仕事が早めに終わって、ミシェルは昼過ぎには部屋に戻ることができた。
「ふぅ……」
ミシェルが勤める屋敷では、メイドにも個室が割り当てられている。
手狭な部屋だがミシェルには居心地が良い。メイド服のままベッドに横たわってぼんやりしていたミシェルは、ややあってメイド服の裾をめくり、下着の中に手を入れる。
「……ん……」
可愛らしい顔が、ほのかに赤らんだ。
ミニ丈の可愛らしいメイド服を纏うミシェルだが、スカートの中に手を入れれば、そこには男のモノがある。
メイド服はそのままに下着を脱いで、ミシェルはゆっくりとペニスをしごき始める。
「ぁ、っん……」
甘い快感が下腹部に広がる。
(今日は時間があるし、ゆっくりやろうかな……)
ゆるゆると、ミシェルは自慰を続ける――。
●
ミシェルが自室に戻ってからほどなくして、一人の女性が屋敷に戻ってきた。
「あれ、ミシェルは?」
ピンク色の髪を揺らして屋敷を見回す彼女はシライ。
冒険者としてあちこちを旅して回るシライは、ミシェルへのお土産も持ってきていた。早くミシェルに渡したい一心で、シライはミシェルの私室に向かう。
(この時間なら空いてますよね?)
シライは足取り軽やかにミシェルの部屋の前に向かい、ドアノブに手をかける。
「ミシェルさん! いま帰って――」
勢いよくドアを開けたシライの目の前、ミシェルはいた。
「あ……」
ミシェルはベッドに仰向けに寝転んで、ペニスを握りしめているところ。
赤らんだミシェルの顔がますます赤くなる――眼前の光景を理解して、シライも顔を赤くして。
「ミ、ミシェルさん……?」
「シライ……さん、……っ!?」
驚くシライの前、ミシェルは大急ぎで起き上がって股間のモノを隠す。
スカートの黒布で陰茎は隠れたものの、スカートの前は大きく盛り上がっている。シライにも隠されたモノが何なのかはハッキリ分かって、驚きに目を丸くしている。
「ち、ちち、違うっ……! い、今のは、なんでもなくて……!!」
だが、ミシェルの慌てぶりはシライ以上。
白い肌を真っ赤に色づかせたミシェルは、何度も何度も首を振っている。恥ずかしさのあまり目を閉じてしまったミシェルの慌てぶりにかえってシライは冷静さを取り戻して、考える余裕ができた。
(私もびっくりしてちゃいけないですよね)
年下のミシェルと同じく慌てているばかりではいられない、と、シライは努めて笑みを浮かべてミシェルの元へ。
「わぁっ、え、えっ……!?」
部屋から出るどころか近づいてきたシライにミシェルは恐慌状態。
どうしたらいいのかとベッドの上で固まるミシェルの隣に腰掛けたシライは、顔を近づけた。
「……!」
オナニーの真っ最中で昂ったミシェルからすれば、シライの顔が迫るだけでもドギマギしてしまう。
「一人でえっちなこと、してたんですか?」
「そ、それは……」
シライに問われて、答えに詰まってしまうミシェル。
何とかごまかせないかと視線をあちこちに向けるミシェルの顔がおかしくて、シライは笑みを浮かべてミシェルに顔を迫らせ、そっと唇を重ねる。
「……!?」
やわらかいものが唇に触れて、驚愕に目を見開くミシェル。
初めてのキスに、慌て続けたミシェルの気持ちが落ち着いていく。心地よさそうに目を細めたミシェルの正面で、シライも目を潤ませ、熱っぽい吐息を漏らしている。
「ん……っ……」
ミシェルもシライも、これが初めてのキス。
ミシェルの方がわずかに体温が高いのは、先ほどまで自慰に耽っていた余韻だろうか。温度の高さもあいまって二人の境界線は溶けていきそうで、ミシェルもシライもそのまま動けない。
「……んっ、……」
そして、熱いのは唇だけではない。
シライの衣服の下――特に下腹部は熱を帯びていた。こらえがたい欲求は、きっと先ほどのミシェルのオナニー姿を見てしまったことも無関係ではない。唇が重なるほどの近距離にいるせいでミシェルの淫熱が感じられて、シライの疼きは止まらない。
「ぅ……ん、っは……」
唇と唇が離れた一瞬を、甘い吐息が塞ぐ。
唇を重ねているのに足りなくて、シライはベッドの上でミシェルににじり寄る。唇を重ねたまま密着した二人は、どちらからともなく互いの身体に手を伸ばした。
シライがミシェルのスカートの中に手を潜らせると、すぐに熱源に辿り着く。
「……うわ、……!」
初めて触るペニスの熱に、短く声を上げるシライ。
手袋を解いた素手で男根をさすると、ミシェルのペニスは手の中で跳ねた。
「ぁ……っ!」
同時に、ミシェルもぴくっと反応。自慰で高まっていたペニスはすぐに透明な液体を垂らしはじめて、シライはその液を指先に取ると、自分の指に塗り広げる。
「わ、ぬるぬるします……」
「うぅ……っ……」
素朴な感想にミシェルの顔はますます赤い。
消え入りそうなほど恥じらうミシェルだが、それでいてシライの身体に興味津々。おずおずとシライの太ももに手を置いたミシェルは、遠慮がちにスカートの内側に手を入れる。
「っん……!」
青い性衝動は逸って、すぐさまシライの脚の付け根に手を届かせる。
「ん、……っあ……」
ボディスーツを脱がせるのは容易ではないが、衣服越しにシライの秘所をなぞるミシェル。
「は……ぁ、んん……っ……」
ミシェルの手つきは予想以上に的確なもの。
シライはペニスを握ったまま何も出来なくなるほど。腰をくねらせ、嬌声を上げながら、シライの胸にはひとつの思いがもたげる。
(なんで、こんなに上手に……?)
おっかなびっくりなシライの手つきと比べれば、ミシェルの手つきは確信を持っているようにすら感じられる。
ミシェルから与えられる快感が強いほどシライの戸惑いは強い。快楽に悶えながらも物言いたげなシライの様子に気が付いて、ミシェルは秘所を探る手を止めた。
「い、痛かった……?」
心配そうに尋ねるミシェルに首を振って、それから。
少しだけためらってから、シライは問いかける。
「ミシェルは……こういうこと、したこと、あるんですか……?」
ためらいがちな問いかけは、シライ自身の経験の無さを暴露するもの。
だから、ミシェルはすぐには答えられなかった。初めての経験――迷い込んだ場所で出会った女性との温かな交わりを思い出したミシェルは、ためらいがちにこくんとうなずいた。
「……うん」
「そう、ですか……」
年下の男の子に先を越されたことに何とも言えない寂しさを覚えてしまうシライだが、そんな彼女に、ミシェルはもう一回口づける。
「――ん、……」
唇に蕩けて、寂しさはすぐに忘れてしまう。
ミシェルの手つきは女体を知り尽くしたわけではない。シライの大切な場所を撫でるミシェルはなんとかして衣服の内側に手を潜らせようとするが、全身にフィットするインナーは脱がせにくいもの。無言で焦るミシェルの様子は年相応で、そんなミシェルに微笑んだシライは自らの衣服に手をかける。
「ん……」
服を着たまま帽子を脱ぎ、胸元の羽を外すシライ。
全身を包むインナーを脱ごうかためらってから、シライは身体をベッドにゆだねて。
「……いい、ですよ」
呟くシライはベッドに横たわると、そっと自分のスカートをたくし上げる。
インナー越しの秘所があらわが覗く――布越しの愛撫に反応したシライの花園は蜜を纏い、すでにうっすらと湿りを帯びている。
「う、うん……」
興奮と緊張がないまぜになった表情でうなずいたミシェルは、シライのインナーの股間に手を当てると、布の継ぎ目をそっと引き裂く。
布が破れる音が響いて、遂にシライの大切な場所があらわになった。
「濡れてる……」
「っ……」
思わず漏らしたミシェルは、開かれた場所に自身のペニスをあてがう。
「あ……」
熱い場所が、触れ合う。
あと少しでも腰を進めれば、二人は完全に繋がる――勝手に前進しそうになる腰を必死に押し留めて、ミシェルはシライに口づけた。
「ん……」
「……ぁ……」
甘い声が漏れて、舌が絡み合った瞬間。
シライの処女膜を穿って、ミシェルはシライの内側に入りこんだ。
「っあ――」
痛みが走るも、シライはミシェルにしがみつく。
「あ、っあぁ……!!」
驚きの声を上げたのはミシェル。
これが初めてのシライの膣内は驚くほど熱い。初めての時とは違い自ら行為に挑んだ興奮も手伝って、ミシェルは舌を絡めることも忘れてシライの膣の快美に酔いしれる。
「あぅっ……、ぅ、あぁっ!」
ペニス全てを埋めこんだミシェルは、何も言えずに胴震いを繰り返す。
二人の繋がった場所からは破瓜の血が溢れていた。シライは痛みを覚えてはいるものの、それ以上に重なる唇の快美は強く、潤んだ瞳にはミシェルと一つになった喜びに満ちている。
「っあ……う、ううっ……!」
そんなシライの上、ミシェルはうねる膣壁に翻弄されている。
初めてのセックスに、シライの胎内は落ち着かない様子で蜜壁をわななかせている。驚くほど熱い膣内でミシェルのペニスは跳ね続け、二人の大切な場所を絶えず刺激する。
「は、っぁ……!! あっ、あぁ……っ!!」
辛抱たまらず、ミシェルは腰を前後に動かしはじめる。
「んく……ぅ、あぁっ!」
二人の気持ちがそうであるように、ミシェルとシライの秘部は馴染み、重なっていた。シライの上でミシェルが腰を動かすたび、ミシェルの胸元のリボンがシライの胸元を撫でる。くすぐったさにシライが目を細めると、初めてペニスを受け入れたヴァギナがわずかに緩んで、ミシェルの動きはスムーズになっていく。
「は……っ、ぁ、あ、気持ち……いいっ……!」
シライの膣内、ミシェルの陰茎はピクピク跳ねている。
セックスの経験がないシライだが、痛みは過ぎ去り、今はほのかな快感が芽生え始めている。
「んっ……う、んん……っ……」
繋がった場所から広がる奇妙な感覚に、小さく声を漏らすシライ。
ミシェルのピストンによって腟内がほぐれるとシライの緊張も少しは解けて、シライはそっとミシェルの腰に手を回す。
「あ……!」
シライの両手を腰に感じただけで、ミシェルの興奮は募る。
さらにシライはミシェルの腰に回した腕を引いて、ミシェルの身体を引き寄せた。
「っあ、あ……! う、深い……っ!」
思わず声を上げてしまうミシェルの腰から、シライは腕を離さない。
シライに腰を抱かれて、二人の大切な場所はぴったりと重なった。ミシェルのペニスは全てシライの膣内に挿入ってしまって、強い快美に腰が引けそうになるのにシライの腕に押さえつけられてミシェルは逃げることもできない。
「深い、と……っあ、あぁ……っ!!」
「ん……っ!? な、に……これぇ……っ!」
膣深くまで沈んだペニスいっぱいに伝わる粘膜の快美がミシェルを襲う。
ただでさえ昂っていた身体は限界が近い。激しい前後運動というよりはグリグリと奥に押し付けるような行為にはまた違った快楽が伴い、ミシェルは我慢できずに腰をガクガク震わせてしまう。
「っもう、我慢……できな――……あぁっ!!」
「んんぁっ……!?」
胎内で硬さを増したミシェルのペニスに思わずシライが声を漏らした時、ミシェルは腰を大きくグラインドさせて。
「っ出ちゃう……!!」
「あっ……!」
シライの胸にしがみついたミシェルは、膣奥で思いきり射精。
意識が真っ白になるほどの快感に襲われながら精子を吐き出すミシェル。荒い息を吐きながらシライの胸に顔を埋めるミシェルは何度も腰を跳ねさせ、そのたびにシライの膣には白濁液が注がれる。
「ぁ……、あつ、い……ミシェルさんのっ……!」
性の滾りを受け止めるシライは、膣を満たす熱いものに目を瞠る。
(これが、男の人の……ミシェルさんの……)
膣内で繰り返される脈動に、シライの心も跳ねるばかり。
目の前で射精の快感に悶えるミシェルの顔は愛らしいのに、膣内で脈動するペニスは逞しい。呆けた表情でザーメンをシライに送り込むミシェルの表情はこれまで見たことがないもので、それほど強い快楽を得ているミシェルからシライは目が離せない。
(射精って、あんなに気持ち良いんですか……?)
高鳴る胸は、ミシェルの吐精が終わった後も収まらない。
「いっぱい……出た、よ……」
ミシェルがゆっくりとペニスを抜くと、シライの中からとろりと白いものが流れ出る。
「あ……」
ミシェルの快楽の源を指に取ると、何とも言えない蠱惑的な香り。
胸に湧き上がる欲求はもう抑えがきかない。シライはミシェルの肩を掴むとベッドに引き寄せ、勢いよくミシェルの上に馬乗りになる。
「っえ?」
二人の位置は先ほどの逆。
ベッドに仰向けになったミシェルはぽかんとシライを見上げ、ミシェルの視線を受けるシライは荷物を漁る。ベッド脇の荷物から小瓶を引っ張り出したシライはひと思いに瓶の中をあおり、それからミシェルに向き直る。
「今のって……?」
「ミシェルさん」
何が起こるのかと不思議そうなミシェルの手を取って、シライは自分の秘所を触らせる。
「あ……」
淫裂は、男の子のものとはまったく違う形。
何もないつるりとした恥丘――と思ったのはわずかな時間のことで、すぐに変化が訪れる。
「……なんか、膨らんでる……?」
小さな違和感を口にする間にも、シライの恥丘には不自然な膨らみが生まれていた。
肉の盛り上がりが形を為すまでそう時間はかからない。ミシェルの手の中でシライの股間にはペニスが形作られたのだ。
「うわ……!?」
「冒険中に手に入れたんです。どうですか?」
いたずらっぽく笑うシライの秘所でペニスがそそり立つ。
あの小瓶に入っていたのはペニスを生やす薬なのだろう。胸元の膨らみやミシェルの精を垂らす膣はそのままに、シライは男のモノも手に入れて、ミシェルの脚の付け根に目を落とす。
「……ミシェルさん。私も、ミシェルさんの初めてが欲しいです」
誘うように言いながら、シライの手はミシェルの秘部へ。
まだ硬いペニスと毛のない睾丸の奥、薄いお尻の肉をかき分けて、シライはミシェルのアヌスに行き着いた。性とは繋がらない場所に触れられた驚きにミシェルは肩を竦めるが、シライはそんなミシェルをお構いなしに菊座の皺をなぞり、窄まりに指を押し入れる。
「でも、そこ……っ!」
「……だめですか?」
「うぅ……」
隠しきれない欲望を瞳に宿したシライの言葉に、ミシェルはそれ以上否定はできない。
男として、淫欲を果たせないことの苦しさは十分に知っていた。それに、シライの初めてを受け取ったのに、ミシェルは初めてではなかったことの後ろめたさも加わって、ミシェルは小さくうなうずくと自ら臀部を開いた。
「……ゆっくり、してね?」
「ん……」
うなずくシライは、ミシェルがそうしたように自身のふたなりペニスの付け根に手を添え、ミシェルの菊座に狙いを定める。
セックスの余韻があるのか、ミシェルのそこは寛いでいた。膣とはつくりが違う秘部は、亀頭を当てても広がりこそしないものの、腰を遣えば穿つことは難しくないだろう。
「……挿入れますね」
緊張した声で呟いて、シライはゆっくりと腰を前に進める。
「ぅ――あ、」
みち、と、肉が拡がるのが分かって、ミシェルは目を見開く。
不思議と痛みは少ない。少しずつ内側に侵入するシライの陰茎は熱く、手に馴染んでいるはずのペニスの熱が、アヌスに触れるのは不思議な思いがした。
「は……ぁ、うう……っ」
「痛くありませんか?」
「ん、っ……」
なんとかうなずくミシェルの菊座に、シライの肉棒が沈んでいく。
「あぁ……っ!!」
太いもの――亀頭部が挿入る感覚に声が出てしまうミシェル。
裏穴を拡げるシライのペニスは、初めての感覚にビクビク震えっぱなし。加えて男の快感を味わうのが初めてのシライは、ミシェルがそうしたように目を瞬かせながら興奮の溜息をついた。
「すご、い……、男の子って、こんなに……っ……!」
先ほど、ミシェルもこのくらい気持ち良かったのか――と考えると、シライはますます欲情を煽られる。
シライが腰を進めるたび、スカートをはだけさせたミシェルの秘所でペニスが揺れる。ぷらん、と跳ねるおちんちんは可愛らしくて、シライは年下の少年のたいらなバストを撫でると共に肛内深くに己を打ち込んだ。
「っあぁ……!!」
一息に押し込まれた肉棒の衝撃に、短い髪を揺らすミシェル。
「あ、ッはぁ……、ああぁ……っ!!」
ペニス全体でミシェルの肛内を味わうシライは熱っぽい溜息をついて動きを止める。
「すごい、です……! ミシェルさんの中、熱くて、きゅって締まって……ん、ぁあっ……」
「う……あぁっ、ううっ……」
シライの言葉に、恥ずかしそうに顔をうつむけるミシェル。
だが、同時にミシェルはシライの肉棒を締めつけてしまっていた。きゅうっと力が加わる肛門粘膜に肉棒全体をなぞりあげられて、シライは背筋を震わせる。今以上の快美を求めて腰は逸りかけるが、ミシェルを想う気持ちが勝って、シライは腰を押し留めた。
「ミシェルさんは、つらくないですか……?」
「ん、平気……だよ……」
シライの問いにうなずくミシェルだが、痛みがゼロなわけではない様子。
愛らしい顔はわずかに歪んでいる。これまで物を挿入れたこともないアヌスに陰茎が挿入ったのだから違和感も相当のものと見えて、ミシェルは瞳を潤ませていた。
「……だから、続けて……?」
痛みがあろうとも、シライと交わる歓びは深い。
しかも、ミシェルがシライを受け容れる形は本来ありえないこと。その異常さが興奮のスパイスとなり、ミシェルのペニスは何の刺激も受けていないのに脈打ち、カウパーをメイド服に垂らしている。幼いというのにオスの部分は立派なもので、繋がった場所からはミシェルのものともシライのものともつかない性臭に満ちていた。
「……痛くなったら、言ってくださいね」
ミシェルの気遣いを受け止めて、シライはおそるおそる腰を動かし始める。
「んっ……あ、あぁ……っ……」
腰を引いても、処女の菊穴はシライをすぐには離さない。
ネットリとした菊座の感触は尾を引いて、腰を引こうとしても想うようには動けないシライ。もどかしいのにアヌスに翻弄される気分は極上で、ようやく腰を引いて浅い場所を刺激してやるとミシェルの肉環はギュウッと力を入れてシライを捕まえる。
「んんっ!」
こすれる粘膜がこれほど気持ち良いとは知らなかったシライは、未経験の男の快感に翻弄されて声を上げるばかり。
ミシェルのアヌスからもたらされる興奮は相当のもので、シライは遠慮がちに腰を揺すりながら嬌声を上げてしまう。
「っすご、い……! すぐ出ちゃいそう、で……んんぅっ……!!」
押し寄せる快楽の嵐をこらえようと、シライは眉を寄せている。
少しでも気を抜けばすぐにでも果ててしまいそう。強く締めつけられたペニスは絶えずカウパー汁を吐き出して、シライの蜜で濡れそぼった菊内からは湿っぽい音が響き渡る。
「あ……っ、ぅうんっ! ん、んっ……!」
どれだけ必死に堪らえようとしても、一秒ごとに積み重なる法悦に抗うことなど出来ない。
「っミシェルさ、ん――あ、っあぁ……!!」
「、あ――大きく、なってる……っ……」
ミシェルを気遣う余裕も失って腰振りを早めるシエラの興奮を感じ取って、ミシェルもまたペニスを硬くしている。
ピストンに合わせて揺れ動くミシェルの陰茎も限界は近い。アヌスとペニス、両方から与えられる快楽電流に耐えきれず、ミシェルは宙で何度か手をもがかせてからシライの腰を掴む。
「っあ――あぁっ……!!」
「ひぁあっ……!!」
シライの膣に射精した時とまったく同じように、ミシェルはシライの腰を掴んで引き寄せる。
「そん、な――ぁ、もう……むりぃ……っ!!」
短く叫んだ瞬間、シライは思いの丈をミシェルの膣に吐き出した。
「あ……っ、あぁあっ!!」
初体験の射精は、いっそ恐ろしくなるほどの快楽だ。
下腹部全体が燃え上がるような衝動に襲われて、シライは何度もミシェルの下半身に腰を打ちつける。勢いよく放たれたザーメンはそのたびミシェルの肛内を白く染め上げ、シライの性衝動を全身で受け止めるミシェルもまた欲望を発射する。
「う……あ、あぁっ……!!」
一度目の射精を凌駕する絶頂感が全身を包む。
共に射精に至り、二人は一つになったかのように腰をくねらせる。漏れる声は甲高く、熱い呼吸を交わす二人は互いの射精によって自身の淫欲を強めるのだから果てがない。
「ん……、熱い……っ……」
「あぁっ、あ……あぁあ……っ!!」
永遠にも思えるほど、射精の悦びは長く続いた。
「は……あぁ、あ…………」
シライがブルっと身震いすると、ペニスから名残のように精液が飛び出す。ビュルビュルと輸精管を通る感覚すらあったがそれは今は遠のいて、シライの身体は満ち足りたような気だるさに包まれる。
「ん……ぁ、全部、出、ましたぁっ……」
身体から力が抜けると、ミシェルのアヌスからもペニスが抜けた。
シライのモノが抜き取られたミシェルの穴は、すぐに元の形に引き締まる。いくつもの放射線を集めたような菊座は元通りだが、僅かに白いしずくが垂れて、先ほどまでの夢のような行為が現実のものだったと知らせるようだ。
シライのザーメンを受け止めたミシェルがベッドの上から動けずにいると、シライはミシェルの隣に横たわる。身体を横向きにすれば二人は向き合う形で、心地よい疲労感に包まれたミシェルとシライは、何をするでもなく手を繋いだ。
「……気持ち良かった?」
少し身体が落ち着いてきたミシェルが尋ねると、シライは目を細めて微笑みかける。
「はい、とても。……ねえ、ミシェルさん」
「ん……?」
横わたったまま首を傾げるミシェルに近づいたシライは、唇を重ねる。
柔らかな唇からシライの香りが漂う――目を細めたミシェルの間近で、シライは囁きかける。
「また、しましょうね」
「……うん」
シライが指すのが、どちらの行為なのかは分からない。
どちらでも良いのだとの思ったミシェルがうなずくと、シライはもう一度ミシェルに口づけた――。