学園一の美少女は、キモデブの俺から絶対に離れない【完結】 作:ドン・ドナシアン
「よ、よし……。今度はお前が予習したとおりにやってみろ」
言い終えたあとで、大悟は自分の喉がひどく乾いていることに気づいた。
だが、いまさら言い直すわけにもいかない。Sの威厳が台無しだ。
しかし、ちゃんと、“ご主人様”ができるだろうか。とりあえず、二発は抜きすぎかと思ったが、全く杞憂だった。あれがなければ、たったいまの男根への口づけだけで、真白の顔に精液を暴発させた自信はある。
目の前には、床に膝をついた真白──。
背筋を伸ばしたまま、静かにこちらを見上げている。
その整った顔が、自分のすぐ近くにある。
乳房を剥き出しにして、両手を背中に拘束され……。
距離が近すぎる。
大悟は、いつの間にか堪っていた唾液を飲み込む。
視線を落とすと、自然と真白の顔の位置に目が行く。
その場所は──ちょうど大悟の腰の前だった。
胸の奥では、心臓が痛いくらいに鳴っている。
「……わかった」
真白は落ち着いた声で答えた。
少し考えるように目を伏せ、それから顔を上げる。
「でも……」
「なんだ?」
「結局、最初、どうするのがいいの?」
大悟は一瞬だけ言葉に詰まった。
「……好きなようにしろよ」
とりあえず、言った。
最初にどうするかなんて、大悟にわかるわけない。
「だけど、本には色々書いてあった。正解がわからない……」
真白が続ける。
「……そんなの気にするなよ」
大悟は言う。
「……でも……緊張する……。頭が白くなるって……本当にあるんだ。あんなに、勉強したのに……」
「お前でも、そんなことがあるのか?」
大悟は、くすりと笑った。
目の前の真白は、いつものように無表情で冷静なように見える。だが、よく見れば、かなり息が速い。確かに、真白も緊張しているのかもしれない。
「ある……。上手にしたいし……。大悟を喜ばせたい」
「じゃあ、俺の顔見て判断しろ。それに、しゃぶってれば、俺のちんこの反応でわかるだろう……。気持ちにいいやり方を探して、自分の……いや、俺たちのやり方を見つけろ」
言ってから、自分で少し恥ずかしくなる。
なにをわかったようなことを語っているのだろう。相手は真白だぞ。学園一の絶世の美少女で……でも、大悟はきもデブで……。
だが真白は笑わなかった。
むしろ真剣な顔で頷いた。
「……わかった。そうする」
そして姿勢を少し整える。
膝をついたまま身体をわずかに前に寄せた。
その動きに合わせて、距離がゆっくり縮まる。
大悟は息を止めた。
真白が小さな口を精一杯に開いて、舌を出した。その舌を大悟の怒張に擦り付けていく。先端を口に含み、舌先で怒張の先っぽをぺろぺろとくすぐるように舐める。
「くっ……わ、悪くねえよ……」
大悟は懸命に腹に力を入れながら言う。
悪くないどころか、あの真白に奉仕されているのだと思うと、まともに呼吸さえもできない。
一方で、真白は舌を動かしながら、じっと大悟を見上げている。
「……大悟……気持ちよさそう……。よかった……」
真白が一度口を抜き、何度か大きく息をしながら言った。そのあいだも、大悟の顔から視線だけは外さない。大悟に言われたことを忠実に守っているのだ。
そう思うと、真白のことが心から愛おしくなる。
「……ああ。気持ちいい」
大悟は短く答える。
真白が小さく頷くと、さらに身体を寄せる。
再び大きく口を開いて、今度は口全体で深くまで頬張るようにして、先端から根元までをさすりつけてくる。
「あっ、ああ……いい……感じだ……。だんだんと、激しくしてくれ……。だ、だけど、上手だな……」
大悟は、真白の愛撫を受けながら、懸命に射精感に堪える。
学園一の美少女で、恋人になるどころか、会話をするだけでどんな男子でも羨むほどの高嶺の花の真白を、裸にして拘束して口で奉仕をさせている。
きもデブの大悟の股間を懸命に舌でしゃぶり続けている。
そう思うと、込みあがるものがある。
感動で急激な射精感が襲ってきた。
「わっ、まずっ」
大悟は腰を引きかけた。
だが、放出すると思った直前に、真白が口を離して、大悟の男根から顔を抜く。
「おっ、な、なんだよ?」
助かったが、急にやめてしまった真白を訝しんで声をかける。
「……すぐに出させちゃだめ……。そう書いてあった……。焦らして、時間をかけた方が、最後は気持ちよくなるって……。いま、大悟は出しかけた……。違う?」
真白が舌で自分の口の周りを舐めながら、大悟を見上げながら言う。
「お前、マニアックなところを読み過ぎだ」
大悟は苦笑する。
「……でも……変だね」
真白が小さく呟いた。
「変ってなにがだよ?」
「フェラって、男の人が気持ちいいはず……」
真白がちょっと考え込んでいる。
「十分に気持ちいいぞ……。さっきは本当に出しそうだった。初めて……にしちゃ上手だ。本当だ」
「そうじゃなくて……あたしも……変な気持ち……。お、お股がぬるぬるしてきた。こんなになるって、聞いてない」
真白が落ち着かない感じで腰を動かした。
大悟は、最初きょとんとなったが、すぐににんまりと笑ってしまった。
真白の股間を見下ろす。
確かに、真白の白いショーツの前には、小さくない丸い染みがいつの間にかできあがっていた。
「……だったら、一緒に気持ちよくなるか。好きなようにしてみろ。今度は俺の顔を見なくていい」
「わかった」
そして、真白が再び口を開けて、大悟の一物をしゃぶり始める。
一心不乱に──。
動く舌の動きが断然と速くなる。それだけでなく、これまでと違って口全体を使うように、激しく大悟の男根を擦る。
「うわっ、くっ」
大悟は、思わず呻いた。
一気に射精感が襲いかかる。
「ま、待て──」
慌てて声をあげる。
熱いものが腹の奥から込みあがり、あっという間に先端に迫った。
思わず腰を引く大悟を追い掛けるように、真白が顔全体を前に出してきた。
「ちょっ、くっ」
大悟は我慢できずに、放出してしまった。
しかも、我ながら半端な量じゃない。風呂で二度出した後とは思えないくらいの熱くて勢いのあるものが、三射、四射と放出されていく。
その全部を真白の口の中に出してしまったのだ。
真白は、眼を白黒させながらも、一生懸命に咀嚼しようとしている。
「あっ、悪い──。出せ。出していいぞ。気持ち悪いだろ──?」
慌てて腰を抜き、真白の口の前に手を出した。
しかし、真白は口をつぐんだまま、小さく首を振った。
そして、ついにごくりと喉を鳴らして、全部を飲み干したようだ。
「お前、全部、呑んじゃったのか?」
大悟は思わず訊ねた。
「呑んだ……。飲み干すのが大事って書いてあった……。その方が男の人が喜ぶはず。大悟は喜ばない?」
真白が大悟を見上げる。
「喜ぶ……かもしれねえけど、気持ち悪くねえのか? 無理しなくていいんだぞ」
「無理してない……。雑誌に書いてあったのと違った……。気持ち悪くなかった。大悟のだと思うと美味しい……。臭くもない。くらくらする……。多分、あたし、変……」
真白が息を整えながら告げた。
大悟は息を吐く。
目の前の真白が心の底から愛おしくなる。
「あれっ?」
「おっ」
そのとき、真白と大悟は、揃って声をあげた。
真白があんまり健気なことを口にするので、思わず股間が反応してしまったようだ。射精したばかりの男根が再び勢いを取り戻して、大きくなってしまったのだ。
「……大悟って、やっぱり絶倫……。本に書いてあるのと全然違う……」
真白が息を飲み込む。
「真白が相手だからだ。真白が可愛いから、変になるんだ」
大悟は自嘲気味に笑う。
「……だったら……よかった……。あたしだけかと思った……。あたしも大悟が相手のときは変になる。まだ、大悟しか知らないけど……」
その言葉を聞いた瞬間、大悟は胸の奥がじんわりと温かくなるのを感じた。
だが同時に、妙ないたずら心がむくむくと湧き上がってくる。
大悟はわざと顔をしかめた。
「……まだ、俺しか知らないってのはどういう意味だ? まさか、いつかは俺以外と比べるつもりなのか?」
真白の表情が目に見えて崩れた。
「ち、違う──。そんな意味じゃない。比較の対象として……いや、あたしが大悟以外を相手するわけない。あたしは大悟の妻」
「妻だって浮気はできるぞ」
「あたしに関しては断じてあり得ない。ごめん──いまのは完全に言い間違い」
真白は本気で焦っている。
普段ほとんど表情を変えない真白が、今にも泣きそうな顔になっている。
大悟はわざと首を横に振った。
「駄目だな。罰だ。次は、夕方に届いた、あのU字のやつを付けて奉仕してもらおうか」
大悟は立ち上がると、ズボンと下着を完全に脱いで、下半身をかくさないまま押し入れに向かう。
中には、真白がSMグッズをまとめている小さな箱がある。
その中に、昼間届いたばかりの淫具をさっき入れたのだ。
中身を取り出す。
やわらかなシリコンでできた、淡い肌色のU字型の器具だ。全体は手のひらに収まるくらいの大きさで、ゆるく弧を描くように曲がっている。
女のアナルと股間、そして、クリトリスを同時に刺激する淫具だ。元はと言えば、真白から、大悟がやりたいことはないかと強引に訊ねられて、遠隔プレイをしてみたいと白状して、買うことになったものだ。
まだ、届いたばかりであり、遠隔プレイどころか、まだ一度も真白に装着させたことはない。
「これ……」
真白が小さく息を呑む。
「前の突起が前だ。後ろの丸いのは後ろに入れる。真ん中が振動する部分だ」
大悟は少し照れながら説明した。
「……そうだった。説明は覚えてる」
真白が静かに頷く。
「じゃあ、装着するぞ。次はこれをつけて、奉仕してもらおうか。それが罰だ」
大悟は真白の腰の前にしゃがみ込んだ。
ショーツの腰を少しだけ下げ、器具を手に取る。
柔らかなシリコンが指に沈み込む。
「あっ……」
真白が甘い声を出して腰をもじつかせる。
だが、抵抗はしない。
大悟は、昂奮を押さえつつ、位置を確かめながら、淡々と器具を装着していく。
U字の形が、自然に真白の脚のあいだに収まった。
ショーツを元に戻してやる。布越しに器具の輪郭がわずかに浮かび上がる。
「……入ったぞ。どうだ?」
大悟が言う。
「うう……。変な感じ……」
真白は小さく息を吐いた。
「すぐ慣れる……。授業中に遠隔調教を受けてくれる約束だ。だけど、その前に一度試しておいた方がいい」
大悟は、再び椅子に座り、脚を開いて、そのあいだに真白を招き入れる。
真白は再び膝をつき、静かに顔を近づけてきた。
「じゃあ、始めろ」
真白はそのまま顔を寄せ、再び奉仕を始めた。
放出したばかりの男根だけど、真白の口の中ですぐに固さを復活させる。しかも、たったいま、初めてやっただけなのに、もうかなり上手になっているのがわかる。
しっかりと、大悟の顔を見て、刺激に反応するやり方をしっかりと覚えて責めてくる。
どんなことをさせても、器用で優秀な真白の本領がこんなことでも発揮されている。
大悟は、たちまちに、またもや追い詰められそうになった。
しかし、今度はこっちにも武器がある。
真白に装着させた淫具は、スマホ回線でも操作できるし、操作具でも動かせる。
大悟は、操作具で振動を開始させる。
「ひああっ」
真白が大悟の怒張から口を離して、びくんと身体を震わせた。
バイブレーションにより、クリトリスからアナルまでを一斉に責め立てられたのだ。
「ほら、口を離すな──。振動を止めて欲しければ、俺を射精させるんだ。そしたら、許してやる」
そう言いながら、振動のレベルをあげていく。全部で五段階あるが、数秒間隔で最大振動にまで増幅させた。
「んふうっ、む、無理いいい──」
真白が突きあがるように、全身を硬直させる。
「ほら、奉仕だ──」
しかし、大悟は真白の髪を掴むと、強引に自分の股間を真白の口に咥えさせる。
「んんんっ、んんっ」
がくがくと真白が腰を落としそうになりながら、身体を痙攣させる。
大悟は、そんな真白の髪を掴んで、強引に顔を前後させた。
「んっ、んっ、んんっ」
真白が全身を痙攣させながら、懸命に口をすぼめて、奉仕を続けようとする。
大悟は真白の髪を離した。
また、少し振動を緩めてやる。
真白が肩で息をしながら、なんとか体勢を整えようと身体をくねらせていた。それでも、必死に舌は動かしている。
「ほら、頑張れよ。さもないと、終わらないぞ」
すかさず、振動の強さをまたあげてしまう。
「んぐうっ」
大悟の股間を咥えたまま、真白がびくんびくんと身体を跳ねさせた。
しかし、真白は苦悶しながらも、大悟の顔を見ながら奉仕することだけはやめない。その眼はすでに涙目だ。
そんな姿を眺めていると、まるで、本物の“ご主人様”になったような気がした。