ドラゴンクエストI・II・III:アレフガルドの旅路 作:坂本太郎
サマルトリアの城を訪れた一行。兄であるカイン(サマルトリア王子)は、久しぶりの故郷に羽を伸ばし、宴の酒に酔いしれて早々に眠りについてしまいました。 アルスが城の中庭で夜風に当たっていると、背後から軽やかな、けれどどこか緊張した足音が近づいてきます。そこに立っていたのは、いつもの快活な笑顔を少し封印した、サマルトリアの王女リリィでした。
【王女の仮面を脱ぐとき】
「……アルス様。お兄ちゃんたら、もうあんなに高いイビキをかいちゃって。お恥ずかしいところをお見せしました」
リリィは苦笑いしながらアルスの隣に並びました。夜の風が彼女の短い髪を揺らします。彼女はしばらく沈黙していましたが、ふと勇気を出したように、アルスの袖をぎゅっと掴みました。
「ねえ、アルス様。お兄ちゃんから聞いたわ……あなたがどれほど勇敢に戦い、どれほど優しく仲間を支えているか。……私、ずっと羨ましかった。私もお兄ちゃんみたいに、あなたの隣で一緒に旅がしたかったなって」
彼女の瞳には、昼間見せる「しっかり者の妹」としての光ではなく、熱い憧憬が宿っていました。リリィはアルスの正面に回り込むと、その逞しい胸にそっと額を預けます。
「今夜だけ……いえ、お兄ちゃんが起きるまでの間だけでいいの。私を、ただの『リリィ』として扱ってくれませんか? サマルトリアの王女でも、誰かの妹でもなく……。あなたの心に触れたい、一人の女の子として」
背伸びをしてアルスの首に腕を回す彼女の顔は、真っ赤に染まっていました。幼い頃からの恋心を爆発させるような、甘く切ない夜が始まろうとしています。
【夜の帳に紛れた純情】
「……こっちよ、アルス様」
リリィは素早く周囲を見渡し、誰もいないのを確かめると、アルスの手を引いて客室とは別の、使っていない小さなサロンへと滑り込んだ。扉が閉じる音は夜気に吸い込まれ、耳元でリリィの早い鼓動だけが聞こえる。
部屋の中央、円形のソファベッドに腰掛けたアルスの前に、リリィは深呼吸一つして膝をつく。
「本当はこんなこと……いけないことだって分かってる。でも、もう我慢できないの」
囁くような告白とともに、リリィは震える手でアルスのベルトを外し始めた。金属の留め金が小さく跳ねる音。ズボンの合わせ目を開くと、既に熱を持ち膨らんだものが下着越しに浮き上がっている。
「大きい……これが、アルス様の……?」
顔を真っ赤にしながらも好奇心に勝てない少女の瞳で見上げるリリィに、アルスは無言で頷く。
「触ってもいい?」
許可を得るより早く、リリィの細い指がアルスの硬くなったモノに触れた。下着の上からなぞるように這わされ、その指が布越しに亀頭をくすぐる。冷えた指先が熱棒に溶ける感触に、アルスは息を詰めた。
「硬い……すごく……熱い……」
おそるおそる下着をずらすと、勃ち上がった肉塊が弾けるように飛び出す。リリィは一瞬ひるんだものの、
「お兄ちゃんはいつも『アルスはすごい』って自慢してたけど、これのことだったんだ……」
と独り言のように呟くと、両手で竿を包んだ。
ぬるり、ぬるりと掌全体を使って上下に動かす。初々しい手つきだが、一生懸命さが伝わってくる。アルスが低く唸ると、リリィは嬉しそうに目を細める。
「気持ちいい? 私、もっと上手くなりたいな……」
そう言いながら、舌先でカリ首をチロリと舐めた。生温かい粘膜の接触に、アルスの腰がビクリと跳ねる。
「んぅ……ぁ…」
思わず漏れる呻きに、リリィの目が輝いた。
「こっちも舐めてあげる!」
と宣言すると、躊躇なく顔を寄せ、唇で亀頭を覆った。初めてのフェラチオはぎこちないが、懸命な吸引と舌の動きが快感を刻む。
「じゅぷ……くちゅ……ちゅぱっ」
唾液が滴り落ちる音と共に、アルスの太ももにリリィの髪が当たる。その光景があまりに淫靡で、アルスの理性がグラリと傾く。彼はリリィの肩をそっと押して引き離した。
「もう……君の番だ」
アルスはリリィを抱き上げるようにベッドに横たえ、ワンピースの裾をまくり上げた。既に蜜が滲んだクロッチに指を這わせると、驚くほどの熱と湿り気が迎える。
「濡れてる……」
「だって、アルス様の触り方があんまりにも……!」
言い終わらぬうちに、アルスは彼女のパンツを脱がせ、脚の間に顔を埋めた。じゅるっ、と蜜を啜る音が室内に響く。
「ひゃっ!? アルス様……そこはっ……!」
リリィの足がピンと伸びる。アルスは執拗に割れ目を舐め上げ、突起を舌先で転がす。じゅわ、じゅわ……と泉のように湧き出る愛液を啜りながら、彼女を限界まで高める。
「お願い、もう……入れて……」
泣きそうな声で乞われ、アルスは自分の剛直を濡れそぼった入口に押し当てた。ぐぷ……という鈍い圧迫音と共に先端が沈む。処女膜の抵抗が感じられる。
「痛む?」
「大丈夫……っ! 挿れてくれないと、逆におかしくなりそうだから……!」
その健気な返答を合図に、アルスはゆっくりと腰を進めた。
ずぶり……ずぶぶ……
一番太い部分を通過させると、リリィの膣壁が歓喜するように絡みつく。根元まで納まった瞬間、二人の身体が同時に震えた。
「全部……入った……」
「ああ……アルス様のが、私の中に……こんなに深く……」
数秒の馴染ませの後、アルスは静かに抽送を開始した。ぐちゅ……ぐちゅ……と粘膜が擦れる音。最初は浅く、徐々に深く――子宮口をノックするたびにリリィが背中を反らせる。
「あんっ! あっ、あっ……もっと、激しくしてぇ……!」
甘えた声に応え、アルスは一気にペースを上げた。ぱんっぱんっという打ち付ける音と、リリィの甲高い喘ぎが重なる。
「すご……い! 壊れちゃうっ!」
そのうちリリィが上になりたいとねだり、騎乗位へ。体重がかかるごとに深く刺さり、
「あっ、あっ!」
と短い悲鳴のような声が上がる。上下運動の途中でバランスを崩しかけたところを、アルスが支えるように抱き寄せる。
「もっと……もっと強く突いて……! お兄ちゃんには絶対言えないこと、全部言っちゃうくらい……!」
最後は背後から。アルスの猛りが入口を出入りするたび、リリィの内腿が痙攣する。
「いやぁっ! くるっ! 大きいのが……ぁぁああ―――!!」
リリィが全身を波打たせて達した瞬間、アルスも限界を迎えた。
どぷっ、どぷどぷ――!
熱い白濁が子宮めがけて迸る。アルスが腰を引き抜くと、溢れた精液がリリィの内腿を伝った。二人とも荒い息をつき、汗ばむ肌を重ねてしばらく動けなかった。
【解けない魔法、朝霞の誓い】
東の空が白み始め、城の回廊が薄明るくなってきた頃。 リリィは乱れた服を整え、アルスの腕の中で幸せそうに微笑んでいました。その頬にはまだ先ほどの熱情の名残があり、瞳は露を含んだ花のように輝いています。
「……ふふ、お兄ちゃんがこれを知ったら、ひっくり返っちゃうでしょうね。でも……これは私たちだけの秘密。絶対に、誰にも言っちゃダメですよ?」
彼女はいたずらっぽく人差し指を唇に当てると、アルスの頬にチュッと音を立てて口づけをしました。一度結ばれたことで、彼女の心にあった焦燥感は消え、代わりにアルスを支えたいという深い愛情が根を張ったようです。
「さあ、勇者様。もうすぐお兄ちゃんが寝ぼけ眼で起きてくるわ。……いつか、この世界が本当に平和になったら、その時はちゃんとお兄ちゃんに……『アルス様の隣に行きたい』って、私、自分で言うから」
リリィは凛とした足取りで、でも一度だけ名残惜しそうに振り返り、再び「しっかり者の王女」の顔に戻って城の奥へと消えていきました。 アルスの胸には、彼女の柔らかな体温と、守るべき約束という新しい絆が、確かな重みを持って刻まれていました。