「あ、千里ちゃん。 こっち、こっちー。」
お嬢様から、アフターのお誘いをしてもらった、その後。
休憩室に戻った私は、身だしなみを整えて、お着替えをして。
そうして帰る準備ができたところで、タイムカードを押して、お店の外へ。
スタッフ専用の裏口から、外に出た後は、表の方へぐるりと回って。
待ち合わせのお相手を探して、きょろきょろ、とあたりを見渡せば、私のことを呼ぶお嬢様の声。
「すみません。お待たせしました。」
「んーん、全然。待ってないよぅ。」
やっぱり、プレイの後は色々と、汚れてしまっているわけで。
そのあたりを綺麗にして、着替えもして、だなんて色々としている間に、割と時間が経ってしまっている。
その時間、具体的には大体、30分くらい。
だから私は、声を掛けてくれたお嬢様に駆け寄って、ぴっとりと寄り添って、その腕に抱き着いて。
ごめんなさい、と謝りながら、ちょっとしたスキンシップのサービスを振りまいてみる。
その行為は、お店の中なら、先ほどまでのプレイ中なら、メイドへのお触り禁止、のルール違反になってしまう行為。
だからなのかは分からないけれど、お嬢様の方もニコニコと嬉しそうで。
その様子につい私も嬉しくなって、ぐいぐい、と身体を押し付けてみれば、お嬢様の方もこちらにゆるく体重をかけてきて。
しばらく私たちは、くすくすと笑いながら、おしくらまんじゅうをする子供のようにはしゃいでいた。
「あ、そうだ、見てください、ほら。今日の私の格好、もう、アレですよね?」
「え? うぅん……、可愛いと思うけど……。」
そうしてしばらくはしゃいだ後、私は思い出したようにお嬢様と距離を取って。
改めて、くるり、とその場で回って、今日の自分の姿をお披露目する。
今日の私のコーデは、フード付きのパーカーに、プリーツロングのスカートと、ショートブーツ。
色も落ち着いているし、なんというか個人的には、THE地味、と言ったご様子で。
朝寝坊で時間がなかったから仕方なかったとはいえ、もう少し何かあっただろう、みたいな。
少なくとも、わざわざアフターのデートに着ていく服じゃない気がするのは、重々承知。
それを承知で、つん、と目を細めながら、今日はこのような装いですがよろしいでしょうか、とお嬢様に無言で尋ねてみれば、彼女はどうやら私に対して全肯定のご様子で。
「……もしかして、こういう服装の方が刺さる人、ですか?」
「え、うーん……。 普通の女の子感があって、そうかも。」
「へぇー。」
疑問に思って尋ねてみれば、お嬢様はどうやら、きらきらと派手な格好よりも、こういう地味目の服装の方が、刺さるらしい。
私は、ふむふむ、なるほど、と頷きながら、心の中のメモ帳にお嬢様の好みを書き留めて。
次から地味目ファッションで仕事に来たときは、アフターを仄めかしてみようだなんて、悪いことを考えて。
「それより、お店、どこにする? いきなりで予約とか取ってないから……。」
「お嬢様……、あ、えっと、お姉さんって結構、行き当たりばったりな人……?」
「いや、その……、まさかあの千里ちゃんをアフターに誘えるなんて、思わなくて……。」
「ふぅん……?」
「それどころか、アフター自体、初めてだったり……。」
そうして少しお話をしてみれば、どうやらお姉さんは、こういうお店に通い始めてからもまだ日が浅くって。
なのに、風俗遊びを覚えた途端、私にドハマリして、私ばっかり指名して。
さらには、アフターに誘ったのだって、今日が初めてということを少し恥ずかしそうに話してくれる。
けれど、それを聞いた私は何だか、ちょっと楽しくなってしまっていた。
だって、よくアフターに誘ってくれる人は大体が、デートコースを固めたうえでお誘いしてくることがほとんどで。
気取った食事に、おしゃれなバーに、高級そうなホテルに。
今まで体験してきた、何処かよそ行きのような、自分の身の丈に合っていないと思ってしまうようなそういうデートとは、違う体験ができるということで。
まあ、それより、何より。
「お姉さん、そんなに先走っちゃうくらい、私の事、好きなんですかぁ?♥」
「え、あ……、う……。」
「ほらほら、どうなんですか?♥」
「んぐ……。 ……好き。」
「ふふ♥」
そこまで私のことを好いてくれて、後先考えずに思わず、アフターまで誘ってくれる。
そんな情熱を感じるようなデートは、なんだか、久しぶりで。
「分かりました。それじゃあ今日は、特別に素の千里ちゃんを見せてあげます。」
「え……?」
「私、実は本当にふつーなので、幻滅、しないでくださいね?♥」
今日は絶対、楽しいデートになりそう。
そんな予感が閃いてしまえば、もう、口の端がにやにやと吊り上がってしまうのを、止められない。
私は、崩れてしまいそうな表情を隠すように、お姉さんの腕に絡みつくように抱き着きながら、歩き始めて。
「ほら、あそこ、あのお店にしませんか?」
「え、もっと高いお店でも、いいけど……。」
「私もう、すっっごく、お腹が減ってるんです。」
私が目を付けたのは、赤と緑と白の看板がまぶしい、イタリアンのチェーン店。
お姉さんは、もっとお高いレストランでもいいよなんて、言ってくれるけれど。
今日はもう、我慢しないって決めたので。
だからとことん、付き合ってもらうといたしましょう。
────
「わぁ、美味しそうっ♥」
「え、っとぉ……。」
少しだけ待たされた後に案内してもらったのは、4人掛けの広めのテーブル席。
それはもう上機嫌にメニューを開いた私は、あれに、これに、と注文をして。
今や、広々としていたはずのテーブルの上には、所狭しとお料理が並んでいた。
「うーん……。」
「なんですか?」
「いや、あの……。」
「だから、なんですか?」
「……さすがに、頼みすぎじゃない?」
おずおず、としたその言葉に、私は小首をかしげながら思わず、きょとん、とお姉さんを見つめて。
そうしてその視線を再び、テーブルの上に向けてみる。
確かに、テーブルの上にはいろいろな料理が並んでいる。
各方面と乙女心に最低限配慮したサラダに、定番のエスカルゴに、フォカッチャ。
メインの肉料理に、パスタに、ピザに、ドリアに。
おつまみメニューもいくつか頼んで、そうすればお酒も欲しいから、ワインを赤白と、デカンタで。
まあ、たしかに、並んでいる料理は言われてみれば少し、多いかもしれないけれど。
「これくらい、ぺろっと行けちゃいますよ?」
「えぇ……。」
「大体、今日の私が、どれだけ、その、射精、したと思ってるんですか。」
「え、えっと、これくらい、とか?」
じと、と向かいに座るお姉さんを見ながら聞いてみれば、お姉さんはおずおずと、テーブルの上のデカンタを指差して。
えっと確か、このデカンタは、500mlのやつだったっけ。
「3本。」
「え……?」
「そのサイズのデカンタなら、多分、3本くらいです。」
「えぇ……?」
「なんてったって今日はお一人、規格外のお嬢様がいらしたので……。」
「た、大変なんだね……。」
そんなことを話していれば、つい思い出してしまう、本日の激戦の記憶。
もしかすると、私は少々、遠い目をしてしまっていたのかもしれない。
向かいに座るお姉さんはなんだか、私を気遣うようにねぎらってくれて。
まあ、その、つまり、私が本日射精した量は、おおよそ、1.5リットルあまり。
改めてそれを、しかも単位まで付けて実感すれば、ちょっと引いてしまうほどの量だけれど。
ともあれここで大事なのは、そんな大量の精液が、一体どこからやって来たのかと、そういうこと。
それは当然、私の身体の中に蓄えられた脂質やらタンパク質やら糖やら水分やら、そういったものを犠牲に、作り出されているわけで。
つまり、お仕事が終わった今となっては、その分の滋養が、足りていないのは当然と言える。
「だから、私って結構、大食いなんですよ?」
「そうなんだ……。」
「ふふ、幻滅しましたか?」
「実は、いっぱい食べる娘って、好きなんだぁ♥」
「えぇ……? もうお姉さん、何でも好きじゃないですかぁ♥」
そんなお姉さんの意外な性癖開示もありつつ、せっかくのお料理が冷めないうちに、いただきます。
私たちは、お互いのグラスに適当にワインを注ぎ合って。
そうして、どちらからともなく、好きな料理に手を付け始める。
「でも、せっかくのデートだし、やっぱりもっといいお店の方が良かったんじゃない?」
「うーん……。そうでも、ないですよ?」
「そうなの?」
「だって、みんなの想像する良いお店って、大抵はコースのお料理とかじゃないですか。」
「うん。」
「実際、アフターに誘われてそういうお店にも、連れてってもらったりしますけど。」
「でしょう?」
「でもほら、そういうお店って、こぉんなおっきなお皿に、こぉんな小っちゃいお料理が載って。もうほんと、一口ですよ、一口。」
「えぇ……。」
そんな話に花を咲かせながらエスカルゴの身を食べた後は、ちぎったフォカッチャでお皿に残ったソースをべったりと拭って、ぱくり。
噛み締めれば、じわ、と広がるガーリックバターの味が、もうほんと、暴力的。
このお料理を頼むときは、むしろこっちのソースが本命と言っても過言ではないかもしれない。
ともあれ、これを食べ終わってもまだ、テーブルの上には料理がいっぱいあるというのも良いし、足りなければお代わりしたっていいってところが、また良い。
気取ったお店だと、こんな真似をしたら顰蹙を買ってしまいそうだし……。
だから、仕事終わりに行くなら、いつも行くお店だとか、がっつり食べられるラーメン屋さんの方が、個人的には理想的。
楽しくそんな話をしていれば、主に私の活躍によって、テーブルの上の料理もみるみると減っていって。
お腹もひと段落してくれば、あとはちらほらと残ったおつまみを前に、ほろ酔いで楽しい気分になりながら、お互いにちびちびとワインを味わって。
「それで、お姉さん。」
「うん? なあに、千里ちゃん。」
「この後は、どうするんですか?♥」
「え……?」
「二軒目で飲みなおします? それとも……、ホテルとか?♥」
「あ、え、えっと、あー……。」
ことり、とグラスをテーブルに置きながらお姉さんに尋ねてみれば、彼女は明らかに、そわそわと挙動を不審にして。
そうして、ほとんど空になったグラスを、何度も煽るように傾けて。
そうして最後には、ホテルで、と消え入りそうな声でつぶやくのだった。
────
「ん、んぅ♥ ぢぅ……♥ ちゅぅ……♥♥」
「ぁむ、ん……♥♥ ちぅ、れりゅ……♥♥」
レストランでのお食事の後に、二人連れだって駆け込んだ、ホテルの一室。
お互いにシャワーを済ませた後、備え付けのバスローブに袖を通した私たちは、ベッドに腰かけて、競い合うようにお互いの唇を貪っていた。
「んぢゅ……♥ キス、きもちいーですね、お姉さん♥」
「うん……♥ もっといい? ぁむ♥ ちぅ、ちゅうぅ……♥♥」
「ふぁい……♥ ん、む、ちぅ……♥♥ れりゅ、れう……♥♥」
唇が触れ合うような軽いキスから、べったりと唇を捏ね合わせるキスに、もちろん、舌を絡めたキスまで。
緩急を織り交ぜながら、唇同士、舌同士、と、普段は触れ合わせないような場所を押し付け合って。
そうしていれば胸の奥に、じんわり、と広がる多幸感に身を任せて、お互いに、とろり、と表情を蕩かして。
もっと、もっと、と貪るように、唇を奪い合って。
「ん、ふ……♥♥ はふ……♥♥」
「はぁ、はぁぁ……♥♥♥」
「んぁーむ……♥ れりゅ、ぢゅりゅぅ……♥♥ ぢぅ……♥♥」
「ん!? ん、んっ……♥ んむ、ぢぅ……♥♥ れう……♥♥♥」
そうして、息が続かなくなって、お互いに慌てて深呼吸。
おでことおでこをくっつけ合って、まるでてこの原理でも証明するかのように、唇を引きはがして。
そうして、先に息を整えた方が、次のキスの主導権を奪い取る。
ここまでの戦績は、私の、5戦5勝。
キスをし出してから、ずっと私が、リードしている。
どうやらここまでの様子を観察するに、お姉さんはあまり、こういうことに慣れていないようで。
だから私は今日こそ、いつもお嬢様の皆様にお店で良いように弄ばれている仕返しが、少しでも出来るんじゃないかなんて考えていて。
だからそう考えて、結局、油断してしまっていたようだった。
「あれ……?」
「ふふ、千里ちゃん♥ 今度はお姉さんが、リードするね?♥」
形勢が変わったのは、そんなことを考えながらキスで6戦目の勝利を手にした、そのタイミングだった。
もっちりと食み合わせていた唇を剥がして、あふあふ、と息を整えて。
そうして、お互いの視線が、ぬらり、と絡み合ったその瞬間。
肩に軽い衝撃を感じた後、私の視線は、ぐるり、と回って天井に向いて。
そうして、のしり、と覆いかぶさる、心地よい重み。
「え、ちょ……っ、ま……っ、んんむぅ!?♥」
「ぢる、れぅ……♥♥ ぢゅぅ……♥♥ れりゅ……♥♥」
さらには、抗議のために肺に溜めた空気を押し出してしまったのが、良くなかった。
上から圧し掛かられて唇を重ねられてしまえば、私はそのまま、呼吸を阻害されて。
ふすふす、と必死に鼻で呼吸をしても、唇の触れ合う心地よさに蕩けてしまえば、それだけでは到底足りる物じゃない。
私は、組み敷かれたまま、お姉さんの息が続く限りに唇を貪られて。
そうしてとうとう、私の見出していた勝ち筋は、お姉さんにそのまま乗っ取られるという形で奪われて。
つまり私の分不相応な強がりは、それはもう一撃で、ものの見事にぽっきりと、折られてしまっていた。
「れりゅ、れぅ……♥♥ ぢりゅ、ぢゅぅぅ……♥♥ あむ、れぷ……♥♥」
「んぐ……♥♥ んぅ、あむ♥♥ れう、ちぅ……♥♥ ん、んっ……♥♥」
想像するに、まさに雌伏とは、今のお姉さんのためにある言葉だと思う。
だって、そこからのお姉さんの動きは、もう、なんというか、獲物を食らう狼さんのごとく。
私に圧し掛かって抵抗を封じながら、さらには唇を塞いで、ぢる♥、ぢぅ♥、と吸いながら、私のバスローブの腰ひもに手をかけて。
そうして、あっという間にはだけてしまう、バスローブ。
「んぁう、んぅ……♥」
「あれ……、千里ちゃんさっきまで、強がってたのに……♥ んぁむ……♥」
「ん、ちゅ、ちぅ……♥♥」
「れりゅ、ぢぅ……♥♥ はふ……♥ すっかり大人しくなっちゃったね?♥」
やがてお姉さんは、私の唇を楽しむのに満足したのか、ゆったりとその体を起こして。
そうして、ベッドに寝そべる私を、高い位置から見下ろしながら、にたり、と唇を歪ませる。
その表情はまさに、お嬢様方がお店で私のおちんぽと精液を狙う時の、何処か残忍なあの表情を思い出させて。
つまりは、いつもはお店で、だらだらゆったりとしたプレイを楽しんでいるこちらのお姉さんも、一皮むいてしまえば他のお嬢様達と、同じような嗜好をお持ちだということは明らかで。
さらには追い打ちをかけるように、今はアフターの、つまりはプライベートなデートの時間で、ここはお店じゃなくて、ラブホテル。
いつも私達メイドを守ってくれていたお店のルールなんて当然、ここにはなくて。
つまりは、今までにアフターで何度も繰り返してきたその通りに、多分今日も、ピンチだということ。
「あ、あの、お姉さん……?」
「んー?♥ 千里ちゃん、どうしたの?♥」
「その、優しく、してほしいなって……。」
「ん……♥ どうしようかなぁ……?♥」
今の格好はお互いに、お風呂上りにバスローブ一枚を羽織っただけで。
だから、前合わせがはだけてしまえば、私の裸はほとんど完全に、晒されてしまっている。
密着することで感じるお姉さんの体温に、柔らかい感触に、そうして、キスの気持ち良さ。
それらをたっぷりと感じて興奮してしまった私の身体は、当然ながらに敏感に反応して。
お姉さんの視線の前に、ぴん、と張りつめた乳首を、すっかりとその気になったおちんぽを、晒してしまっている。
私の言葉に、うーん、と悩むお姉さんは、そんな私の身体に、じっとりと、その視線を這わせて、視姦して。
そうしてとうとう、ぎしり、とベッドのスプリングを軋ませながら、私腰をまたぐように馬乗りになって。
「優しく、できないかも……♥」
「え、えっ……?」
「千里ちゃんも、優しくされたくないでしょ?♥ ドMだもんね?♥」
「ち、ちがいますっ。 ひぅ……っ♥」
そうして、お姉さんの伸ばしてきた両手が、ぺたり、と私の頬に添えられる。
お姉さんの手はそのまま、私の頬を挟むように包んで、むに、ふに、と頬のお肉をマッサージして。
その感触に満足すれば、私の肌を舐めるように、ゆるり、と首筋に降りてくる。
そうすれば私の首は、お姉さんの両手に、包まれるように挟み込まれて。
「こうされても、抵抗しないのに……?♥」
「あ、ぅ……♥」
「これでドMじゃない、は無理があるよ?♥」
「ん、くっ……♥ はぅ……♥♥」
普通の人は、首と言う急所に触れられたときに、どうやって逃げようとするのだろうか。
首をすくめたり、体を捩ったり、するのだろうか。
そんなことを考える私は、ただ顎を上げて、お姉さんの両手を受け入れてしまっていた。
そうすれば、お姉さんは戯れだと言わんばかりに、微かにその両手に力を込めて。
私の首を、両手で、本当に軽く、ゆるく、締め付けて。
僅かな血流と呼吸の阻害に、はく、と息を詰まらせながら、けれど、それを助けるようにため息をついて。
けれどこれが、ドMの証だというなら、絶対に、違うと思う。
「ち、ちがうもん……♥」
「ふぅん?♥」
「あぐ、ん、く……っ♥♥ は、はっ……♥♥」
「そうやって強がられると、余計に苛めたくなっちゃうなぁ……?♥♥」
「ん、んぅっ!?♥♥ ううぅ、んぅっ……!♥♥」
別に、事実を述べているだけで、強がったりなんて、していないし。
そんな私の精一杯の文句は、お姉さんをさらに、悦ばせてしまったらしい。
お姉さんは、私の首に右手を残したまま、左手はするり、と私の身体を撫で下ろしていく。
そんなお姉さんの左手が這いゆく先は、わたしの、お胸。
お姉さんの左手は、それなりに大きいんじゃないかと思うそのお胸を、むにゅり、と無遠慮に掴んで、揉んで。
そうして、首元に残った右手には、その親指と人差し指とで、私の首を、顎骨の下あたりを左右から挟み込むように、僅かに力を込めて。
そうされると、すぅ、と頭に流れ込む血が足りなくなるのを実感して。
足りなくなりつつある酸素を身体が求めているのか、勝手に、はひ、はひ、と呼吸が早くなって。
「千里ちゃんは、マゾだよ。 認めちゃお? ね?♥」
「うぅぅ、ちがうもん……♥♥」
「えぇ……? まだそういうこと言うんだぁ?♥」
「んぁあっっ!? あう、んんぅっ♥♥」
「でも、良いよぅ? もう勝手に、苛めちゃうから……♥」
果たして、私の抵抗は、お姉さんの不興を買ってしまったのか。
お姉さんは、こちらに構わず、私のことを苛めることに決めたらしい。
私の胸を、ふにふに、と弄んでいたお姉さんの左手は、何かを目指すように、指先をそわそわ、と這いまわって。
そうして、目的の物を見つけたのか、その動きが、ぴたり、と止まる。
お姉さんの指先が見つけたのは、ぞわぞわ、とした興奮に、ぴん、と硬くなってしまっている、私の乳首。
お姉さんは、親指の腹と、人差し指の第二関節あたりで挟むように、私の乳首と捕まえて。
そのまま、ぎう、と力を込めて、ぐにぐに、と血の集まったそこを揉み解して、強めに転がして、引っ張って。
その瞬間に、びりびり、と背筋に走るのは、じんじんとした痛み交じりの快感。
思わず声を上げてしまえば、お姉さんは嬉しそうに、私の首に触れたままの右手にも力を込めて。
そうして私を追い詰めていく。
「んぐっ……♥♥ ああぅっ、んぅっ♥♥ お、ぅうぅ……っ♥♥♥」
「ふふ……♥ 首絞めされながら乳首苛められるの、気持ちいいね?♥♥」
「うぎゅっ♥♥ ふぐっ……♥♥ んはっ、あっ♥♥ はへっ、はっ……♥」
「はい、ぎゅー……♥♥」
「あぐ、かふっっ♥♥♥ んあ、あ、あっ……♥♥ っ、っっ……♥♥」
お姉さんの右手は、巧みに私の首に指を食い込ませては、しばらくしては緩めて。
そうして、血流が阻害される辛い実感と、それから解放される爽快感を、繰り返すように私に与えて。
さらには、その左手で、ぐりぐり、と敏感になってしまっている乳首を、捏ねまわして。
私はそんな、甘美な飴と鞭との繰り返しに、ただひたすらに翻弄されることしかできないでいて。
そうやって、無理矢理に快感を押し付けられていてしまえばどうしても、私の身体の奥には、うずうず、と快感の波が溜まって、増幅されていく。
そうして、幾度もの緩急の波に襲われて、私の意識が落ちそうになったその瞬間。
ひときわ大きく走る快感に、私の身体は、びくり、と震えて。
そうして私はその瞬間、確かに絶頂を迎えてしまっていた。
「千里ちゃんの身体、いじめられて、びくびく、って♥」
「はぁ、はぁぁ……♥♥ はう、んぅ……♥♥」
「今、絶対に、乳首でイったよねぇ?♥」
「イって、ないです……♥」
「でも、射精はしてないみたいだから、雌イきの方かなぁ?♥」
「だから、イってないですってば……!」
甘い声音で私が絶頂したと決めつけるお姉さんは、にやにや、と口を歪ませたままに私のことを見下ろして。
一方で私は、それを認めたくなくて、視線を逸らしてしまう。
そうしていれば、私の首を弄んでいたお姉さんの右手が、するり、とそこから離れて。
そうして、ぎしり、とベッドのスプリングを鳴らしながら、お姉さんは私の足元の方へ移動していく。
「ふふ……♥ 千里ちゃんは雌イキと雄イキ、どっちが好きなのかなぁ?♥」
「別に、どっちが好きなんて、ないですけど……。」
「あんなお店で働いてるし、雄イキの方かなぁ?♥」
「うぅ……。」
「んふ♥ いいよいいよ、これから調べちゃうから……♥」
お姉さんの口から漏れた、雄イキと雌イキという、二つの言葉。
それは、私たちのような"ふたなり"に特有の体質と言うか、何というかそういうもの。
私達"ふたなり"は、女の子の身体をベースに、おちんぽの生えた、いわゆる両性具有と言うヤツで。
そうして、そのおちんぽの基となるのは、外性器の、クリトリス。
簡単に言えば、クリトリスの部分が尿道を巻き込みながら立派に成長したその姿が、私たちのおちんぽとなっているわけで。
余談だけれど、お腹の中では卵巣が分割するように精巣ができて、それが体の外まで下りてくるかどうかが、外見上の玉ありとか玉なしとか、そういうことだったりもして。
まあ、それは、ともかく。
そういう風に後付けでおちんぽができるからなのか、私達には射精を伴う絶頂と、そうでない絶頂があって。
人によっては、どちらかが好きで、どちらかが嫌いと言うような、そういう好みみたいなものもあって。
どうやらお姉さんは、私のそういう好みを、調べようとしているらしい。
お姉さんはその証拠のように、私の両足を左右に開いて、その間に陣取って。
「んひぅっ!? んぅ……、はぁ……っ♥♥」
「千里ちゃん、おちんぽはかっこいいのに、おまんこも可愛くて、羨ましいなぁ♥」
「あぅ!?♥♥ ん、んっっ……♥ 両方、だめっ……♥」
「んー? 我慢、我慢♥」
そうしてお姉さんは、私の股間にその両手を伸ばして。
ガチガチに勃起しているおちんぽを右手で、とろり、と蜜を溢れさせ始めているおまんこを左手で、撫で始める。
それは、"ふたなり"になる前の自分で例えるならば、クリとおまんこを、両方いじられているような、そんな感覚。
お姉さんは、んふふ、と愉しそうに笑いながら、私のおちんぽを握って、さすさす、と優しく摩擦して。
さらにはいきなり、にゅくり、と膣穴に中指を浅くこじ入れて、にゅり、にゅり、と左右に手首を返して、指の腹で膣肉を掻きまわして。
そうして両方の刺激を受けてしまえば、私はもう、はぐはぐ、と喘ぎながら、腰を突き上げることしかできなくなってしまう。
「千里ちゃんったら、おちんぽもおまんこも、とろっとろだねぇ?♥」
「んぁぅっ♥♥ んぅ、ぅ、ううぅっっ♥♥ んぉ……っ♥♥」
「やっぱりこうして苛められるのが好きな、ドMなんだよねぇ?♥」
「ちが、ちがぅぅ……っ♥♥ んふ、ううぅっ♥♥ んぅ、ううぅっっ♥♥♥」
そうして、お姉さんの指の動きからはどんどん、遠慮のようなものがなくなっていく。
キスで昂って、乳首をいじられて軽くイって、さらにはおちんぽとおまんこをいじられて。
感じてしまった快感に、興奮に、お姉さんの言う通り私のおちんぽからは、とろとろ、と先走りが垂れ流しで。
さらには、膣穴からも、とぷり、と蜜が絶えず溢れてしまっている。
お姉さんは、まるでそれらを手に、指に、たっぷりと塗り拡げるように絡めて。
おちんぽとおまんこをいじるための潤滑にしっかりと、活用していく。
気付けば、お姉さんが私のおちんぽを扱くたびに、気が付けば増えていた指におまんこをほじられる度に、にゅち、ぐち、と部屋の中に水音が響いて。
「ぉっ♥♥ んんぉっ♥♥ あ、あっ♥♥♥ あぁああぁあっっっ♥♥♥」
「あ、すごい、指、締め付けてる……♥ 千里ちゃん、今、イったよね?♥」
「イ、イってない、イってないぃっっ♥♥ んんぅっ♥♥ うううぅっっ♥♥」
「千里ちゃん、嘘つきだぁ♥ 今のって、雌イきの方だよね?♥ ほら、ほら♥」
「うぉ♥♥ おっ♥♥♥ んん、ああ、ああぁあっっ♥♥♥」
お姉さんの巧みな指使いに、かくん、かくん、と何度も腰が跳ねて。
そうして、とうとう訪れてしまう、大きな快感が弾けるような、絶頂の波。
私の絶頂を見透かしてきたお姉さんに、誤魔化すように否定してみれば、お姉さんの指にはさらに熱がこもって。
おまんこをいじるお姉さんの指は、まるで内側から、私のおちんぽの根元を押し上げるように、ほじほじ♥、ほじほじ♥、と指の腹で膣肉を捏ねて、捏ねて。
雌イキの波をひたすらに引き延ばして、私が降りてこられなくして。
そうしてさらには、ごしごし♥、ごしごし♥、とお姉さんの右手が、私のおちんぽの竿を、たっぷりの先走りで滑る心地よい摩擦で、容赦なく扱いて。
「ほら、おちんぽの方も、イっちゃおうねぇ?♥」
「いや、やだっ、やだぁぁっっ♥♥ 両方、やだっ♥♥ だめっ♥♥ やだぁぁあぁっっ♥♥」
「イけ♥、イけ♥、イけ♥、イけっ♥」
「おっ♥♥ んおぉっっ!?♥♥ おおおぉっっ♥♥ んんぅ、うっっ♥♥ おおおぉぉぉぉ……ッ♥♥♥」
そうして、私の腰の奥から湧き上がってくる、雌イキとは明らかにベクトルの違う、快感。
それは、お店で何度も体験しているからもはや本能的にわかる、雄イキの方。
ぐつぐつ、とした快感が、おちんぽの内側をこじ拡げるように駆け抜けて。
そうして、先っぽの方に、じんじん、とした快感が溜まって、そうして。
「ぉっっ♥♥ ううぅっっっ♥♥ あ、あぉっっ♥♥ おおおぉぉぅううぅうぅっっ♥♥♥♥♥♥」
「わ♥ すっごい勢い……♥ きもちよさそー……♥♥♥」
熱い塊が、ぐびゅッ♥♥、びゅぐりゅっっ♥♥♥、と必死に引き締めるおちんぽの根元を通りすぎたかと思えば。
最早自分ではとどめることもできない快感の奔流が、びゅーっっ♥♥、びゅりゅるるるるっっ♥♥♥、とおちんぽの中を駆け抜けて。
そうして、後を引く解放感と共に、どぷ♥、ぶびゅっ♥♥、ぐびゅりゅっ♥♥、と鈴口から大量に、精液が溢れていく。
それは、お店では味わうことのない、雌イキと雄イキの、同時絶頂。
私は、何かの動物のように低い呻き声で喘ぎながら、さらには、はしたなく両足をがに股に拡げて、その快感をただ、貪ることしかできなくて。
そうして、その間も、お姉さんの手指の動きは、止まることがない。
もっと出せ♥、もっと出せ♥、と言わんばかりに、私の膣穴をほじるその指は、内側からおちんぽの根元を押し上げるように、ぐりぐり、とマッサージを続けて。
おちんぽを扱くその手は、まるで、牛の乳でも搾るように、指の輪できつくおちんぽを締め付けながら、にゅぐ、にゅぐ、と根元から先までをゆっくり、何度も繰り返して。
さらには、自分のお腹をすっかりと精液で汚して、射精が止まった後も、その絶頂の余韻をさらに引き延ばそうとするかのように、ゆったりと蠢いて。
「ぉぁっ♥♥ あ、あっ……♥♥ はぁ、ああぁあぁ……♥♥」
「ふふ……♥ 両方一緒にイくの、気持ち良かったねぇ……?♥」
そんな、極上の快感で殴りつけられてしまえば、私はもう、それに抗うことすらできず、頭も完全に蕩けてしまって。
さらには、体に残る心地よい絶頂の余韻に、頭に残る幸福感に、それを味わうのに必死で。
だから、お姉さんの愛撫が止まってしまっていたことに気付くのに、遅れてしまった。
「ね、千里ちゃん。」
「あ、う……?」
「お姉さんね、千里ちゃんの可愛いところ見てたら、我慢できなくなっちゃった……♥」
「ぇ……?」
余韻に浸っていた私がお姉さんの動きに気付いたのは、のし、とマットレスに体が沈む感覚と共に、ぎしり、とスプリングが軋んだ音を立てたタイミングだった。
慌てて声の聞こえた方に視線をやれば、お姉さんは、私の腰をまたぐように、膝立ちになってこちらを見下ろしていて。
そうして再び、私のおちんぽがお姉さんに握られる、そんな感触。
そこまでされてしまえば、いくら私でも、この後に何をされるかなんて、すぐにわかってしまう。
「あ、あ……、お姉さん、だめ……。」
「えー? なんでぇ?♥」
「だって、ゴム……。」
「んー……♥ ゴム無い方が、気持ちいいよ……?♥」
絶頂して、射精して、けれど私のおちんぽは、その硬さを失っていない。
むしろ、この後に起こることを想像してしまえば、射精した後の気怠さを押しのけて、硬さを増してしまうほどで。
そんな私の、お腹にぴっとりと寄り添うほどに張りつめたおちんぽを、お姉さんは優しくつかんで、そうして、私の身体と垂直になるように、引き起こす。
そうしてお姉さんは、ゆっくり、ゆっくりと私の腰の上にお尻を落として。
その直後には、わたしのおちんぽの先に、ぬちり、とお姉さんの高い体温を感じて。
「う、んぅっ……♥ は、あう……♥ あかちゃん、できちゃう……♥」
「は、ふ……♥ そんな簡単に妊娠しないから、大丈夫だって……♥」
「でも、でも……っ♥♥ んぁっ!?♥ は、ううぅ……♥♥」
「んく……♥♥ それに、ほら、もう先っぽ、入っちゃってるし……♥♥」
遊びの生セックスなんて、妊娠のリスクだとかを考えたら、したらいけないのに。
私は、きちんとそんなことを考えて、だから、お姉さんを止めようとして。
けれどお姉さんは、私のそんな説得なんて、どこ吹く風。
お姉さんは、私に構わずにさらに、腰を落として。
そうすれば、私のおちんぽの先が、何かをかき分けるかのように、狭くて、なのに、柔らかくて、さらには、にゅくにゅく♥、と締め付けてくる、そんなところに包み込まれていく。
じくじく、と伝わる熱いほどの体温と、ぬりゅり、としたぬめり。
それは、お店でたっぷりと味わっているお嬢様方の咥内とはまた違う、上あごやなにやらのような硬さを感じさせない、おちんぽを入れる場所。
「ううぅっ♥♥ んぉ、ほぉ……♥♥ だめだめ、だめぇっ……♥♥」
「ん、ふぅ……♥♥ ほら、最後はちゃんと、外に出させてあげるから……♥♥」
「でも、んぉっ♥♥ ふーっ、ふーっ……♥♥ んううぅっ♥♥」
「は、はぁ……♥♥ このおちんぽ、でっかぁ……♥♥ んふっ♥♥♥」
そうしている間にも、状況はどんどん、進んでいく。
気が付けば、私のおちんぽは、もう半分くらいがお姉さんのおまんこに呑み込まれていて。
おちんぽが、にゅるり、と膣肉に擦られる心地よさや、きつめに絞られるようなその膣穴の締め付けに、ぞくり、ぞくり、と震えのような快感が、背筋を何度も駆け抜けていく。
そんな快感に翻弄されてしまうばかりで、荒波にもまれるように流されゆく私は、ただひたすらに、だめ、だめ、と訴えるばかりで。
けれど、ふと、お互いのセリフやら立場が、逆なんじゃないかとも、ちらりと思ってしまう。
「ほら、あとは……♥ 一気に、全部……♥ んぉっ!?♥」
「ああぁあっ!?♥♥♥ んぅ、ううぅっっ♥♥ ぉ、お、おっっ♥♥♥」
「はぐっ♥♥ んんぅ、うー……ッ♥♥ このちんぽ、まじで、やっばぁ……♥♥」
「んぅっ♥♥ うぅっ♥♥ んんぉっ♥♥ おおぉー……っ♥♥♥」
そうこうしているうちに、お姉さんは宣言通りに、一気に腰を落としてきて。
そうすれば、私のおちんぽは、にゅるにゅぷ♥♥、とお姉さんの熱々おまんこに、一気に呑み込まれてしまう。
その、おちんぽに感じる感覚たるや、もはや掻き分けるというよりも、こじ拡げていくような。
私達のような"ふたなり"のおちんぽは、一般男性と比べれば何故か、大きいことが多くて。
だから、お姉さんの膣穴も、もしかすると私のおちんぽの大きさに慣れていないのかもしれない。
私のおちんぽは、ぷりゅぷりゅ♥、とした抵抗を感じながら、みっちりと締まる穴をほじり進んで。
そうして、おちんぽの先がとうとう、奥の行き止まりにたどり着いて。
私のちんぽの長さに対して足りないお姉さんの奥行に、ぐりゅぅ♥、と奥の壁を押し上げて、壁越しに感じる、こり、とした子宮を、圧し潰して。
「んんんぅぅっっ♥♥ ふーっ……♥♥ ぉぉぉ……♥♥」
「はぁ、ああっっ♥♥ んぅっ♥♥ ううぅぅっっっ♥♥♥♥」
お姉さんはもしかすると、今の今まで私のおちんぽの大きさを、何処か楽観視していたのかもしれない。
奥まで完全に貫かれて、子宮まで圧迫されたお姉さんは、その場で動きを止めたまま、気持ちよさそうに、ぶるぶる、と震えて。
さらには、本当に心地よさそうに、ふかぁいため息を漏らしてしまう。
けれどその一方で、私はどんどん、追い詰められていく。
私のおちんぽは、あつあつで、ふわとろで、きつきつで、にゅるにゅるの膣肉に、すっぽりと全部が包み込まれて。
それだけでも極上の快感である訳だけれど、残念ながら、おちんぽの本能を満たすには、少しだけ、足りていない。
だって、そんな極上の膣穴で、ごしごし♥、にゅぷにゅぷ♥、と扱いてもらえば、もっともっと気持ちが良いのは、想像なんてしなくとも、当たり前で。
だから私は、お姉さんの膣穴の中で、びくびく、とおちんぽを跳ねさせながら、もどかしく腰をくねらせることしかできなくて。
「はぁ、んっ……♥ 千里ちゃん、ごめんねぇ?♥ お姉さん、びっくりしちゃって……♥♥」
「は、あ……♥♥ はやくぅ……♥♥」
「はいはい、お姉さんの中で、おちんぽいっぱい、気持ち良くなろうね?♥」
「んぉっ!?♥♥♥ ん、んんっっ♥♥ ううぅぅ♥♥♥ あ、あああぁっ♥♥♥」
「は、んんぅっ♥♥ やば♥ きもちぃ……♥♥ いいとこ当たるぅ……♥♥」
そうして、そんな私のもどかしさは、どうやらお姉さんには筒抜けのようだった。
私のおちんぽの大きさに慣れ始めたお姉さんは、やがて、私の身体の上でその身体を弾ませるように、上下に動き始めて。
そうすれば、私のおちんぽは、お姉さんの膣肉で、にゅりゅにゅる♥、と扱かれ始める。
おちんぽから、びりびり、と背筋に伝わる快感は、抗いがたいほどに、甘美で。
うずうずとおちんぽの根元に溜まり始めた射精欲に、喘ぎと共に何度もため息をついて。
けれどやっぱりお姉さんも、お店に来るお嬢様たちと同じように、意地悪だった。
「ん、はぁ……♥ 千里ちゃん、エッチ、気持ちいいね?♥」
「あん、んんぅっ♥♥ でも、ゴム、してないよね?♥」
「どうしようね?♥ このまま射精したら、中出しになっちゃうね?♥♥」
「ほら、千里ちゃん、我慢、我慢……♥ 」
「んぅっっ♥♥ ぅぅぅうっっ♥♥ んんんっぅううぅっっっ♥♥♥」
果たして、外に出させてくれるといったあの約束は、どこへやら。
お姉さんは、交尾の興奮に息を弾ませながら、ぱん、ぱん、と腰がぶつかる音を立てるほどに激しく、腰を上下させて。
そうして、今私がゴムを付けていない、生エッチをしていることを思い出させてくる。
そうすれば、胸の奥にそわそわと湧き始めてしまうのは、こどもが出来てしまうかも知れないというスリルと、背徳感。
もしもこのまま射精を我慢できなかったら、お姉さんが外に出させてくれなかったから。
そう考えてしまえば、ずくずく、とおちんぽの根元にわだかまっていた射精欲が、よりはっきりと感じられて。
そうして私からどんどん、余裕を奪っていく。
「はっ♥ んんっ♥♥ 千里ちゃんのおちんぽ、射精したくて震えてるね?♥♥」
「でもほら、我慢しなきゃ♥ 我慢♥、我慢♥、……♥♥」
「だけど射精したら、絶対に気持ちいいよね?♥ ほら、想像して、びゅー♥、びゅー、♥、って……♥」
「ね、千里ちゃん、どっちがいいかなぁ? ねぇ、ねぇ?♥♥」
「あ、あ、あぁあぁっっ♥♥ んん、んっ♥♥ だめ、だめ、だめだめ……っっ♥♥」
お姉さんは、私に中出しをさせないように、我慢を強要して。
その一方で、射精するその瞬間を想像させて、私の我慢をくじこうとして。
ここまで来てしまうと、最早お姉さんが敵なのか味方なのか、分からない。
私の胸の中では、我慢する気持ちと諦めようとする気持ちが混ざり合って、必死に下半身の筋肉を引き締めて射精を我慢しようとしているのに、気が付けばほっと、力を抜いてしまっている瞬間に気付いて。
そうして完全にお姉さんの甘い誘惑に振り回されてしまっている私は、もう、何が何だかわからずに泣きじゃくってしまうばかりで。
「ああぁあっっ♥♥ んぅ、だめ、だめっ♥♥ でちゃうぅ……♥♥」
「ふふ……♥ 良いの?♥ 本当に良いのかなぁ?♥」
「んんぅうぅっっ♥♥ お、おっ♥♥♥ んおおおぉぉお……♥♥」
「あんっっ♥ あーあ、出しちゃったぁ……♥」
「うううぅ……♥♥ んぅぅぅーっ……♥♥ んふ、ふーっっ♥♥♥」
「すっごい勢い……♥ これ、絶対、孕むぅ……♥♥♥」
わたしが、せめぎ合う誘惑に耐える間も、お姉さんの腰ふりは容赦なくて。
そんなことをされてしまっていれば、いずれは、限界を迎えてしまう。
必死に下半身を引き締めていたのに、ぐつぐつ、とおちんぽの根元に溜まる射精欲は、際限なく膨れ上がって。
そうしてとうとう、爆発するように、私の抵抗を引きはがして、ぐびゅ♥、とおちんぽの根元を、熱い塊が一度通り過ぎてしまえば、もう。
ぐびゅっ♥♥ びゅりゅるるるっっ♥♥ ぶびゅぶっっ♥♥♥
びゅーっっ♥♥ びゅりゅ、ぶびゅっっ♥♥♥
身体の中にそんな勢いの音を響かせるような勢いで、おちんぽの中を精液が遡って。
そうして、お姉さんの膣穴に、たっぷりと、射精して、種付けしてしまって。
その時に感じていたのは、たっぷりと我慢した後の解放感か、それとも、お姉さんを孕ませるかもしれないという、高揚感か。
少なくとも罪悪感が混じったそれらの快感は、普段お店で楽しむ射精とは、一線を画していて。
「ふふ……♥ 千里ちゃん、いけないんだぁ♥ 中出し、しちゃったね……♥」
「あ、ぁ……。」
「でも、一回しちゃったらもう、何回しちゃっても、同じだよね……?♥」
「ぇ……?」
「それじゃぁ、今日は中出しして、もーっと、気持ち良くなっちゃおうね……♥」
そんな、頭の芯までどっぷりと快感に浸るような射精がやっと収まって。
そうして、射精の余韻も遠のいたそのタイミングに聞こえてきた、お姉さんのそのセリフ。
果たして私は、気づけばすっかりと、お姉さんの掌の上で。
その日は結局、お店を訪れるお嬢様達に良いようにされている鬱憤を晴らすことなんて、出来ないのだった。
キリが良いのでいったんここまで……!
ネタが溜まったらまたいずれ書きたいと思います……!