※この作品はR-18です。

性年のしがらみ   作:村上しんご

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第一話 歪んだ心①

 ハジメはクラス全員が見ている教室の中で、ひっそりと童貞を奪われていた。

 しかも相手は、”百貫デブ”と言われ、学校中からバイ菌のように扱われている嫌われ者のヤスコ──。

 

 彼女の巨体が身体の上に覆いかぶさり、ほぼ身動きはできない。

 腰の辺りを覆っている彼女のスカートの中では、ズボンのファスナーは既に下ろされ、剥き出しにされたあれが、しっぽりと濡れた穴の中に収められていた。

 

 硬くなったものを覆い尽す柔らかい感触は、想像以上に温かい。

 しかもヌルヌルしていて、ちょっと動いただけでも、凄まじい刺激が敏感な部分を襲う。

 そして、然るべきところに収まっているという並々ならぬ充実感──。

 

 ハジメは、彼女の腰が微妙に動くだけで、すでに発射しそうになっていた。

 

 しかし、彼女の見た目は妖怪をも、はるかに凌ぐ破壊力を秘めていた。

 

 黒縁の眼鏡は脂に押し上げられて、今にも弾け飛びそうだ。

 何層にも重なった二重顎が動くたびにプルプルと震える。

 そして、吹き出物に覆われたその顔が、にたりと歪む。

 

 ──それが、うら若き女性の姿だと、誰が信じるだろうか。

 

 貞操をこんな女に奪われただけでも、精神的なショックがかなり大きい。

 なのに、射精までしてしまったら、屈辱どころかトラウマとして、一生思い悩むことになるだろう。

 

 あいにく、クラスの連中は繋がっていることに気付いてない。

 それを知っているのは、自分とヤスコだけ──。

 

 ハジメは、まったりとしたその感触に気が遠くなりながらも、誰にも気付かれてはならないと、必死に平静を装っていた。

 これがバレてしまったら、学校中に噂さが広がり、人生が終わってしまうだろう。

 

 そもそも、こんなことになったのは、ハジメが皆の前でヤスコを「妖怪」と罵ったからだ。

 

 その瞬間──ヤスコはキレた。

 椅子を蹴飛ばし、怒りに燃えた巨体がハジメへと突進する。

 床が軋み、空気が揺れた。

 

 誰一人、その勢いを止められる者はいなかった。

 しかも、押し倒したハジメの身体に馬乗りになった彼女。

 その股間が、ハジメの大事なところにピッタリと密着していた。

 彼女の下着と学生ズボンを隔てて、その柔らかさと温もりが、じわじわと伝わってくる。

 

 いくら見た目が悪くても、女であることに変わりない。

 妙な気分になった彼は、瞬く間にあそこをムクムクと大きくさせていった。

 

 その瞬間、彼女はニタリと笑った。

 すぐさま自分のスカートの中に手を入れ、彼の硬くなったものを強引に取り出す。

 

 そして、考える暇もないほんの一瞬の間に──

 

 それは火照ったところにニュルっと飲み込まれていった。

 

 その瞬間、彼は何が起こったのか、まったく理解できなかった。

 ただ、”それ”が何かの中に入ったことだけは理解できた。

 

 長年生きてきて、今までの常識を覆すようなその感覚。

 全体を優しく包み込んでくる感触は、想像以上に心地いい。

 

 潤いに満ちていながらも、ほんのりと温かく、とろけてしまいそうな錯覚さえ覚える。

 そして、ウネウネと蠢く柔らかいものが、ハジメの感じやすい所を、キュッキュッキュッキュッと締め付ける。

 

 押し潰されそうなほど重いのに、そんな重圧などまったく気にならなかった。

 童貞の彼にとって、その破壊力は凄まじく、ヤスコの醜い見た目など完全に忘れさせてた。

 

「ふぅ~、ふぅ~」と息を荒げるヤスコの腰が、微妙に揺れている。

 そのたびに、中に入ったものが、柔らかいところから出たり入ったりを繰り返し、ハジメは意識を失いそうになっていた。

 

「やめろぉー!」「どけぇー!」と叫んでいる。

 だが、まったく感情が込められていない。

 どんなに意識を逸らそうとしても、その部分ばかりに集中して、快感が怒涛のように押し寄せてくる。

 

 事が起きてから、まだ五分も経っていない。

 クラスの連中は、単なる仲間内の喧嘩だとしか思ってないだろう。

 

 しかし、スカートに覆われて隠れたところでは、男女の大切な部分がしっかりと繋がっている。

 こんな注目を集める中で、二人がセックスしていると、誰が予想してるだろうか。

 

 ヤスコはハジメの上にまたがり、両手首を押さえつけながら、じっと表情をうかがっている。

 

 誰も気付きはしない。

 だが、その腰が僅かに動き続け、ハジメにだけはヌチヌチという卑猥な音が聞こえていた。

 

 そして──

 

 苦痛に歪んだ表情を浮かべたハジメの身体が、突然震え始めた。

 ぎゅっと目を閉じ、唇を噛むその顔は、何かを必死に堪えているようだった。

 

「あっ……!」

 

 ポツリと言ったその声と共に、ハジメの身体に、まるで雷が直撃したような衝撃が走る。

 それと同時に、肉に埋もれたものの先端から、「ビュッビュビュッビュ」と精子が飛び出していった。

 

 止めなきゃいけないとわかっている。

 なのに、それは全然止まらない。

 せき止められていたダムが、一気に決壊するような開放感。

 その気持ちと共に、なぜか感動が押し寄せて、何もかもがどうでも良くなっていった。

 

 あんなに険しかった彼の表情が、急に虚ろになる。

 ぽかんと口を開けて大きく目を見開き、天を見上げる様子は、まるで魂が抜けた殻のよう。

 

 人生がひっくり返るような衝撃で、その目には三途の川まで見えていた。

 ふわふわとした心地よさに包まれ、このまま向こうへ行ってしまってもいいとさえ思い始めている。

 大勢の前で犯されたという事実があるのに、この幸せに満ちた気持ちには抗えない。

 彼の頬を涙がつつーっと流れていった。

 

 その時、ヤスコは子宮口に打ち当たる熱いものを感じながら、ニタニタとほくそ笑んでいた。

 不気味に歪んだその顔は、まるでアニメに出てくるガマガエルのよう。

 

 彼の情けない顔をじっと覗き込み、すべてを出し終えるまで、中に入ったものをキュッキュキュッキュと締め付ける。

 やがて、有りっ丈の欲望を放出したものは、役目を果たしたと言わんばかりに、ゆっくりと萎み始めていった。

 

 ヤスコはそれを感じ取ると、すぐさま腰を上げて中に入ったものを咄嗟に引き抜く。

 そして、スカートの中にサッと手を入れて、それを元の場所に仕舞い込む。

 さらに、自分の履いている、ずらしたパンティも元に戻す。

 巨体でありながらその動きは軽快で、周りの誰もが何があったのかさえ気付かない。

 

 大勢の視線が集まる中、幸せそうに涙を流すハジメの顔を見て、ふっと笑みを浮かべる。

 だが次の瞬間、その手は勢いよくハジメの頬を引っ叩いた。

 

「パチーン!」

 

 大きな音が教室に響き渡り、彼女は決着がついたと言わんばかりに、ハジメから離れていく。

 しかし、自分の席にゆっくりと戻る彼女の横目に映っているのは、出したばかりなのに再びムクムクと大きくなっていく彼の股間。

 

 下腹部の辺りに軽く添えられた手が無意識に撫でているのは、たった今、精子が出されたばかりの子宮の辺り。

 そんな彼女の幸せそうな表情に気づく人間は、誰もいない。

 

 放心したままのハジメは、そんな彼女の巨大なお尻を呆然と眺め、股間にテントを張っていた。

 

 

 

 

 

 

           ~to be continued~

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