ファイアーエムブレム 娼俗の剣 作:どろまみれ
「―― う、あっ! ……んんう゛ッ……ひんッ」
連れ込み宿の中。ベッドの上。
燭台の明かりすらない暗闇の中で、ケイオスとニノは腰をぶつけ合っていた。
後背位になったニノの薄い尻へ向けて、思い切りぶつける様に。破裂音に近い肉と肉の音が響くたび、ニノは苦しさを混ぜ込んだ嬌声をあげた。
ラストスパートとばかりにスピードをあげてゆく。
ケイオスが伸ばした右の手のひらがニノの後頭部を把持し、そのまま前方。枕へ向けて顔面から叩きつけるように押し込んだ。
「んぐっ……もごっ!?」
「ふっ、ふっ……あ~……出る出る、出るぞ~……」
尻を振りたくり。最後に何度か、思い切り奥へ押し込んで。
ニノを絶頂させてから、膣内の様子を楽しむように……膣内だけが彼女の価値であるとばかりに、射精をかます。
ニノの背中に倒れ込むように体重を預け、しばらく射精の余韻を楽しむと。
……ケイオスは再びニノへ向けて、緩く腰を振り始めた。
「あ~……ヤりて~……」
ケイオスにとって、ニノは性処理女である。
ニノが持つ人間としての属性に魅力を感じたことはない。金で買っているのだから対価は渡されている……し、そもそもベルンの隅の娼館で働くよりは良い環境も給金も与えている。
射精穴としての価値だけが天井知らず、彼にとってのニノの全てだった。
そこへ、今は別の価値が差し込まれている。
レイーズ。
ニノとは比べ物にならない属性を備えた、玩具の極みの登場である。
「なんとかお手つきになる前にヤれね~かなぁ……ま~た勃ってきた。ニノ、もっかい使うぞ~」
「う、うん……んひっ……んむっ。れるぅ、んぶちゅっ……」
今度は仰向けにさせてから。唇を重ねて、貪るように性器を出し入れする。
レイーズのあの公爵夫人候補として相応しい振る舞いを、自信と余裕に塗れた表情を、自分本位に汚すことが出来れば、どれだけ楽しいことだろう。
チンコが気持ち良い。自分が出した精液をごぶごぶと吹き出しながらかき混ぜても、洗濯のことを気にしなくて良いのが素晴らしい。それだけを考えながら、性処理女で扱く。
「うひっ……。……」
「ん、うあっ……」
胸に手を伸ばしたが、質量はなかった。
勃起した乳首だけが桃色に主張する、少女の胸だ。
当然である。彼が犯しているのはニノであって、レイーズではない。
既に自分のものになった性処理女であって、綺麗なままの高嶺の花では、ありえない。
萎える気持ちを奮い立たせるように、再びケイオスは手を伸ばした。
闇の中に白く浮かんで輝いた ―― 首。
「んがっ!? ……ごぉっ……か、はっ……!」
片手でぎゅうと、ニノの喉を締め上げる。
少女は目を見開き、ケイオスの指に手を添えたが、別段、それ以上の抵抗はない。
「お~、いいね。絞まる絞まる。……どうだろ~な~、ちっちぇえニノならマンコの絞まりは流石に上かな~って思ったけど、使ってねぇならワンチャンそれもレイーズのが上かもなぁ」
「ふっ……はっ……ぁ、ぁ……すひっ!」
とてもではないが、首を絞めて居る相手にかける言葉ではない。
舌を伸ばして空気にあえぐニノの表情を、舐めるように見下しながら、ケイオスは昂ぶってゆく。
ぎり、と指先に力がこもる。
「
「ぐ、ェ」
突然昔話を始めた。
白目をむき出したニノの表情を悦びながら。聞いていないことなど判りきっていながら、続ける。
「オレとカナス兄が、ベルン製のローブを買いに行く際に護衛に雇った女なんだけどな~。だいぶ金がないらしくって、途中で野党を蹴散らした後に回収した杖……まぁ杖って言うか、魔道が保存されてる宝玉部だけだったんだけど。それを街で売り払いたいから鑑定をしてくれないかってお願いされたんだよな」
「ひっ……はひっ……」
「カナス兄が軽く引き受けちまったもんだから、とりあえず金のかからない方法で、杖を使ってみることにしたんだよ。で、こっからが傑作なんだけどさ。オレがカナス兄に杖を発動させたら、どうなったと思う?」
「ぃ、ぁ」
「な~んとカナス兄の性欲が大暴走! チンポとマンコと叫び声しか出せない獣みたいになっちまってさ。ついでに宝玉の光を一緒に見た女どもも欲情発情。カナス兄はその傭兵団の女全員犯して、街では娼婦どもを端から端まで全部買いして、一夜にして伝説になりましたとさ!」
「……」
「だからカナス兄は西に行ったんだけどな。あまりにも、あまりにもだったから、自分のウワサなんて届かない国にさ。オレはその時におこぼれに預かって、団長に色々と性技を教えてもらったんだよ。首絞めんのもそのひとつで……ん? どうだ?」
「……ぃぇへっ」
ニノが口をぽかっとひらき、端から涎を垂らし、肌を青く染めながら……阿呆面へと変わってゆく。
添えられていた手が離れて力なくベッドに落ち。ばたばたと動いていた足がピンと伸ばされ。膣内が悦びの快哉をあげながら痙攣を始める。
「ウヒ」
少女の目尻がにたりと歪む。
意味のない笑いを浮かべたニノの股からは、尿が溢れた。
だらだらと太股を伝うように落ちて、寮舎のベッドを濡らしてゆく。
射精に向けて腰を動かしながら。
自分都合に。尖りまくって肥大した陰核をぎゅうと押してつまんで。絶頂と同時に、精液を膣内へ注ぎ込んだ。
「あ~……いいね。いい。出すぞ。……おぉ~っ……」
「……ぅ、ぉ」
少女の出来上がりに満足したケイオスが射精と共に手を離すと、ひゅっと細い呼吸。だんだんと胸郭が動きを取り戻していった。
ニノに曰く、頭が弾けながら眠ってゆくような快楽であるらしい。顔が反動で真っ赤に染まったのを見届けてから、ケイオスは性器を抜いた。
広がった穴はまだ戻らない。
その横でベッドから腰を上げる。
「さぁて。バーサクの杖とかも居所はつかんだし、この国の教団ならマークから対価として頼まれてる魔道書も交渉次第で引き出せそうだ。あの女もそっから手ぇつけんのが早えだろうし」
ぶつぶつと呟きながらと立ち上がると。
萎み始めた性器をつかんで、その切っ先を少女へと向けた。
便所へ向けて排尿する。
「出すぞ~。……あ~、がっつり酒飲んでるから、だいぶ出んな。……ぎゃははは! ニノとはもう十分に仲良くさせてもらったんで、そろそろ本格的に始めるとしますか~ぁ!」
自分が便器にした女だ。その醜態にこそ腹の底から笑えるというもの。
とてもではないが眠れるような状態ではなくなったベッドの上に、浅い呼吸の少女を置いたまま。
自分の書斎(として使っている空き部屋)へ向かう。わざわざベルンの地まで来た目的を果たすため、その下準備を始めるのだった。
初めから最後まで、変わらない。
ケイオスは結局、ニノという少女のことを性処理女としかみていない。
彼にとってこの結末は、金で繋いだ関係なのだから当然の流れであり。
支援レベルアップ!
ケイオス×ニノ 隷属:C→B(MAX)