※この作品はR-18です。

完全解呪のプリースト〜状態異常完治スキルで呪われた美少女を救うたび、俺への依存度がカンストしていく件〜【7/24第2巻発売】   作:pelca

85 / 117
第81話 新妻エリナ ※

 アリーシャにクソみたいな点数をつけられたとはいえ、実際のところ俺の回復魔法は通常と比べられる代物ではない。速度も威力も桁違いすぎて、基準に当てはめようがないのだ。

 そう考えると、アリーシャのゼロ点という評価は、授業としてはむしろ正しいのかもしれない。

 

 そもそも俺には回復魔法を細かく調整した経験がない。

 意識して弱く撃とうとしても、最低出力があの威力なのだ。

 コントロールなどできた試しがない。

 

「――で、アドバイスはあるか?」

 

 俺は二人に素直に尋ねた。

 

「……強いて言えば、魔力消費がすごそうなので……少し、もったいないなと……」

「しょうがないから言ってあげるけど、戦闘中にあんな派手な光を出したら、目立って仕方ないでしょ」

 

 二人とも、核心を突いた答えだった。

 治療院で働くなら問題ないが、戦場ではあんな灯台みたいな回復魔法は確かに危険だ。

 俺一人ならともかく、仲間がいる時はなおさら、狙ってくださいと言っているようなものだ。

 

「なるほど、参考になる。――でもさ、どうやって制御するんだ? 魔力量はともかく、光の大きさまで抑えられるのか?」

「だから光の形を作るのよっ」

「へえ、詳しいな。どういう仕組みだ?」

 

 アリーシャは睨むような目つきのまま、しかし説明はちゃんとしてくれる。

 こういうところ、ツンデレというか……褒めれば結構喋ってくれるタイプっぽい。

 

「はあ……魔法はイメージよ。これくらいは知ってるでしょ?」

「まあ、一応は」

「なら、自分が思い描く回復魔法の形をイメージすればいいだけ。簡単でしょ」

「なるほど……ってことは、俺も何か形を決める必要があるわけか。――ちなみに、エリナ先生はどんな回復魔法なんだ?」

 

 俺がそう尋ねると、エリナは柔らかく微笑み、俺の魔法で完全回復した治療人形へ向けてそっと手をかざした。

 

「私の光は……こんな感じですね。<ヒール>」

 

 次の瞬間――

 

「わあ……」

「綺麗……」

 

 ミュウミュウとアリーシャが息を呑む。

 エリナの<ヒール>の光は、淡く輝く星だった。白い粒子が集まり、ふわりと星形を描くように揺らめいている。

 

「すごいな……こんな形まで作れるのか」

「見直しましたか?」

「ああ。さすがは優等生だな」

 

 言った瞬間、自分で優等生という言葉に反応してしまい、六花の姿が脳裏をよぎる。

 もし六花が回復魔法を使えたら、どんな形になるんだろうか――そんな想像がふと胸の奥に浮かんだ。

 

「ただ、一般的には丸や四角のような単純な形をイメージすることが多いですね。ですから、アリーシャさんやミュウミュウさんのように可愛い形を作るのは、実は珍しい方なんですよ」

「そっか。確かに、そんな気がするな」

 

 マリエルに頼まれて潜入していたハレスの治療院。

 あそこには多くの修道士やシスターがいたが、個室制だったので他人の回復魔法を見る機会はあまりなかった。ただ、特別目立つ形を使っている印象はなかった。

 

「なのでまずは、どんな光の形にしたいか――そこからイメージしましょう。さあ、やってみましょうか」

「えっ」

 

 言った瞬間、エリナがすっと俺の右側へ寄り、当然のように俺の手に自分の手を重ねてきた。

 アリーシャとミュウミュウが目の前にいるのにもかかわらずだ。

 

 だがその二人はというと、まるで見慣れた光景のように微動だにせず、淡々と俺の様子を観察していた。

 ……え、これ普通なのか?

 

「ふふ。シュウさん、修道士の指導は直接触れて教えることも多いんですよ。怪我人に触れる場面も多いですし、このくらいは当たり前です」

 

 耳元でささやくエリナの声がくすぐったい。

 確かに言われてみれば、触れないで治療や看護なんてできるわけがない。

 

「イメージしてください。どんな形でも構いません。私が外側から誘導しますから」

「そんなことまでできるのか」

「優等生ですから」

 

 得意げな声が耳に響く。

 その胸元が俺の腕にほんのり触れていて、正直かなり集中しづらいが……なんとか光の形を一つ思い浮かべた。

 

「いいですよ」

「では、発動してみてください」

「わかった。<ヒール>」

 

 光が手のひらに集まり、白く輝きはじめる。

 だが、そこからがいつもと違っていた。

 

 光が――形を変えたのだ。

 みるみるうちに輪郭が整い、十字架へと収束していく。

 明るさも抑えられ、先ほどよりぐっと控えめになっている。

 

「へぇ……本当にこんなふうになるのか」

「――い、いきなりできるなんて……私は数ヶ月かかったのに……」

 

 アリーシャが小声でこぼす。

 光の形を整えるのは、実は相当に難しいらしい。

 

「お見事です。さすがシュウさんですね」

「いや、エリナの誘導があったからだろ」

「あら。先生、って呼んでくれないんですね?」

「あ、悪い……つい」

「ふふ。でも、そのほうがあなたらしいですよ」

 

 軽く笑ったエリナは一歩下がり、俺から離れた。

 

 そこからの授業は、別の治療人形を使っての実技が続いた。

 担当教師によれば、回復魔法とは『相手を思いやる心』だという。

 だから、傲慢すぎて自分のことしか見えない人間には修道士にはなってほしくない、と。

 

 それは確かにそうだと思う。

 助けたいという気持ちなしに務まるはずがない。

 

 思い返せば、あの評判の悪い教会の治療院ですら、働いていた人たちは皆、必死で患者を支えていて、性格の良い人が多かったように思う。

 逆に好戦的な人は、神殿騎士や巡回聖教徒になるのだろうか。

 

 教会学校に入ってから、俺は色々なことに気づかされる。

 まだ日が浅いが――ここを選んでよかったかもしれない。

 

 

 ◇◇◇

 

 

「――ここに泊まってたんだな」

 

 その日の夜。

 俺はセイラの時と同じようにひっそりと寮を抜けだし、一人で王都の外れにある宿――いや、宿と言うにはあまりに立派な一軒家へと足を運んでいた。

 

 中に入ると、広くて落ち着いた内装が目に入り、磨き込まれた床や家具が、主の几帳面さをそのまま語っていた。

 

「一応、拠点はハレスなのですが……王都へ来る用事も多かったので、毎回宿を借りるよりは楽なんです。手続きもありませんし。だから、こちらにも家を買ったんですよ」

 

 今日、特別講師として授業に来ていたエリナが、ゆっくりと説明してくれる。

『銀の刃』がハレスに家を持っているのは知っていたが、まさか王都にももう一つ家を所有していたとは。

 Bランク冒険者は上位だと聞いていたが……なるほど、噂通り稼ぎは相当らしい。

 

「というわけで、今夜は私の手料理を振る舞いますね。少しゆっくりして待っていてください」

 

 暖炉の火がぱちぱちと音を立てるリビング。

 ロッキングチェアに身を預けているうち、気が緩んだのか、俺はそのまま眠りに落ちてしまっていた。

 料理を作ってくれている最中だというのに、ぐーたらにもほどがあるが……くつろいでいていいと言われたので、まあいいだろう。

 

「――さん。シュウさん」

「ん……ああ……」

「お食事、できましたよ。――ちゅっ」

「エリナ……」

 

 優しい呼びかけと、エプロン姿での不意打ちのキス。

 その組み合わせに、心臓が跳ねるのを止められなかった。

 

「すげえ、パイシチューじゃん」

「ふふ。ここには調理器具も一通り揃っていますからね」

 

 香ばしいパイ生地の下には濃厚なシチュー。

 さらに色鮮やかな副菜まで並んでいる。

 エリナが料理上手だったとは、嬉しい驚きだ。

 

「じゃあ、いただきましょう」

「ああ、いただきます」

 

 二人並んで、夕食の時間。

 灯りは暖炉の柔らかな橙色だけで、部屋全体がゆらゆらと揺れるような幻の明かりに満たされていた。

 その雰囲気が、目の前の料理をさらに美味くしている気がする。

 

「うめえ……」

「ふふ。喜んでもらえたなら嬉しいです」

「エリナは……いい嫁さんになりそうだな」

「シュウさんのお嫁さんにしてくれるんですか?」

「あっ……え、ええと……あはは……」

 

 褒めたつもりが、思った以上に直球の返しが来てしまった。

 エリナとは肉体的な関係もあり、将来的に考えなくもない――そう思う一方で、俺には他にも関係のある女性がいる。

 

 それに俺はまだ十七歳だ。

 中身は二十五歳前後でも、この世界ではまだ若い。

 すぐ結婚を考えるには、正直早い。

 

 けれど、エプロン姿で微笑みながら食卓に座るエリナは、どう見ても新妻そのもので――無意識に、そんな未来を想像してしまいそうになるのだった。

 

「困ってるシュウさんも可愛いです。――大丈夫ですよ、私は愛人でも構いませんから」

「なっ――」

「もちろん、正妻でも構いませんけどね?」

「エリナ……」

「さらに困らせちゃいましたね。でも、それだけ……あなたのことを、本気で好きになってしまったんです」

「シチューの味がしなくなるから、やめてくれ……」

 

 休暇を取ったとはいえ、わざわざ俺に同行してきたくらいだ。

 エリナが好意を持ってくれているのは分かっていたが――こうして正面から迫られると、どうにもペースを乱される。

 彼女は想像以上に肉食系なのかもしれない。

 

 

「――今日は、一緒にお風呂に入りましょうか」

 

 夕食のあと、コーヒーの湯気がまだ漂うタイミングで、エリナはさらりとそんなことを言った。

 外は日が落ちはじめたところだが、断る理由もなかった。

 

 俺はそのまま彼女と広い浴室へと向かった。

 

「ここも結構広いんだな」

「ええ、うちにはガロがいますから。普通のお風呂じゃまったく足りません」

「確かに……」

 

 二メートル近い巨体のガロ。

 あの体をゆっくり浸からせようと思えば、これくらいの広さでも足りないくらいだ。

 

「では、先に私がシュウさんのお背中を流しますね」

「い、いいのか……? じゃあ、お願いするよ」

 

 白いタオルを身体に巻いたエリナが、ボディーソープを手に取り、ためらいなく俺の背中へと触れてくる。

 視界の端にはちゃんとボディタオルも置いてあるのに、彼女はあえて素手で洗ってくれていた。

 

 柔らかい指先が、石鹸の泡といっしょにゆっくりと滑っていく。

 その感触に、呼吸がわずかに荒くなるのを自覚しながら、俺はじっと前を見つめるしかなかった。

 

「エリナ……っ」

「どうかされました?」

「いや、わかるだろ……」

「ふふ、硬くなってますね」

 

 腕や背中を洗ったあと、自らの胸を押し付けながら、エリナは前に手を回し、俺の胸に手を当てていた。

 するとエリナの細い指が俺の乳首を集中的に擦っていったのだ。

 

 背中の柔らかい感触と、いやらしい手つき。

 自然と俺の下半身は盛り上がってしまう。

 

「タオル、とりますね」

「ああ……」

 

 腰に巻き付けていたタオルを外されると、エリナは俺の下半身に手を伸ばす。

 太ももから鼠径部。そして大きくなってしまった俺のブツ。

 ゆっくりと丁寧な手つきでエリナはしごき――いや、洗ってくれた。

 

「――はい、おしまいです」

「これは……ズルいな、エリナ」

「ふふ、今度はシュウさんが私を洗っていただけますか?」

「わかったよ」

 

 いじるだけいじって、途中で止められる。

 俺をわざとムラムラさせるようなことをしたエリナはイタズラな笑みを返す。

 だから俺もいじめてやることにした。

 

「ん……ん、ん……はぁんっ」

「エリナ、どうした」

「ふふ……仕返しですか」

「望んでいたくせに、よく言う」

 

 同じように背中や肩、腕を洗ったあと、俺は手につけたボディーソープをエリナの胸に擦りつけていった。

 もちろんタオルは外している。そのため、彼女のすべすべな肌とぷるんとした胸の感触が、俺の手に直接伝わり、次第に薄桃色の突起が硬くなっていく。

 

 小さく声を漏らすエリナは、完全に体を預けていて、風呂桶に座っていながらも俺に体重をかけていた。

 

「ボディーソープの滑りが……あっ……これ、思った以上に……感じ……んぅっ♡」

 

 いつものようにただ触れるだけではない。

 ボディーソープを使っているからか、伝わる感触が全然違うらしい。

 それは俺も感じていたことだ。

 

「じゃあ、こっちもだな」

「やぁ……シュウ、さん……♡」

 

 エリナの股間に手を伸ばし、ボディーソープ付きの手で綺麗に洗っていく。

 上下左右に擦り付けていくうちに、別のぬめりが合わさり、さらに滑りがよくなる。

 

 いやらしい水音が浴室に響き渡り、エリナは俺の腕を掴みながら、その快感に必死に耐えていた。

 

「っ……はぁっ……ふっ……んぁっ……♡」

 

 我慢しているが、我慢できていない。

 と、ここで俺は手を止め、シャワーで泡を洗い流していった。

 

「こ、これは……ヤバいですね……」

「俺の気持ち、わかっただろ?」

「は、はい……♡」

 

 中途半端に止められることは、想像以上に人をムラムラさせる。

 そんな互いの欲情を我慢したまま、俺たちは一緒になって浴槽へと浸かった。

 

「シュウさんのが、お尻に当たってます」

「エリナがこの体勢がいいって言ったんだろ」

 

 浴槽の中では、エリナを背中から包むように密着した状態でいる。

 だからか、俺の股間がエリナのお尻にぴたっとついてしまうのだ。

 

「はあ……なんだか幸せです。このままシュウさんとずっと一緒に暮らしていきたいです」

「こういう穏やかな時間も悪くはないな。――村を思い出す」

 

 お湯の水面を手ですいーっと撫でる音。

 それに混じって、俺とエリナの声が反響し合う。

 浴室の静けさに溶けていくようで、妙に心地よい時間だった。

 

「そういえば、シュウさんって魔郷の森の出身でしたよね」

「ああ。魔物さえ出なければ、たぶん普通の村と大差ないよ」

「一度、訪れてみたいですね」

「来たら驚くかもな」

「……そこにも、シュウさんのことが好きな人がいるのでしょう?」

 

 ぐっと核心を突かれ、思わず黙り込む。

 エリナには、もう隠し事はできなさそうだ。

 

「あー……まあ、いるにはいる。向こうでもスキル使ってたしな」

「となると、私だけじゃなくて……イリスさんや他の女性も連れて行ったら、皆さん驚くでしょうね」

「アミリアなんて、怒るか呆れるか……どっちかだろうな」

 

 あの時、泣きながらも俺を送り出してくれたアミリア。

 村を離れてほしくない気持ちを必死に押し殺して、背中を押してくれた。

 アミリアは、この世界に来てはじめてちゃんと好きになった相手だ。

 

 今のイリスやセイラ、そしてエリナ……。

 彼女たちを恋として好きなのかは、正直まだよく分からない。

 けれど――一緒にいると、不思議なくらい居心地が良いのも確かだった。

 

「でも、今日は……私のことだけ見てくださいね?」

「そうだな――」

 

 他の女性の名前を出したからか、エリナが体勢を変えてこちらを向く。

 俺の首に手を回し、全てが見えてしまっている状態で、キスをしてくれた。

 

 風呂から上がった俺たちは、エリナの自室だという部屋に向かい、一緒のベッドに寝転がる。

 そこからは、流れるようにエリナと肌を重ねた。

 

「シュウさんっ、シュウさんっ! 奥がっ、奥がイイですっ!!」

「ああっ、俺も気持ちいいっ! エリナの腟内が気持ちいいっ!」

 

 うねる肉棒をエリナの膣奥へと押し込み、子宮口を刺激する。

 正常位でがっちりと彼女を掴みながら、勢いよく腰を動かす。

 

 エリナの大きな胸が縦揺れし、ぶるんぶるんと薄桃色の乳首が俺の視界を惑わす。

 

「んぅっ!?♡」

 

 その乳首にしゃぶりつきながら、ピストンを止めずに刺激を加える。

 お風呂で綺麗にしたはずの肌をまた汚し、汗と体液が互いの体に染み込ませていく。

 

 銀色の美しい髪が枕の上で広がり、切ない表情を向ける。

 頬を染め、まっすぐに愛を伝えてくれるエリナの気持ちが嬉しくて、俺は思い切り腰を打ち付け続けた。

 

「シュウさん、くださいっ! あなたのをそのままくださいっ!」

「でも、エリナ……っ! それは――っ!」

「ダメですっ! 腟内にっ、腟内でないとっ! シュウさんので満たしてほしいんですっ!」

「ぐっ……エリナ……我慢が……っ」

 

 いつぞやの時のように、エリナは俺の尻を足でホールド。

 肉棒を抜かせないような体勢にして、俺を逃さない。

 

 俺も高ぶり、イキたい気持ちを抑えきれない。

 だから腰の動きを止めることなどできるわけもなく、そのまま限界を迎える。

 

「エリナっ、エリナっ! 俺、俺……んあぁぁぁぁぁっ!!」

「シュウさんっ、シュウさんっ! んぅっ、ん゙うぅぅぅぅ〜〜〜っ!?♡」

 

 思考まで熱で焼かれるようなとてつもない快感。

 びゅるると俺の肉棒から精液が放出され、エリナの子宮をいっぱいに満たしていく。

 

 ぎゅっと俺を掴んだエリナは、絶頂と共にギッと、爪で俺の背中を掻いた。

 自分を刻みつけたいという意思だろうか、そんなエリナの気持ちが伝わり、俺は小さな痛みを受け入れた。

 

「エリナ……腟内に出しちまったけど……」

 

 肉棒を抜くと、どろりと大量の白濁液がエリナの膣口から溢れた。

 あまりにもエロいその光景に、すぐに俺の股間も復活しそうになるが、それよりも中出ししてしまったことの方が問題だ。

 

「ふふ、今日は大丈夫な日なので、気にしないでください」

「それでも……」

「シュウさんの子供なら、一人でも育てますから大丈夫ですよ」

「おまっ――」

 

 セイラに近い発言をするエリナに、俺はたじろぐ。

 彼女も大丈夫な日と言ってはいたが、実際本当なのかわからないし、子供についても生まれても問題ないような事を言っていた。

 

「そんな小さなことは気にされなくても大丈夫です。それよりも、私を労ってくれませんか?」

「それはわかってるけど……」

 

 エリナに手招きされ、俺は彼女に腕枕をしてあげた。

 ニコニコとした表情のエリナ。乱れたにもかかわらず美しい顔が目の前に近づく。

 

「一緒にいられる間だけでも、幸せな気分にしてくれればそれだけでいいですから。そこに、子供がどうだとかは気にしないでください」

「責任だって発生するだろ」

「ふふ、その時はその時です。シュウさんがお好きに決めてください」

「お前……俺の性格、わかってるだろ……」

 

 結局は人を見捨てられない。

 しょうがなく思いつつも、責任は取る。

 そんな俺の性格をエリナは知っているはずだ。

 

「なら、その時は……ね?」

「エリナ……」

 

 俺は恐ろしい人間たちに魅入られたのかもしれない。

 そんな会話もありつつも、事が終わったあとは、朝になるまでゆっくりと二人きりで過ごしたいった。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 翌日、朝帰りした俺を待っていたのはカナン。

 なんだか少しだけ不機嫌だった。

 

「また違う女の人の匂いがする……」

 

 なんて、ジト目を向けられたが、俺は軽く笑って返した。

 カナンも年頃だろう。女の子と恋愛したい気持ちがあり、俺に嫉妬しているのかもしれない。

 

 

 

 

 

 






【★宣伝★】

4月24日に書籍第1巻が発売しています!!
第2巻は7月24日発売です!
ぜひともご購入お待ちしています!

→Amazon
→楽天ブックス
→一二三書房公式サイト
以下サイトはえっちな特典付きです!
→ゲーマーズ
→メロンブックス
→とらのあな

作者のXのフォローもお待ちしています!
→藤白ぺるかのX
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。