「えぇっ!? ……ここでするのぉ~!?」
周りの目を気にしながらも、ショウちゃんは驚きを隠しきれずに声を上げた。
小声ながら、つい漏れてしまったその声は、幸いにも電車の走行音に掻き消され、誰も気付きはしなかった。
帰宅ラッシュの今は、人でぎゅうぎゅう詰めになるほど混み合っている。
人でごった返す電車内──
熱気に息が詰まりそうな中、私とショウちゃんは乗車口のすぐそばで、向き合いながら立っていた。
窓を背にして、不安げに佇むショウちゃん──
その姿を人目から隠すように、私は向き合っている。
しかも、ショウちゃんを見つめながら、着ているブラウスのボタンを一つ一つ外していた。
そんな私を見て、ショウちゃんはオロオロと狼狽えている。
──だが、私がいきなり欲情をしてしまった訳ではない。
あまりに気の弱いショウちゃんを、少しでも男らしくするには、荒療治をするしか道はなかった。
あっという間の早い射精も、女を感じさせることのできない小さな”あそこ”も、すべてはその自信のない性格のせいだ。
私は何としてでも、ショウちゃんと繋がったまま絶頂を迎えたかった。
徐々に露わになっていく素肌──
胸の膨らみはブラジャーに隠されて、まだ見えていない。
だが、こんな公の場でイケないことをしてるというのに、私は何故だか興奮を抑えきれずにいた。
まるで自分が恥ずかしいことをしてるかのように、どぎまぎしているショウちゃんの姿が可愛らしい。
徐々に剥き出しになっていく私の胸に、興味を抱きながらも、周りを気にしてそれを直視できないのだ。
額に汗を滲ませながら、落ち着きなく彷徨う視線。
チラリとそこに視線を向けるたびに、目を皿のように丸くしてゴクリと唾を飲み込む。
そんなショウちゃんを前にして、私は自らの手でブラジャーを捲り上げていった。
丸出しになった膨らみ──
ブラから飛び出た瞬間、プルンと微かに揺れる。
いつも見慣れているはずの特徴のない胸──。
そのはずなのに、ショウちゃんの視線が痛いほど突き刺さっている。
こんな大胆なことをしてるというのに、天辺の部分は欲情してると言わんばかりに、プクッと膨らんでいた。
それを見たショウちゃんは、まるでこれまでの挙動が嘘だったかのように、石のように固まっていた。
それは、まさに驚愕の表情──
信じられないものでも見たような顔つきで、「ハァハァ」と息まで荒げていた。
その目は血走り、他のものなど何も見えていない。
少しざわつく電車の中で、二人の空間だけが張りつめた空気に包まれていた。
「さぁ、いつものように吸って……」
私はショウちゃんの耳元でそう呟くと、剥き出しの胸に向かってその頭を引き寄せていった。
だが、とくに抵抗する様子はない──。
導かれるままその顔が胸に埋もれ、息を弾ませる唇が、突起したピンク色の部分をゆっくりと咥え込んでいく。
誰かに見られているかも知れない──という緊張感でいつも以上に身体が敏感になっている。
感じやすい部分が生温かい感触に包まれた瞬間、私はショウちゃんの身体を慈しむように撫で回していた。
誰かに見られたら大事になるのはわかっている。
だが、身体中をとろけさせるような温もりと、ショウちゃんのあまりにも健気な姿に心を突き動かされ、じっとしてなどいられなかった。
腕に抱きしめたその身体は、何かに怯えるようにビクビクと震えている。
なのに、優しい力で敏感な部分に巻き付く舌──
ショウちゃんはお乳を求める赤ん坊のように、チュウチュウと音を立てながら、その部分を吸引し始めていった。
(か、可愛い……なんて、可愛いのだろう)
私は我慢ができなかった。
声が出るのを必死になって堪えている。
だが、すすり泣くような声だけは、どうしても止められなかった。
口の中の乳首は、優しい力でしゃぶられながら、舌の上に乗せられてクルクルと回されている。
身体中の力が一気に抜けて、立ってることすらおぼつかない。
次第にガクガクと震える膝──
私は我を忘れ、胸の辺りで蠢く頭を一心不乱に撫で回していた。
すれ違う電車の窓に映ったその姿は、まるで快楽に溺れる色欲女──。
人の大勢いるところで、胸を丸出しにした”とんでもない格好”をしてるのに、恍惚とした表情を浮かべ、うっとりしている。
胸に抱えた男の子をギュッと抱きしめ、虚ろな眼差しで口を半開きにしたその顔は、行為を受け入れ、溺れているようにしか見えない。
きっと何人もの人間が、この破廉恥な姿を目にしたことだろう。
すれ違いざまに視線が合ったサラリーマン風の男は、驚きのあまりに目を大きく見開いていた。
しかし、すでにその気になってしまった私には、もう自分自身を止めることなどできなかった。
その頭を抱え込んでいた手は、ショウちゃんの下半身に向かってゆっくりと伸びていた。
口の中の乳首は、尖った舌先でピンピンと弾かれている。
散々甚振られ、ビクビクと痙攣し始める身体。
高ぶった感情はすでにピーク寸前にまで達していた。
このままでは、私がイッてそれで終わり──
そんな独りよがりな結末を誰が望んでいるというのだろうか。
衣服の上を滑り、下に向かって伸びた手は、テントを張ったところにたどり着いていた。
こうなることを待ち望んでいたかのように、その部分はすでに万全の状態。
私はジッパーを下ろし、中からカチカチになったものを、そっと取り出していった。
その瞬間、ショウちゃんは思わずハッと顔を上げる。
「ま、まさか!」と言いたげな、不安げでありながら驚きを隠しきれないその表情──。
呆然と目を見開き、イヤイヤと首を横に振っている。
そんな姿に子宮がキュンキュンと疼き、私の顔はみるみるほころんでいった。
──ニタニタとはにかむその顔は、きっと不気味に見えていることだろう。
その証拠に私に向けられた顔は、少しずつ引きつってきているようにも見える。
そんなショウちゃんを前にして、私はゆっくりとスカートを捲り上げていった。
丸見えになったパンティ──
”あそこ”を覆うクロッチの部分はすでにびっしょりと濡れ、さらに溢れ出すものが、お漏らしでもしたかのようにポタポタと滴り落ちている。
それを見たショウちゃんは完全に動けなくなっていた。
愕然とした表情で、その衝撃的な部分を、ただ呆然と眺めるだけ──
しかし、剥き出しになったショウちゃんの”あそこ”だけが四方八方に暴れ回っている。
まるで、欲情している状態のそこを見て、自分も我慢できなくなったかのようなその様子。
私はその身体をそっと引き寄せていった。
すると、抵抗もせずに密着していくショウちゃんの身体。
剥き出しの小さなものが、パンティの上から食い込んだ割れ目の部分を、ツンツンと突いている。
──それはまるで、早く挿入したいと催促でもしてるかのよう。
「……持って」
私は片足を上げると、膝の辺りをショウちゃんに支えてもらった。
そして、お股を覆っているパンティのクロッチ部分をずらし、ショウちゃんの股間に付いた小さなもの手にしながら、そこを目掛けて腰をゆっくりと沈めていった。
「……うわぁ」
微かにピチャっと響く音──
それがニュルっと挿入された瞬間、ショウちゃんの口から思わず声が漏れる。
しかし、蚊の鳴くようなか細い声で、誰も気付かない。
私は目の前の首に手を回し、その身体をギュッと抱きしめながら、腰を上下に動かし始めていった。
性器が擦れ合うたびに、クッチュクッチュとやらしい音が響き渡っていく。
ショウちゃんは額から汗をダラダラと垂らし、瞳をギュッと閉じて、抜き差しされるその感覚に身を震わせている。
こんなところでイッてしまうことに抵抗を感じて、必死に耐えているかのようなその様子。
──それでもやはり、私が満足できるような刺激は感じられない。
だが、いつも以上に敏感になった身体。
そのせいで、このもどかしい刺激が徐々に絶頂に向かわせていることなど、この時の私は気付いていなかった。
”あそこ”に入ったショウちゃんのものを、ギュッと締め付けながら黙々と身体を揺らす。
周りに居る人間に悟られないよう、気配を消しながら地味に腰を動かしていく。
いつもなら、この時点でショウちゃんは、我慢ができずに射精しているはずだった。
しかし、私の胸に埋もれ、必死に息を荒げるショウちゃん──。
私の”あそこ”から出たり入ったりするものは、いつも以上に熱くなり、心なしか少し大きくなっている。
根元までスッポリと包み込まれているその部分──。
柔らかな私の”あそこ”に埋もれるたびに、心地好さげに微かにピクピクと蠢いている。
だが、ショウちゃんは懸命に我慢していた。
唇を強く噛んだ苦悶の表情を浮かべ、私の胸に顔を埋めたまま、その全身をプルプルと震わせている。
ここで射精してしまったら、大変なことになると、きっと後のことを考えているのだろう。
泣き出しそうなその顔に、私の胸がキュンキュンと締め付けられていく。
気づけば、切ない想いが胸いっぱいに込み上げていた。
”あそこ”から感じる刺激はそれほどでもない。
それなのに、この緊迫した状況と、それに怯えるショウちゃんの健気な姿に、抑えきれない衝動が込み上げている。
しかも、中をニュルニュルと動き続ける感触が、その部分をじわじわと火照らせていた。
わずかに見えて来た、結合したままの絶頂──
私は脇目も振らずに激しく腰を振り、ショウちゃんと一体になっているこの現実を、身体に刻み込んでいった。
「あぁ……ぐっ!」
すると、あまりに激しい腰の動きに耐えきれず、”あそこ”の中に入ったものが、激しくヒクついていく。
そして、堰を切ったように、熱いものがビュッビュビュッビュと飛び出していった。
その激しい勢いと、煮えたぎるほどの熱さ──
私は目の前に広がる眩い光の中に、ためらいなく飛び込んでいった。
迷いなどあるはずがなかった。
むしろ、その感動と同時に、いつも以上の快感が身体中を駆け巡っていた。
朦朧とする意識の中、私はショウちゃんの唇を無我夢中で貪っていた。
ここがどんなところかなど、もう頭の中にはない。
呆然と立ち尽くすショウちゃんの身体をギュッと抱きしめ、その余韻に浸る。
新たに芽生えた性的趣向──
これを癖にしてしまった私は、もう引き返すことなどできなかった。
頭の中には、もう一度この快感を味わうための、欲望でいっぱいだった。
その日から、二人の関係は狂い始めていく。
私は気付いていなかったのだ。
人前で侮辱に耐えていたショウちゃんが、どんな想いを抱いていたかなど──
~to be continued~