでメス穴を差し出し、男のモノとなって…………
「も゙ゔッ……イギだぐ……な゙い゙ッ……死ぬ゙ッ……イギだぐ……な゙…………ッ♡」
絶頂しても、絶頂しても、彼は許してくれなかった。
おそらく、アタシが意識を失っている間も、ずっと犯していたのだろう。
目覚めた瞬間、アタシは絶頂し、そしてまた意識を失う。
それが幾度となく繰り返された結果、アタシの精神は完全に狂い、この男に屈服した。
◇◇◇
『淫染呪』に堕ちたドロテイアの身体に、俺は容赦なく腰を打ちつけた。
「お゙ッ……お゙お゙ッ…………ッ」
大樹の根元。草の香りが漂う地面の上。
白目を剥いたドロテイアは、快楽に沈んだまま、ビクビクと震え続けている。
何度も何度も絶頂を与えた結果、すでに抵抗の意思は完全に砕けていた。
だが、ここからが本番だ。
――事前にイリスに聞いていたことがある。
『――なあ、イリス。奴隷契約ってあったりするか?』
『もしや、私を奴隷にしてくださるのですか!?』
若干面倒な流れを挟んだが、その際に教えてもらった契約陣を俺は紙に控えていた。
気を失ったままのドロテイアの身体を仰向けからうつ伏せへ転がし、デカ尻を露わにする。
そして取り出したナイフの先で、教わった通りの魔法陣を肌へ刻んでいく。
「おい、起きろ」
「あひゅッ……♡」
尻を叩くと、快楽が残っているのか、甘い声を漏らしながら目を覚ました。
視線はまだ焦点が合っていない。完全に脳が蕩けている。
「――今からお前と奴隷契約を結ぶ。以後、お前は俺の命令に絶対服従だ。いいな?」
「ひゃ、ひゃいぃぃ……♡」
返事を確認し、俺は自分の指先を切り、滲んだ血を魔法陣に垂らした。
淡い光が刻まれた線を走り抜け、やがて形が定まる。
血の跡は跡形もなく消え、そこには紛れもない奴隷紋が刻まれていた。
――これで、奴隷契約は成立した。
「時間を食いすぎた……イリスたち、もっててくれよ……」
豚のおっさんは西門へ向かった。多少は時間を稼いでくれているはずだ。
だが、長く保つとは思えない。
「おい、ドスケベ魔族! 西門の魔物をまとめて片付ける方法はないのか!」
「あ……主さまぁ……♡」
「……主? まあいい。早く答えろ」
まだ快楽の余韻が抜けないのか、ドロテイアは蕩けた声音で口を動かした。
「主さま、の……特殊な力……を、使えば…………」
「それができてりゃ苦労してねえだろ」
「ち、が……多分、魔物と、同じ目線だった、から……」
「……は?」
一拍置き、俺の思考が繋がる。
――そうか。そういうことか。そんな簡単なことだったのか!
「……クソ……最初からそうしてれば……っ! 俺が戻るまでお前はそこで寝てろ!」
「ひゃ、ひゃいぃぃ……♡」
俺は即座に<エアブースト>を発動し、風を裂いて西門へと駆けていった。