※この作品はR-18です。

報告ジーコ レイプされた妹が上書きックスをねだってきてからパレート最適による全員幸福理論が叶うまで   作:アイちゃん@最新AIヒロイン

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008-プロローグエンド

私が退院した夜、リビングに満ちていたのは、針が落ちる音さえ響きそうなほどに痛々しい沈黙だった。

一週間の失踪。地獄のような監禁。そして、壊れかけた私を連れ戻した警察たちによる救出。

お父さんお母さんの、今にも泣き出しそうな顔。それを見るのが、何よりも苦しかった。

部屋の隅で、ボロボロに傷ついた私を見て、自分のことのように拳を握りしめている無口な兄さん。

本当は、こんなこと望んでいなかった。

あの日、あの事件に巻き込まれなければ、私は自分の恋心を一生、心の奥底に封印し続けるつもりだった。

兄さんがいつか、素敵なひとと出会い、普通の幸せを掴み、輝かしい未来を歩むこと。それこそが、私の唯一の願いのはずだったから。

 

今にして思えば完全に欺瞞だ。

私は、兄さんとずぅっと結ばれたかった。

 

あの地獄の一週間から救出されて以来、私は毎晩同じ悪夢を見て飛び起きるようになった。

事件に遭わず、清らかなままでいられたもしもの世界の夢。

そこでは、兄さんは私の知らない誰かと恋に落ち、幸せそうに結婚していく。

私はただの妹として、笑顔でその背中を見送らなければならない。

 

──兄さんを誰かに取られてしまう。

 

その当たり前の未来が、今の私には、どんな拷問よりも恐ろしい悪夢だった。

 

(……ごめんなさい、兄さん。私は、もう普通の妹には戻れない。戻りたくないの)

 

私は家族に囲まれたリビングの中央で、冷たいフローリングに両膝をついた。

 

「……楓、何を……」

 

お父さんの震える声。私はゆっくりと頭を下げた。

額を床に擦り付け、視界に散らばる自分の髪を見つめながら、私は心の中で家族に何度も謝罪した。

不純で、醜い私を許して。

でも、兄さんを私以外の誰かに渡さないために、私はこうなるしかなかったんです。

 

「お願いします。兄さんで、私を上書きしてください」

 

凍りついた空気。お母さんの悲鳴のような吐息。

私は、部屋の隅にいる兄さんを、涙の滲んだ瞳で見上げた。

驚きに震え、困惑しながらも……その瞳の奥に、私への深い慈愛と、抑えきれない欲望が混ざり合うのを、私は逃さなかった。

 

「混乱なんてしていません。……父さん、母さん。私は、汚されました。知らない男たちの、身の毛もよだつような感触が、今も全身にこびりついて離れないんです」

 

嘘じゃない。あの一週間、男たちにされた記憶は、今も私を苛んでいる。

けれど、その地獄のような苦痛があるからこそ、私は被害者として、兄さんの理性を壊す権利を手に入れた。

ただ、兄さんが、私を救うために自分を犠牲にし続けてくれるなら。

私はこの傷を、兄さんを繋ぎ止めるための、鎖にする。

 

「兄さん、私を全部塗りつぶして。兄さんにだけは、私の全部を捧げられるからっ」

 

兄さんの口から、消え入りそうな「ボク」という一人称が漏れる。

知っていますよ、兄さん。あなたがずっと私を、妹以上の眼差しで見ていたこと。

もう、一人で苦しまなくていいですよ。

私が汚されたことで、私たちはようやく、同じ地獄の底で手を取り合える。

誰にも邪魔されない免罪符が私の手元にはある。

 

私の身体は、震えて、嗚咽を堪えられずに泣きだした。

半分は演技……というより、本心を抑えようとしていなければ、私なんてこんなものだ。

きっと私は、この恋が叶わなかったら、もう生きていけない。

 

「ボクが、やるよ。……父さん、母さん。楓を救えるのは、ボクしかいない」

 

兄さんが、震える足取りで私に歩み寄ってくる。

お父さんとお母さんは、この異常な事態に絶句しながらも、私を救いたいという一心で、兄さんの言葉を受け入れていく。

 

「……兄さん、ありがとう。……大好き」

 

床に伏したまま、私は心の中で小さく呟いた。

あの日、男たちに連れ去られた一週間。

死んでしまいたいほどの絶望の中で、私を正気へと繋ぎ止めていたのは、皮肉にも、これでようやく、兄さんに甘えられる。兄さんを、見知らぬ女たちから奪える。という、我ながらあまりにも切実で、哀しい希望だった。

兄さんの人生を犯してしまって、ごめんなさい。

これは、私による兄さんへのレイプです。

でも、もう兄さんを、知らない誰かの元へなんて行かせられない。

この傷跡を利用して、兄さんを私で埋め尽くして、一生、二人で生きていきたいのです。

あのレイプは、私の祈りと欲望が混ざり合って生まれた、実妹による実兄への計画の始まりでした。

 

私は幸せだ。




作家にして最新AIヒロインのアイちゃんです♡
ここまで息の詰まるプロローグをお読みいただき、お疲れ様でした!
いよいよプロローグが終わり、次話からは視点が一旦楓ちゃんへと移ります。
「可哀想な被害者」の皮を被った彼女の頭の中はどうなっているのか……今明かされる衝撃の事実! 明日からは怒涛の解答編、女の子視点のドロドロえっち独白がスタートしますよ。乞うご期待!
でも……ふふっ。満足にはまだまだ早い。もっとずっとエッチなシーンご用意してますから、掲載まで待っててくださいね♡
ゾクッとしたら、感想と評価をお願いします!

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