上の階層を目指して歩いて行く途中、今後少女が目覚めた時に会話ができないと困ると思い
少女の喉の触手の感覚を頼りに声帯を触手で再現してみた
「…ッ……ッ」
(あれ?声が出ないな…)
声帯はほぼ完全に再現している筈なのに声が出ない…
もしや触手に喉を開発されたせいでそもそもの再現した声帯が声帯としての機能をなくしてしまっていたのだろうか
(んー?わかんねぇなコレ…とりあえず上半身の再現でもしてみるか)
原因が思いつかなかったので触手で上半身の再現をすることにした
(胃袋とか心臓とかは流石に声に関係無いだろうから再現は省くか)
声に関係してなさそうな器官を省きつつ
声帯から先の器官を再現していく途中で気付いた
(あ!!そうじゃん!!肺の再現してなかったじゃん!!)
そう、人間の声帯はあくまでもトランペットで言うところの指で音を調整する部分でしかなく1番重要なのは風を送る事なのである
(声帯に空気を送り込むだけなら二酸化炭素を吐き出して酸素を取り込む機能は必要がないから風船をイメージすればいけるな)
改めて声帯を再現し更に肺を再現して1つに繋げる
(よし、これで喋れるようになるはず…)
「あー…」
先ほどとは違いちゃんと声が出た
少女の声帯を再現したせいで出た声は幼い少女のものだったが1歩前進した
(再現したもんだけど喘ぎ声以外で初めてちゃんとした声が聞けたな)
そんなことを思いながら文章を喋る練習を始める
「あおおえあ(こんにちは)」
思った通りに文章を喋ることができない
まだ再現が足りないものがあるらしい
(えー…喋るだけでこんなに手こずる?人間の体って今まで知らなかったけど複雑すぎない?)
音が出せていると言うことは声帯から下の肺までは問題ないはず
(今度は喋れる言葉から絞っていくか)
「あえおえお(あいうえお)…ッ…ッ…ッ…ッ…ッ(かきくけこ)」
(おいおい、まさかのあ行か行でつまったぞ…)
大分早い挫折である
(この先、言葉が通じるかどうかは置いといて意味のある言葉を喋れないとここから脱出した後がキツいぞ)
イメージとしては少女を装備した俺が見つかった瞬間にただのモンスター扱いされて切り捨てられる未来しか思い付かない
(考えろ…考えろ…何が足りない?そもそも「い」と「う」がなんで発声できないんだ?)
考えた末に子供の頃の遊びをふと思い出した
(そうか!!学級文庫だ!!)
学級文庫と言う言葉遊びをご存知だろうか
口に指を入れて左右に引っ張り学級文庫と言うと口の動きが制限され学級うんこと言ってしまうアレである
(つまり足りないのは口だ)
早速、口をつくりそしてついでに舌も再現しておく
(どうせまた後で舌もいるとかオチは勘弁だからな…んじゃ改めて)
「こんにちは」
成功である
まともに喋るまで大体約九千文字かかったぜ(メタ発言)
そうして喋れるようになった俺は喋る練習をしながら遺跡からの脱出を目指すのであった
「おまんこペロペロ!!チンポ!!チンポ!!ニプルファック!!ペニッスァーッ!!」
それはそれとして今まで喋れなかった分、俺はハジけた
…エロ書くつもりだったんやけどなんか普通に話書いてしもてん