あの日、関係を持ったショウちゃんという男の子も、私との行為を癖にしていた。
ショウちゃんとでは満足しないと知りつつも、私はその誘いを断りきれずにいた。
ショウちゃんはいくら身体を重ねても、横柄な態度を取ったり、私を支配しようとはしない。
どこまでも控えめで、積極性のないその性格が私を虜にさせていた。
「今日はどうして欲しい?」
もちろん、彼のような強引さもなければ、私を辱めるような意地悪なんかもしない。
ショウちゃんは完全な受けみ体質で、私の方から積極的に動かなければ、手さえ出してこないのだ。
「……いつものように、気持ち良くして」
ベッドの上で裸になり、上目遣いで私を見つめるショウちゃん。
私たち二人は彼に内緒で、たびたびラブホテルで密会を重ねていた。
意地悪な彼と、私の言うことを何でも聞いてくれるショウちゃん──
二人と関係を続ける私は、ギャップのあるその組み合わせに心を奪われていた。
身体を満足させてくれるのは彼で、心を満たしてくれるのはショウちゃんだ。
この関係にのめり込んでしまった私には、もはや悪いことをしているという認識も、それを抑えようとする後ろめたさもない。
「じゃあ、こういうのはどう?」
ショウちゃんに意地悪なことをした時の、戸惑った様子が私の理性を吹き飛ばす。
その両足を大きく持ち上げた私は、目の前に現れたお尻の谷間に、躊躇いもなく顔を埋めていった。
「やっ! ……やめて! ……汚いよ!」
お尻の穴に口を付けた瞬間、ショウちゃんは叫ぶ。
しかし、そんなことを言って顔を真っ赤にしてるのに、私から逃れようとする気配もない。
虚ろな瞳は、戸惑いながらも期待に満ちている。
呼吸を弾ませ、恍惚の表情を浮かべるその姿──
私はその顔をジッと見つめながら、舌を突き出し、穴の周りをチロチロと舐めていった。
ロマンティックなBGMが静かに流れる室内に、ショウちゃんのすすり泣くような声が響き渡っていく。
全体を薄暗くした部屋の中で、ピンク色の照明だけがベッドを妖しく照らしていた。
穢れのないスベスベの素肌が、その光に彩られ、いつも以上に映えて見える。
私はお尻の穴に舌をねじ込ませながら、股間に付いた硬いものを指でつまむ。
そして、それを撫でるようにゆっくりと扱き始めていった。
すると、みるみる険しくなっていくその表情──
「あっ! ……だめぇ~! ……で、でるぅ──────ーっ!」
ショウちゃんは彼と違って、私を満足させることはできない。
その大きな理由の一つは、あまりにも敏感すぎるその身体だった。
だが、そんな過剰な反応は、今までそういう男性を相手にしたことのない私にとって、何よりも変えがたいもの──。
純粋な子を支配し、好きなようにしてるという背徳感が、私の心に新たな扉を開かせていた。
「もう、イッちゃったの?」
ビュルビュルと飛び出すそれを目の前にしていながら、私はあくまでも冷静だった。
白く濁った液体が勢いよく飛び出した後、全体を掌に包んで最後の一滴まで搾り出す。
すると手の中でビクビクと震えるそれは、先端からじんわりと白いものを滲ませ、ゆっくりと柔らかくなっていく。
「ハァハァ……ご、ごめんなさい」
涙ぐみながら、申し訳なさそうにそう呟くショウちゃん。
私は衝動的な感情に支配されながらも、何事もなかったような顔で、その唇にそっとキスをしていった。
キスには馴れてきたのか、私が舌をねじ込むと、絡み合ったそれはクルクルと回る。
甘えん坊のような眼差しで私を見つめながら、罪滅ぼしでもするかのように、必死になってペロペロと舌を舐めている。
まるで子犬のようなその幼気な姿が、私の母性本能を揺さぶり続けていた。
止まらない欲望が、その本能を刺激して胸がキュンキュンと締め付けられていく。
それでも、私はあくまでも冷静を装いながら彼に接し続けた。
「まだ、できるでしょ? ……頑張って」
堪え切れない感情を抱きながらも、私は無表情で言った。
ショウちゃんのそんな姿に欲情し、今も股間をビショビショに濡らしている。
──だが、それを悟られるわけにはいかない。
上下関係をハッキリさせておかなければ、この関係は崩れてしまう。
私は何より、支配しているという、この関係性に魅力を感じているのだ。
「さぁ、立ち上がって」
私はベッドの上にショウちゃんを立たせ、その股間に顔を埋めていった。
力を失くした股間のものに優しくキスを繰り返しながら、全体を余すことなく辿る。
「チュッ……チュプッ……ピチュ……」
小鳥が餌を啄むように、触れてはすぐに離れていく唇──。
イッた後のショウちゃんの”あそこ”は、なかなか元には戻らない。
しかし、これまでの関係でその身体を知り尽くした私には、造作もないことだった。
焦らずに、軽いキスを何度も何度も繰り返していく。
すると、ショウちゃんの呼吸が弾み始める。
今にも泣きだしそうな顔でその様子を見つめ、躊躇いがちな手が私の頭にそっと伸びてくる。
だが、ショウちゃんは優しく撫でるばかりで、それ以上のことはしてこない。
荒い息遣いが徐々に激しくなってくると、芯の部分が少しずつ硬くなっていく。
ムクムクと大きくなっていくそれに、私はゆっくりと舌を這わせていった。
「はぅっ! ……き、気持ちいい」
唾液の滴った舌が、その表面をなめらかに滑る。
小さくて力強さもないが、可愛らしいそれは私の欲望を煽り続けていた。
ビクンビクンと身を震わせるその反応も、愛らしくて堪らない。
ギュッと目を閉じて、ひたすら耐え忍ぶその姿──
私はそんな様子を上目遣いで伺いながら、小さなものをチュルっと口に吸い込んでいった。
「うわぁ~!」
何度も経験してるはずなのに、まるで初めて口でされたかのようなその反応。
私はショウちゃんのそんな初々しさに、完全に心を奪われていた。
だが、だからこそ、この冷静な態度は崩せない。
あくまでも、私がしてあげている──。
こちらが欲していることは知られてはならないのだ。
私は口の中にスッポリと入ったものを、舌の上に乗せてゆっくりと回していった。
ピクピクと蠢くそれは、クルクルと舐めるたびに激しく揺れる。
そして、念入りにしゃぶり続けると、先端がじわじわと熱くなっていく。
時間にしてみれば、本当にわずかなものだった。
「で、でるぅ──────ーっ!」
ショウちゃんの叫び声と共に、私の口に熱いものがビュッビュビュッビュと撒き散らされていった。
あまりにも早い絶頂──
それでも私は、興が削がれて気落ちしたり、幻滅などはしない。
こんなことなど、あくまでも予想の範囲──ショウちゃんにしてみればよく持ちこたえたほうだ。
私は飛び出すものを、チュルチュルと吸い込みながら、首を前後にゆっくりと動かし続けていった。
口の中、いっぱいに広がる”ほろ苦い”味覚──
ショウちゃんは激しく息を切らしながらも、尊ぶような眼差しで、私のことをじっと見下ろしていた。
そんな中で、先端から放出される粘り気のあるものを、すべて吸い尽す。
すると、カチカチになっていたものは口の中でゆっくりと柔らかくなっていく。
私は立ち上がり、呆然と立ち尽くすその身体を、腕の中にそっと抱き寄せていった。
肌と肌が触れ合い、控えめな私の胸の中にショウちゃんの頭が埋もれていく。
「今度は、あなたが私を気持ち良くして……」
私はそう言って、ショウちゃんを抱えたままベッドの上に倒れ込んだ。
「……うん」
それなのに、私の胸に顔を埋めたままのショウちゃん──。
戸惑いがちに返事をすると、密着した唇を尖らせてチュッチュチュッチュと、キスを繰り返していった。
膨らんだところをよじ登るように進む唇は、優しい力で吸い付いては離れ、また吸い付いてはすぐに離れていく。
まるでさっきの私と同じような、小鳥が餌を啄むようなその仕草。
表面が少しだけ濡れていて、吸い付くたびにヒンヤリとした感触が肌に伝わっていた。
もどかしくありながらも、じわじわと欲望を掻き立てるその心地好さ。
私は思わず、その頭を撫で回していた。
その先にあるのは、私がもっとも感じやすい部分──。
はやく咥えて貰いたいという欲望が急速に湧き上がる。
それでもショウちゃんは焦ることもなく、確実にそこに向かって近付いてくる。
そして、色の変わったところに差し掛かると、突起したところを目掛けてニュルっと舌が伸びてくる。
「んっ! ……じ、上手よ。……気持ちいいわ」
私は自分自身を保つことができないくらいに興奮していた。
それでも、こんな感情を堂々と表に出すわけにはいかない。
よがり狂いたい気持ちを抑えながら、それほど感じていないかのように呼吸だけを弾ませる。
その時、ショウちゃんの突き出た舌が、乳首の周りをゆっくりと辿り始めていった。
「んっ! ………………あぁっ!」
先端が細くて尖り気味のその舌は、突起したところに触れるか触れないかの絶妙な距離感で、その周りをクルクルと回っていった。
唾液を滴らせ、ヌルヌルと蠢くその感触──。
接触面積が異様に狭く、その心地好さと温もりが、触れたところにピンポイントで伝わってくる。
プクッと立った部分に、偶発的に舌が触れるたびに、その先端が微かに揺れ、身体中から力が一気に抜けていく。
まっさらだったピンク色の部分は、唾液に濡れて徐々にキラキラと輝いていた。
それを虚ろな目で見つめる私は、もはや心ここにあらず──。
頭の中には、これから起こりうる未来のやらしい情景が、次から次へと浮かび上がっていた。
──それでも、あくまで冷静な態度を装っている。
だが、すでにまともに考えることはできず、それ以外のことは頭に浮かばなかった。
そして、ついに口に咥えられる乳首──
「あぁーっん! ……だ、だめっ!」
悶絶するようにショウちゃんの頭を強く抱え込む私は、一時的に意識が遠のいていた。
もっとも敏感な部分が、鋭利な舌先にチロチロと甚振られている。
しかも、尖ってるからといって痛いわけでもない。
優しい力で先っぽから根元まで、行ったり来たりを繰り返し続けるのだ。
切なくて、切なくて、居ても立っても居られなかった。
今すぐにでも「好きーっ!」と声を上げ、その身体を滅茶苦茶に撫で回したい。
しかし、そんな態度を少しでも見せるわけにはいかないのだ。
私は過呼吸のように息を荒げ、意識が遠ざかっていくのをひたすら堪えていた。
ベッドを照らす妖しい光──
頻りにシーツを握り締め、胸の上で蠢くショウちゃんの頭を、歯を食いしばって眺めている。
口の中に含まれた部分は、ぬるま湯のような温かさに包まれ、四方八方からヌルヌルしたもの
に刺激され続けていた。
そして、ショウちゃんの指がもう片方の乳首を摘まむ。
優しい力で摘ままれたその部分は、より線を束ねるようにクリクリとこねられていった。
しかも、もう片方の手が私の下腹部にまで届いている。
陰毛をサリサリと掻き分けながら、進んでくるその手は、やはり敏感なところに向かってじわじわと伸びていた。
開いた割れ目の中で、ひときわ存在を主張するように突起した部分──陰核。
その部分に触れた指は、まるで掛け替えのないものでも労わるような手つきで、先のところをクルクルと回り始めていく。
三点同時に攻められた私は、もはや耐えることなど不可能だった。
声は出さずにいるものの、全身がビクビクと震えだし、身体が大きくのけぞっていく。
意識は一気に弾け飛び、目に見えるのは眩い光──。
身体中が喜びを表現するかのように、火照るような熱さに包まれていく。
──私は密かに絶頂を迎えていた。
しかし、異変に気付いたショウちゃんは手を休めることなく、吸っていた乳首だけを放置し、心配そうに私の顔を覗き込んだ。
「……イッちゃった?」
あどけない顔付きで、おそるおそる様子をうかがうショウちゃん。
軽く失神していた私は意識が朦朧として、その顔さえもまともに見ることができなかった。
激しく息を切らしながら、焦点の定まらない目で、ピンク色の照明だけを、ただぼんやりと眺めている。
いまだに敏感なところを刺激されて、身体はビクンビクンと痙攣を繰り返していた。
そんなふうに放心する私を前にして、ショウちゃんの唇がゆっくりと迫っている。
そして──
繰り返される優しいキス。
イッたばかりの私を思いやるかのように触れる唇は、胸をキュンキュンと締め付けていった。
「……挿れてもいい?」
機嫌を伺うような控え目な態度──
甘えん坊の子供ような、そんな可愛いおねだりに、心が動かないはずがない。
私は両腕でショウちゃんの頭をギュッと引き寄せ、その唇を貪るような激しいキスを繰り返していく。
「……来て」
そして、ショウちゃんを迎え入れるかのように、両手両足を大きく広げていった。
すると、びっしょりと濡れた準備万端の”あそこ”に、ショウちゃんの股間に付いたものがピッタリとあてがわれていく。
二回もイッたのに、触れ合っている部分は、まるで燃え盛る炎のように熱く火照っている。
それがツルンと入っていくのを感じた瞬間、ショウちゃんは目を細め、うっとりした面持ちで大きくため息をついた。
「はぁぁぁ~」
恍惚の表情を浮かべながら腰を動かしていくショウちゃん。
虚ろな眼差しで天井を見上げ、その動きは徐々に速くなっている。
擦れ合う部分から粘膜が溢れ出し、ヌチヌチという卑猥な音が徐々に響き渡っていた。
しかし、私は相変わらずモヤモヤとした気持ちが募るばかり──。
中を押し広げる圧迫感も、激しく動いているのに、抜き差ししている刺激すら感じられない。
ただ、ヌルヌルと穏やかに動くばかりのそれ──
ギュッと締め付けたり、私も激しく腰を動かすものの、全く何も感じない。
そして──
「うぅーっ! ……で、でるぅ──────ーっ!」
それは、まさに記録的な速さだった。
ショウちゃんの叫びとともに、私の中に熱いものがビュッビュビュッビュと飛び散っていく。
「三擦り半」そんな言葉が一番ぴったりと当てはまる幕切れ。
結合する前は燃え上っていたはずなのに、私はいつものように呆然としていた。
それでも、力尽きたように、私の胸に埋もれてぐったりするその頭を優しく撫でる。
「……ご、ごめんなさい」
申し訳なさそうに呟くショウちゃん。
イッたばかりで激しく呼吸を乱しながらも、潤んだ瞳で上目遣いに私の様子を伺っている。
「……大丈夫よ。時間はたっぷりあるもの」
私は気にしていないふりをして、ショウちゃんの唇に優しいキスを繰り返していった。
~to be continued~