※この作品はR-18です。

信じていた友人がショタNPCの変態調教にドハマリする何て……   作:万歳!

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恐らく次回か次々回で完結予定


第6話

 焼け焦げたような臭いが、未だに衣に染みついている気がした。

 

 王国での役目を終えたデミウルゴスは、転移の光に包まれながらナザリックへと帰還する。その表情はいつも通り冷静でありながら、その思考はすでに次の計画へと移行していた。

 

 視界が切り替わり、慣れ親しんだ牧場の光景が広がる。

 

 整然と並ぶ設備、管理された空間。そして――彼の支配のもとにある存在たち。

 

 デミウルゴスは一瞬だけ目を細めた。

 

(ここならば、最適だ)

 

 外部からの干渉はない。観察にも、教育にも、実験にも向いている。その背後に控えていた少年――マーレへと視線を向けた。

 

 どこか不安げに、だが真剣な表情でこちらを見ている。

 

「さて、マーレ」

 

 穏やかな声で呼びかける。

 

「何故君を私の牧場に連れて来たか、理由を詳しく説明しようと思う」

 

「は、はい……お願いします」

 

 小さく頷くマーレ。その様子に、デミウルゴスは思う。悪魔としては何も知らない心を大人の知識で汚したくもあった。だが仲間にそんな真似をするつもりもなかった。

 

 だが今はそれを行うほかない。全てはモモンガ様、緊縛様のために。

 

「まず前提として、これは至高の御方――モモンガ様の意向にも沿うものだ」

 

 その言葉に、マーレの背筋がぴんと伸びる。

 

「そして同時に、緊縛様の願いを叶えるためのものでもある」

 

「緊縛様の……願い、ですか?」

 

 きょとん、とした表情。まだ事情を十分に理解していないのだろう。デミウルゴスはゆっくりと歩きながら、言葉を重ねる。

 

「そうだ。だがその前に――君自身について確認しておきたいことがある」

 

 足を止め、振り返る。

 

「君は性教育の知識をどの程度持っている?」

 

「せ、性教育……?」

 

 戸惑いながらも、マーレは言葉を選ぶ。

 

「せいきょういく? それっておちんちんや……その女性の大切な場所のことですか?」

 

 デミウルゴスの眉がわずかに動く。

 

「むっ。君は知ってるのかい。マーレ?」

 

「はっはい。緊縛様に教わりました」

 

 その一言に、思考が一瞬止まる。

 

(……想定外だ)

 

 だが、すぐに整理する。

 

(いや、むしろ好都合か)

 

 基礎があるならば、導入は省略できる。

 

「マーレ。君はどこまで教わった?」

 

 問いを重ねる。

 

 マーレは顔を赤くしながらも、たどたどしく説明する。

 

「え、えっと本当ならおちんちんは女性の穴に入れて快楽を与えたり、そ、その子どもを作ったりする物だと教わりました」

 

 それを聞き終えたデミウルゴスは、静かに頷いた。

 

「ふむ、その言い方だと、性行為を緊縛様と行ったのかい?」

 

「は、はい。その緊縛様のことを『ママ』って呼ぶように言われておっぱいを吸ったり、緊縛様が僕のおちんちんをなめたり、僕もその緊縛様の穴を舐めたりしました」

 

「……なるほど」

 

 これは……少し想定外かもしれない。いや、逆に言えばすでに性行為を行える準備ができている。なら後はマーレに練習させるだけだ。

 

 デミウルゴスは再び歩き出す。

 

「では本題に入ろう」

 

 空気が引き締まる。

 

「マーレ。君は緊縛様の理想とする男性像を知っているかい?」

 

「え、えっと。その優しいよりも無理やりしてくれる人に初めてを捧げたいとおっしゃってました」

 

 初めて……これは何が何でもシャルティアのプランを成功させる必要がある。

 

「その通りだ」

 

 そして、次の言葉を静かに告げる。

 

「ではだ、その理想の殿方を探すために、何れナザリックを去られるとは聞いているかい?」

 

 その言葉にマーレは絶句したようだ。そこまでは聞いていなかったのだろう。

 

「そ、そんな……!」

 

 声が震える。

 

「そ、そんな!! 緊縛様がナザリックを去られるなんて!!」

 

 その反応に、デミウルゴスは内心で頷く。

 

 ならば、動機付けとしては十分。

 

「我々はそれを阻止しなければならない」

 

 はっきりと断言する。

 

「ナザリックにとっても、モモンガ様にとっても――そして我々自身にとっても、失うには大きすぎる存在だ」

 

 マーレは強く頷いた。

 

「……はい」

 

「そうだ、そんなこと認めるわけにはいかない。そしてシャルティアが聞きだした男性像では、マーレが自分を無理やり犯してくれれば、嬉しいとおっしゃっていたようだ」

 

 デミウルゴスは一歩近づく。

 

「……えっ?」

 

 その声は、静かでありながら逃れられない圧を持っていた。

 

「つまりだ、マーレ。君には今から女性を無理やりレイプする方法を覚えてもらう。そして緊縛様にそれを行ってもらう」

 

 マーレは息を呑む。

 

「……ぼくにできるでしょうか?」

 

「できる、できないじゃない。やるんだ。緊縛様をナザリックから去らさせないために」

 

 その意味を、完全には理解していない。だが、重大なものであることは感じ取っているのだろう表情が変わった。

 

「もちろん、これはあくまで第二の策だ」

 

 デミウルゴスは補足する。

 

「第一は、モモンガ様と緊縛様が結ばれることだ」

 

 その言葉には、わずかな期待が自分自身の言葉に込められていた。

 

 だが同時に。

 

(それが難しいことも理解している)

 

 だからこそ、代替案が必要なのだ。

 

「君には、その第二プランに備えて女性をレイプする経験を積んでもらう」

 

 淡々と告げる。

 

「緊縛様の望みを理解し、それに応じることができるように」

 

 マーレはしばらく黙り込んだ。だがやがて、顔を上げた。

 

「……ぼくに、できるでしょうか」

 

 不安と決意が入り混じった声。デミウルゴスは、静かに答える。

 

「もう一度言う。できるかどうかではない」

 

 一歩踏み出す。

 

「やるんだ。緊縛様のために」

 

 その言葉は、絶対だった。

 

「ナザリックのために。モモンガ様のために。そして――緊縛様を繋ぎ止めるために」

 

 マーレはぎゅっと拳を握る。そして、強く頷いた。

 

「……分かりました!」

 

 その瞳に、迷いは残りながらも、確かな覚悟が宿る。

 

「頑張ります……!」

 

 デミウルゴスは満足げに微笑んだ。牧場の静寂の中、計画は着実に動き出していた。

 

☆ ☆ ☆

 

 帝国、そしてドワーフの国――そのいずれにおいても、支配は順調に進行していた。

 

 ナザリックの威光は着実に世界へと浸透し、抵抗らしい抵抗も見られない。計画通り。いや、想定以上と言っていい成果だ。

 

 だが。

 

(問題は、内にある)

 

 デミウルゴスは静かに思考する。

 

 マーレの特訓は順調だった。

 

 最初マーレは女性をレイプするときたどたどしかった。しかし精神的な抵抗も徐々に薄れ、レイプする相手に対命令を下したり、反応が上手になってきている。求められる役割に適応しつつあるのは確かだ。

 

 しかし――。

 

(モモンガ様の決断が、未だ下されない)

 

 それが最大の懸念だった。

 

 パンドラズ・アクターによる説得も続いているが、決定打には至っていない。モモンガ様はあまりにも失うことを恐れている。

 

「……無理もない」

 

 ぽつりと、独り言が漏れる。もし仮に、モモンガ様や緊縛様がナザリックを去ると宣言したならば――。

 

(私は、いや、私たちは耐えられないだろう)

 

 思考がそこに至る前に、デミウルゴスは意識的に切り替える。だが同時に確信もある。

 

(モモンガ様は、決して我々を捨てない)

 

 だからこそ、忠誠は揺るがない。しかし緊縛様は違う。彼女はその性癖から外へ目を向けている。

 

(……それを認めるわけにはいかない)

 

 静かに結論づける。

 

 そのための第二案――マーレの起用。

 

 多少の歪みは生じるが、マーレが管理下に置くことは可能だ。むしろ外部に委ねるより遥かに安全である。そう、マーレが緊縛様の主人になるのであれば、永久にナザリックに幽閉することも可能だ。我々が恐れる事態が起きることもあり得なくなる。

 

(あとは、最終確認のみ)

 

 視線を上げる。そこには、今回の試験の場。広い空間の中央に、シャルティアとマーレが向かい合っていた。そして傍らには、観察役としてのパンドラズ・アクター。

 

 緊張が、空気を支配している。

 

「では、だ」

 

 デミウルゴスが静かに口を開く。

 

「シャルティア。準備はいいかい?」

 

 シャルティアは一瞬だけ目を伏せた後、ゆっくりと頷いた。

 

「……問題ないでありんす」

 

 その声音には、覚悟と、わずかな揺らぎ。

 

 マーレもまた、息を呑みながら問いかける。

 

「えっと、シャルティアさん……本当に、大丈夫?」

 

「……やるでありんすよ。これは、ナザリックのためでありんす」

 

 強がりとも、本心とも取れる言葉。

 

 デミウルゴスはそれを冷静に観察する。

 

「マーレ」

 

 次に視線を向ける。

 

「君も、理解しているね?」

 

「は、はい……」

 

 小さく頷くマーレ。

 

 その手はわずかに震えているが、目は逸らしていない。

 

「ぼく……やります」

 

 その言葉に、パンドラズ・アクターが静かに頷く。

 

「良い覚悟です」

 

 そして――。マーレが一歩、踏み出した。距離が縮まる。シャルティアは動かない。いや、動かないのではない。動かないと決めている。

 

 その表情は硬く、唇がわずかに震えている。

 

「……来るでありんす」

 

 小さく呟く。マーレは、躊躇いながらも手を伸ばした。

 

 その瞬間。

 

「……っ」

 

 シャルティアの瞳に、揺れが走る。だが、逃げない。視線を逸らさず、受け止める。空気が張り詰める。やがて、マーレは決意したように動いた。

 

 距離が完全に消え、二人の影が重なる。

 

 シャルティアの目から、静かに涙がこぼれた。

 

「……」

 

 パンドラズ・アクターが低く何かを呟く。

 

「シャルティアの精神的負荷が大きいですね」

 

「当然だ」

 

 デミウルゴスは淡々と答える。

 

「彼女にとっては、本来モモンガ様にされることを望んでいたんだ」

 

 それでも、彼女は受け入れている。

 

 ナザリックのために。至高の御方の未来のために。モモンガ様のために。緊縛様のために。デミウルゴスはわずかに目を細める。

 

「マーレ、止まるな」

 

 静かに指示を出す。

 

「今は迷いを捨てるべきだ」

 

「……は、はい」

 

 マーレが答える。

 

 その声にはまだ揺らぎがある。

 

 だが、それでも進もうとしている。

 

 シャルティアは歯を食いしばりながら、かすかに笑った。

 

「……情けない顔をするでないでありんす、マーレ」

 

「え……?」

 

「これは、試験でありんす。しっかりやり遂げるでありんすよ。女性にここまで言わせて逃げるなんて恥知らずでありんすよ!」

 

 その言葉に、マーレの表情が変わる。迷いが、少しだけ消えたようだ。

 

「……うん」

 

 小さく頷く。

 

 デミウルゴスはその様子を見て、静かに結論づける。

 

(適応は進んでいる)

 

 あとは女性の扱い方を高めるのみ。そしてその先にあるのは――。

 

(緊縛様への適用)

 

 すべてはそこへ繋がる。ナザリックを揺るがす要因を排除し、安定を確保するための一手。デミウルゴスは腕を組み、冷静に観察を続けた。

 

 この試験が終われば、次の段階へ進む。

 

 そしてその時こそ――。

 

(結末が、決まる)

 

 静寂の中、計画は確実に前進していた。




次回から多分、今まで抑えていたR18シーンを書かないといけないかも……さて私にそれができるのかご期待ください。

仮に無理だったら、何があったかを箇条書きにします( ゚Д゚)

なお、この作品はハッピーエンドを目指しております()

あと緊縛様がマーレにママと言わせて色々とやっているシーンはご想像に任せます('ω')
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