マシュリリス「え!?〇〇〇しないと出れない部屋!?」 作:もるげんれえて
倒れたドミノのように、二人はもう止まらない。
注:ここからR-18描写あり、♡あり
C108で頒布予定の新刊「え!?S〇Xしないと出れない部屋!?」です
頒布版では加筆修正、展開の相違などがある可能性がありますので承知ください
詳細はこちら(https://www.pixiv.net/artworks/147576893)から
おぞましいものを見ている。
吐き気が溢れる。
目の前に、あの女の顔がいっぱいに広がっている。この嫌悪はアイツも同じようで、眉間に皺を寄せた表情でこちらを睨んでくる。ああ、もっともっと、その綺麗で精悍な表情を歪ませてやりたい。
「んふぅ……んぁ……」
「んっ……!ん、んんぅ……!」
キリエライトの肉厚な唇と数度食む。嫌がるように震え、けど無理やり唇で挟む。柔らかくて、甘くて、気持ち悪くて、噛み切ってやりたくて、もっと食べたい。
向こうもこちらの唇を喰らおうとしてきたけど、そうはさせじと動かせないように唇を唇で抑え込む。角度を変えて逃げようとするけれど、追いかけて逃がさない。皺が深まった。いい気味だ。ぞくぞくする。少し拘束を緩め、彼女の口の中に言葉を流し込む。
「ああ、やっぱキリエライト、キスは初心者なんだね……♡」
アテシの言葉に目を見開いて鼻翼を膨らませた。煽れば簡単に反応してくれる。火のついた彼女は、火種より煽るのが簡単だ。
もう少し楽しもうとした唇は、今度は無理やり押し付けられた。喉が詰まる。彼女の匂いが、キリエライトがぷんと香って、その舌が割り込んできた。
「んちゅ〜〜……!」
「んん――!」
意表を突かれて、動けなくなった口腔をあいつの舌が蹂躙する。ぐるり、ぐるりとアテシの口の中をなぶり尽くす。味がする。溶けるような甘ったるくて戻しそうになる味。喉がけいれんして、腹の奥底が燃える、そんな味。
何かがおかしい。ようやくアテシは気付いた。
なんで
そんな疑問は薄霧のかかったような脳には届かず、キリエライトの無作法で力任せのキスが与える
引きはがそうとして彼女の肩に手を伸ばす手を握られた。指と指を絡め合うその握手は、恋人のようにも見え、仇を押し倒すようにも見えた。
「んぅ、んんぅ!ちゅぅ……♡」
「ちゅっ♡んちゅるぅ♡」
首を振って逃れようとするが、この盾女の馬鹿力が離さない。追いかけてきて、舌が蛇のように入ってくる。
「くぁ♡逃がしませんから、リリスさん……!」
獲物を狙う、力強い瞳が熱に潤んでいる。キリエライトはここまで攻撃的になるのだろうか。けど、再び押し込まれた彼女に思わず身もだえてしまう。
「ぅんんっ♡」
「んちゅ♡んろぁ♡」
粘度のある甘い唾液に溺れる。足が焦ったいように落ち着かない。イライラする。キリエライトにいいようにされてばかりいられるか。
アテシの中で好き勝手していた舌を、こっちの舌で絡めとる。力じゃそっちが上かもしれないけど、技ならこっちが上だからね。
「ーーんぅぅ♡」
逃げようとするそいつを蛇のように巻き取って、その表面を舐めてやる。少し力を抜いて緩んで逃げたそいつを、執拗に追いかけ、舐め、今度はキリエライトの口の中を漁る。歯の裏、頬の肉、唇の間。探り当てるように舐め回す。
「ん、ぅふ、んーー♡」
面白いくらいにキリエライトが唸っている。細めている目は、荒くなった鼻息は、気持ちいいのとアテシにこんなふうにされてしまっている嫌悪なんだろうな。だからもっと、虐めたくなる。
「くぁ……♡キリエライトさぁ、力任せすぎ♡」
離れた唇が、唾液で橋をかけた。キリエライトに二の句を話させず、すぐに唇を覆った。
もう一度こいつの口を嬲る。きもちいいよね、キリエライト。アテシもそんなアンタを見ていると気持ちよくなる。
このままじゃ勝てないと分かったキリエライトは、足をもつれさせ、一緒くたにベッドに倒れ込んだ。勢いのついた歯と歯が当たってこちん、と小さな音を鳴らした。
「また、力任せなの」
淡く薄ら笑いを浮かべてみたが、キリエライトは表情を一つ変えることもなく、またアテシにキスをする。そのまま喰われる気もないから、舌と唇はお互いを捕食し合おうと、激しく混ざる。流れ込んでくる唾液も、口の端から垂れる唾液もそのままにして、相手を捉えるためのキスを繰り広げた。
「ん、ちゅぅ♡んろぉ♡」
「んん、っぱぁ♡ちゅるぅ♡」
艶かしい軟体質の音が部屋中に響くいていた。アテシの頭は気持ちいいのとこいつを気持ちよくさせてやることでいっぱいで、のぼせたようにキスをしていた。目の前のキリエライトは白い頬が薄紅に上気して、無造作に舌を入れ込んでくる。その目には、いつもは見れない色が陽炎のように漂っていた。
「んんーー!♡」
唐突な甘い刺激にアテシの喉から声が出た。盾女の手がアテシの胸に伸び、形を変えられた刺激が背中を走っていた。
「っぷぁ……っ。リリスさん、ここ弱いんですか♡」
「だ、誰が胸だけで!」
「じゃあ、ここは」
「んひぃ♡」
首筋を優しく舐められる。それは捕食のための舌舐めずりで、ざらざらとした感触と冷たさに腰が躍ってしまう。
「んぅぅ……♡このぉっ!」
「んぃぃっ!♡」
空いた手でキリエライトの、ブラのワイヤー越しの胸を、暖かさと柔らかさを掴んだ。
そのままホックを外し、するりと滑り込ませた。片手では収まりきらない、白い果実はほんのりと汗をかき、アテシの手を吸い付ける。思うままに歪ませると甘い声を漏らした。
「あっ、ああぅ……♡」
「へぇ、キリエライトは胸が好きなんだ。マスターにいっぱい揉まれたからかな♡」
「っ、この!」
口角を上げて、彼女は両手をアテシに這わせる。首と胸と腹と脇とをキリエライトの小さな手が蠢いて、こそばゆく甘く、鳥肌が立つ。
アテシも自由になった手で同じように彼女を撫で回した。服は少しずつ捲れ、邪魔だと剥ぎ取られて打ち捨てられていく。
「んぃぁ♡」
「ぃぅ♡」
「あぁんっ♡」
首を食めば甘い声が鳴る。胸が歪ませられば嬌しい声を漏らす。キリエライトのそれは甘露で、アテシのそれは屈辱で、部屋の中には声と衣擦れだけが満ちていった。必死の形相で弄りあって、びりびりと皮膚の薄いところを走る刺激とアイツが自分の体をいいようにしている羞恥に悶える。顔が快感と羞恥と、屈辱に入れ替わっていた。
「んん♡」
脇腹の、一番下の肋骨を撫でられた。思わず太ももが擦れ、身を捩る。ハッとしてキリエライトを見ると、なんだか得意げに口元をしならせていた。奥歯の噛み締める音が漏れた。
キリエライトの――その頃にはアテシたちの上半身は裸で、お互いの胸は部屋の薄暗いライトに明るく照らされていた――桜色の隆起を爪先で弾いた。
「んひぃ♡」
痛々しくも可愛げのある声。あまり乳首には慣れていないようだ。まだ犯され慣れてないウブな胸は、マスターに乙女のように可愛がられたに違いない。きっと、キリエライトとマスターの情事は処女の夢見るようなものなのだろうな。
ああ、たまらない。そんなキリエライトを、アテシが犯し尽くすのだ。夜の魔女の煮立った釜のような情欲に突き落とす。
慣れない刺激から復活したキリエライトは威嚇するように歯を見せた。それも二つの突起を指の腹で撫でてやると引っ込んでしまう。腰がゆらゆらと揺れてある。
「そこぉ、ばかりぃ……っ♡」
「えぇ?好きでしょここ……♡」
「んぅぅ♡こ、このっ!」
「いぃっ♡♡」
皮膚が擦れただけなのに下半身が強く痺れる。キリエライトの指がアテシの乳首で遊んでいた。
快感は一瞬で嫌悪と怒りに上書きされ、それらは流れてきた快感に声と一緒に流されてしまう。濁流の中で溺れないように伸ばした手は、源流のキリエライトの胸を掴んで嬌声と一緒に流れてきて、またアテシを溺れさせる。掴み、撫で、弾いて、摘む。弾力のある乳頭を指の腹でこねくり回されて、アテシは口から溢れていく。爪の先で突起の周りを引っ掻くと、刺激の水でいっぱいになったキリエライトの頭がアテシの隣に落ちてきて、耳元でうめく。
「ん、んん♡」
「んぅぅ♡」
言葉にならない甘い声の洪水が溢れて、アテシたちの腹の下の方にダムのように満ちていく。もっと、もっと気持ち良くさせたい。この濁流にキリエライトを飲み込んで、溺れ苦しめたい。その水がアテシにまで入ってきて息もできないけど、キリエライトの身悶えする姿を見れるなら、もっともっと溺れられる。
「んんぃいっ……♡」
耳を噛んできた。甘噛みというには鋭い痛みは、この奔流の中では快感と分けられなくて、アテシは意味もわからず声を上げていた。キリエライトの顔は見えない。アテシをいじめるためにそうしたのか、洪水に飲み込まれまいと縋ったのか、分からない。それでもアテシが感じてしまったことに、水から出たひと呼吸の中で屈辱を感じたのは間違いなかった。
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