湯の 作:授乳スキー
遠い昔。
秘湯に捧げられた子どもがいました。
湯に秘められた力のせいか、その子の魂は現世にとどまり、長い年月を経て精霊となりました。
「ちゅぱ、ちゅぱ……ちゅう、ちゅう」
神社の近くにある、隠れ湯。
教師のしずなはそこで、不思議な気配の少年に胸を吸わせていた。
「しずな先生。そろそろ代わりますよ」
ちゃぷん、と近づいてくるのは、中学生とは思えない豊満な体つきをした女子生徒、龍宮真名だ。
褐色の巨乳美少女に、しずなは少年の腰を向ける。
そこには真名のメロンをもってしても挟みきれない棒が生えていた。
「龍宮さんは、こっちを、ね?」
「……い、いいんですか? ……では、失礼します」
むぎゅ。
真名のおっぱいが、少年の棒を包み込む。
ぐにぐにと、左右のおっぱいをそれぞれ動かして刺激を与えていく。
「んっ」
しずなが艶のある声を上げた。
尖りはじめた乳首から、じわりと母乳がにじみだす。
見れば、真名の乳首からもぴゅ、ぴゅ、と胸を動かすたびに母乳が飛び出ていた。
ほんのり顔が赤くなっているのは、湯にあてられただけではないだろう。
「でそうー」
少年が弱音をもらすと、真名は先っぽをぱくりと咥えこんだ。
舌でいやらしく責めているのだろう。
しずなもそうなので、容易に想像ができた。
「ひぅ」
少年の腰が、何度も跳ねる。
真名の口内に、熱いものを迸らせているのだろう。
「少し休んだら、私にもくださいね?」
「……うん」
恥ずかしそうに、しずなの胸に顔を埋める少年。
しずなは、そんな少年のことを愛おしそうに撫でるのだった。
***
体の奥まで温まった真名は、巫女装束から学生服に着替え、寮の自室へ戻った。
ルームメイトの桜崎刹那が珍しく机に向かっていた。
宿題でもしているのか、難しい顔をしている。
「せつなー」
真名の後ろから、少年がひょこっと顔を覗かせる。
刹那はきりっとして、かっこいいお姉さんの顔になった。
「こんばんは、ユウ。また遊びに来たんですか?」
「うん」
ててて、と刹那に駆け寄る少年を、刹那は両手を広げて受け止めた。
「ちょうど煮詰まっていたし、一緒にお風呂にでも入りましょうか?」
「うんっ」
手を繋いで、仲の良い姉弟のようにバスルームへ向かう二人を、真名は静かに見送る。
(不思議だな。あの堅物の刹那でさえ、ああなってしまう……淫魔の類ではないのは確かなんだが……うーむ)
ここは、女子寮だ。
だというのに少年を連れ歩いても、誰一人呼び止めもしない。
あの委員長ですらだ。
試しに異性に対して恐怖心さえ抱いている、本屋ちゃんこと宮崎のどかに会わせたこともある。
その時は子犬か子猫にでも接しているようなそぶりだった。
『あっ……んっ……』
(声、でかいな)
『ねー。入れていいー?』
『ゆっくり、なら……あんっ……私のむね、そんなに、好きか?』
『うんー』
『そ、そうか……あんっ、あっ、あっ、あんっ』
(楽しんでるなー)
風呂から出てきたら、ショタコン、と呼んでやることにした真名だった。
***
夜。
麻帆良学園の屋上で、エヴァンジェリンは従者の茶々丸をつれて佇んでいた。
ギィィ、とドアが軋む。
「遅いぞ、ジジイ」
「ほっほっほ。すまん、すまん。会議が長引いてのう」
殺気を飛ばすが、学園長は酒瓶でそれをガードする。
エヴァは「ちっ」と舌打ちをして、胡坐をかいた。
「それで。用はなんだ。くだらん内容だったらただではおかんぞ」
「最近、学園に出没するユウ、と呼ばれる男児を知らぬか?」
「ユウ? …………知らんな。ソイツがどうした。ガキなど放っておけばいい」
「いやそれ、絶対何か知ってる時の間じゃろ……え? なんでちょっと顔を赤らめ」
「ううう、うるさい!」
「……えー。儂が悪いんか、これ」
「フン、アイツは無害……ではないが。まぁ、有害ではないと断言してやる」
「何者なんじゃ?」
「なに、人の形をした魔力溜まりのようなものだ。いや、薬湯、か? まぁ、そんな感じだ」
「いまいち分かりづらいんじゃが……つまり、浮遊霊の類ということかの」
「土地神の方が近い気がするが……そこらへんはお前らの領分だろう? そもそも、だ。何故お前が全く気取れてない?」
「そこなんじゃよなぁ……」
学園長は悩まし気に、立派な顎髭をしごいている。
エヴァはさり気なく学園長の表情を観察する。
ユウを排除する気なら、可能な限り説得したい。
あれは、秘湯だ。
遠出しないと得られない、情緒溢れる、景観豊かで、効能も高い得難い湯治場のようなものだ。
決して。断じて。
自分をお姉ちゃんと甘えてくる可愛い弟みたいだからではない。
こんなロリ体形に赤くなってビンビンにして、何度も何度も求めてくるカワイイ奴だからでも、ない。
ないったらない。
「マスター、スカートが捲れます」
「ぬ……」
いつの間にか立ち上がっていたらしい。
風にあおられ、バタバタと靡くスカートを茶々丸が押さえていた。
「学園長様。これまでの観察記録から、ユウくんの警戒度は子犬並みです。それよりも、ナンパ目的で門の外をうろついている生徒や、唐突に喧嘩を始める生徒達の方が危険度は遥かに上かと」
「むぅ……茶々丸くんにそう言われると、たしかにそうじゃのう……あいわかった。しばらくは様子見するとしよう」
「おい。なんか私より茶々丸の時の方が聞き分け良くないか」
「ほっほっほ。それじゃあ、儂は残りの仕事を片付けてくるよ」
「おいっ……ちっ。ジジイめ」
学園長は老人とは思えない軽快さで屋上を後にする。
エヴァとしては、そのムカつく頭頂部に魔力弾のひとつでも当ててやりたいところだったが、あいにく今夜は三日月。
空も自由に飛べない魔力しかない。
「マスター。周囲の花粉濃度が一定値を超えました」
「なに、本当か? 別に目も痒くないし、鼻水も出てこないぞ」
「ご自分でお薬を飲んだのですか?」
「いや……ふむ。これも、ユウの力なのかもな」
「?」
こてん、と首を傾げる茶々丸。
2人だけになったので、もうスカートは押さえていない。
エヴァの今日のパンツは、黒だった。