「見つけました……!」
洞窟型ダンジョンの最奥に、シライの快哉が響く。
侵入禁止のダンジョンを見つけたシライは、好奇心を抑えきれずにダンジョンへ潜り込んだ。
元々、侵入が禁止されるダンジョンには二種類ある。あまりにも危険なものか、古代技術が使われていて歴史的価値が高く保護が必要か――後者のダンジョンは、踏み荒らしさえしなければこっそり入る分には構わないというのが冒険者たちの暗黙の了解。シライもそのダンジョンをなるべく傷付けないように注意しながら、とうとうダンジョンの最奥まで行き着いたのだ。
「これは指輪……ですね」
ピンクゴールドの台座に紅石を嵌めた指輪は、ほのかな魔力を放っている。
(さっそく、使ってみましょう!)
うきうきと考えながら、シライは戦利品である指輪を懐にしまいこむ。
――それが、古代の淫魔の持ち物だとも知らずに。
●
指輪を嵌めて森へ冒険へ向かったシライは、すぐに指輪の効力を実感した。
(すごい……! 弓のキレが全然違う!)
身体は軽く、シライは軽々と木々を飛び移っては弓を番える。
狙う獲物は大型の獣型モンスター。猿に似ているが体毛は燃えるように赤く、筋肉隆々の手足をひと振りするだけで木々が薙ぎ払われる。
ボス級の強さを誇るそのモンスターは、体格も大きければ速度もかなりのもの。加えて弱ると咆哮を上げて仲間のモンスターを喚ぶのだから、かなり厄介な相手だ。
理想を言うなら一撃で倒してしまいたいが、そうするには戦力差がありすぎる。いつものシライなら、このモンスターと一戦交える前に数日がかりで罠を準備し、街で何人かの協力者を募ったことだろう。
しかし、たまたま森でこの獣と出くわしたシライは、指輪から魔力が溢れ出ることに気が付いた。今なら勝てる――そう指輪に囁きかけられた気がして、シライは根拠のない全能感とともに獣に挑みかかる。
(当たる!)
確信とともに矢を射れば、果たしてシライの放った一本の矢は獣の脳天を貫いた。
「ガア――――!!」
断末魔を上げて倒れる獣――樹上から軽やかに飛び降りたシライが獣を見れば、すでに獣は息絶えている。
「やった……!」
一撃で仕留めたのだ、爪や毛皮にはほとんど傷がついていない。
この獣の爪は装備品に、毛皮は衣類に転用される。これだけ状態が良いものなら街では高値がつくだろうし、シライ自身の武を誇るものとして手元に残しておいても良さそうだ。
「この指輪、すごいです……!」
興奮を滲ませつつ指輪に手を触れると、シライの気持ちに応えるように指輪はほのかな熱を放つ。
指輪を嵌めた右手どころか、右腕が――否、右半身が、あるいは全身が燃えるような心地では、モンスターから出た素材を全て手に入れた後も続く。
「はっ……あ、……」
勝利の余韻、と思っていた火照りは収まらない。
「あ……あれ……?」
何かがおかしい、と気付いた時には視界が歪んで。
(――もしかして、魔力、使いすぎて――?)
考えがまとまるより早く、弓を取り落としてシライは倒れ込む。
(あつい……)
身体が熱くて、喉が乾いて仕方ない。
火照りを抑えたくてジャケットを脱ぎ、上はボディスーツに。動悸の激しさを確かめるように胸元に手を添えれば、いつもは何とも思わない自分の胸の膨らみがやけに気になる。
「……ぁ……」
思わず漏れた吐息は、自分でも驚くほど色っぽいもの。
(身体――とまら、ない……)
倒れこんだまま動けないシライの身体を、指輪から展開された陣が取り巻く。
妖しげな紅色の加護を受けて、シライはますます呼吸を荒くする――。
●
「モンスターの声、この辺からだったよな?」
シライが倒れる少し前。
アインは、仲間たちと一緒に森を歩いていた。
男四人でのパーティはなんとも色気に欠けるものの、これはこれで気楽だ。今は森の探索中だが、少し前に大型モンスターの断末魔が聞こえて、声のした方へ向かっている途中だ。
「そうですね。負傷者が出た可能性もありますから、助けに行かないと」
「ま、ついでに素材のおこぼれでも貰えりゃ一番だな!」
静かに呟くツヴァイに、抜け目なく笑うドライ。
そして、後ろをついていくフィーは重装鎧をガチャガチャ鳴らしながら歩き、無言で彼らの会話にうなずいている――和やかにお喋りをしながら森を進んだ一行は、ほとなくして倒れるシライを発見した。
「! おい、大丈夫かっ!?」
慌てて駆け寄るアインが、倒れたシライの肩を抱いて起こす。
バトルスーツに身を包んだシライはジャケットを脱ぎ捨てていた。黒いスーツはボディラインをくっきり浮かび上がらせ、アインに抱き寄せられた拍子に胸は重たげに揺れる。アインはそんなシライの姿に頬を染めつつ、彼女の顔を覗き込む。
「は……っ、ぁ、はぁっ……」
「息はあるようです、が――」
荒く息を吐くシライの様子にツヴァイは呟く。
「んっ……ぁう、うう……っ……」
アインの腕の中、シライは腰をくねらせ、悩ましげな声を上げる。
シライの全身からは女の色香が立ち上る。紅石の指輪――古代淫魔の装備品を身に着けてしまったせいですっかり発情してしまったシライは、ビクビクと腰を跳ねさせ、物欲しそうにアインを、残る三人を見つめる。
「……っ!!」
淫情を煽る表情に、我慢の限界を迎えたドライがズボンを下ろす。
「……たまんねえ……!」
呟くフィーも、鎧の一部を外して肉棒をむき出しにしてシライの背後に回る。
出会って間もないのに勃起ペニスを曝け出す男たちを見ても、シライは驚くどころかますます瞳を蕩かせ、物欲しそうに唇を薄く開く。蠱惑的な表情を前にアインとツヴァイもたまらず剛直をあらわにして、地面に座り込むシライの顔にサオを突きつけた。
「ぁ……」
オスの熱気に取り囲まれたシライの頬は赤い。
端正な顔を上気させ、じっと男根を見つめるシライの姿は男たちの劣情を煽るもの。気が逸ったアインがシライの唇に肉棒を押し付けると、シライはごく自然に唇を開いてアインのモノを受け入れた。
「んぅ……っ」
「ぅおっ、すげえ……!!」
熱を帯びた口腔粘膜に呑まれて、アインはたまらず声を上げる。
シライの、優れた容姿の冒険者といった外見からは想像もつかないほど舌使いは激しい。ぬるりと亀頭の先を舐め回すシライは、頬をすぼめてアインに吸いつき、たっぷりの唾液を茎胴にまぶす。
じゅぷっと水音が立ち、シライのピンク色の唇が潤む――蕩けた瞳はアインをじっと見つめたままで、手練れのフェラチオをしながら健気さも残す仕草がアインの情欲を煽る。
「っオレも! 手、手でシてよ……!」
「わ、私も……!!」
シライの左右に立つドライとツヴァイは、シライの手を取って自分のモノを握らせ、無理やりシコシコと上下運動をさせる。
「ぁう……っん、んん……っ」
何度かそうやってシライの手を使ってしごくと、シライの指先に力が戻る。
華奢な指先が艶めかしく蠢き、二人の幹をさすりだす――たまらない手つきに二人は大きくのけぞって、興奮の声を漏らす。
「あっ、あ……やべえ、そこすっげえイイっ……!!」
「く……っ、うう、あッ……!!」
興奮に早口になるドライに、強い快感のあまり何も言えないツヴァイ。
シライの手は、左右それぞれ異なる動きを見せる。ツヴァイには手首のスナップを効かせてサオ全体をさすり上げるストロークを見せ、ドライには手のひらで亀頭を包み、クニクニと揉むように先端に集中攻撃を仕掛ける。
「ふ……っ、ふーっ……」
口と両手で奉仕をするシライの後ろでは、フィーがシライの髪の毛に剛直を巻き付けている。
赤黒い肉棒にピンク色の髪の毛のコントラストが眩しい。自分の手でサオをしごくフィーは先端部をシライの首筋に押し付けて、ボディスーツの襟元から覗くわずかな素肌を堪能している。
男たちは誰もがそれぞれの欲望のためにシライを使う。
そして、シライは彼らの欲望を受け止めようと、舌や手を使って奉仕を繰り広げる。男たちの淫欲がシライの身体を熱くさせるが、頭のどこか冷静な部分で、シライは疑問を感じてしまう。
(この人たち、誰……?)
初めて出会った男たちの陰茎に囲まれ、こんなことをしている理由が思い出せない。
(こんなこと、ミシェルともシてないのに――)
曖昧な意識の中、メイド少年・ミシェルの姿が頭をよぎる。
シライがこれまでに交わりを持ったのはミシェルだけ。彼に初めてを捧げ、彼の後ろの初めても貰ったあの時の思い出は輝かしく、今も忘れることはない。
(なのに、なんで……)
四人もの男に囲まれ、全員を同時に相手取るなんて初めてのこと。
だというのにシライの舌と手は慣れたように蠢いて、後ろから迫る魔羅に頭をすりつける余裕すらあるのだ。どうしてこんなに慣れた行為ができるのかがシライには不思議でたまらない。
――この状況を引き起こしたのは、シライが指に嵌めた紅石の指輪に原因がある。
紅石の指輪は、古代の女淫魔が身に着けていたもの。淫魔の加護を宿した指輪の力によってシライは情欲を高め、まるで手練れのように指と舌を動かせるのだ。
(そもそも、なんでこんなこと……?)
思い出そうとしても、意識はピンクの靄に包まれてうまく考えられない――不可思議さに眉を寄せればシライの顔はますます悩殺的で、たまらない興奮に男たちは一斉に限界を迎える。
「ッうおお、出る……!!」
アインが叫び、四方で精が爆ぜた。
「んぅ――!」
口の中に流れ込むザーメンに、シライの舌が白く染まる。
シライは自分でも自覚しないうちに、強く幹に吸い付いていた。射精の瞬間にちゅうっとサオを吸うと、吐精の勢いは増す。怒涛の勢いで流れ出るザーメンを誘うように舌先は絶えず裏筋を舐め回し、アインは技巧に富んだシライの舌使いに無我夢中で腰を振る。
「んっ……――」
左右と背後からも、精液のしぶきが降りかかる。
「む……胸、にっ……!」
「顔っ! 顔にかけるよ……!!」
「うお……っ、おお……!!」
胸に、顔に、首筋に――男たちのスペルマが飛沫を散らし、シライの黒光りするボディスーツが白く濡れる。
「あ――んん、ぅんっ……!!」
ザーメンの香りで口と身体をいっぱいにして、シライは色っぽい嬌声を上げてしまう。
「っああ……一発出したのに、まだ止まんねえ……」
呟くアインは、シライの口からペニスを引き抜き、目の前の艶やかな少女を見下ろす。
地面に座り込み、全身を精子まみれにしたシライの姿は色っぽいと言うほかない。
眉間あたりに発射されたザーメンは高い鼻梁で二又に分かれて、肌に色艶を加えている。口はサオを引き抜いた形のまま開かれ、物欲しげに伸べられた舌は精液で真っ白。口内の精液溜まりもよく見えて、シライが大量の精を受け止めたことが分かる。
「んぇ……」
シライが色っぽく溜息をつけば、唇から一筋のザーメンが垂れて、胸元にポタリと落ちる。
背後から髪の毛にかけられた精子のせいで、シライの髪の毛はピンクから白のグラデーションを帯びている。毛先から垂れる水滴は、ボディスーツに浮き上がるボディラインに添ってネットリと流れ落ちる。
とりわけ、胸の谷間に溜まったザーメンが際立つ。
地面にへたり込むシライは女の子らしく膝を開いて地面にお尻をつけた座り方で、腋を締めて両手に茎を握る格好だと胸が寄る。豊かな谷間とそこに溜まるスペルマを強調するような姿勢は男の淫欲をかき立てる格好で、男たちは生唾を飲んでシライを見つめる。
「っは、んん……っ」
舌を差し出して口内を見せつけていたシライは、ゆっくりと舌を引っ込め、口を閉じる。
目を閉じた拍子に、精液のしずくに濡れた瞼が妖しく煌めく。口づけでも待つような表情のシライの細い喉が動いて、シライは口の中の精子を嚥下する。
「ん……く、っん……」
飲み下せば全身が熱い――理性が焼け落ちるような強い淫熱が下腹部で燃え上がるのを感じて、シライの意識は塗り潰される。
(あ――もう、)
欲望が、抑えられない。
(……ミシェル――)
ミシェルにしか許していない、許すつもりもなかった淫裂が疼いて仕方ない。
耐えがたい劣情に、シライの指は自分の胸に触れる。豊かな膨らみを濡らす精液に指が浸り、濡れた指先でバストラインをなぞると、黒色だったはずのボディスーツが白く変わる。
「――」
明らかに異常なことが起きているというのに、男たちは縫い止められたようにその場から動けずにいた。
「は……っん、んん……」
何かに耐えかねるようにシライが震えれば、頭からベレー帽が落ちる。
帽子を落とした頭には、黒く艶めく淫魔の角――さらに髪の毛も伸びて、蠱惑的なメスの香りがますます強くなる。
「ん……ふふっ――」
自然と口の端に笑みを浮かべたシライの顔つきは、明らかに先ほどまでとは違う。
発情に囚われ己が欲望に振り回されていた少女ではなく、淫情を乗りこなす妖艶な女に。
心なしか体つきも豊かになって、シライが自身の身体をさすればスカートは自然とホックが開く。呆気にとられた男たちの前でシライが立ち上がる頃には、シライの姿は完全に淫魔のモノと化していた。
黒色だったボディスーツは白く。
ところどころに髪と同じピンクの配色を散らすスーツは、不自然なほどシライの全身に張り付いている。冒険者らしく鍛えられ、腹筋のラインが見えていた腹部は女らしい曲線が強調され、バストとヒップの豊かさ、そして引き締まったウエストが強く男を惹きつける。
「――ねえ」
彼らに囁きかけるシライの声は、淫魔に特有の艶を帯びている。
「……!!」
ひとこと呼びかけられただけで男たちの全身は熱を帯びる。
むき出しのペニスは力強く脈打ち、一発射精した後とは思えないほど硬い。口や手、髪の毛だけでは我慢が効かず、彼らの視線はシライの妖艶なる肉体に向けられていた。
(な、なんだ……!?)
(さっきと雰囲気が違いますね)
(エロい……っ!!)
(……また、勃ってきた)
雰囲気を大きく変えたシライに戸惑いを覚える男冒険者たちだが、劣情はそれ以上に強い。
彼らが疑問を口にするより早く、シライは妖艶な微笑みを浮かべる――股間にますます力が宿り、男たちはドキリと顔を染めてしまう。
淫魔となったシライには、彼らがどんな気持ちでいるかが手に取るように分かる。
困惑しながらも強い性欲に駆られていること、理性と欲望の天秤は今にも崩れそうなこと。淫魔からすれば天秤を欲望に傾けさせることは児戯に等しく、シライは自分の豊かな肢体を見せつけるように揺すりながら、彼らをこう誘った。
「――あなた達の精気を、全部私にください」
待ちきれないとばかりに舌なめずりして、シライはもっとも手近にいたアインの首筋に腕を回す。
――冒険者であれば誰でも、淫魔に精気を吸われることの危険性は分かっている。
精気と魔力を吸われてしまえば意識を失い、最悪の場合は死に至る。淫魔の棲家に近づく時は何らかの方法で誘惑に抗う手立てを用意するのが原則だ。
「お……おお……」
しかし、この森には本来なら淫魔はいない。
いるのは獣型のモンスターばかりだと思っていたから、四人の男たちは誰一人として淫魔の誘惑に抗う備えをしていない。無耐性の状態で、淫魔が吐息のかかる距離にいるのだから、淫魔の持つ魅了の力は強烈だ。
何より、シライほどの美少女は街でもなかなかお目にかかれない。
整った顔立ちに、冒険者でありながら傷一つない均整の取れた肢体。淫魔となったことで豊満さを増した肉体にあからさまな視線を注いでも、シライは薄く笑んでは見せつけるように谷間を深くするのだ。
淫蕩そのもののシライに誘いかけられたのだから、とても我慢など出来るはずもない。
「おおおッ!!」
誰からともなく雄叫びが上がったかと思うと、冒険者たちはシライの身体に群がった。
白色のボディスーツはシライの首から下すべてを包み込み、身体とほとんど一体化しているようだった。しかしスーツの隔たりが消化不良を生むことはなく、むしろ素肌と一体化したシライのスーツは男たちの肌に吸い付くようだった。
「胸っ……!! すっげえやわらけえ……っ!!」
淫魔となったことで膨らみを増したバストを掴んだドライは、豊かな乳肉に手を沈ませる。
「もう、そんなに激しくスるなんて――悪い子ね」
ドライに微笑みかけるシライの胸の先、スーツを押し上げるほど硬く尖ったものが見える。
「すげ……乳首、コリコリして……」
夢中になっての乳首を指先で転がすドライをしばらく眺めていたシライだが、不意に頭の角を掴まれると、フィーの股間に顔を埋めさせられてしまう。
「んぅう……っ!?」
口の中に剛直棒を押し込まれて驚きの声を上げるシライ。
しかし、淫魔化した今は苦しみよりも歓びが強い。角を掴んだフィーの苛烈な性衝動に応えるようにシライは喉まで使って肉竿を受け入れて、付け根まで全てを飲み込むストロークで愛撫を繰り出す。
「う……お、おおっ……!?」
淫魔のイラマチオに絡め取られて、フィーは腰が抜けそうだ。
ガクガクと膝を震わせながらも懸命に腰を突き出すフィーの竿をくまなく舐りながらも、シライは手を伸ばしてアインの肉棒を手に取る。
「っく……!!」
五指はそれぞれが別の生き物かのように蠢いて、妖しく官能へと誘う。
完全に淫魔化する前のシライのフェラチオを受けたアインだが、淫魔となったシライの手さばきは、先ほどの口淫にも匹敵する快楽をもたらす。一度精を吐いた後だというのに敏感になったイチモツはすぐさま次弾を装填し、いつでも発射できるとばかりに先走り汁を垂らしている。
「こんな、エロ女と出くわすとは……!」
ツヴァイは辛抱たまらずシライの脚を開かせて、スーツに包まれた割れ目を覗き込む。
白いボディスーツの股間、スジはくっきり浮き出ている。クリトリスの勃起すら分かるほどフィットしたその場所に顔を近づけると、ムワッとメスの気配が強く漂う。裸よりも淫猥とすら思えるスーツ越しの秘部に辛抱たまらず、ツヴァイは雄柱をシライの膣口に押し付ける。
「このまま、犯してやる……ッ!!」
全身をボディスーツに包んだままのシライの割れ目めがけて腰を突き出す――スーツは破れないまま伸び、ツヴァイはスーツ越しの挿入を果たした。
「んぅうんっ……んふ、んん……っ!!」
フィーのモノを口に含んで激しく頭を前後させながらも、シライは嬉しそうに嬌声を上げる。
白のボディスーツ越しとはいえ、男の淫熱は生ハメセックスと遜色なく伝わる。ボディスーツ越しに膣内の繊細な襞は肉杭に纏わりつき、離さないとばかりに強く食い締める。
「くッ――なんて締まりだ……まるで処女のようです……ッ!!」
まだ行為の経験が浅いシライの膣肉は、痛いほどにツヴァイのモノを締め上げる。
腰を動かすことすらままならないツヴァイだが、メス襞は絶え間なくさざめき、マラを突き立てて腰を止めていても淫悦が襲いかかる。
「んふ……っ、んん、んむぅっ……」
四人の男を同時に相手取っておきながら、シライは余裕たっぷりだ。
ミシェルとの経験しかないのに四人を手玉に取れることへの疑問はない。今のシライの頭にあるのは、いかにしてこの男たちから精を搾り取るかだけで、シライは快楽を貪るようにペニスを押し付けられた全身をくねらせる。
「ぅく……!! 胸、揉みながら出す……っ!!」
ドライは乳房にペニスをこすりつけながら、甲高い悲鳴を上げて発射。
勢いよく飛んだザーメンが、シライの両胸に降りかかる。ぷるんと弾けるように揺れた両乳の間には白濁した橋がかかり、それを見ているとドライはムクムクと欲望が湧き起こる。
「手コキ、気持ち良すぎるっ!!」
アインはシライの手の中で精を暴発させ、ボディスーツに包まれたシライの手は白濁液でベトベト。
ぬめりを纏った手がアインのモノに巻き付き、キュッと締め上げると、茎に残っていた精子までもが絞り出される。
「あ……全部、出た――のに……」
呟くアインは、夢見心地でシライの手に肉棒をこすりつける。
これ以上ないほどに射精したはずなのに、シライの手に撫でられ、美しき淫魔を見つめると下腹部全体が脈動する。二度も発射しておきながらアインの雄幹はまだまだ上を向いて、精力が衰える気配はない。
「っぅお……!!」
シライの頭の角を掴み直したフィーは、思い切りシライの頭を股ぐらに押しつけながら発射。
「んく……っ、んふ、んん……っ!」
「あ……の、飲んでる……!」
喉に直接スペルマを流し込むと、シライは間髪入れずに精を飲み下す。
青臭く苦いはずの精液だが、淫魔となった今はこの上ないご馳走。喉を鳴らして精液を飲み込むシライは頬を色づかせ、口の中のものを全て飲み干すと、うっとりと溜息をつく。
「ふ……ぅふ、美味しかった……」
舌なめずりをして、シライは目の前にあるフィーの肉棒を見つめる。
射精を終えていまだ勃起するフィーのペニスからは、白いものが垂れていた。地面に落ちかけたしずくを舌で受け止めたシライが妖艶に微笑んだ時、必死で腰振りを続けていたツヴァイが「ううッ!!」と苦悶の声を上げた。
「で、出そうで……ッうう……!!」
まだ媚肉を味わいたい気持ちと、早く絶頂を味わいたい気持ちがせめぎ合う。歯を食いしばり目まで閉じて悶えるツヴァイに、シライは誘うように囁きかける。
「いいのよ、出してください。――これで終わりじゃないでしょう?」
「……!!」
婀娜っぽい囁きにツヴァイが目を開けると、シライは淫猥そのものの姿だ。
淫らな笑みを浮かべた顔は精液に濡れ、唇も白濁に潤っている。ボディスーツ越しにも形がくっきり浮き出た乳房も精液まみれで、見せつけるように胸のバージスラインを手でなぞれば手についたスペルマが乳肉にこびりついていっそうの艶を帯びる。
抜群のスタイルと美しい顔を持つこの淫魔と繋がっているのだ――そう思い知った瞬間、ツヴァイは限界を迎える。
「ううッ――!!」
精液が輸精管を通るさますら分かるほどの、激烈な快楽がそこにある。
ドクッ、ドクッと脈打つ肉棒が、ボディスーツを白濁に汚す。スーツ越しではあるものの中出しに等しく、ツヴァイは淫魔少女からもたらされる極上の締め付けに何も考えられないほどだ。
「おおうッ……うう……!!」
ザーメンを吸い取るかのように蠢くヴァギナに何度も腰を突きこんで、長々とした射精が終わる頃にはツヴァイは虚脱状態で、ヘナヘナとその場に座り込んでしまう。
「――もうおしまい?」
しかし、シライが誘うように問いかければ、男たちの身体には再び力が宿る。
「この程度で終わるわけ、ないだろッ……!!」
アインはツヴァイを押しのけ、シライの秘所に肉棒をねじ込む。
「ぁっ……んふ、あっつい……」
精液に濡れた隘路が再び剛直に広げられ、甘い刺激が二人の間で爆ぜる。
地面の上に仰向けになったシライがヒップをくねらせると、上向きなバストも遅れて揺れる。胸にかけられた精液がトロリと滑る。
「胸……やばい、エロすぎる……」
フィーはブツブツと呟きながら、シライの下乳に自分のモノを挟み込み、腰を動かし始める。
むっちりとした乳房の圧迫感はもちろん、ビジュアルも最高の官能美を誇る。目を血走らせながら腰を揺するフィーの傍ら、ドライはシライの口元にペニスを突きつける。
「しゃ、しゃぶれよ……!! コレが好きなんだろっ!?」
頭の中で何度も夢想した台詞を口に出したのか、ドライの声は上ずっている。
口元にあてがわれた先端を前に、シライは目を細めて大きく息を吸う。
「んっ……」
二度の射精を経たペニスは、濃厚な精子の香りを纏わりつかせている。
シライの乳房に発射した後、何度も乳肉に幹をこすりつけたからだろうか。ドライのサオは全体に白いものがこびりつき、かえって血管の陰影を浮き上がらせている。今も落ち着かない淫欲にカウパーを滴らせているのか生々しい雄の臭気が漂い、シライはたまらず男根にむしゃぶりつく。
「ん……ふ、んむぅうっ……」
ジュルリと唾液音を響かせてしゃぶりつくシライは、目を爛々と輝かせた発情顔。
本来のシライならはするはずもない表情で、夢中になってペニスに吸いつく姿に淫欲を駆られてドライはシライめがけて腰を突き出す。
「んむ……っ、ぅん、んんっ――」
くぐもった喘ぎを漏らすシライ自身も感じているのだろう、男たちに貪られながら身体をピクピクと跳ねさせている。
「爪先まで震えて……」
ボディスーツに包まれた足先が何度も緊張するさまにすら、ツヴァイは欲情してしまう。
いまだ衰えぬ肉棒をシライの足裏にこすりつけると、何とも言えない興奮がツヴァイの背中を駆け抜ける。ろくに会話をしたこともない少女の脚にペニスをこすりつける背徳感は言葉にできないほどで、ツヴァイはすぐにシライの足裏に夢中になってしまう。
「はっ……ああ、足が……っ」
シライの全身をやわらかに包むボディスーツだが、足裏だけは尖り、足を守るためか硬度が高いらしい。
ズリズリとこすりつければ、シライの足元には粘液の這ったような跡が残る――そんな様子にすら劣情を催して、ツヴァイは夢中でシライの足を使う。
「んふっ……ぅん、んんぅっ……!!」
男たちの熱狂を誘ったシライ自身もまた興奮に囚われ、目を細めながら彼らとの交合に没頭している。
すでに淫魔化が進んだシライは、本来のシライらしさをすっかり失っていた。シライが大切にしていたミシェルとの行為の思い出が頭をよぎることはなく、シライは夢中で腰を振っては彼らを射精に導く。
「く……ううっ!!」
精が爆ぜる。
森の中は、男女の交わる生々しい臭気で満ちていた。その中心にいるシライは全身から汗と精液を散らし、ヒトだった頃よりも伸びた髪をさざめかせては彼らとの快美に明け暮れる。
「っまずい……魔力、が……」
――何度目かの射精を終えて、アインは苦しげに呻く。
淫魔との性交で達するほどに、彼らは精力も魔力も吸われていく。現に体力万全で森を進んでいたはずの彼らは今や立ち上がれないほどに疲れ切って、呼吸がちっとも整わない。
「……です、がっ……ああッ!」
ツヴァイは呻きながら、シライの顔に精子をかける。
端正な顔が白く濡れ、瞳はますます妖しげに輝く――もうこれ以上は出ないと思ったはずなのに、その眼差しに射止められると肉槍は再び力を取り戻してしまう。
「もう、出ねえッ……のに……」
息も絶え絶えに呟くドライは、地べたの上に寝転がってしまう。
ゼエゼエと息を吐いて、そのまま気絶してしまいそう……だというのに、シライはそんなドライの上にのしかかって、スリスリと秘所をこすりつける。
「まだ出来ますよね?」
「無理――ッあ、無理なのに……ッ!?」
もう出せないと思ったはずなのい、シライが秘部をこすりつけてくるとペニスは勃ち上がってしまう。
「ふふっ……」
「っくぁ――!!」
パンパンに張りつめた竿をシライの膣に飲み込まれて、ドライは情けない悲鳴を上げるしかない。
精気も魔力もほとんど吸われて限界が近い男たちとは逆に、シライはたっぷりの精気を吸い取って色香を増している。何度も精子を浴びた顔は艶めき、腰使いは時間を経るごとにパワフルだ。
「んっ……ふ、ぅんっ……!!」
「く……!」
ドライにまたがって猛然と腰を振りながら、シライは傍らのフィーの肉棒に手を伸ばす。
なけなしの魔力すら枯渇しそうなフィーは、シライの指に裏筋をなぞられるだけで意識が吹っ飛びそう。苦しそうな声を上げてシライの手淫を受けながら、腰は物欲しげに動いてしまう。
「ぐ……ううっ、うぁ……ッ!!」
「もう……出ねえ、のに……ッ!!」
魔力が尽きかけ、あと一回でも射精してしまえば無事では済まないと男たちは理解している。
しかし、危険が迫っていることを承知の上で彼らはシライとまぐわう。淫魔との行為はそれほどに抗いがたいもので、男たちは苦しげに、しかしどこか嬉しそうに腰を揺すり立てる。
「あ――あぁ……ッ!!」
ツヴァイが思わず声を上げたのは、何度目かの絶頂が迫ったからだ。
(これを出したら……本当、に……ッ!!)
なけなしの魔力すら奪われてしまう――本能が危険信号でも出しているのか、視界は激しく明滅し、全身からドッと汗が噴き出す。
「でも……ッ、もう、腰――止まらないッ……!!」
理性と本能の両面から危機意識は募るのに、昂ぶる獣欲が抵抗を許さない。
それは他の三人も同じらしい。興奮のあまり声を出してよがる男たちは、相対する淫魔から差し出される法悦を前に全てを投げ出す勢いでピストンを繰り返す。
「あ――、ナカで、跳ねてるっ……」
フィーの亀頭をベロリと舐め上げて、シライは嬉しそうに呟く。
膣を穿つドライだけでなく、彼らのペニスはどれも脈のテンポを上げている。命すら絞り出さん勢いで鼓動するサオの力強さは淫魔となったシライには最高の快楽で、シライは疲れのない顔いっぱいに笑みを広げて苛烈な上下運動を繰り広げる。
「ぐ……っうう、ぅあああああッ――!!」
射精の瞬間、彼らが上げた悲鳴は、奇しくもシライが撃破したボスモンスターの断末魔とよく似ていた。
最後の一撃は、男たちの持つ全ての精力と魔力を総動員して放たれる。透明度の低い白い液体は驚くほどの勢いでシライの全身を濡らし、ボディスーツ越しの膣内に流れ込む。
「ん……っ、ん、ぅんっ……」
目を閉じ、背中を反らすシライは、彼らの吐き出す最後の濁り汁をじっくりと堪能する。
子種をぎっしり詰め込んだ濃厚ザーメンがシライの心身を潤す――満足そうに溜息をつきながらも繰り返し腰を揺すり、手足に舌先や乳房まで使って彼らから全てを絞り出そうとするのは淫魔としてのサガだろう。
「おっ……ぐぅ――うっ……」
「あがぁ……っ!!」
睾丸の中身をそっくりそのまま抜き取らんばかりの吐精に、彼らは手ひどい攻撃を受けた時のような悲鳴を上げてしまう。
激しい痙攣に辺りの草木が揺れる――木々のざわめきが止んだかと思うと彼らの身体からはゆっくり力が抜けて、ついには地面に倒れこんでしまう。
「――」
倒れ込む四人の物音に気付いてか、あちこちで獣たちが騒ぎだす。
しかし、精気も魔力も吐き出しきった彼らは目覚めもしない。ぐったりと動かぬ彼らを一瞥するシライは、男たちの体内に美味しい魔力がもう残っていないことだけを確かめると、ゆっくりと立ち上がる。
「んん……」
激しい乱交を繰り広げて、シライは気力十分。
彼らの精液を浴びたシライはすっかり潤っていた。白色のボディスーツに包まれた身体は淫魔のフェロモンを十全に発揮し、今であればどんな男だってシライの虜だろう。
淫魔として目覚めて豊かになった身体には依然として熱が残る。行為に溺れた幸福感と同じくらい下腹部の疼きは強く、シライは森全体に意識を研ぎ澄ませる。
(――ここには、誰もいませんね……)
大量の精を受けた甲斐あって、シライの淫魔としての力はほとんど完全だ。
意識を研ぎ澄ませ、森全体の気配を探るなど造作もない。目を閉じてしばし集中し、森にはめぼしい男――餌がないことを知って、シライは下腹部をさする。
(もっと……)
確かな満足感はあるものの、本音を言えばまだ足りない。
もっと精力が欲しい、この身体が求めるモノの全てが――そう考えを巡らすシライの脳裏に、一人の少年の姿がよぎる。
(――ミシェル)
メイド服を着た愛らしい少年。
シライの初めてを受け取り、シライに初めてを捧げた少年。
ミシェルが、淫魔化したシライの姿を見て何を思うかと想像すると、シライの胎の疼きはどんどん強くなる。
身体を交わし、想いを通じ合わせた相手が淫魔となり、何人もの男を相手取ったのだ。ミシェルはきっと驚いて――もしかしたら、操を立てなかったシライに残念な気持ちになるかもしれない。
(でも、良いですよね?)
そこまで分かっていながら、シライはミシェルの屋敷へと踏み出す。
(ミシェルだって――私とシた時、初めてじゃなかったんですから)
罪悪感と復讐心は淡く。
淫欲はそれらを覆い隠すほど強い。
(……ミシェル、待っていてください――)
心の内で呼びかけながら、シライはミシェルの元へ歩みを進める――。