雛瀬由香・・・名家のお嬢様。20歳。幼い頃から5つ年上の許嫁の医師、及川泰樹を愛している。ある日自分が脱いだ白手袋を使って泰樹が自慰しているのを偶然にも目撃してしまったことがきっかけで、彼にさらに愛されるように試行錯誤していく。
及川泰樹・・・原宿にて代々医師を営む家系に生まれた名家の御曹司。25歳。手袋フェチという誰にも明かさぬ秘密がある。
1980年代中頃の東京、原宿の喧騒から少し離れた古い洋館。竹林が風にそよぎ、夏の午後の陽光が淡くカーテンを透かして部屋を照らす。由香は鏡の前に立ち、黒髪を優雅に梳いていた。二十歳の彼女は、清楚な顔立ちに橙色の瞳が妖しく輝き、頰には薄い紅潮が浮かぶ。許婚の泰樹は、5歳年上の若き医師。代々続く医師の家系に生まれ、泰樹自身も大学病院で働く優秀なドクターだった。穏やかな眼鏡の奥に知的な光を宿し、細身の体躯が白衣に似合う彼は、しかし、心に秘めた欲望を抱えていた。
『泰樹さんの為に、私に出来る精一杯のお洒落、しなくっちゃ。』
由香の今日の装いは、レトロなワンピースドレス。白いブラウスが豊満な乳房を優しく包み、黒いリボンが首元を締め、赤いプリーツスカートが腰から優雅に広がる。黒いベルトが細い腰を強調し、そして、手には白い絹の手袋。指先までぴったりと覆うその生地は、滑らかで、触れるものを甘く誘うように光沢を帯びている。由香の心は常に最愛の許嫁、泰樹で満ちていた。幼い頃から決められた縁談の相手だが、最近、彼の意外な秘密を知った。あれは数日前のこと‥‥‥
由香が部屋に戻った時のことだった。泰樹が由香の脱いだ白手袋を手に取り、鼻に押し当てて嗅ぎながら、声を漏らしていた。「由香……由香の匂い……あっ……あん……」テンションを高ぶらせ、眼を閉じて肉棒を激しく扱く自慰。由香は開けかけた扉の隙間から偶然見てしまい、息を潜めてその場を離れたが、今まで知ることのなかった泰樹の衝撃的な性的嗜好に心から衝撃を走らせた。【手袋フェチ】‥‥‥聞いたことはあったがまさか自分の周りに、しかも最愛の泰樹がそうだったとは。そんな最愛の人の意外な渇望が寧ろ由香の胸を熱く疼かせる。
『泰樹さんのこと理解したい。心から尽くしたい、癒してあげたい。』由香は泰樹のフェティシズムを自身の愛で満たそうと決意し手袋の感覚に酔いしれてみることにした。愛用の白手袋を嵌めると、鏡に映る白と赤のワンピースドレスに白手袋といういつも通りのお気に入りコーディネートに身を包んだ見慣れた自分の姿を眺めながら、指をくねらせ開けた素肌を絹で愛撫してみる。サラサラとした肌触りのよい絹の感触が、彼女自身の白い柔肌を甘く刺激する。
『ああんっ‥‥泰樹さんっ♡泰樹さんっ♡なんだか白い手、私の手じゃないみたいっ‥‥泰樹さんに犯されてるみたいっ♡』
一人手袋自慰に没頭しているといつの間にか時は流れ夕暮れが近づき、泰樹が訪れた。スーツ姿の彼は、部屋に入るなり由香の白手袋に視線を奪われ驚きつつも息を呑む。
『由香、大胆な自慰をするものなんだな……その白い手袋、まるで君の肌のように柔らかそうだ。』
泰樹の声は低く震え、瞳に欲情の炎が灯る。由香は頰を染め、泰樹に近づき、白手袋の指で彼の頰を優しく撫でた。絹の滑らかな摩擦が、泰樹の肌を震わせる。
『泰樹さん私、貴方の好みを深く理解しました。この手袋で、貴方を悦ばせたいのです。』
由香の言葉は甘く、泰樹の手を取り、指先で彼の掌をくすぐるように絡める。
泰樹は由香をソファに導き、彼女を膝に座らせる。由香は白手袋の掌を泰樹の胸に滑らせ、シャツのボタンを一つずつ外す。露わになる泰樹の肌に、手袋の指先で軽く爪を立て、くすぐり始める。手袋くすぐり。絹の生地が泰樹の脇腹を優しく撫で、時には指を曲げて敏感な部分を突く。泰樹の体がびくりと反応し、笑い混じりの喘ぎが漏れる。
『あっ……由香、くすぐったい……でも、もっと‥‥して‥‥‥』
泰樹の声は熱を帯び、快楽に溺れる姿に由香の心臓が激しく鼓動する。淑女はさらに大胆に、手袋の指を泰樹の首筋に這わせ、耳朶を優しく摘む。絹の感触が、泰樹の神経を甘く痺れさせる。由香の黒髪が泰樹の肩に落ち、彼女の吐息が彼の肌に触れる。泰樹の股間が硬く膨らみ始めるのを感じ、由香の秘部も熱く湿り気を帯びる。
由香は自主的に色仕掛けを仕掛けた。泰樹の視線を捉え、ゆっくりとワンピースの胸元をはだけさせる。豊満な乳房が露わになり、ピンク色の乳首が硬く尖る。由香は白手袋の手で自分の乳房を優しく揉みしだき、泰樹に見せつける。
『泰樹さん……私の胸をご覧になって。貴方を誘うために、はだけてみたのです。ふふ、固くなってきたようですね。』
由香の声は優しく丁寧だが、少しSっ気を含み、泰樹を弄ぶように妖艶に微笑む。泰樹の瞳が美しい豊満な乳房に釘付けになり、息が荒くなる。
『由香……そんなに大胆に……お前も変わったなぁ‥‥‥』
『変わっていく私をずっと見ててって、以前言いましたから。』
由香はさらに、乳房を寄せて谷間を強調し、手袋の指で乳首を摘む。泰樹の股間がさらに膨張するのを見て、由香の胸が高鳴る。
やがて由香は泰樹のズボンを下ろし、愛を込めて手袋手コキを始める。白手袋の掌で、泰樹の固くなった巨根を優しく包み込む。絹の滑らかな生地が、熱く脈打つ巨根の表面を摩擦し、泰樹の腰がびくりと跳ねる。
『由香の手袋が、こんなにも熱く……一人でするのとは大違いだ‥‥‥これは、麻薬だ‥‥‥‥』
泰樹の喘ぎが部屋に響く。由香はリズムを付けて上下に動かし、指先で先端の鈴口をくすぐるように撫でる。時には根元を強く握り、絞るように。巨根の血管が浮き上がり、透明な先走りが手袋の絹を濡らす。由香はここで、過去の出来事を引き合いに出した。
『泰樹さん覚えていらっしゃいます? 私が脱いだこの白い手袋を嗅ぎながら、【由香……由香の匂い……】と繰り返しオナニーなさっていたこと。偶然にも私、見てしまいました。ふふ、そんなに興奮なさるなんて、貴方は本当に手袋がお好きなんですね。手袋を嵌めていればどんな女にも欲情なさるふしだらなだらしない方なのですか?泰樹さん?』由香の声は優しく丁寧だが、少しSっ気を出して泰樹を弄ぶ。泰樹の顔が赤らみ、恥ずかしさと興奮で体が震える。『由香……それを見ていたのか……恥ずかしい…‥』
『質問に答えて。手袋と私、どっちが好きなの?』
『ぼ‥‥僕は、由香の嵌めた手袋だから‥‥こんなにも肉棒をかちかちに勃起させてしまうんだ‥‥他の女が例えこの手袋を嵌めていたとしても、興味なんか全然わかない。綺麗で優しい由香さんが嵌めているから、手袋を僕の白いどろっとしたポタージュで染めたくなってしまうんだ‥‥‥』
『合格です、泰樹さん。』
由香は正直な泰樹の独白に満足そうに微笑むと白手袋を口元に寄せ、自分の唾を絡ませる。舌を這わせ、絹の生地を湿らせ、ローション代わりにする。甘い唾液が手袋に染み込み、ぬるぬるとした感触が生まれる。
『泰樹さん、私の唾液ローションでもっと、滑らかにしてあげますわ。ふしだらな淑女の生唾を絡ませた白い絹の手袋で貴方の巨根を、たっぷり弄んであげましょう。』
由香は手袋を巨根に再び当て、唾のぬめりで滑りを良くし、激しく扱く。絹手袋と唾の混合が凝り固まった泰樹の巨根を甘く締め付け摩擦を増し、逃れられない極上の快楽を与える。
『由香‥‥‥由香っ‥‥‥君はS‥‥‥なの‥‥‥』
泰樹の喘ぎが激しくなる。
『ふふっ、貴方の前だからこんなにダイタンになってるのです、私。』
天使のような笑みを浮かべながら由香は、扱く手のスピードをより一層加速させていく。それにつられて普段は聡明で頼りになる雰囲気の泰樹は表情を歪ませ、ただの情けないマゾ手袋奴隷と化していた。
『由香……もう我慢できない‥‥‥僕のポタージュでふしだらな白い手袋もおっぱいも、染めてやるっ‥‥』
『どうぞ、泰樹様。我慢なさらず、射精なさって。私の手袋に、貴方の熱いものを』
由香はSっ気に満ちた視線で泰樹を見つめた途端、手袋マゾ医師の巨根が膨張し、性衝動を伴った熱い白濁が迸る。由香の手袋と豊満な乳房が白い衝動に塗れ汚され、彼女の胸と両手から全身に喜びが広がった。
『いっぱい、出ましたね‥‥‥手袋じゃなくて今度は、私の腟内を‥‥‥‥』
『ねぇ泰樹さん、約束通り私と……子作りしてください。手袋だけじゃなくて私の中を貴方色に染め上げて。貴方の種を私の花園に植え付けて。』
時は戻り現在。夜の泰樹のお屋敷の寝室にて。由香はワンピースを脱ぎ捨て、全裸に白手袋だけを嵌めた姿になる。黒髪を靡かせ、豊満な胸を揺らしながら泰樹に跨る。彼女の肌は汗で光り、橙色の瞳が欲情に満ちる。
『由香、今日のお前は一段と美しく輝いて見えるよ。ため息が出てしまうほどに美しい‥‥』
泰樹は由香を抱き寄せ、舌を絡め合う深いキスを交わす。唇が激しく触れ合い、舌先が互いの口腔を探り、唾液が糸を引きながら混じり合う。甘い味が広がり、由香の体が熱く溶ける。じんわりと由香の体温が内部から伝い温かくなっている白手袋の手が泰樹の背中を撫で、爪を立てて痕を残す。
『由香、幸せな家庭、築こうな。』
泰樹の巨根が由香の秘部に沈む。ゆっくりと、深く。熱い肉壁が巨根を締め付け、由香の喘ぎが部屋に響く。
『あんはっ……泰樹さん、大きくて、猛々しくて、深い……』
由香は腰を振りながら胸を泰樹の胸に押しつける。黒髪が乱れ、汗が飛び散る。リズムが速くなり、手袋の指が泰樹の尻を掴み、深く導く。泰樹の動きが激しくなり、由香の体内で慈愛と性欲と嗜好の入り混じった肉棒が膨張していく。
『泰樹さんっ、泰樹さんっ、ずっとっ、あなたにこうされるのが夢だったのぉっ‥‥‥』
由香は幼き時代の思い出が蘇る。慶王学園幼稚舎時代、5つも年の離れた、兄のような頼りになる泰樹への淡い恋を募らせ、初めて指で花園をくちゅりくちゅりと愛撫し、経験したこともない快楽に悶え依存症になっていたことを‥‥‥
『由香っ、愛してるんだ。ずっと僕の身体を手袋で、白い2つの恥丘で、包み込んでくれ、癒してくれ、犯して‥‥‥もう中に、出るっ…‥‥』
愛の告白と共に白く熱い熱い迸りが由香の花園を奥からどろりどろりと艶かしく満たした。
『嬉しい‥‥‥嬉しいの、私‥‥とっても。』
由香は汗で透け、柔肌が見えるようになりじっとりと蒸れた白い絹の両手で泰樹を抱きしめ、絶頂の波に身を委ねる。純愛の結晶が、人知れず彼女の体内で芽生えた瞬間。
『元気な男の子ですって!どんな名前をつけようかしら?』
『ふふっ、由香に似た美男になると嬉しいなぁ。』
『あらあら、泰樹さんもとっても美男ですよ。ふふっ。』
セックス、結婚式も終えて数ヶ月後、由香の腹は優しく膨らみ、赤ちゃんの鼓動が聞こえるようになった。原宿の街は変わらず華やかだが、二人の世界は、静かな幸福と甘い余韻に満ちていた。