鬱蒼とした森の奥へとシライは進む。
「確か、この辺りに……」
呟きながら先へ進むシライが目指す先には、魔女――エルテシアの住まいがある。
淫魔と化したシライを助けた彼女に会いに行く理由はシライ自身にも分かっていない。ただ、なぜかそうしなければいけないと思えて、シライは足を急がせる。
「――ありました」
森を進んでどれほど経った時か、不意に目の前に小さな小屋が現れる。
あの妖艶な魔女の住まいとしてはいささか質素にも見えるが、シライは小屋を前にした瞬間、ここにエルテシアが住んでいることを直感した。冒険者だからこそ感じられる魔女の力は、小屋の外にまで滲み出ていたのだ。
「……」
意を決して、ドアをノックする。
「くふ、開いているぞ」
ドアの向こうからエルテシアの声が聞こえた。
「お、お邪魔します」
言ってシライがドアを開けると、目の前にエルテシアは立っていた。
「待っていたぞ。こっちだ」
微笑むエルテシアは黒髪を翻し、シライを奥の部屋へと招く。
――質素な外観に反し、小屋の中は古めかしい調度に囲まれて華やかだ。奇妙に長い廊下を進んだ先にある部屋へ誘われて踏み込むと、外見よりもずっと広い私室が広がっていた。
暗色の壁に囲まれた部屋のあちこちにはランプが浮かび上がり、部屋を淡く照らしている。部屋の中心には巨大ベッドが据えられていて、エルテシアは二人で寝転んでも余裕がありそうな寝台に座るとシライに微笑みかける。
「隣に座ると良い」
「……は、はい。失礼します」
ベッドに座るエルテシアを見ると、ついこの間のことを思い出してしまう。
少し前、シライは淫魔と化したところをエルテシアに助けられた。見るからに妖艶なエルテシアの指が、唇が自分の上でどんな風に動いたかを思い出すだけで顔が熱くなってしまう……顔を赤くしたシライがぎくしゃくとエルテシアの隣に腰掛けると、エルテシアは当然のようにシライの腰を抱き寄せる。
「!!」
頬を染めて目を瞠るシライの身体はベッドにやんわりと押し倒されてしまう。
「くふ」
初々しい反応を見せるシライに馬乗りになって、エルテシアは嫣然と微笑む。
長い黒髪がカーテンのようにシライの顔の左右を滑る。部屋に浮かんだランプに照らされたエルテシアの姿に見惚れているうちに彼女の美貌は迫り、気付いた時には唇が重なっていた。
「――ん……」
「ん、……ふ、んん……」
あっさりと唇を割られ、やわらかな舌が這入ってくる。
エルテシアの舌はくねりながらシライの舌を捉える。驚きに目を見開いたシライだが瞳はすぐに蕩けだして、深い繋がりを求めるように自ら舌を差し出した。
「んん……」
「んふ……ぅ、ん、ん……っ」
親密な吐息が満ちる室内、わずかにベッドが軋む。
エルテシアはシライの頬を愛しげに撫で、首元へと手を滑らせる。黒いボディスーツ越しにもエルテシアのコケティッシュな所作は伝わって、触れられた場所から甘い痺れが広がってゆく。
「んぅっ……」
たまらない気持ちでエルテシアの舌に舌を絡めるシライ。
エルテシアの指は鎖骨を撫で、胸の稜線を辿る。すでに火照りはじめたバストを揉むでもなく撫でると、さらに下へと手は向かう。
「ぅ……ん、ん……っ」
甘酸っぱい感覚に、シライは絶えず腰を悶えさせてしまう。
歓びを知ったバストはエルテシアの愛撫が欲しくてたまらないのに、エルテシアは胸をさらりと撫でるだけ。悩ましく身体を揺らすシライの姿が愉しくてたまらないのかエルテシアは目を細め、シライのウエストを辿ってスカートの内側に手を潜らせる。
「っん……!」
裾の中に潜り込んだだけで、シライはピクンと身体を跳ねさせる。
心臓は早鐘を打ってエルテシアにまで聞こえそう。エルテシアの指は太ももの付け根からゆっくりと指を這い上がらせ、ついにシライの秘裂に辿り着いた。
「ぅ、んっ――」
ビクンと腰が跳ねる。
ぴったり身体に張りつくボディスーツは、シライの秘裂をくっきり浮かび上がらせている。ボディスーツのサラサラした感触越しに割れ目をくすぐると、シライはエルテシアの口内に吐息をこぼす。
「ふ……んんっ……んぅ……っ」
モジモジと腰を揺らすシライの身体の奥から、たまらない美悦がこみ上げる。
吐き出した息は残らずエルテシアに吸われて酸欠になりそうだ。身体ごと迫るエルテシアの香りが間近に迫り、シライの理性をますます蕩かす。
「んぅっ……う、んん……っ!」
溢れて止まらない歓びがボディスーツの布地を、エルテシアの指を濡らし始める。
「……くふ、……」
唇を重ねたままエルテシアは微笑み、軽く爪を立ててシライの割れ目をくすぐる。
「っ!!」
大きく腰が跳ねるシライに、立て続けに指先での愛撫が施される。
「ん……! く、ぅう……んん……!!」
舌はエルテシアと絡みっぱなしで、刺激された蜜は止まる気配もない。ジットリ濡れたボディスーツ越しになぞられる割れ目は綻んで、布地の繊維にすら歓びを覚えてしまうほどだった。
「んぅうっ……っふ、うう……っ!!」
手練れのエルテシアの愛撫にかかれば、シライの身体はあっという間に高みへ上りつめる。
「ん……ふふ、……くふっ……」
自分の下で快楽に悶えるシライが可愛くてたまらないのだろう、エルテシアは色っぽい微笑みをたたえて一際激しく指を動かし始める。
「っんぅ!! うっ……んんん……っ!!」
シライの腰は何度もきわどく跳ね、声は高く甘くなっていく――絶頂が近いと悟ったエルテシアが舌と指をくねらせると、シライはたちまち高みへ上りつめて。
「ッんんぅ……!!」
ベッドを軋ませながらわななき、深いオーガズムを迎える。
エルテシアに吸われた舌は付け根まで痺れて、突き出したまま硬直してしまう。力の入った身体が悶えるたびに純白のシーツに深い皺が寄り、ピンク色のロングヘアはベッドに大きく広がった。
「ふ……んん、んふっ……」
果てたシライの身体を抱き寄せ、エルテシアはより深い歓びへと彼女を誘う。
たっぷりの蜜液を吸ったボディスーツはシライの素肌に馴染んでいた。エルテシアが指先に力を入れるとボディスーツ越しのラビアは綻んで、やすやすとエルテシアを受け入れる。
「……くふ、こんなに濡れておる」
囁くエルテシアは、膣前庭で何度も指を泳がせ、わざと水音を立ててみせる。
ぴちゃぴちゃと湿った音が部屋いっぱいに響いた。自分がこれほどに濡れていることの羞恥と、浅い場所を弄ばれる歓びがないまぜになったシライは腰をくねらせ、オーガズムの余韻に身体を震わせている。
「どれ、もっと可愛がってやろう」
呟いて、エルテシアはクリトリスをつまみ上げた。
「――っんぅ!!」
敏感な女の器官をつままれて、それだけでシライは気をやる。
雷に撃たれたような衝撃が走って目の前が真っ白。一拍の間を置いて視界は元に戻るが、間近に迫るエルテシアの婀娜っぽい微笑みはそれだけで理性を蕩かすもので、シライは昂奮に腰のうねりが止まらない。
「くふっ、ここも好きだろう?」
言いながら、エルテシアはコリコリとクリトリスをしごき始める。
「んくぅうっ……!! ぅくっ、んんぅうっ……!!」
背骨が折れそうなくらい大きくのけぞり、法悦に悶えるシライ。
処女を卒業してからの出来事によって、シライの性感帯はすっかり仕上がっていた。クリトリスはツンと大きく尖ってボディスーツの布地を押し上げており、エルテシアは指先でつまんだ淫核を何度も上下にこすり立てる。
「ぅうっ――う、ん、んんぅッ……!!」
またたく間にエクスタシーを迎えても、エルテシアはクリトリスから手を離そうとはしない。
さらに、エルテシアはクリトリスをつまんだまま、別の指を膣穴へ向かわせた。華奢な指は潤んだ膣穴を浅く出入りし、ただでさえ滾る淫欲をさらに深めてゆく。
「は……ぁうッ、ぅあ……あぁああッ!!」
熟練の手さばきで性感帯を刺激され、シライはなすすべもなく絶頂を重ねるのみ。
悲鳴を上げる唇は舐め上げられたかと思えば舌同士が触れ合う。エルテシアと接触するたびに身体が浮き上がるような深い淫悦に囚われて、シライは老獪な魔女の手のひらの上でひたすら気をやるばかりだ。
「んく――ふッ、ぅく……ッ!!」
もう何度目かも分からない絶頂を迎え、シライの身体がくたりと力を失う。
「っは……ぁ……、はぁっ……」
ベッドの上に身体を投げ出すシライは荒い呼吸を吐き、焦点が曖昧になった瞳をぼうっとエルテシアに向けている。
ランプの光を遮るエルテシアの姿は後光を背負っているようですらある。繰り返し気をやって放心状態のシライに対してエルテシアは余裕綽々で、唇についたシライの唾液をぺろりと舐め取る。
「くふ……」
どこまでも淫靡に微笑むエルテシアはシライの髪をそっと撫で、ごく自然に帽子を外させる。
「……ぁ、……ん……」
シライは完全にエルテシアに身を預けていて、彼女のやること全てを受け入れるのみ。
続けてエルテシアはシライのジャケットにも手をかける。
「ほれ」
エルテシアがごく軽いタッチで肩に触れるだけでシライの身体は動き、肩から袖が抜き取られる。
あっという間にジャケットが、次いでスカートが取り払われる。黒のボディスーツを纏うのみとなったシライが羞じらうように両膝をすり合わせる中、エルテシアも三角帽を外す。
「……あ……」
シライの前で、エルテシアの姿が変わってゆく。
頭から黄金の角が生え、魔女らしい黒衣はそのままに色香がぐっと増す。ワンピースの前垂れはエルテシアの股間にぴったり張りつくビキニ型に変わったかと思えば内側から膨らんで、立派な勃起ペニスの形が浮き上がった。
「――」
成熟した女体から生える肉竿に、シライはただ見惚れるばかり。
股間に釘付けになったシライへ見せつけるようにエルテシアは股布をずらす。タイツに包まれた股間があらわになれば、肉棒は色も形も明瞭だ。
「……くふ。中々のモノだろう?」
誇るようにエルテシアが腰を突き出せば、ブルンッと魔羅が揺れる。
「――すごい――」
問われて、やっと言葉を絞りだす。
エルテシアの肉棒は驚くほど立派なモノだった。かつてシライが交わった男たち――特に、幼いミシェルの陰茎とは比べ物にならないほどの大きさだ。
幹は太く、竿は長い。法外な巨根を前にシライは目を瞠るが、決してソレを嫌だとは思わなかった。
「ほう……?」
肉砲に熱視線を注ぐシライの様子に、意外そうな表情を浮かべたのはエルテシアの方。
(怖がられることもあるのだが――くふ、なかなか見込みがある)
人間や魔物たちと比較しても桁違いのマグナムなのだ、エルテシアの威容に恐ろしさを抱く者は多い。
実際に、エルテシアのモノは誰にでも挿入る大きさではない。顔に突きつければ巨根っぷりに怯む者もいるし、挿入を試せばあまりの長大さに耐えきれない女性だって多い。
(心や身体の具合によっては、精神崩壊だって有り得るが)
これまでの経験から己の陽物が凶器に等しいと知っているエルテシアだが、シライの顔にはやはり恐れはない。
(彼女ならば、あるいは……)
考えを巡らせるだけで、肉棒は期待に脈打ってしまう。
「!」
ピクンと小さく跳ねた陰茎を前に、シライは面白いように肩を跳ねさせる。
「……すごい……」
思わず声を漏らすシライは、間近でエルテシアの肉杭を見つめていた。
幹の硬度は見るだけで明らかだ。カリ高ペニスの先端は宝玉のように赤く、身体と繋がっていることを示すようにビクビクと脈打っている。
「――っ……」
妖艶なエルテシアに似つかわしい剛直を前に、シライは無意識のうちに生唾を飲み込む。
「くふ。見ているだけで満足か?」
放っておけば、シライはいつまでだってエルテシアの男根を見つめ続けるかもしれない。
生きた芸術品のような肉棒を見られるのは悪い気はしないものの、それよりずっと好ましいことがあるのをエルテシアは知っていた。
「もっと出来ることはあるだろう――なあ? 構わないだろう?」
上向いた肉棒も我慢が効かずビクビクと脈打ち、麗しい女体を前にしてエルテシアの欲動は収まらない。
雄槍を見せつけたエルテシアは改めてシライの上にのしかかり、呆けたシライの唇に軽く唇を重ねる――ん、と軽い吐息を漏らすシライに笑んで、エルテシアは膣口に男根をあてがった。
「っ……あ、あ……!」
タイツ越しの灼熱が割れ目に当たるだけで、たまらない性衝動が駆け抜ける。
エルテシアを受け入れるために大きく足を開いたシライのその場所は、ボディスーツの黒が濃くなるほどジットリと濡れていた。
「くふ、こんなに濡れているか」
「っは……ぁあっ……!」
押しつけた亀頭から伝わる蜜筋の間隔に、エルテシアはたまらず腰をスライドさせる。
「んぅっ……!! く、ぁあっ……!」
濡れきった割れ目に向けて腰を振れば、幹全体にジットリとした糖蜜がまぶされる。
エルテシアの肉棒はあっという間にシライの愛液で全体が濡れた。茎胴でいくら拭ってもシライの奥から淫蜜は溢れ出て止まらず、早くもシーツには染みが広がり始めていた。
「濡れやすいのだな?」
「っだって――あんなに、されたら――」
顔を赤くしたシライは、うつむきながらそう応える。
シライの体質がどうあれ、前戯であんなに何度も気をやらされたせいで身体は仕上がってしまったのだ。腰は落ち着く暇なく左右に揺れて、エルテシアの肉棒が秘所に触れるたびに膣肉が疼いてたまらない。
(それに、こんなに大きいもの……)
挿入寸前の今も、シライはエルテシアの肉槍から目が離せない。
これまでに見たこともないほど立派な肉棒は、一目でシライの意識を奪い去った。どっしりとした風格すら漂わせる巨根はとても現実のものとは思えない大きさで、シライは無意識のうちにこれまでに見た男たちの性器と比べてしまう。
(……ミシェルとは、全然違う)
頭によぎるのは、メイド服の少年のこと。
心の中でミシェルとエルテシアと比較してしまったことが、シライの心をちくりと刺す。ミシェルのおちんちんは年相応なだけで決して粗末ではないはずなのに、エルテシアの巨根を見た今だとあまりにもささやかなモノに思えてしまう。
(――あ、だめ……思い出したら、――)
ミシェルとの行為の記憶が呼び起こされて、シライの奥は疼いてしまう。
疼きは苛烈だ。ミシェルに抱かれた時には決して満たされなかった場所は、目の前にあるイチモツならば全てを満たしてくれると分かっているかのようにジリジリとした昂奮に取り巻かれている。
「――っは、ああ……」
待ち切れないと息を乱すシライを前に、エルテシアは嫣然と微笑んで。
「さて、挿入れるとしよう」
呟いて、エルテシアは本格的にインサートへ取り掛かる。
シライのボディスーツ、そしてエルテシアのタイツ越しであっても密着感は生と変わらない。むしろ濡れた繊維の刺激も加わって二人の情感は高まり、エルテシアは熱っぽい溜息をつきながら腰を前に進めた。
「んふ……っ」
綻んだラビアが広がる。
ちゅく、と水っぽい音が響いたかと思えば、エルテシアの先端部がシライの膣口に押し入る。伸びやかな布地に包まれた身体は繋がって、シライとエルテシアにたまらない歓びをもたらす。
「は……あぁああっ……!!」
愛撫だけで何度も気をやったシライの喜びようはかなりのもの。
まだ浅い場所にしか挿入っていないというのに、膣奥が甘い昂奮で満たされる。息を見出して身悶えするシライの姿は色っぽく、エルテシアの瞳には肉欲の光が灯る。
「ん、ふ……っ! 奥まで――」
囁きながら腰を進めるエルテシア。
シライの中はドロドロに蕩けていた。エルテシアが挿入るなりメス襞は絡みつき、もう離さないと言わんばかりに亀頭に吸い付く。きゅうっと強い締め付けを示す膣肉の可憐さにサオは跳ねて、エルテシアは誘われるままに肉杭を沈めていく。
「く……っふふ、締まりが良くて……んん、うっ……」
「あ、っん……! 中で、動いてます――ぁ、ああっ……!」
昂奮すればするほど、互いの疼きは募ってゆく。
脈打つ剛直は幹の半ばまで埋め込まれている。太く逞しいイチモツに膣肉を開かれる感覚にシライは滾り、一番奥は物欲しさのあまり切なくてたまらない。
「はぁっ……んぅ……っ! ん、ううぅっ……!!」
甘えた声を上げながら、シライはぎこちなく腰を動かしてします。
「くふ、そんなに我慢できないのか?」
愛しそうに目を細めるエルテシアに問われると、シライは恥ずかしがりながらも頷いてしまう。
「そうか、それなら――」
言葉を切って、エルテシアは荒々しく腰を突き出す。
「っ!!」
目の前が爆ぜるほどの衝撃とともに、肉棒が付け根まで押し入る。
「もっと激しくしてやろう」
昂奮に声を上ずらせるエルテシアは言葉とともに、力強いピストンを始める。
ズンッと強い突き上げを喰らったシライの乳房は大きく揺れる。ついに最奥に届いたペニスの熱がシライをますます蕩かせて、シライはベッドの真ん中で快美に悶えるばかりだ。
「っは……ぁ!! ぁ、んぁあっ……!!」
「くふ、気持ち良さそうだ」
乱れるシライの姿がエルテシアを昂らせる。
淫悦にほぐれたシライの膣内はみっちりとエルテシアに絡みついている。カリ首の隙間から血管が浮いた幹の微妙な凹凸にいたるまで全てに張りつく粘膜は絶え間なく蠢いて、エルテシアの敏感なイチモツを常にくすぐる。
「ん……くふ、私も長くは持つまい」
淡い快楽を送り続ける媚肉の感触にそう漏らすエルテシアの出し入れは力強い。
シライの腰を掴んで打ち付けるたび、二人の身体が高らかにぶつかり合う。肉棒が吐き出す先走りによって膣内の湿りは強くなるばかりで、シライは耐えきれずに声を上げた。
「ぁ――う、うっ、もう……っ!!」
前戯によるオーガズムの余韻が残る身体はすぐに高みへ上りつめる。
エルテシアに組み敷かれたシライは女の歓びに腰をくねらせる。白い首を晒してのけぞるシライの膣奥に二度、三度と打突が重なるたびにシライは全身を大きく跳ねさせ、ついにその瞬間を迎えた。
「――ぁあっ、あ、イく……ッ!!」
これまで異常の激しい痙攣とともに、シライの膣内が大きくうねる。
下腹部から駆け上がる逐情がシライの意識を白く染めた。膣粘膜はあらん限りにエルテシアのモノを締め上げ、蜜液を吐き出しては二人の境界線を曖昧にする。
「っは……ぁあッ!! あぁあッ、んぁああッ……!!」
色っぽい嬌声を上げて乱れる間も、エルテシアによる抜き差しは続く。
「く……っふ、締まりが、強くなってきて――んふっ……!」
余裕の態度を保つエルテシアも、シライの膣肉からもたらされる快楽に腰を跳ねさせる。
絡みつく媚肉を力ずくで引き離すように腰を振れば、結合部で蜜液が音を立てる。百合のまぐわいは淫らそのものに続き、エルテシアも程なくして射精欲に囚われる。
「っああ……出るぞ――」
夢見心地に呟いて最奥を穿ち、欲望の全てを解き放つ。
「くッ……!!」
美貌を快楽に染めて、エルテシアは精を吐く。
「ッぁああ……!」
嘆息と吐精は長く続く。
エルテシアの陽物はシライの中で跳ねるたびに驚くほど大量の精液を放つ。真っ白な濃厚汁が身体の奥で広がるたびにシライの法悦は積み重なり、二人は腰を震わせながらエクスタシーを一致させる。
「っは……ぁあ……ッ!!」
射精が終わる前に二度目のオーガズムを迎えるシライの痴肉は強い収縮で肉棒を責め立てる。
「そんなに締めると――ん、くうっ……!!」
輸精管の中身を残らず搾り取ろうとするような膣具合に呻きながら、何度も腰を突き出すエルテシア。
ようやく射精が終わった時には二人とも汗みずく。荒々しい呼吸が落ち着いたシライとエルテシアは視線を交わすとどちらからともなく顔を寄せ合い、そっと唇を交わす。
「……ん……」
唇同士が触れ合うだけで、二人の身体は再び高まる。
シライの中に挿入ったままの肉棒がぴくっと脈打ったかと思えば少しずつ力を持つ――ムクムクと膨らみだす陰茎に膣奥を刺激されるシライは息を乱しながら、ゆっくりと上体を起こす。
「っふ、ん……」
繋がったまま身を起こすだけで、全身が甘ったるい欲望に満たされる。
溜息を漏らしながら動きだしたシライが何をしようとしているのか、エルテシアには感じ取れた。シライが起きるのとタイミングを合わせてエルテシアも姿勢を変え、二人は正常位での交わりから対面座位に変わる。ベッドの中央に座るエルテシアの上にシライは座ると、二人はどちらからともなく手を繋いだ。
「……ん……」
五指を絡め合う姿は、まるで恋人のよう。
フレンチキスを交わしたシライとエルテシアの腰がゆっくりと動きだす。エルテシアが自分の上に乗ったシライを揺らすように小刻みに腰を上下させると、シライの腰を美悦が駆け抜ける。
「っん……ぁ、う……!」
悶えるシライの膣内は、エルテシアの精液でジットリと潤っている。
二人の体液が膣肉の中で混ざり合って、淫靡なヒダはますます活発にさざめく。淫蕩そのもののうねりを感じ取ったエルテシアはシライの手を握りしめ、深い場所に幹を押し付け始めた。
「っは、ぁ……んっ! んぁ、っうあ……!!」
触れ合う全てから情欲が伝わる。
シライの腰振りは老練たるエルテシアと比べれば拙いが、それでもサオに十分な悦びをもたらす。
何より、喘ぎながらしきりに腰を揺するシライの色っぽさがエルテシアにはたまらない。ピンク色の髪を揺らし、エルテシアの胸に自分の胸を押しつけながら懸命に快楽を貪る愛らしい姿にエルテシアの下腹部は熱を帯び、そう時間を置かずに射精欲がこみ上げる。
「ん……っく、う……っ!」
射精が近いとエルテシアは言わなかった。
その代わり、シライと繋いだ手に力を入れる――余裕たっぷりな魔女にしては珍しい切羽詰まった手つきに、シライは何もかもを理解する。
「ぁうんっ……! んぅっ、んんんっ……!!」
エルテシアの絶頂が近いことを感じ取ったシライは、脱力しそうな身体を必死に上下させて肉竿に快美を送り込む。
鋼鉄かと思うほどに勃起した肉槍が媚肉にこすられるたび、シライの頭の中で快楽がスパークする。目を瞬かせながらもピストンは止まらず、エルテシアはブルっと背中を震わせる。
「あぁっ……!!」
高い嬌声とともに、二度目の精がシライの膣奥を染め上げる。
「っは、ああぁっ……!!」
熱いスペルマを受け取るシライも喘ぎを上げる。悦びに腰をくねらせる二人の粘膜部は少しの隙間もなく絡み合い、どちらがどちらを貪っているのかも分からないほどだ。
「ん……ぁ、もっとぉ……っ」
二度目の射精も全て膣内で受け止めて、シライはそうおねだり。
まぐわうほどに疼きは激しくなっていく。せびるように深いストロークを繰り返せば膣内でスペルマがかき混ぜられ、粘稠な水音が立ってシライの情感をかき立てる。
「くふっ……ん、はあぁっ……」
確かな充実感が身体を満たすのに、二人は止まらない。
指をきつく絡めあったまま、シライとエルテシアの交わりは続く――。