「これは、お仕置きよ……」
ヤスコ先生はそう言って、僕のズボンのファスナーをゆっくりと下げていった。
誰もいない教室の片隅で僕は立ち尽くし、先生はその前で大きく膝を開いて、しゃがみ込んでいた。
銀縁の眼鏡の向こうには、きりっとした二重の凛々しい目。
お団子結びに束ねたその髪からは、ほんのりと芳しい香りが漂っている。
いつもながらの、紺のスカートスーツを着こなした厳格なその姿。
こんな破廉恥なことをするような人にはとても見えない。
まさに清廉潔白を絵にかいたようなその風貌。
そんな人が、今まさに、とんでもないことをしようとしてるのだ。
彼女はファスナーを下ろすと、中に手を入れ、僕の大切なものを躊躇うことなく握る。
そして、カチカチになったものを取り出すと、ルージュに濡れてキラキラと輝く唇を、握りしめた
それに向かってゆっくりと近付けていた。
そのしなやかな指に包まれているだけでも、興奮が収まらない。
なのに、温かな吐息とともに、その艶やかでプルンとした唇が近づいてくるのだ。
すでに、高ぶったこの気持ちはピークに達していた。
先生の手に握られたものは、血管を浮かび上がらせ、激しく脈打っている。
そして──
ついに、その先っぽが、口の中にパクっと包み込まれていった。
とろけるほどのまったりとした感触──
全身に衝撃が走り、身体中から力が一気に抜けだしていった。
童貞の僕には、その温かさに包まれただけでも、耐えられるものではない。
なのに、口に含んだまま、ヌルヌルとしたものが敏感なところをゆっくりと這いずり回っていく。
そこはカリ首の裏側で一番よわい箇所──。
チロチロと擽られているような感触に、僕は「ハァハァ……」と息を荒げ、泣きそうな顔で天を見上げていった。
しかも──
プニッとした唇が、ゆっくりとスライドを開始していく。
僕の大切なところが、「チャップ、チャップ」と音を立てて、温かなその中に出たり入ったりを繰りかえしていく。
「……せ……せんせい……な……なんでこんなことを……」
身体中がゾクゾクして、まともに声を出すこともできない。
先生の首が前後に動くたびに、強烈な射精感が急激に込み上げてくる。
目の前でそれをしているのは、初めて会った時から高嶺の花にしか見えなかった──絶世の美女。
しかも、その行為はAVでしか見たことのない”未知のもの”だ。
(も……もう、我慢できない……)
僕は耐えきれずに、先生の口の中にすべてを放出しようとしていた。
だが、まろやかに包み込んでいた感覚が不意に途切れ、僕は一気に途方に暮れる。
「あなた、授業中に私のスカートの中、覗いてたでしょ?」
そう言って真顔で、僕を見上げるヤスコ先生。
口に含まれていたものは、丸出しになったまま、完全に放置されていた。
ヌルリと唾液に濡れ、直前までの快感を忘れきれずに、激しくビクビクと揺れ動いている。
しかも、それを握っていた手さえ、すでに離れていた。
僕はこのモヤモヤとした気持ちを、どうしていいのかわからずに、泣き出しそうになっている。
なのに、先生は感情のない涼しい顔で話しを続ける。
「お仕置きだって言ったわよね? ……あとは自分で、どうにかしなさい」
そう言って発射寸前だったものを、冷たい眼差しで見つめる先生。
サッと立ち上がると、何事もなかったように、くるりとソッポを向く。
「……せ……先生……そんなぁ……」
それは僕にとって、あまりにも残酷な仕打ちだった。
あと少し──ほんの少しで天国が見えたのだ。
あそこが悶々と疼き、どうしたら良いのかさえわからない。
僕はこのやり場のない切なさと、どう向き合えばいいのかわからず、思わず声を荒げていた。
「僕だけじゃないじゃん!」
そうだ。
先生のスカートの中を覗き込んでいたのは、僕だけじゃない。
教壇の席に座って、まるで見て下さいと言わんばかりに、脚を大きく広げていたヤスコ先生。
スカートの中のパンティ一枚に隔てられたその部分に、目を奪われるのは当然のことだった。
こんもりと膨らんだ”そこの部分”は、まるで匂いまでもが漂ってきそうなほどの生々しさ。
少し透けたパンティ越しに、中の陰毛や形状までもが、薄っすらと浮かび上がっていた。
授業中とはいえ、僕らは思春期の健全な男子。
そんなものを見せつけられて、黙っていられるはずがない。
誰もが食い入るように”そこ”を見つめていた。
なのに、なんで僕だけが──
「あなたが、一番やらしい顔つきでガン見してたじゃない……」
ヤスコ先生はそう言って、鋭い目つきで僕を見つめる。
掛けた眼鏡がキラリと光るその姿からは、つい先ほどまでの、あの優しく労わるような行為があったとはとても思えない。
そのあまりの迫力に、僕は股間のギンギンになったものを剥き出しにしたまま、呆然と立ち竦んでいた。
「私は、あなたたちの成績が、少しでも上がるように授業をしていたのよ。……そんな時に疚しいことを考えるだなんて。……反省なさい」
表情のない顔で、そう言って睨みつける姿に、僕はたじろいでいた。
それでも彼女は僕のそばに寄り、平然とした顔でさらに言葉を続けた。
「続きをして貰いたかったら、今度のテストで順位を上げなさい。……その結果が良ければ、もっといいことして貰えるかもね」
先生は耳元でそう囁きながら、剥き出しのままのあそこを軽く指で触る。
ヒンヤリとした冷たい手が、裏筋のところをゆっくりとなぞっていく。
その瞬間、背筋にゾクゾクしたものが走り、僕の意識は遠のいていった。
「も……もっといいことって……!?」
だが、その言葉を逃す訳にはいかない。
思わず声を上げると、先生はクスッと微笑んだ。
「なんでしょうね? ……ご想像にお任せするわ」
そう言って教室を出ていく先生の後ろ姿を、僕はいつまでも目で追いかけていた。
モデルのようなすらっとした後ろ姿。
くびれがはっきりとしたウエストなのに、ムチっとした肉付きの良いお尻が、プリプリと揺れている。
まさに男性の欲望をかき立てるような、そのエッチな身体付き。
さっきの言葉をきっかけに、ありとあらゆる想像が頭の中を駆け巡る。
──ヤスコ先生が、この学校に赴任してきたのは、今から一か月前のことだった。
まだどこか若さを残したその姿に、学校中がざわめきに包まれた。
きっちりと整えられた身なり。
滅多に笑顔を見せない、どこか堅苦しい雰囲気。
整いすぎているとも言えるその顔立ちは、むしろ近寄りがたさすら感じさせる。
だが──
服の上からでも分かる、無駄のない引き締まった体つき。
すらりとした細身の体型でありながら、どこか視線を引き寄せる、不思議な存在感があった。
そして何より──
生徒たちの視線を釘付けにしていたのは、その豊かな胸元。
華奢な体つきには不釣り合いなほどに、ふくよかに主張するその膨らみ。
誰もが、それを意識せずにはいられなかった。
その姿を目にした生徒たちは、抑えきれない興奮を抱えたまま、ひそひそと噂を交わし合う。
そして──
彼女が担任として教壇に立った、その日から。
うちのクラスは、もはや勉強どころの騒ぎではなくなっていた。
『その結果が良ければ、もっといいことして貰えるかもね』
さっき、耳元で囁かれた彼女の言葉が頭から離れない。
僕は誰もいなくなった教室で、先生のことを思い浮かべながら、自慰行為に明け暮れていった。
~to be continued~