とある街の日常 作:住人A
ある電車の中に1人の女性、小山紬が立っていた。
朝の満員電車で周囲に座れる場所は無く、はぁとため息をつきながら片手で吊り革を掴み、読書をしている。周囲の人も思い思いの行動をしており紬のことを気にしている人は誰もいない。
ガタンガタンと電車に揺られながら自らが降りる駅に到着するまで待っていた。
そうして電車に揺られていると駅に停まり、乗客が更に中へと入り込んでくる。紬の降りる駅はまだまだ先だ。憂鬱な気分で人の波に流される。
落ち着いたと感じ、暫く立っているとさらりと自らの尻を触られた感触がする。
紬は咄嗟に振り返ろうとしたが、痴漢に触られたのが初めてなのか恐怖に阻まれ身動きが取れない。指先が臀部を撫でる感覚に全身が強張る。
「やめて」と言おうとしても喉が締め付けられたように声が出なかった。誰にも気づかれない密かな悪意が、彼女の衣服を通して肌を這う。
尻を触った手はいつの間にか揉むような動きへと変わり、スカートをゆっくりと持ち上げ始める。
「お姉さん、大丈夫?」
突然、低く落ち着いた声が耳元で響いた。振り向くと、青年――透が立っていた。彼の鋭い目が紬の背後を睨む。気づかれているとは思わなかったのだろう、犯人らしき中年男の顔が引きつっていた。すぐに踵を返して逃げようとする。
だが
「『駄目ですよ、こんなことしちゃ。』おじさん、『これからは悪意なんて持たず、真っ当に生活してよ。』」
透の冷静な声が響き、男は突如動きを止め、申し訳なさそうに謝罪を行った。罪の意識に苛まれたように深く頭を下げたあと、満員電車の中でそそくさと隅へと移動していった。
「ありがとうございます・・・。」
紬は震える声で頭を下げる。
「本当に助かりました。」
「いいんですよ。怖かったでしょう。」
透の優しい言葉に、紬はようやく緊張から解放された。胸の鼓動が収まっていくのを感じる。
「あの、私、小山紬っていいます。お名前、聞いてもよろしいですか。」
「音無透です。そうだ、もし良かったら痴漢対策のアドバイスができますよ。『触ってもいいですよね。』」
「ほ、本当ですか。私、痴漢にあったの初めてで、固まってしまって・・・。」
透は会話を続けながら紬の身体に手を伸ばす。紬の後ろに立ち、彼女の緊張を解くようにそっと肩に手を置いた。
「こういう時は、相手の動きに逆らわず、隙を作ることが大切なんです。」
彼の指先が紬の腕を軽く撫でる。それは先ほどの男の乱暴な接触とは異なる、確かめるような繊細なタッチだった。
「あ・・・っ。」
紬の声が漏れる。拒むべきだとわかっているのに、透の温かい指が肌を這うたびに、身体が震えた。理性は警鐘を鳴らす。だが心の奥底では、先ほどの不快な記憶を上書きするような奇妙な安堵感が芽生え始めていた。
「こうやって・・・相手の意図を見極めるんです」
透の手が紬の腰へと滑る。電車の揺れに合わせるように、紬の身体に透が密着する。
手は腰から徐々に動き出し、紬の尻へとたどり着く。
「あっ、あの、ダメ、です・・・。」
痴漢対策と分かっているのだが蚊の鳴くような声しかでない。
「ひぅ、あの、やめて・・・下さい・・・。」
しかしその言葉に透は止まることは無く、更に手を大胆に動かし始める。
「ほら、このやって・・・。」
透の指先が紬のヒップラインをゆるやかに滑る。スカートごしでも目立つ尻を揉みしだけば紬の肌が粟立つ。
「相手の意図はなんだと思いますか?次はどうしようとしてると思います?」
「え、えと、あの・・・、わかりません・・・。」
「残念、次はスカートの中ですよ。」
透の手はやがてゆっくりと紬のスカートの中へと侵入する。丸く柔らかいお尻を撫でれば紬の身体がビクリと反応する。既に透が行っている行為は先ほどの痴漢と変わらない。紬も拒否しなければいけないと頭では分かっていた。しかし拒絶の声は喉で止まって出てこない。
「相手の意図を見極めたら次はそこに触れさせずに動かす。ちゃんと分かってないと次も痴漢されちゃいますよ。」
「で、でもっ。」
透は紬の尻を執拗に撫でまわす。その指先は紬の肌をなぞるように動き、時折強く押し込む。スカートの中で紬の肌を直に撫で、紬の身体の線を辿るように触れていきながら時にくすぐるような動作も混じる。
「ほら、逃げないからどんどん奥に入ってくる・・・。」
透の手が紬の臀部から太ももの間に移動し、内側を優しくさすり始める。
紬の肌が透の体温を帯びてくると、透の手はさらに大胆に動き出す。スカートの裾から忍び込む指先が、紬の最も敏感な部分を捉える直前で止まる。
「このまま放置すると・・・どうなるか想像できますか?」
紬は混乱と羞恥に顔を赤らめながらも、透の指先から逃れる術を見つけられない。
電車の揺れに合わせて透の身体が密着し、紬の呼吸は徐々に荒くなっていく。
「あ、の・・・。」
「ほら、たどり着いた。」
透はついに紬の秘部を撫でる。その瞬間電流が走ったかのように身体を震わせてしまう。
「やめ・・・ひぅ!」
「駄目ですよ・・・これじゃ犯してくださいって言ってるようなものですよ。」
透は指先で紬の秘部をゆっくりと撫で回す。紬は抵抗できず声を我慢することに必死で抵抗どころではない。秘部は少しづつ湿り気を帯び、小さく、くちゅという音がする。透の指はより大胆に紬の秘部を刺激する。
紬は涙目になり、いやいやと小さく首を振るが快楽に身を委ねてしまっている自分に気づくことができない。手をはねのけようとする動きすらもせずにされるがままだ。
もう少しでイキそうになった瞬間、透の手は止まる。そして再度ゆっくりと刺激を与え始めるのだ。何度もその繰り返しによって紬は狂ってしまいそうになるほど焦らされている。
「あ、あの・・・・あの・・・。」
言葉は意味を持たず、ただ小さく声を上げるのみだ。そうして何度も焦らせばいつしか紬の腰が自ら透の指へと当たりに行き始める。
「これは大変だ。今度は逆に相手を喜ばせる側になっちゃってるね。」
膝が小刻みに震え、紬の身体は透に支えられて立っている状態だ。紬は何かを口にしようとするが拒絶の言葉は出てこない。
「あぅ、ひゃぁ・・・あぅん・・・あっ♡」
紬の身体は快楽を受け入れ始め、小さく喘ぎ声を漏らす。そんな自分に気づいたのか紬は恥ずかしさで身をよじらせるが、そんな動作さえも透にとっては興奮材料にしかならない。次第に紬は抗うことすら諦めたのか透の責めを素直に受け入れるようになっていた。
ぐちゅぐちゅという音がどんどん大きくなる、それを気にせずに透は責め続ければ、とうとう限界が訪れる。紬の身体がビクビクっと震えだす。
「いっ・・・、だめ・・・いっちゃ・・・あああ♡」
絶頂を迎えた紬は身体を痙攣させながら涎を垂らして快感に浸っている。
それでも透の手は止まることなく紬への愛撫を続ける。何度も何度も紬の弱い部分を探り当てた透は更に執拗に責め、絶頂直後の敏感になった身体に更なる快楽を与え続けていた。
「大丈夫?気持ちいいですか?」
透は耳元で囁きながら優しく紬の身体に触れ続ける。服の中に手を入れてブラジャーをずらし、直接紬の乳房を揉みしだく。ふにふにとした触感を楽しんだ後は指先で軽く弾いたり抓ったりと色々と弄び、気が付けば紬の乳首は硬く勃起していた。
「あっ・・・、うぅ・・・・。」
あまりの羞恥に紬は目を閉じ、俯いてしまう。しかし透は構わず紬の耳たぶを舐めたり噛んだりと刺激を与え続ける。
「あれ、もう乳首がコリコリになってますよ。」
透の言葉通り紬の胸の突起は痛々しいほどに膨れ上がっておりピンク色に染まっている。
「い、言わないでください!・・・あっ。」
透が乳首に触れた瞬間紬は思わず大きな声を出してしまった。慌てて口を押さえるも時すでに遅く周囲の乗客たちから怪訝な視線を向けられてしまう。
「す、すみません・・・」
謝罪の言葉を述べるも全く状況は好転せずむしろ悪化している気さえした。電車の中ということもあってか声はよく通り、皆が紬の方を見つめているのだ。
しかし、明らかに痴漢をしている透を見ても誰一人として声を上げない。
そうしてみんなの視線が集まれば透は更に大胆な行動へと移る。スカートを持ち上げ、下着を露出させる。
指を膣にもっていけばショーツごしでも分かるほどべっとりと愛液に塗れていた。ショーツに染み込んだ汁を掬い取り指先に纏わせると紬の目の前に持ってきて見せつけた。
「ほら、こんなになってますよ。」
「いやぁ・・・そんなこと、言わないでください・・・。」
羞恥心で顔を真っ赤にしながら否定する姿は小動物にも見え、嗜虐心をふつふつと沸き立たせる。
「じゃあもっと気持ちよくさせてあげます」
そういうと透はズボンのチャックを下ろして肉棒を露出させる。そのまま紬のスカートを上げて淡いピンク色の下着を露出させると、僅かにずらしてゆっくりと挿入しようとする。
「あっ、ダメ・・・。ダメです・・・。それは・・・。」
「ダメですか?お姉さんの身体は嫌がってませんよ。嫌だったら大きな声を出して、振り払うでしょう?つまり『望んでいるってことですよ』」
「それは・・・!そう・・・なのかな・・・。」
透の言動によって紬の意見は捻じ曲げられ、紬は身体を使われることに拒否を示さなくなった。そのまま肉棒を奥まで進めれば何かを破った感触のまま奥にこつんとたどり着く。その瞬間紬の身体はビクンッと跳ね上がり嬌声を上げる。
「やっ・・・♡そんなっ・・・♡」
愛液でべっとりと濡れていたためか痛みは少なく、透が前後に動かすたびに快感を受け入れ始める。紬の敏感な部分を優しく動かすと小さな声を出して喘ぎ始める。
「ひぅぅん♡あん♡」
「だめぇ・・・あぅぅん♡ああん♡」
透は紬の反応を見ながら適宜動きを変えたり緩急をつけたりしながら紬の身体を攻め立てる。
「ひゃん♡そこだめぇ♡」
電車の揺れに合わせて透の肉棒が紬の内側を擦る。その度に身体はもっともっとと快感を受け入れ、漏れる甘い嬌声が徐々に大きくなっていく。
「ほら見てください。他の乗客たちがお姉さんに注目してますよ。」
透が紬に話しかければ紬も釣られて周囲を見渡す。
音か、声か、電車という空間で聞きなれぬ音が起きれば周囲は自然とその発生源を見る。満員電車の中でその音は異様すぎたのか周囲の人間ほぼすべてが紬たちに注目していた。
「ひぃ、あっ、だめ。み、みないで・・・。」
恥ずかしさからか耳まで赤く染まり周囲の視線から身をよじって姿を隠さんと動きだす。しかし肉棒を抜くことができず、身体は正直に反応してしまう。肉棒が深く突き刺さるたびに膣壁がきゅうっと締まり、愛液があふれ出す。
「ダメっ・・・♡こんな・・・見られて・・・っ!」
紬は必死で声を抑えようとするが、透が巧みに腰を動かしGスポットを刺激する。そのたびに甲高い声が漏れてしまい、羞恥心がさらに高まる。しかし同時に、見られているという背徳感が新たな快感を呼び起こしていた。
「お姉さん、気持ちいい?人に見られるほど敏感になるね」
透の甘い囁きが耳元をくすぐり、紬の心の壁が一枚ずつ剥がれていく。彼の手が乳房を揉みしだき、乳首を摘まむと鋭い快感が全身を貫く。
「あっ♡ひぅっ・・・!そこ・・・だめぇ・・・・・・♡」
恥ずかしさと快感が混ざり合い、頭が真っ白になる。電車内という公共の場でセックスしているという非常識な状況が、かえって二人の興奮を高めていた。
透のペースが上がり、ピストン運動が激しくなる。紬の腰も自然と動き、彼の動きに合わせて淫らに踊る。結合部からは粘着質な音が響き、周囲の乗客たちも釘付けになっている。
「すごいですね・・・お姉さん、俺のチンポにぴったり吸い付いてきますよ」
羞恥心を煽る透の言葉に紬は顔を背けようとするが、乳首を強く引っ張られると堪らず声が上がる。絶頂が近づくにつれ、紬の声はさらに甘く切ないものに変わる。
「イク・・・もうイっちゃう・・・・♡こんなところで・・・いやぁっ♡」
紬は抵抗できないまま快感に翻弄され、身体が透に屈服していく。膣壁は貪欲に収縮し精液を求めるようにうねる。
透は一際強く突き、肉棒を最深部に押し込む。その瞬間、紬の身体が弓なりに反り、膣内が激しく収縮する。透も同時に達し、熱い精液を最奥に注ぎ込む。
「あっ♡ああああんんんん♡」
周囲の乗客たちが呆然と見守る中、紬は絶頂に達してしまい、ぐったりと透にもたれかかる。彼の腕の中で荒い呼吸を繰り返しながら呆然と呟く。
「あああっ♡出てる・・・中に・・・全部・・・♡」
恍惚とした表情で紬は射精を受け止め、子宮で受け入れる感覚に酔いしれる。
精液と愛液が混ざり合った匂いが漂う車内で、紬は透の胸に寄りかかって余韻に浸っていた。乱れた服装を整えようとするも、身体の力が抜けてしまっている。
「大丈夫ですか?お姉さん、立てますか?」
透の声が耳元で囁く。紬は朦朧とした意識の中で小さく頷く。電車は徐々に減速を始めていた。すでに電車がどこに止まるのか、自分が降りる予定の駅はどのくらい先だったか判別がつかない。紬にそんなことに気を配る余裕はどこにもない。
「ここで降りるよ。」
電車が停車すると同時に、透は紬の腕を引いてホームへと降り立つ。フラつく紬を支えながら階段を駆け下り、人目を避けるように改札を出る。
痴漢で滅茶苦茶にされたというのに紬には逃げたり声を上げるなどという発想は既にない。ただ透についていくことが大事に思えたのだ。名前すら知らない男に身を捧げる。紬の価値観はこの電車という短い時間で大きく変わった。
そのまま透は何食わぬ顔でラブホテルの中へと消えていき、一室に嬌声が響き渡った。
その後、透のSNSグループに1人の女性が招待され、小さな命を産まれた。