2人のリザードマン♀と過ごすいちばん長い夜 作:4645 (ケモ系大量生産クリーチャー)
「…おふたりさーん?
お熱いところ申し訳ないけど、家事もしなきゃ始まらないよ」
「わるいけど
あと、水汲みも」
ほとんど情事に等しい乳繰り合いを繰り広げていると、周囲の物音が全く気にならなくなってしまうもので、ふたりはいつの間にか部屋の戸口に立っていたシャールの呆れた声でようやく我に返った。
彼女の特徴的なちゃりちゃりという爪の音にも気が付けなかったあたり、ふたりがどれだけ双方向の肉欲に没頭していたかが伺える。
絡み合った末にミルマの腋にヘッドロックされながら男性器をいじくられていたリーダーは、ボサボサの髪型をもってぐったりとした有様で解放された後にへろへろとベッドの外に這い出ると、すぐさまテキパキと身の回り品を装着し、逃げるように薪割り場の方へ去って行ってしまった。
その後ろ姿は耳まで真っ赤である。
続いて急に恥ずかしくなってきたらしきミルマも顔から湯気を出しながら外に飛び出し、部屋の中には若干の性的な余韻が残るばかり。
「もぅ…」
お玉を持ったままのシャールは若干の嫉妬を覚えながらキッチンに戻ると、干し魚と乾パンのスープの調理に取り掛かった。
◇◇◇
カチャカチャと食器の揺れる音が、生物の気配のない落ち着いた静的空間にささやかな生活感のアクセントを加える。
この事実を簡潔に述べるとするならば、つまり現在の室内にはシャールひとりだけがぽつんと取り残されていると表現できた。
リーダーはコテージの横にある薪割り場に、ミルマは湖畔へ水汲みに行っている事を起因とする、一時的な孤立である。
まあそんなどうでもいい説明はともかく、単独の状況による安心感のせいか、ひとり年長者として食事の支度を行うシャールは、やはり先程の出来事を悶々と思い起こしてしまっていた。
「(………リーダーの、大きかったな)」
…もぞり。
シャールは足の重心を変え、無自覚のクセである考え事をする時の立ち方をとった。
調理台に片手をつくと、特に理由もなく右足の甲を左足の裏でふみふみと触り、レプタイル系特有の鉤爪でかりかりとそのふくらはぎをひっかく。
なんの意味もない、ただの習慣的な行動である。
しかし、その動きの裏にはひとりの大人の落ち着かない気持ちが隠されているのが明らかである。
「あ…」
…もじもじしながらぼうっと自分の調理風景を眺める中で、ふと何かを思いついた様子のシャール。
彼女はおもむろに魚の乾物を切る手を止めると、たまたま視界に入っていた一般的なお玉をささやかな好奇心の元に手に取る。
「このお玉……」
"…リーダーのおちんちんの長さに似てるかも"
誰にも見られない状況でそんなことを思いついてしまえば、その行いを試そうとする己を容易に止められるはずもなく。
彼女はお玉を逆さにして掬う部分を手に持つと、とうとうその柄の部分の長さを測るようにおそるおそる自身のお腹に当ててしまった。
◇◇◇
「……え…?
へその、上………?」
その到達点は、ヘソの上であった。
…思わず声を出してしまう。
これが、あたしの中に入る?
それも、近いうちに?
「…~っ!」
ぞくぞくぞく…と、背筋を何かが走り抜ける。
あたし達のようなレプタイル系には、人間のような処女膜がない。
それに体自体も頑健で、結構ゆとりのある作りをしている。
だから、レプタイル系にとって受け入れるべきソレの大きさは、一般的に大きければ大きいほど
それこそ普段その、ひとりでえっちする時も、だいたい人間基準で言うところの最大サイズを使うのがお気に入りだった。
…20cmぐらいのやつ。
だけどこれは、明らかにそれを大幅に上回っている。
「…びょう、き?
いや違うか…………」
…自分の中の医者の部分がチラリと顔を覗かせる。
ペラペラと脳内資料を高速で参照し、人間 男性器 大きさ 異常 症例で検索をかけてみるが、しかし何もヒットしなかった。
ということはつまり、素でアレ………?
「(………じゅるっ)」
…人型生物らしく、エロい事を考える時特有の加速する思考を持って熟考を行うシャール。
気が付けば口の端から欲望がこぼれ落ちそうになっていたが、それが溢れる直前にその事に気がついた彼女は、それを飲み込んでしまうことで小さな尊厳を保持することに成功した。
「っ…」
硬く、長く、熱く怒張して反り返ったリーダーのソレの重たい手触りと手に絡みつくカウパー腺液。
その後に2人きりになってリーダーを組み敷くミルマ、溶け合うような嬌声と濃厚な雄と雌の臭い。
考えれば考えるほど情事の数々が鮮明に蘇り、肉棒のことが脳にこびりついてはがれなくなってゆく。
…頭を押さえつけるように亀頭を触れたら、びくっと震えて、すぐにびんっと指を押し返してくる。あの力強さ。
少し押しただけなのに、跳ね飛ばすように反り返って。
硬さも…そう、熱した鉄板のようで、指の先で少し触れただけでも分かるぐらい熱を持っていた。
あたしやミルマと違って人間は体温が非常に高いし、そう考えると37度ぐらいはあったかもしれない。
…そんな凶器が、あたしの中に。
「ぅ"…」
今もお腹に当ててあるただのお玉が急に熱を持って脈打つ肉棒に見えてくる気がして、そんな興奮が行き過ぎたのか、こぷりという感じで股から愛液が溢れてしまった。
ぬるい愛液の雫は、もじもじと動く密着した内ももの間にまぶされ、にゅるにゅるとした不快な感覚を自身に与えると同時に、起きてもいない情事に対して興奮する自分の姿を自覚させた。
「…よしっ」
あたしはお玉を調理台に戻し、立ち方を直す。
そしてパチリと両頬を叩き、めちゃくちゃにムラムラして鈍りきった思考ギアを「我」に入れ直すと、正気を取り戻すと同時に気合いをもリチャージした。
ヤる。絶対ヤる。まっすぐ行ってヤる。この日にヤる。リーダーブチ犯す。朝までヤってやる…と。
………よし、今日の夜動こう。
◇◇◇
「…ボクは客間で寝る。寝室はふたりが使ってくれ」
全員が少しドギマギしているぎこちない夕食の時間が終わり、青白い月光が銀色に波打つ湖面に散りばめられる頃。
目的を見失ってしまった様子の上記の腑抜けた発言の後、リーダーは先述のセリフ内でふたりに譲った寝室より、少しだけ狭い客間にて眠ることにした。
とはいえ、童貞の年頃な青年には刺激に満ち溢れすぎた1日であったこともあり、簡単に眠れる訳もなく。
むらむらと湧き勃つ内なる欲望の獣をなだめてすかして純白のシーツの上をゴロゴロ、ゴロゴロ。
かわいらしい窓を開いて揺れるレースと共に夜風にあたってみたり、布団を被ったり剥がしたり。
さらには洗面所で頬を叩いたり、そろそろと廊下を抜けて忍び込んだお手洗いに籠って自慰を試みたり。
己の知らぬところで射精禁止の呪いをかけられたリーダーはそんなことを知る由もなく、それはもう大変な苦労をしていた。
…しかし、永遠に思える長い夜もそれ以上長く続くことはなく。
とうとう不眠の覚悟を決めてベッドに腰掛け始めたリーダーの耳に、突然控えめなノックの音が飛び込んできたのである。
ちゃりちゃりとフローリングに爪が当たる足音からして、確実にシャールだ。
「シャール」
入ってよいと答える意図を含めつつ、彼女の名を呼ぶリーダー。
「…遅くにごめん」
ぽしょりと発せられる申し訳なさそうな彼女の声。
「あの…よく、考えたんだけどさ」
何かを切り出そうとする彼女の声。
なにかが起こる雰囲気を感じ取り、リーダーは生唾を飲んだ。
「……あたし達、エロいことしなきゃいけないでしょ?」
「だからさ…」
そのセリフとともに、彼女は敷居を越え、部屋に満ちる月光の元に姿を表した。
…エキゾチックなダークブラウンの外鱗が滑らかに青白い輝きを反射し、ツンと尖った美乳を覆う腹側の白く細やかな鱗が発光するようになだらかな輪郭を強調する。
「ッ…な……なんで何も着てないんだ…!?」